人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【独】 冷たい炸薬 ストレガ

/* もうめちゃくちゃだよ
投薬先どうすんのこれ〜〜〜うわ〜〜〜たすけて〜〜〜

さておき、投票対象を先に見ましょう(ぐったり)
<<ソニー>>who
(-3) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 21:07:29

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
ciao!もうめちゃくちゃや
投票先のお知らせ。
今回の投票先は……アルバファミリーは【ソニー】!
と言う事でよろしくおねがいします。
(-8) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 21:08:28

【独】 冷たい炸薬 ストレガ

/*
イヤッ いや〜〜〜〜〜〜待ってくれ
マジでどうすればいい?抱え落ちはすべきではないので
誰かを蘇生したいが イヤッ おかしいッ
何故こんなド重い選択を?ストレガァッ

冷静に考えて、ストレガの立場的にまあ蘇生投薬するなら
ノッテファミリーの誰か、になるんですよね
となると現状一番可能性が高いのはリカルドさんなんですね
ただですね、これ6日目の生死がね 怖すぎてですね
助けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(-27) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 21:31:28

【独】 冷たい炸薬 ストレガ

/*
だってもうこれツィオさんがもうもうももももも
リカルドさんを蘇生させてツィオさん死んだらもうもうもうもう
ラウラちゃん蘇生させてもうもうもうもうもうもうもうもう
それはそれとしてレヴィアちゃんも死んだらもうもうもうもう
サンマがサンマがサンマが!!!!!アア!!!!!!
サンマが空から降ってくる!!!助けて助けて!!!!
イヤッ……マジでどうしよう こんな独り言使ったの初めて

自、自爆してえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ……
(-41) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 21:48:02

【神】 冷たい炸薬 ストレガ

【ノッテアジト】

「……流石に嫌ンなってきたんだけど」

がらんとした会議室。昨日からさらに人は減った。
こういう場を取り仕切る、硬い男の姿も見えない。
となれば、置きっぱなしの資料に手を伸ばすのも億劫になる。

「あっちとこっちで合わせてここまで何人消されたのさ。
 いい加減下も抑えが効かない、上からの指示は中身がない、
 指示出し出来る頼りの幹部殿と右腕はこの場に姿がない」

ばりり、髪を掻きむしる。赤毛が幾本か零れ落ちた。

「この状況、自衛ったって限界があるよ。
 アルバに手ぇ出すなってのは、いいとしてもさ……」

そろそろ、尻尾のひとつでもつかめないものか。
爆ぜる先がなければ、炸薬も銃もナイフも意味がない。
燻るだけでは、冷えて固まるほかにない。

愚痴のひとつも零れて落ちる、そういう状況だ。
長い溜息、テーブルに突っ伏すように頭を抱えた。
(G1) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 22:05:23
ストレガは、どうなってんだよこの状況は……と目頭を押さえた。
(a4) shell_memoria 2022/08/20(Sat) 22:38:29

ストレガは、帰ろうとするレヴィアに口笛と指招きをしつつ、情報を聞く。
(a10) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 1:21:38

ストレガは、大きなため息をひとつ。「了解」と言って席を立った。
(a13) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 12:08:40

ストレガは、時計塔の中でぼんやりと過ごしている。
(a20) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 23:04:18

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

丁度、階下の工房に降りてきた所に足音と声。
片眉をうん?と上げて、知っている者だけが
知っている入口から声が飛ぶ。

「入り方を知ってる奴ならご勝手に。
 今んとこあたいとあんたと、たまに野良猫くらいだよ」

ごつごつ、ブーツが階段を昇っていく音。
来客用の茶でも取りに行ったのだろう。
つまりは、あなたの発言を肯定したようだった。
(-186) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 23:34:04

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「あんたにだけは言われないと思ってた台詞をどうも」

丁度穴をくぐり抜けた辺りで呆れたような声が
少し遠く、上階から降ってくる。
くぐった先は殆ど変わりない。強いて言うなら、
作業机から買い付けたデスクランプが消えていたくらい。

「爆破工作する奴の部屋にほいほいと
 踏み込むようなのもどうかと思うけどね」

挨拶なんて通じればそれでいい、これはそういうものだった。
眺めまわしても、やはり前回とほとんど変わりない。
分解されたライフルの部品の代わりに、
作業机の上に銀色のペンのようなものが置いてあるだけ。

