人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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到着: 鬼走

【人】 鬼走

 また、この季節か……。


[ハロウィンが終わるとあわただしく街はクリスマス一色になっていく。
そしてクリスマスが終われば正月だ。
そういう行事は日本では家庭がある人だったり、恋人がある人のために存在しているて、一人暮らしの自分には縁遠い期間が長かった。

幸か不幸かこんな自分にも恋人と呼べる存在が出来、今にいたるのだけれど、恋人同士の定番のイベントの時こそが稼ぎ時な仕事をしている相手ならば、そんなことは後まわしになってしまうのも当然だっただろう。

恋人らしいことを期待したのは最初の年、だけ。
付き合って二年目になる今年は、もう最初からないものとして諦めていた。
その諦念があったからこそ、普通だったら喜び勇んで彼に報告するようなことも、彼に言いだせずに部屋の片隅に置き去りにする羽目になったのだ]
(20) momizituki 2020/12/25(Fri) 23:31:57

【人】 鬼走

 今日は何食べようかな……。

[年末だからと帰省するような親孝行な息子ではなくて。
大体一人暮らしはしているが、実家が結構近いのでいつでも帰れると思えば、そのままになっているというよくあるパターンで。

雪がちらつくような寒い今日。
食べるものは鍋くらいにしようか。

そう思いながら、ごはん屋に入れば一人でつつく鍋も、楽しそうな酔客にも肩身が狭くて這う這うの体で外に出てしまうことになった]

 ……帰るか。

[彼は頑張って仕事をしているのだろうか。
体を酷使していなければいいのだけれど。

そう思いながら家路についていれば、スマートフォンに着信があったことに気づいた]
(22) momizituki 2020/12/25(Fri) 23:33:01

【人】 鬼走


 “メリークリスマス”


[簡潔なメッセージが1つ>>17
仕事は終わったのだろうか。それとも仕事の合間に?
大丈夫なのだろうか。自分などに関わってる余裕などないだろうに、とどこか卑屈な思いさえ抱いてしまう。

そして、自分からも同じ文言を返そうと返事を打っていたら、着信があった]




 ―――もしもし?*
(23) momizituki 2020/12/25(Fri) 23:33:39
鬼走は、メモを貼った。
(a5) momizituki 2020/12/25(Fri) 23:41:40

【人】 鬼走

[電話から流れてくるのは恋人の話し方を模した合成音。
ずっと声を聴きたくて、でも聞けなかった人。
一瞬息をつめて、明るい声を努めて作って声を出す]


 もしもし。
 ん、元気だよ。そっちこそ元気か?


[忙しかったのは彼の方だろうから>>33
疲れてないだろうか、大丈夫なのだろうかとどうしても声音に心配さがにじんでしまっているかもしれない。
自宅方向に戻りながらも、彼が囁く言葉に微笑んだ]
(45) momizituki 2020/12/26(Sat) 10:07:31

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長



 そうか……。
 俺もお前の声を聞きたかったよ。


[同じだな、と思わず道端で微笑んでしまう]
(-12) momizituki 2020/12/26(Sat) 10:07:52

【人】 鬼走

 今から?

 ―――わかった。


[>>34彼の提案に一瞬躊躇する。今日は平日で、明日も仕事があるし。
残業の後に遅い夕飯を済ませ、家に帰ってやらなければいけないこともあって。
今から彼に会いにいくとしてもどうしたら明日に支障が出ないようすればいいのか。

空を見上げれば雪が降っていて。

でも、こんな寒い中一人でいるのもイヤだった。
そんな自分の気持ちを後押しするかのように、耳に響く彼の声とリップライズ。
もう頷くしかできなかった]


 悪いけど、うちに来てくれないか?
 今から俺が出かける準備はできないから。


[きっと彼なら明日は休みだろうから家に招く。
彼が頷いてくれるなら、急いで帰って家の掃除と彼を招く準備をしなくては*]
(46) momizituki 2020/12/26(Sat) 10:08:54

【人】 鬼走

― 自宅 ―



[タイムリミットは1時間。
帰りがてらコンビニでワインやお菓子やつまめるものを買う。
こんな時間だから彼はきっと食事は済ませているだろう。

あまり散らかすことはしないけれど、人を招くに適しているかといえばそうでもなくて。
仕事がら家にいられる時間は遅い時間が多いから、掃除道具はクイックルワイパーだったけれど、こんな時間に掃除機をかけることもできなかったからちょうどいい。

暖房を強めにかけながら、部屋をせっせと片づけて掃除をして。
それだけだと時間が余るから、買ってきていた食べ物を皿に移したりカトラリーを準備したりなどもして、そわそわ、そわそわと待てば、チャイムが鳴った]
(68) momizituki 2020/12/26(Sat) 11:41:13

【人】 鬼走

 ……メリークリスマス。

[ドアを開ければ、久しぶりの恋人の声。
それに返しながら、寒かっただろう、早く入れと続けようとしたらその腕に抱きこまれる。
ドアの内側にさりげなく入り込まれ、そして唇を奪われれば驚きよりも、仕方ないなと目を閉じてそれを受け入れる。
体は冷え切っているのに唇は熱い。

いや、その唇を待っていたのは自分の方だったかもしれない]


 お疲れさん。食事は済ませてるか?


