人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【墓】 朧げな陽光 守屋陽菜

ピンポンパンポーン









 
              』

ピンポンパンポーン
(+0) tamachi 2021/11/02(Tue) 21:03:50

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親

「ふっ、クソ食らえ、か……言葉使いが悪いなぁ
 ……そうだよなぁ、異能は持って生まれたものだ
 気に食わないなら生き辛いだろうさ」

そっと頭に手を遣り、ぽんぽんと。

「……それでも、向き合っていくしかないんだなぁ」

ぽつりと。
腕で隠れて、表情は見えない。

「────今の君はあの経験を経て、変わったはずだ
 異能が強化された先のことを知ったはずだ
 その時の気持ちは、君たちにしかわからないはずだから
 ……後悔しているかわからないんだったら、
 後悔しようがないほど便利に使ってやれ」

/*
お待たせしました!
表の方は大変になってますでしょうがね!
こっちは昨日の午前中のことなのでね!
関係なく進行していきますわ!!!
(-14) tamachi 2021/11/02(Tue) 21:44:09

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

/*
PL相談でも言った通りなので、お気になさらずに!
私はとても楽しんでいますわ!
(-17) tamachi 2021/11/02(Tue) 21:47:43

【独】 朧げな陽光 守屋陽菜

夜、寮室にて。誰もいない一人部屋。
学園から配慮されてのことだろう。
もっとも配慮されるのは、私ではなくいない同室のもの。
それも、この異能のせい。

透明人間がいるようなものだ。
姿が見えないと、誰も落ち着けない。
いなくてもいるかもしれない。
そう思うと気が休まらないのだ。
……家族でさえそうなのだから。
それも、この異能のせい。

窓の外の世界を眺める。夜は、危険だ。
暗いと、人の認識は弱くなるもので。
私への意識はことさらに離れていく。
それも、この異能のせい。

さて。今日あったことを思い出す。
朝日が薬を飲み、それを……みんなが収めようと協力する。
異能を積極的に使う者もいたように思う。
鏡沼クンも、シオンクンも、世良も……その他のみんなも、
誰かの為に異能を使える者たちだ。
私とは、違うな。
……鏡沼クンとの約束がある。
もしかしたら、という期待を持って。
(-24) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:11:10

【独】 朧げな陽光 守屋陽菜

異能が強化された先、か……。
保健室で贈った言葉を思い出す。
……あぁ、わかっている。
自身の異能の強化。それがどんな状態を指すのか。
世界がぼやけて、虚ろな世界。
誰もみんな、私に見向きもしない、そんな世界。
あの先があるのだとするなら……それは白紙の世界。
────白痴の世界。

……なに、誰かの為になれるなら。
喜んでその世界に入ってやろうじゃないか。
手を震わせながら、薬を鞄に仕舞った。
(-25) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:11:34

【独】 朧げな陽光 守屋陽菜

朝。いつも以上に早起きをして、登校する。
……いや、早起きではなく、眠れなかったのだ。
遠足を待ちわびるような、子供みたいな興奮ではない。
不安で、怖くて、仕方ないといった心細さ。
大して眠れもしなかったが、学校には行かなければ。
授業でも準備でもなく。
ここにいると報せることができるのは、ここだけだから。

教室にも赴かず、放送室へとまっすぐ進んでいく。
鍵はすでに手の中だ。
いつものことだから気にすることはないだろう。

部屋に入り、スマホを操作。ある男にメッセージを送り。
鞄から薬を取り出す。
適当なペットボトルの水に溶かして、一気に飲み切る。
──ぐらり、視界が揺れてぼやけて混ざり合う──。
まるでダリの絵画のように、全てが不確かになっていく。
それもだんだんと大きく。
……吐き気がする。
(-29) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:30:52

【独】 朧げな陽光 守屋陽菜

時間に合わせて、放送の準備。
スイッチを切り替え、ランプが光る。それが合図。
マイクに自分の声を入れる。

『おはようございます 朝の放送です
 昨日は雪が降りましたが、急な天候の悪化はあるもので
 万一のための防寒の準備は万全でしょうか?