暗殺屋の観察眼なら、何かを引きずった跡が
金属のらせん階段に続いているのがわかるだろう。
階段もまた、ところどころへこんでいるのを見るに、
余程重い物を上階へ持ち込んだようだった。

その辺りで、ペットボトルを2本手にして
ストレガが降りてくる。ん、と差し出したのは
アールグレイティー。良く冷えた、どこにでもある市販品だ。
(-191) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 23:54:33

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
ウニャアアアアアア(あばれる)ありがとうございます……
おお、皆……ヴィオレッタちゃん……になりましたが、
気を強く持ちながらやっていきます。
では、投票で上がった3名+私の迷っていた2名
(ラウラちゃん込み3名)でダイスを振りましょう……

1ラウラ
2リカルド
3ヴェネリオ
4アベラルド
5サルヴァトーレ

ということで……なお蘇生打診してヤ!ていわれたら
再振りとかで……どうでしょうね……(?)
まあ、ひとまず賽を投げましょうか!

(2)1d5


(-229) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 10:59:54

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*

運は平等足り得ますかね
と言う事で投薬対象はリカルド君です

蘇生お断り!になったら再振りと言う方向で……
打診はこっちでやってしまって大丈夫ですかしら!?
(-230) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 11:03:57

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「あんたが飲みたいって言ったんでしょうが」

どうも聞く限り来客用らしい。訪れる人もいないのに。
自分の手には相変わらずコーヒーのボトル。

「ライフルは部品と弾になった」

ぱき、ボトルの封を切って口をつける。

「象飼ってたら今頃床が抜けてるだろ」

視線を追って、階段の傷が目に入る。
ああ、と言って頭を掻いて、まあいいかと口にした。

「耐爆金庫を買ったのさ。無駄に重くて苦労した。
 右に30、左に16、んで右に48。
 それで開く。ランプはそん中だよ。
 まああとついでに色々、通帳だの予備の工具だの、
 そういうのも入れてある」

設置だけで随分かかった、おかげで寝不足。
そんな風に言いながらコーヒーをまた啜った。
(-231) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 11:13:59

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
^〜〜〜(ぐにゃぐにゃになる)

ではぐにゃぐにゃになったまま
リカルドくんに打診をしますわ〜
お断りしたら再振りも添えて……
ウオオオ〜(走り去っていく)
(-234) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 11:24:15

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

/*

ごきげんよう。匿名魔女でございます。
候補者5名からダイスによって
リカルドくんが選ばれましたので蘇生の打診でございます。

同ファミリーゆえ、諸々の都合はつきますが、
いや!状況的にもう絶対死んだねこれは!!
故に蘇生はお断りします!という場合は
リカルドくんを除いた4名で再度のダイス振りが行われます。

と言う感じですが、いかがでしょうか。
(-235) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 11:32:17

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

/*

はい、ストレガ(魔女)でした……。
かしこまりました。
では投薬先はリカルドくんに確定します。

救出に関しては〜……クラブに行くような
人とは思えないのに行ったという事で
部下達から報告されて、調査に人を送ったら
ウワアアアエッチスゴイヤバイと言う感じで如何でしょうか。

ストレガ自体が関与してた方がいい、という場合は
暇だし見に行くかくらいで行ったら見つけちゃった、
これ情報出したらまた殺されかねんから
助けるだけ助けて情報は秘匿しとこ……
という感じ……かな?

それで良ければ部下から一報あった辺りから……
始めたり……します?(時計を見ながら)
(-277) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 18:29:34

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*

蘇生許可下りましたので、
投薬先をリカルドくんに確定致します。
ひとまず、ご一報まで〜
(-278) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 18:30:43

【独】 冷たい炸薬 ストレガ

/*

最期!?!?!?!?!?

レヴィアちゃんに殺されますか?!?!?!?!?!
今から!!??!?!?!
リカルドくん蘇生させて死って……コト!!?!??!