[最初に相手の腹具合を心配してしまう自分は恋人というより母親のようだな、と笑ってしまう。
ここは寒いから、と彼の手を引いて中に入ろうとして、少しかさついた手に触れれば、あまりに久しぶりすぎてその手を繋ぐのもどこか照れ臭くて、そっと離した]
(69) momizituki 2020/12/26(Sat) 11:41:53

【人】 鬼走


 泊まっていけるだろ?


[むしろ、この時間から帰ると言われてもやめとけとしか言えないのだが。
彼の明日の都合は推測しかできてなくて、聞いていなかった。
聞く勇気もなかったのだけれど。

テーブルの上には自分なりに用意した、ささやかなパーティの準備。
コンビニで手に入るものだけでしかないけれど。
恋人を招くには時間が圧倒的に足りず、満足できるものではないクオリティ。
しかし、それを恥じて彼に来ないでくれというような選択肢は存在しなかった*]
(70) momizituki 2020/12/26(Sat) 11:45:00

【人】 鬼走


 ……っ

[自分が意識して手を離したのに気づいたのだろう。
彼はそれを許さずに手を自ら繋ぐと唇を寄せてくる。
照れて目を背けてしまうけれど、目尻が染まってしまうのを止められなかった>>73

彼はやはり休みらしくて。
ケーキを受け取り部屋に入るとまずケーキを冷蔵庫へとしまいに行こう]


 え……。


[腰を落ち着かせた彼が自分の方に向けて手を広げてくる。>>74
そして、彼は恥ずかしがり素直になれない自分と違い、いつも自分の方から甘えてきてくれるのだ。
最初の時もそうだった。彼の方から思いを伝えてきてくれて。
1つ小さく頷くと、座る彼に覆いかぶさるように、抱きしめた>>75

まだ体温が上がり切っていない彼。
自分の体温を分けるように彼にすり寄って。

そして、寂しい思いをさせたと謝る彼に首を振る。
それは仕方がない。
彼は仕事だったのだから。
だから、彼に会えなくて寂しいと思ったりするのは間違いのはずだ]
(97) momizituki 2020/12/26(Sat) 18:54:47

【人】 鬼走

[抱きしめ、抱き合い温もりを分け、そして彼が見つめる先に気づき、あっと息をのむ。仕舞言忘れていたそれ。

白い封筒に入っているから外から見ても何が入っているかわからないだろうけれど、コンビニの封筒に入っているそれは、誰かと行くために用意したものには見えるかもしれない。
しかし彼に変な誤解をされたくなくて、何気ないふりをして彼から離れて立ち上がると、その封筒を引き出しの中にしまった]



 商店街の……歳末のくじで当たったんだ。



[あえて中には触れずに言葉を濁す。
彼を誘えない以上無用の長物だから、誰かに譲ろうと思っていたそれ。
温泉へのペアの宿泊招待券は、当たった時は嬉しかったけれど、夜長以外と出かける当てがない現実に、両親にでも譲ろうかと思ってそれっきりになっていた*]
(98) momizituki 2020/12/26(Sat) 18:55:34

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ―――……。


[力なく笑って、首を振る。

彼を責めてはいけない。
それは、恋人同士でもマナー違反でルール違反だと思う。
よくある“仕事と私、どっちが大事なの”と追い詰めるようなレベルの。
寂しかったのは事実だけれど、彼が言うのと自分が言うのとでは違うのだから。
自分が寂しいと言ってしまったら、それは彼のせいになってしまい、でもそれでも彼はどうしようもないことなのだから。

優しい、自分の寂しさを溶かすような口づけに、泣きたくなるような気持ちも消えていった]
(-38) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:37:08

【人】 鬼走


[当たったという言葉に、彼の興味を引いてしまったようだ。>>103
しかし、この先の年末も、そして年始も彼の激務は続くばかりだろうに。
でも、くじが当たったというのは珍しくて嬉しいことだから、言ってしまってもいいかもしれない。
そのまま両親へのプレゼントにしようと思っていると言えば、彼だって納得してくれるだろうし。

そう思い、振り返りそう伝えようとしたら、彼に触れられないようにしつつも腕の檻に閉じ込められていた]



 え?仕事がなくなったのか?


