人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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【秘】 番犬 グノウ → 飄乎 シヴァ

「――――――。」

(-79) reji2323 2024/02/04(Sun) 22:40:06

【秘】 番犬 グノウ → 飄乎 シヴァ

「だぁめぇかぁ〜〜〜〜。
 イヤね、長命種に生まれたからには、
 一回は言ってみたい台詞じゃんこういうの?
 憧れみたいなことがあって、行きずりの人間種に、
 片っ端から声掛けてみてるんだけどさ。
 だぁ〜れもノッて来ねぇの、俺の趣味」

そもそもが自分と関わり合いになるような人間は、
己の何かを他人に背負わせるのをよしとしない人間が多い。
シヴァもその一人というだけのことだ。

琥珀色の液体を機械の指で回す。

「……ある意味安心するよ。
 そういうのが見たいってのが、
 俺様ちゃんがこういう異形に身を窶しても、
 正気を保っていれる一つの理由だから」
(-80) reji2323 2024/02/04(Sun) 22:40:32

【秘】 番犬 グノウ → 飄乎 シヴァ

「ん? おいおい、優しいね、シヴァピッピ。
 中に美女居なくてよかったよ。
 安心しなよ俺様ちゃん、自分の正体にさほど興味ないんだよ。
 起源がどうあれ、俺様ちゃんが今考えてることは変わらず、
 それに引きずられるような生き方してないからさ」

でも厚意には甘えて叡智の詰まっている
ギルドの倉庫のそれだけは見せてもらっちゃお。

「少なくとも、
 俺様ちゃんの中身が、"面のない悪魔"でも。
 今日の酒の味が変わらないと思ってくれる変わり者が、
 酒精を交えてくれるってんならそれでいいよ」

それにどうせ。
自分のはまだしも、他人の中身については見飽きてる。
自分の腸だってそんなもんだと思えば、
詳らかにしたところで面白いと思えるものはないだろう。
酒のツマミにならないものは、酒席にはふさわしくない。

琥珀色の液体を流し込む。
味はしなかった。
(-81) reji2323 2024/02/04(Sun) 22:41:09

【人】 番犬 グノウ

老夫婦の屋台の前に背嚢を下ろすと砂煙が上がる。中から食材の果物が零れ、一つ二つと拾い上げて戻した。その音で呼びかけるまでもなく屋台の裏から雇い主である老婦人が顔を出す。

「……………こちらで。
 …………いいだろうか」

『ええ、ええ、ありがとうねえ、ほんに助かったわ……』と元より曲がった腰で何度も礼を言う老婦人は、思いついたように再び裏へと引っ込んでしまう。受領印を待つ巨躯を外に残したまましばしの間。老婦人はにこにことしながら再び表に出てくるが、その両手には飴細工が握られている。
そうか。果物はこれに使う用だったか。

嫌な予感はしたが、受領印の捺印後、老婦人は『これは、一つ、おまけしておくねぇ』とその飴を差し出してくる。自分には食事の機能はない。固辞したが老人特有の退くかなさで金一封と共に押し付けられる。何度も礼を言われる後押しも追撃された。

後に残されたのは、体躯に見合わぬ、食えぬ飴を持たされた巨躯。

「………」

渡す当てを探して周囲を見渡すが、子どもが寄って来ようはずもなく、途方に暮れた。
(3) reji2323 2024/02/04(Sun) 23:00:22

【人】 番犬 グノウ

>>4 ダーレン
「…………」
「…………好むように見えるだろうか」

通りすがった男の声に、困り果てたという声色で返す。生ものを使用した飴だ、明日までは保つまい。捨ててしまえばいいだけの話だが……どうにも、溶かした糖以外のもの――善意だろうか、が纏わりついていて捨てづらい。

「……空気が、祭りに浮ついている」
「………貴殿は馴染んでいるな、ダーレン」

ダメ元で、要るだろうか、と飴を差し出す。
(5) reji2323 2024/02/04(Sun) 23:31:26

【秘】 番犬 グノウ → 聖女 リッカ

「能天気な女神やります。
 『失敗したけどまぁ、リッカ』」
(-82) reji2323 2024/02/04(Sun) 23:31:47

【秘】 番犬 グノウ → 聖女 リッカ

「待ち合わせを一日の早い時間にしていいか聞くマーサちゃんと
 予定がまだ未決定であることを強調するカリナちゃんやります。
 マーサ『まぁ朝?』
 カリナ『仮な』」
(-83) reji2323 2024/02/04(Sun) 23:34:58

【秘】 番犬 グノウ → 聖女 リッカ

「相手が誰か聞くダーレンくんやります。
 『……どなた?』」
(-84) reji2323 2024/02/04(Sun) 23:35:51

【人】 番犬 グノウ

>>6 ダーレン
体格のいいダーレンより一つ頭上にあるアイサインが明滅する。よりよい場所に引き取られ、飴も本望だろうと思う。誰にも受け取ってもらえなければ、この祭りで知り合った少女の土産にでもしてやろうかと思っていたが。この男、案外甘いものが好きなのかもしれない。

「………そんなところだ」
「………酒精の席にて――」
「………名前が出たものでな」
「…………貴殿といい……あの男といい」
「………この木偶は、酒の肴にならぬだろう……」

黒眼鏡の男と"酒席"を嗜んでから時間が経っている。流石のあの男、広く、この祝祭の参加者に目星をつけているらしい。
エール片手に管を巻くダーレンに小さく電子音を零す。

「………神託の掲示」
「………既に見られたか、御仁」

名を連ねていた二人は、あの教会にも居た顔だ。顔を出したというが、或いはそれを身に来たのかと思い、尋ねた。
(7) reji2323 2024/02/05(Mon) 1:37:26

【秘】 飄乎 シヴァ → 番犬 グノウ

 一瞬の間。おどけた態度での本気じゃないような落胆。
 自分がこうした反応をするのなら。

憧れみたいなことと言うか、趣味と言うか、
本当に欲しいものじゃないか。それは。
「…ソレ口説く相手間違ってンだって 
 良さげなヤツと固定パーティーでも組みなよ旦那ァ?
 いや〜言うて俺ちゃんが旦那だったとして
 多分固定パ組まんのだけども」

 頬杖をつき、少し調子の違う笑顔を見せて。
(-90) 66111 2024/02/05(Mon) 6:34:46

【秘】 飄乎 シヴァ → 番犬 グノウ

 
「──シリアスずっとやってらんねェよね」
 
本心暴かれたくないよね。
「カッコつけてんだから、やさしさで
 気付かんフリしてもらうのもアレだしね」
 
俺ちゃんはやさしいから見ないフリをしてあげよう。
「っつって俺ちゃんが
 勝手にそう思ってるだけなンけどサ」
 
勘違いなら流しておいてくれ。
(-91) 66111 2024/02/05(Mon) 6:36:43

【秘】 飄乎 シヴァ → 番犬 グノウ

「まぁ、そんな感じ。
 そうね、諸々俺ちゃんの考え過ぎみたいで良かったワ」

「ン〜じゃ気を取り直してェ、
 あとはお互いの面白冒険譚自慢でもしていますかァ!」

 ジョッキを片手に、そんなことを言って。>>a1
(-92) 66111 2024/02/05(Mon) 6:39:51