楽しすぎ いや単なる誤字かもしれんけど
楽しすぎる
(-279) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 18:36:48

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「言ったろ、来るなら野良猫かあんただ。
 用意ってのは事前に諸々しておくんだよ、
 不発でも別に構いやしないんだ」

ふん、と得意げに鼻を鳴らして、
聞いといてそれかいという顔を返す。

「金なんてのは使える奴が使えばいいんだよ。
 ランプは買って日が浅い、
 一緒に吹き飛ぶには勿体ない奴だから入れてある。
 暫くなんもなきゃ出して使うさ」

興味がなきゃ捨てときゃいい、
どうせ誰かが拾ってこじ開けるだろうし。
また、夕闇と海が交わる。

「は。『暗殺屋の前で寝るなんて。馬鹿ね。』
 って言われそうだからやめとくよ」

似てもいない口真似をして、肩を竦める。
作業机に腰かけて、銀色を指先で回した。

「それで、ご用件は?銃の調整か?
 暇つぶし?じゃなきゃ――依頼でも受けた?」

最後のひとつなら、どうしたって死にそうなものだが。
これは冗談のつもりか、ほんのり笑っていた。
(-280) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 18:43:51

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

そのラリーすらこれが相手じゃ余計に鋭い切れ味で、
やはり傍から見ればラリーにすらなっていないのかもしれない。
それでも、ストレガはそれを楽しんでいた。

「そんなもんか。あたいはそれでも、道具には
 大事にして貰える主人が別にいて欲しいもんだけど」
「ま、そういう奴に限って捨てられずに後生大事にするのさ」

あくびをひとつ、目を擦り。

「くぁ……ぁん?遺書なら今あんたに言ってるだろ?
 金庫の開け方、中身は好きにしろ。
 ……ああ、あとひとつ。あたいが死んだら
 その時は銃の整備を自分でやりな、以上」

端的に、他人事のように伝えられる遺書らしい言葉。
銀色のペンは、先端に突起がついていて、
その突起には1か所が欠けたリングが嵌っている。

「……あっそ。どうぞ、お好きに目星でもなんでも。
 暗殺に使えるものはそんなにないだろうけど」

意外にも、というべきか。
これは、あっさりとそう言った。
誰かが死ぬ事にも。自身の物を渡す事にも。
しきりにあくびを繰り返しながら、
コーヒーを啜ってぼんやりあなたを眺めている。
好きにしたらいい、と手ぶりで周囲を示し、
起爆装置のスイッチではない方を頬に押し付けている。
(-287) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 19:51:29

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

/*

反魂の民……。蘇生どっちもノッテにいたのか……。

OK〜では殺害ロールと並行してPL様が爆死しても困りますし、
なるべく軽く……なるように……したい(儚い願い)。

そうですね、人体の修理は苦手なので。
もしかしたら取り立てで縁が出来た
闇医者の方に流すかもしれませんが(所在隠し的に)。

では〜……そうですね、ストレガが
部下から何か情報を聞いた、というアクションをして
クラブに踏み込んだ、という秘話を飛ばしますので、
あとは流れでお願いします。粗雑攻撃です。
(-288) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 19:56:23
ストレガは、子飼いの部下から妙な情報を聞いた。少しばかり、前の話。
(a25) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 19:58:50

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

――曰く。『リカルドさんがクラブに入っていった』と。
相手がいるかどうかは不明だ。
不明だが、祭すらスーツに硬いツラで挑むような男が、
何の意味もなくただクラブに行って歌だ踊りだと楽しむとは
思えなかった。或いは、単に嫌な予感がしたのかもしれない。

部下に適当な返事をして、街をまたぶらつくような素振りで、
件のクラブへ足を運ぶ。何もなければそれでいい。
どこぞのナンパ野郎に、話を逸らす餌として
踊り狂うリカルドの話でも投げつけてやればいいだけだ。

果たしてストレガに、リカルドの手がかりに
なるようなものは見つけられるだろうか?
ノッテ傘下の店ならわかりやすいのだが……。
(-290) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 20:04:39

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「修理と改造を生業にしてる奴を前に、
 随分な事言ってくれるじゃないか」
「別にいいだろ、大事にしたって。
 違う役割が出来るもんだってあるんだ、
 そういうのを探っていくのも持ち主の腕だと思うけどね」

夜更かししてたんでね、ともう一度目を擦る。

「さいですか。それじゃあ代わりにお手々を汚して、
 Signorinaお嬢さんが困らないようにしないとね」

当分は死ねないなあ、と銀のペンを振って見せる。
欠けたリングは突起が沈みこまないように、
かっちりとはまっているように見える。
まるで、安全装置のよう。

「んじゃなんでも持っていくんだね」
「物を壊すようなのはあたいとしちゃやめて貰いたいけど」

あくびをひとつ、ふたつ。
質問が飛べば、くっくっ、と喉を鳴らして。

「一番古くからあるもの?そりゃ時計の歯車だろ。
 次点であたい。どっちも暗殺に使うのは難しくない?」
(-298) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 20:43:37