[それは確かに残念な話だ。
彼らのようなエンターテイナーはステージが飯のタネなのだから、それの話が消え失せてしまえば、貰える金額が格段に減ってしまうのだろうから。
しかし、そんな風に気持ちを切り替えて、自分と過ごせると言ってくれるのが彼らしくて微笑ましい。
そして、今までの補給とでもいうかのように、彼は何度も口づけをしてくる。

時間があるのなら旅行にでも、と思うがその冬休みがどれくらいなのか、それがわからない。
いや、でもせめて日帰りでもいいかと思って尋ねようとしたら、囁きにびくりと体を震わせた]
(111) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:37:27

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長


 な、なにも隠してなんか……っ


[いや、旅行のことは隠していたわけではない。言い出せなかっただけだ。
言えば彼を困らせそうで。我儘ばかり言ってそうで。
年下なのに年上の自分を甘やかしてくれる恋人。
言えばそんなこと、と笑われるような部類のものだとわかっている。
それでも、一年付き合って知った彼の生活パターンと夢を知っているから、自分が足を引っ張る存在にだけはなりたくなくて。

 ただ―――息をひそめてやり過ごすだけだ。

そんな自分の思いを分かっているのかいないのか、夜長はじっくりと責めるかのように自分の唇に触れてくる。
指で。唇で。
首筋にも口づけを落とし、罪があるなら白状しろと責めてくる。だから]
(-39) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:38:06

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 言わない―――。


[首筋に噛みつく彼の頭を撫でながら、じん、と痺れるその感覚に鳥肌が立つ。
知りたかったら躰に訊けと、薄く涙の膜が張った目で彼を見返して。
ああ、夜長の匂いだ。
久しぶりに感じるその熱に、陶然とした笑みを浮かべるが、彼の肩越しに見えるテーブルの上の食べ物が見えて]


 軽食だけなんて足りてないだろ……っ


[あっちを先に食べないと、と熱い吐息を漏らしながら、囁き返した*]
(-40) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:38:49

【独】 鬼走

/*
そして、誘っているのをばれていると。
相変わらずなすだちさんの読解力の高さですな。
いや、私がわかりやすいだけかな?
(-50) momizituki 2020/12/26(Sat) 23:52:06

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 んん……っ


[他人から見られる箇所に痕をつけられるかもしれないという怯え。
誰かの不審な視線を妄想するだけで、ぞくぞくしてくる。
夜長の手が腹にめぐらされてくる。そしてピタリとくっつくように腰を押し付けられて。囁かれた言葉はひどく甘い]



 俺を食べても、腹は膨れないだろぉ……っ



[拒否しているようで、でも拒絶している言葉ではない。
そんなことは、この恋人には察されている。

ひどくされたい、
意地悪されたい。
いつも優しい彼にめちゃくちゃにされたい、と思うような破壊衝動。

こんなこと、言葉にしたら破廉恥すぎて、彼に追い詰められた時くらいにしか言えないのだけれど]
(-53) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:24:59

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ん、あ……っ


[痛いくらいに彼の指先が自分の胸の飾りをつまむ。
元来乱暴はしない彼が、そうするのだからお仕置きのつもりなのか、それとも怒っているのか。
でも、そんな追い詰められているような気持ちが、癖になりそうなくらいに気持がいい。

何かを知っているんじゃないの、と思うくらい、彼は自分にとって都合のいいことばかりを口にする。
休みが多くて、泊まりの旅行ができると聞いた瞬間に、きっと自分の顔が晴れやかになってしまっただろう。
そして、棚に一瞬視線を動かしてしまって、その中に入るものが彼の言葉に関係するものだとばらしているのも同じだったが。

彼には特にわかりやすい自分だから、隠し事をしているなんて無意味だし、そんな大した秘密でもないし。
大体、もらった宿泊券はフリーチケット。
広い期間の中で好きに宿に宿泊できるというもので。
確かにこんなすぐに宿が取れるかどうかはわからないけれど、二人部屋なんてグレードでも下げれば一番取りやすい部屋ではないかと思うのだから、すぐに打ち明けて二人で旅行の計画を立てる方が建設的なのに]
(-54) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:25:27

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

( ―――ちょっとの時間だけ、夜長を独占してもいいよな )