 さて、体育祭も刻一刻と迫っており
 放送の内容もそればかりになってしまい味気ないですね
 その分、当日では精一杯、頑張らせていただきます

 それでは朝のHRに遅刻しないように
 今日も一日頑張りましょう』

……なんとかやり切った。
これで、学校に居る。それは証明できたはず。
真っ白になっていく世界の中。ゆるりと目を閉じた。
(-30) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:31:11

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親

「……そうか」

口元が弧を描く。
良かった、とはとても言えないが。
悪くはなかったと、そう思おう。

「────よし、意識は問題なさそうだね
 副作用はあるかもしれないから、
 もう少し安静にしているように」

鞄を抱えて、眼鏡に手をかける。
どうやら様子を見終わったという判断のようだ。

「……明日こそはよろしく頼むよ?」

くくくと、喉で笑いながら眼鏡に手をかける。
(-31) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:39:20

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

/*
ここでお先に質問なのですが……。
鏡沼くんの異能は、鏡沼くん本人から常時、異能パワーを受けて脳が影響されているのでしょうか?
それとも、一度異能の影響下になれば自立してかかり続けるタイプなのでしょうか?
それによって反応が変わりそうだなと。
(-35) tamachi 2021/11/02(Tue) 22:58:26

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

/*
なるほど……。
ちなみにそれは、当たり判定のない相手には効果があると思いますか……?
ぶっちゃけてしまえば、今の守屋はこの世界に存在しているかどうかの境界線にいます。
お薬の効果ってすごいです。
(-37) tamachi 2021/11/02(Tue) 23:16:34

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

/*
あれは薬を飲んだ直後にかけました。
まだ効き目が薄かったというわけですね。
……といっても完全にいなくなってるわけじゃなくて波があります。
たまに浮上して、また沈んでいく……そんな様子かもしれません。
今までのご相談からすると、消えたりしつつも当たりはつくといったところでしょうか?
……という落としどころは、いかがでしょうか!?
(-41) tamachi 2021/11/02(Tue) 23:52:12

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久

朝の放送が鳴り響く直前。
あなたの端末に、メッセージが届く。

『あの薬、飲むよ』

それだけの簡潔な内容。
────いつもの時間、いつもとは違う朝の放送が流れた。
(-42) tamachi 2021/11/02(Tue) 23:54:58

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親

「…………あぁ、また明日」

たっぷりの間を置いて。
かちゃり。
眼鏡を外した音。
そうすれば、女の姿はぼやけていき。

しばらく後に、ひとりでに扉が閉まった。
匂いは遠くに行っただろう。
(-44) tamachi 2021/11/03(Wed) 0:02:46

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「────…………ぅあ……」

フラッシュが焚かれるように、
真っ白な世界に見慣れた世界が明滅する。
口の中に広がる独特な苦み、
頭が情報を処理しようと稼働し続ける。
全ての感覚が気持ちが悪い。
放送室の壁に背を預けて、項垂れる。

「────…………っはぁ……?」

不意に、誰かの足が映った。
それもただの足じゃない。
半透明で覚束ない、ノイズの走ったような人の足。
この格好は、男子生徒だろうか?
ぐらぐらと揺れる頭で、
顔を見上げようとしても眩しくて認識できない。
影が、現れては消える。繰り返す残響。
(-45) tamachi 2021/11/03(Wed) 0:14:49

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創

「────…………


何かを喋っている音が聞こえる。
言葉までははっきりとしない。
何かを受け取るたびに、脳が軋み、かき回される。
ぐらぐらと現実と虚無を行き来し、頭が犯される。

「────…………
君、は
……?」

見えない、伝わらない相手を前にもがいて。
なんとか届く音を頼りに、指を差した。
机の上に置かれたマイク。放送中のランプは消えていた。
(-50) tamachi 2021/11/03(Wed) 0:59:30

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創

/*
事務連絡です!
来た順番をわかりやすくするために、鏡沼くんの異能体の方の描写を二番目に来た方に秘話で伝えても良いでしょうか?
最初だけ、守屋の認識なのでぶれた姿として描写しようかと思ったのですが、
それとはわからない身体の方がよろしいでしょうか?
それらが終わったのちに、白に移りたいと思っております……!
(-54) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:21:37

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創

/*
あ、入れ違いになってしまった!
本体の方がいらっしゃるのですね!?光栄ですわ!!
白でお待ちくださいませ!!!
(-55) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:23:20

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

扉を開けば、放送室には女の姿はなかった。
あるものは、密閉された奥のブースの中に鞄がひとつ。
それは女のものである。

鼻のいいあなたならわかるだろうか。
薄らとではあるが、女の匂いが残っていることに。
それを辿っていけば、鞄の横に小瓶とペットボトルが。
……あなたなら、見覚えはあるはずだ。
風紀委員に渡されたものと瓜二つなのだから。
(-59) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:27:28