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

なんなんだか、と思いながら、
その珍妙な姿が観られれば御の字程度に
雑な探し方だったせいもあったのかもしれない。
何をしてんだか、それこそ自分の一番嫌いな
「時間の無駄」じゃないか?そんな風に思っていた頃に、
息を切らせた部下が報告を持ってくる事だろう。

VIPルームなんて、普通は見つけようがない場所。
尚更、あの男がそんな場所に?と疑問符が浮かぶ。
足早にそちらへ向かい、邪魔がなければすぐにでも。
邪魔があったとて、無駄を嫌う女を止められるわけもなく。
やがて、惨状の現場を見つけるのだろう。
(-300) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 20:57:43

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

「!」

銃声を聞けば、さっと顔が変わる。
いつだって冷たい女だが、ことさらその冷たさを鋭く。
無駄口は叩かず、部下達にハンドサインで指示を飛ばす。
その動きは軍隊よろしく、徹底した統率が見て取れた。

VIPルームに踏み込むまでに、そう時間はかからない。
それでも、残されているのが無残な一人と知れば、
舌打ちのひとつが零れ落ちた。

これが餌じゃないとは限らない。
周辺警戒、爆発物の調査を部下2名に行わせて、
自身はリカルドの生死を確かめる。

まだ生きていると分かれば、そこからは早い。
ベッドシーツを引き裂き、スーツと合わせて止血に使う。
爆発物はなし、と答えた部下に止血を任せ、
自身は端末から手早く闇医者に連絡を回した。
ここから病院まで運ぶより、近場の連中を呼んだ方がいい、
いやそうしないと危険だと判断したのだろう。
(1/2)
(-312) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 21:57:16

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

ほどなく、その手の者が現れて、応急処置を施したのち、
この場から運び出していくはずだ。
ストレガはと言えばそれを見ながら病院だの
クラブだのに根回しをして、情報統制にかかっていく。

そうしてあなたは命は取り留め、絶対安静。
表向きには死亡扱いとする、
そういった措置が取られるのだろう。

運び込まれた先ではドラッグ抜きやらなにやら、
諸々の処置が行われるだろうし、
その間暫くはストレガも近くにいたはずだ。
何かあればこれは聞くだろう。
なければ、夜が明ける前には去っていく。
(2/2)
(-313) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 21:57:37

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「は。よく言うよ。自分で気付いてないわけ?」
「あんた、グラス楽器ハープにしてるじゃないか。
 それと同じ事を言ってんの、あたいは」
「ま、いいさ。好きに思うのは自由、だろ?」

かわいくねえ〜、なんてやっぱり楽しげに呟いて、
その為の安全装置だよ、とも零し。
再度、かっわいっくねえ〜〜〜、と笑った。

「ベッドと冷蔵庫と発電機。あと爆弾と、時計」

やれやれとあなたの後から2階へ上がる。
言った通りの物が置かれていた。
質が良いとは言い難いが綺麗にされているベッド。
小型で中身は殆どがコーヒー、残りがアールグレイの冷蔵庫。
忙しなく駆動音がしている発電機に、
きっちりと区分け・種分けされた爆弾類。
そして、アンティークの壁掛け時計が4つ。
1つを除いて、チク・タク。同じ時間を刻んでいる。

あとは他愛のない、寝具の替えだとか、
シンプルな着替えだとか、先の金庫だとか。
壁際にはさらに上に続く梯子があるが、
それはきっと錆びた鐘に繋がっているだけだ。
(-315) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 22:10:50

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

「…………」

闇医者の所感、それこそ銃や、
その使われた先や、あれこれを聞いて。
浮かぶ疑念にはひとまず蓋を。
それがどう繋がるのか、決めるのは聞いた先。
どちらにせよそれを話すのは先になるが。
快癒とは言わないまでも、問題に決着がつくなり、
或いは危険が少なくなってから。
考える頃に、やっと呻きが聞こえてきて。

「やっとお目覚めかい。気分は?」

シンプルな言葉だけぶつけた。
(-327) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 22:46:35

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

返答にはふっと笑い、
「そこは可愛いのな」
と揶揄っておいた。

「いい物を集める趣味がある、と言って欲しいね」

肩を竦めるのは、いつもの如く。
止まった時計を示されて、自身の役目を示されれば。

「そいつは、死んでるんだ。
 元の持ち主と一緒に死んだ。
 だからあたいには直せないし、直さない。
 本当なら持ち主と一緒に
 棺桶に入れときたかったんだけどね」