[こっそりとそう思ってしまう。

きっと旅行のことを話したら、彼はなんだ、と安心して旅行にばかり気を取られるだろう。
でも、こうして自分が少しの間、言わないでいたら自分のことばかり考えてくれる?と甘えたことを考えてしまうのだ。

会えなかった時間のことを彼を責めることができない分、自分を責めてほしい……いや、可愛がってほしいのだ。

本当に面倒くさい性格をしているな、自分は、と我ながら思う。
屈折して甘えているのも自覚しているけれど、彼が欲しいのだと素直に誘うより、意地を張ったふりをしてお仕置きされる方が、彼から愛されている気がしてならなくて。
それはまるで親からの愛を確かめるためにわざと悪いことをする子供のよう。
そんな底の浅い嘘、彼にはきっとお見通しなのだろうけれど] 
(-55) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:25:57

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長


 俺は、年末年始はずっと休み……っ。
 官公庁の仕事納めと同じだよ。


[彼の問いに答えつつ、でも肝心の問いにはあえて答えないで、躰に訊かれたいという答えを示す。
もっと触ってほしいと尻を彼の腰に擦り付けるようにしているのは、彼の指で熱を高められているための余波。
直に触ってほしくて、もっと違うところも触ってほしくて。
ともすれば涎を垂らし、膝が折れてしまいそうになる体を、震える足で支えていた*] 
(-56) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:26:28

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

[きっと彼は気づいている。
気づいていて甘やかしてくれているのだ。
本当を言わないで、彼から与えられる快楽に酔って。
今はただ、自分だけを感じていてほしいと願う自分を、年下の彼にしか見せられない甘えたなところも、彼は受け入れてくれている。
そんな存在に出会えた奇跡をふと、思う。出会えてなかったら世界の見え方がこんなに変わったことにも気づけなかった]



 ………っ
 こんなにしたのは誰だと思って……っ


[からかうような声に、そう反してしまったけれどその言葉の内容は否定ではなかった。
弱い耳を舐められて、いやらしい音を立てられる。
自分の体は彼に知り尽くされて、本人よりきっと彼の方が詳しいくらいだ。
耳の愛撫も、言葉での責めにも弱いことを、夜長と肌を重ねることで知った。
布越しに胸の粒をからかうようにいじる男の指に、なおさら固く凝らせてしまう。
彼が触る方ばかり色を増し、一回り大きくなってしまって。
押し付けられる彼の雄はもう熱く、ごくり、と喉が鳴った。
彼を受けれる箇所をほぐすかのように押し付けられれば、無意識にそちらに尻を押し付けてしまう。
彼は自分が折れるのを待っている。
素直な自分を欲しがられているのが分かっていても、口と態度は彼好みに素直ではなくて。
彼の手が傲慢に、もう勃ちあがりかけていた箇所を掴み。
無遠慮にしごかれれば、そのまま達してしまいそうになって、声を漏らしては体を震わせてしまう]
(-69) momizituki 2020/12/27(Sun) 11:20:23

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長


 あ………っ
 夜長ぁ……っ


[震える躰は体を支え切れずに、棚に手を添えて。
そんな間も彼の後孔への悪戯と、指先の動きは止まらない。
分かっているくせに、欲しがれと命じる彼に矜持が折れていく。
そして、彼に強請ればその言葉すらが自分への媚薬になることを、自分もこの男も知っている]
(-70) momizituki 2020/12/27(Sun) 11:20:47

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長


 ―――抱いて、くれよ……。



[離れていて、飢えている躰にお前が欲しい、と。
それを躰でも伝えるように、服の上から自分の熱に触れる彼の手をぎゅっと握りしめた*]
(-71) momizituki 2020/12/27(Sun) 11:21:00

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

[震える自分の手に、まるで救いの手でも差し伸べるかのように手にした夜長は、それを握り、小さく口づける。
ときめきが過ぎるというのだろうか。本当にこういうところが洒脱すぎて困る]


 な………っ


[彼の言葉が卑猥すぎて、一瞬めまいがしそうだった。
ズボンのチャックを下ろされて、そして反応仕掛けている箇所と足を剥き出しにされる。
もう濡れて、むわっとした蒸れた匂いでもしそうなそこに羞恥が膨らむ。
しかし、自分が恥ずかしさに顔を赤らめていれば、気付かないうちに彼が跪いていて]
(-77) momizituki 2020/12/27(Sun) 15:42:53

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 お、おい、やめ………っ
 ひぅ……っ


[そんなところ、舐めたらダメだ、と身をよじる。
しかしそれは浅ましく彼の行為をねだるようにも見えて。
自分の薄い尻たぶを割り開かれそこに露わになるのは、彼を欲しがってひきつくものだけ。
すっかり彼に開かれた躰の中でも、彼だけのもので、彼の形になってしまっている場所で。