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

/*
と、ここで白に移ろうかと思うのですが……いかがでしょうか?
先にやりたいアクションがあるというのなら、お好きに扱ってくれて構いませんわよ!
(-60) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:30:16

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

ブースの中に何かの影。
その影は、文字通り揺れて立っていたが、
あなたがひとたび認識すれば、人の形を作り上げた。
……その形はあなたの望むものではなかったが。

人の形は、鏡沼創であった。

/*
ごめんなさい!追加の情報ですわ!
(-63) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:37:08

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

/*
実は順番的には鏡沼くん(異能体)→朝日くん(秘話)→楢崎くんかなぁと。
本人が来るまで、異能体もいらっしゃるということでいいですよね?
はい!お待ちしております!
(-64) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:41:49

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

/*
かしこまりましたわ!
ご協力ありがとうですわよ!!!
(-66) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:44:53

【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜

>>11 放送室
しんと静まり返ったその場に、人が集まっていく。
楢崎大地が訪れた頃には、
鏡沼創、朝日元親の両名の姿があった。
そう、その二名しかいない。

ブースの奥、女物らしい鞄。
脇には空の小瓶とペットボトル。

それだけだった。
(+7) tamachi 2021/11/03(Wed) 1:49:58

【独】 朧げな遮光 守屋陽菜

/*
今気づいたが、集めたもののほとんど何もできないな?
ははは、みんなが心配してくれてる〜!
仲良くしてくれるといいなぁ。
(-68) tamachi 2021/11/03(Wed) 2:10:11

【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜

>>放送室
その言葉の通りに、ペットボトルは揺れることもなければ、
持ち上がることもない。
中の水面が凪いでいるだけだ。
(+9) tamachi 2021/11/03(Wed) 2:12:41

【独】 朧げな遮光 守屋陽菜

/*
みんな可愛いねぇ……好き。
いい感じのタイミングに、いい感じの描写を入れようねぇ。
(-70) tamachi 2021/11/03(Wed) 2:37:56

【独】 朧げな遮光 守屋陽菜

/*
推したちを壁や天井から見ていたい、みたいな感じでは?
わちゃわちゃしてほしいね〜!
かわいい〜!
(-72) tamachi 2021/11/03(Wed) 2:48:03

【独】 朧げな遮光 守屋陽菜

薬が回り始めてきたのがわかる。
頭の中はノイズだらけ。チカチカする視界に、感覚は狂う。
胸の苦しみが、押しあがってきては息を詰まらせる。

「────……
くぁっは
……」

ついには吐き出した。
白の世界に、滲んだ土色が塗られる。
吐瀉物が、唯一の色彩になった。

「────…………
ぁ、あぁ
……」

束の間の安心。
やがてそれは、絶望へと変わる。
自らを離れたそれは白に塗れて、世界から消えてしまう。

…………また、独りになった。
(-76) tamachi 2021/11/03(Wed) 3:06:04

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

/*
まずはペットボトルの方から。
よく気がつきましたわね!その通りでございます……!
可能性なら、十分にあると思われますわ。

そして、その結果ですけれども。
確率はもちろんございます。
今は残り香程度ですが、無から急に現れるように匂いは漂うこともありそうです。
これだけ場所が限定されているので、その変化には気づけるかと。

と、その前に描写だけ白に落とすのでお待ちいただけるでしょうか……?
(-77) tamachi 2021/11/03(Wed) 3:06:52

【独】 朧げな遮光 守屋陽菜

「────
ぁ、あぁあっ、ぁあああ…………!!!


声を絞って、絞って、絞って……踞る。
額がごんと音を立てて、白い床に擦りつけられる。
内側からの鈍く重い痛みとは別に、
額から鋭く熱いものが流れる。
……それは、白を紅く彩り、広がっていく。

やがて白に染まるそれを横目に、涙が、嗚咽が、溢れる。
わかっていた! わかっていたとも!
あの薬が。ただの出力の向上ならば、こうなるということも。
反省はない。後悔もない。
過負荷にしかならない異能でも、誰かの手助けになるならと。
ちっぽけな勇気を振り絞った結果だ!


……だけど、ここでなら。誰も見ることがないから。
少しくらい情けなく、泣いたって、弱音を吐いたって。
────いいだろう?

「────
っふ、……ひ、ぐっ…………うぅ……


不確かな女は。ただの強がりの女は。
独り、静かに悲哀を受け入れて、咽ぶ。
(-79) tamachi 2021/11/03(Wed) 3:18:16