入れる棺桶がなかったから、と軽く呟く。

「ま、あたいの部屋にあんたのお眼鏡に
 かなうようなものはそうないでしょ。
 まだ下のPCの中の顧客情報とか、
 そういうもののがあんたとしちゃ
 使いやすいんじゃない?」

要るか要らないかで言えば、要らないだろうけど。
そう言って下に降りようと促すと、階段へ足が向く。

――あなたは、視野が広い。
ストレガがやや立ちふさがるようにしていたベッドに、
それほど大きくはない膨らみがあるのを見つけてもいい。
(-337) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 23:02:28

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

「あたいが知ってる限り一番秘密の守れる闇医者んとこ。
 ちなみにバカみたいに金取ってくる」

頬杖をついて見返す。相も変わらぬ、いつもの目。

「あんたはクラブのVIPルームで死にかけてた。
 あたいの部下が優秀だったお陰で
 あんたを死ぬ前に見つけて、ここに担ぎこんで、
 散々処置して今に至ってる」

「で、このあれやこれやが大変な状況で、
 クラブのVIPルームで一発キメた上に
 ヤられてブチ殺されかけたあんたに質問。
 この状況でなにしてんの?」

どうも、寝不足が相まってご機嫌斜めの様子だ。
(-339) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 23:08:32

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

「だろうね。親父の時計だよ、そいつは」

言った所で意味はない。感傷に浸る趣味もない。
ただ、そこに置いてあるだけだ。
価値のない、ただの物を。

「プロが仰る事は違うね」

そう言って、階下へ――消える寸前で、
やっとあなたの行動に気付いて。

「だっ、バッ……」

止める間もなく、捲られる。
そこには二つ、物がある。
ひとつは、大分ぼろぼろで、ほつれだの、毛玉だのが
くっついた黒い猫のぬいぐるみ。
綿が寄って毛が縮れ、残念な顔立ちにはなっているが、
くりくりの目が可愛らしい。

もうひとつは、そのぬいぐるみからちょっと離された
白い猫のぬいぐるみだ。
こちらはどうやら新しく、黒いリボンが巻いてある。
開けたてなのか、包装紙もそこに一緒になっておかれていた。

「…………」

そして、これは隠すのを諦めてぐったりしたストレガ。
どうせ興味ない、で終わるのだろうけど、それでも。
(-346) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 23:34:14

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド

「ド馬鹿野郎だね」

吐き捨てるようにそう言って。

「怪我とクスリが抜けるまでは大人しくしてろ。
 その男とやらが再度殺しに来ないとも限らないし、
 しばらくあんたは死んだことにしといてやる。
 おい……幹部候補殿、よく聞けよ。
 あんたの間抜けな計画はどうやら失敗で、
 そのケツを今あたいが拭いてやってるんだ。
 報告・連絡・相談。馬鹿でもわかる3つの基礎を忘れんな。
 精々次からは、兄弟分に話を通しておくんだね」

その男とやらが兄弟分だったら、とは――
ストレガは、敢えて考えなかった。
なにせ、もしそうなら……裏切りは、許されないだろうから。
(-353) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 23:58:55

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア

時計を撫でる指先に、きっとチリのひとつもつきはしない。
動かない時計は、その古ぼけた見た目のまま、
しかし丁寧に掃除がされていた。
今の主は何も答えないまま、揶揄われている訳だが。

「はぁー……黒いのは昔からいる奴だよ。
 癖になってて枕元にないと落ち着かないだけ。
 別にいいだろ、それくらい。
 それに白い方はあたいのじゃない、あんたのだよ」

目元を抑えて、半ばヤケなのか投げやりにそう返す。
白い方はよくよく見れば、確かに開けたというより
これから包む、といった風体で。

questo è per te, Piccolinaおちびちゃんに贈る

なんて書かれたメッセージカードが傍らに落ちている。

「真っ当に人とお喋りなんて普段滅多にしないからね。
 飲み物も貰ったし、礼代わりに買ったんだよ。
 興味ないとか、要らないってんなら捨てりゃいい。
 捨てるのが億劫ならあたいんとこに置いときゃ
 いつかまとめて吹っ飛ぶだろうよ」

完全に脱力して、階段から2階の床にかけて
溶けるように倒れ込んでいる。
はあーーー、とまたひとつ大きなため息が出た。
(-357) shell_memoria 2022/08/23(Tue) 0:25:48