彼の丹念な愛撫でぼうっとしてくる頭の中でよぎったのは、帰ってきて、真っ先にシャワーを浴びていてよかったということ。
こうされることを予期など当然してたわけではなく、久々に会う恋人にいいところを見せたいというより、汚いところは見せたくなくて、急いで身を清めていたから。
無意識に期待して、彼がいつも愛してくれる場所を丹念に洗っていたことを、もしかしたら石鹸の香りから気づかれてしまうだろうか。

そうしたら彼は自分を、はしたないと思うのだろうか

夜長に関しては出会って二年目になるというのに、まるで恋したての乙女のように、思いが溢れて、嫌われたくないという気持ちが続いていて、感情の持っていきどころがなくて困る]
(-78) momizituki 2020/12/27(Sun) 15:43:26

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 どんなって………っ


[お前に抱かれるなら、どんなものでも嬉しい、とそう漏らしてしまいそうで首を振って誤魔化して。
いつの間にか、後ろの刺激だけで、すっかり勃ちあがり、腹を打つまで反り返った屹立からは、淫らな露が溢れて、それがまるで女の股のように下腹から淫花までを濡らしていて。
それを彼が音を立てて吸うものだから、かあっと耳まで赤くなった。
股の間から、思わないところを優しく噛まれて、びくっと体を震えさせる。
驚きが解けた瞬間を狙ったかのように彼の指が中に入り込んで]


 あ、そこ……っ


[彼に知られている感じる箇所。それに届きそうで届かなくてもどかしくて。
自らそこに当てようと腰を動かしてしまう。
でも、そんな指程度の質量じゃ足りないし、一番欲しい箇所まで届かないのは知っているから。
彼の前でとうとう膝を折り、尻を突きだしてしまう]
(-79) momizituki 2020/12/27(Sun) 15:44:10

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長



 挿れて……、夜長の……っ


[まだ、これを鎮めるほど彼の肉欲が育ってないのだろうか。
それならば、自分が育てるまでだと体をひねり、彼の様子を見ながらぺろりと唇を舐めた*]
(-80) momizituki 2020/12/27(Sun) 15:44:52

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ―――っ

[かぁっと顔が火を噴いたように赤くなる。
躰の準備をしていたのがバレたようで。
でも、彼のように素直に言葉にできなくて、ただ俯いて羞恥に耐えるだけ。
彼はそんなことに恥ずかしがる必要はないと言うのだろうけれど。

彼に抱かれるのが好きだけれど、それのためだけに会っているわけではないから。
それを期待しているのはどうなの、とも思うけれど。
でも彼は期待していると言ってはばからない。その強さが羨ましくて、好きだ。

そして、何も言えずにいる自分の、羞恥を引き受けてくれるのだ

好きに抱く、と言われてドクン、と胸が高鳴る自分がいる。
彼に屈して、雌と言わんばかりのポーズをとった自分を立ち上がらせ、彼は向い合せで甘く抱き寄せてくれる。

耳に落ちた、いい子だ、という言葉は元来年上の自分には似合わないだろうけれど。
でも、彼が自分に言うのは本当に“らしい”のだ。

キスをされてうっとりとそれに酔っていれば、服越しに押し上げている彼の高まりを教えられていて。
チャックを押し開いてそこから飛び出てくる何かの猛々しさは、まるでびっくり箱を開いた時のような驚きを与えてくれる。
それをうっとりと眺める自分は上半身だけ服を着て、下半身は丸裸というある種間抜けで、ある種淫猥さを醸し出させる格好だ。

彼の手に導かれるようにゆるゆると足を開き、そうして彼の腕に足を取られれば、肉剣の切っ先が自分の入り口に押し当てられる]
(-99) momizituki 2020/12/27(Sun) 23:04:45

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ああん……っ


[受け入れはもっと苦しいかと思った。しかし、入る衝撃がたまらず、思いがけず鼻に抜けるような甘い声を上げてしまって、恥ずかしさに彼の肩に思わず顔を寄せた。
ずず、と彼の肉杭は入り込んでいくが、それを柔らかく内側は受け止め、重力の力だけでなく自ら躰を開いている。
こんな体位だというのに、苦しさがあまりなく、その苦しささえも彼に抱かれているという実感になっていて嬉しくて。
いつの間にか合わさる唇、舌を絡め、唇を噛まれ、遊ぶように何度も唇を合わせながら彼を最奥まで連れていく]
(-100) momizituki 2020/12/27(Sun) 23:05:07