人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 蒐集家 テンガン

「――さて」
今日はここからが本番だ。最後の、かはともかく。

傷はすべて治してきた。考えられる準備も全て行った。
ショットガンを手に、処刑室へ向かう。
(0) greenrotara 2022/03/05(Sat) 21:38:30

【人】 蒐集家 テンガン

「殺される訳にはいかないが……困った。今回は守ってくれる人間はいないか」

大振りの盾をその場に立てる。
もちろんこの会場から去る気はない。仲間えものの最後の見せ場だ。
自分が殺されては困るし、すぐに
死なれても困る。

銃口はアルレシャへと向け。

「一体何人残る?」
(6) greenrotara 2022/03/05(Sat) 22:46:55
テンガンは、バーナードに感謝する。焼かれると熱い。
(a10) greenrotara 2022/03/05(Sat) 22:57:55

【人】 蒐集家 テンガン

>>a8
これに対しては、盾へ入り、傾けて防ぐことにする。

「いつまでも見ているだけではつまらないな」

まずは一発。金属でも貫通する強い弾を、踊り始めるであろうアルレシャの足元へ撃ち出す。
ナフが離れた後か、その前かは分からないが。
(11) greenrotara 2022/03/05(Sat) 23:16:42

【人】 蒐集家 テンガン

>>22の後

素早く動くアルレシャを狙いやすくなっただろうか?
銃口を向けダン、ダンと連続して撃ち出す。やはり狙いはアルレシャの足元、膝から下だ。
撃ちながら盾を持ち、立ち位置を徐々に変える。

死角を狙う。そしてできれば、近づきたい。
(23) greenrotara 2022/03/06(Sun) 14:52:55

【人】 蒐集家 テンガン

>>29
ナイフは盾が弾くだろう。カン、カン、カン、と3回分の音は追加の銃撃の音で掻き消された。そのいずれもアルレシャには当たらなかっただろう。

機会を伺う姿を視界に納め。>>27
そのほぼ反対側に回り込む足を止め、弾を散弾へと切り替える。
小動物に使うような、細かい弾だ。

テンガンはしっかりと視界にスコップの実在を認めながら、射線上に他の演者が入らないよう、アルレシャへ向けて撃つ。
狙いはやはり足、しかし先程よりは上。胴に近い位置だ。
(31) greenrotara 2022/03/06(Sun) 22:50:40

【人】 蒐集家 テンガン

>>34
「!」
狙いがロベリアへ向いて、それからテンガンは動き出す。盾と銃はその場に捨て走る。
もちろんその打撃を阻止するために動いたわけではない。

アルレシャ獲物の中身を暴いてやるのだ。

追い詰められつつある今がその機会だ。
スコップでの抵抗があろうと多少は耐えられる。この隙を掴むためにここまで無駄な怪我をしないよう気をつけた。
アルレシャの頭に指先を少しでも触れられるなら、全力で能力を使用する。
もしできるなら後頭部を掴み、逃さないような形で。

もっと気をつけて繊細な行使をしたならふわふわした違和感で済ませてやれるのだが――
この場においてはそんな配慮は一切しない。

強盗が盗みに入った家の家財の傷など気にしないのと同じ。

脳を掴んで、揺すり、ひっくり返して、それを幾度も繰り返すような感覚がアルレシャの平衡感覚を奪うだろう。
目的の情報を得る以上に抵抗を減らすため。
テンガンが見たいのは――

アルレシャが、今この場で、恐怖を感じているのか。

隠そうとしているであろう、それひとつだ。
探す過程で余計なものも見てしまうかもしれないが。
(35) greenrotara 2022/03/07(Mon) 1:04:56

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 蒐集家 テンガン

爆風。轟音。硝煙と土煙、崩れた瓦礫。
不明瞭な怒号。身を縮こめて息を殺すすぐ側を、何度も何度も通り過ぎていく敵軍の足音。
合わぬ歯の根を顎の骨ごと押さえつける痛み。
冷や汗が滲む気持ち悪さ。
恐怖、とまぜこぜの高揚。


吐き気。

「生きて帰るとは腑抜けた奴だ!」「恥を知れ、無傷など!」
記憶がこびりついて何度も何度も壊れた再生機のように。

目眩、頭痛。

死にたくない、
死にたくない!


遠くの爆発音。味方は敵軍の群に特攻したらしい。
あれは褒められるんだろうか。

砕け散ってもう拾い集めてももらえなかろう。

死にたくない。

いやだ、

いやだ、
いやだ!!


どうしてみんな死ねるんだ。
こんなに必要ない俺が隠れているのに。
こんなに必要ない俺だって死にたくないと思うのに。

こわい。 なにもかも。
(-7) rustyhoney 2022/03/07(Mon) 2:04:53

【人】 蒐集家 テンガン

>>38 >>-7 >>39
振り回されるスコップへはもう意識は向かなかった。当たったのかもしれないが。
今この場は知らない戦場になり、ここにあるのは強い強い
強い
感情だった。
身を包む不快感も見に覚えのない言葉もこの瞬間は本物であって、現実で、

「――そうだ」

振り乱される頭をずっと掴み続けることはできないだろう。
手を離して、若干覚束ない足取りで処刑室の壁に背がつくまで後退する。

己の焦点は合わない。同じだけこの脳も揺れている。違いは慣れているか、そうでないか。
それでも視界の中に、叫ぶアルレシャを捉えて逸らさない。

「折角、最後のステージなんだろう。ミラージュ」

「怖いのなら、怖がってくれれば良い。
死にたくないのなら、そう叫んでくれ


仲間
が隠そうとしていたであろう感情、その叫びの意味を晒し、笑いかける。
そうせずともこの場の人間も、いない人間も、感じ取れるのかもしれないが。
(42) greenrotara 2022/03/07(Mon) 2:56:41

【人】 蒐集家 テンガン

壁に預けていた背を浮かせる。

「……」
何だ、もう終わってしまったのか、とは言わなかった。
中々良かったんじゃないか、結末としては。予想外で。

処刑室内へ、ゆっくり視線を巡らせる。
仲間の死体が1つ、2つ。それと……

壁際へ寄せられ、動かないロベリアへと近づく。
これは、3つ目だろうか。その確認のため。
(56) greenrotara 2022/03/08(Tue) 0:17:41
テンガンは、口を開く。「蘇生の申請は3人分必要だ」
(a23) greenrotara 2022/03/08(Tue) 0:36:06

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア

ロベリアが蘇生室へ運び込まれてから。

遅れて蘇生室へ入る。処刑室からそのままここにやってきて、いるのを確認して、何をするでもなく立ったまま。
ロベリアの治療が完了するかしないか、意識の戻るギリギリになってから部屋を出た。
(-30) greenrotara 2022/03/08(Tue) 1:32:52

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン

演目の途中、舞台から下りて観客席へと。
眠りを誘うような心地のいい音楽とともに踊る演者達。
それをボクはそこ観客席から見ていた。


強く感じたのは恐怖の味だ。他にも混ざる何かがあった。
こちらまで具合の悪くなるような苦味の強い痛む味。


ゆったりとしたワルツが流れ、演者の笑い声が耳に響く。
柔らかな陽だまりを思うその音に自然と笑みが浮かぶ。


自分の死さえ酷く怖く、痛いものだと感じるのに。
…これは駄目だ、良くない。早く死にたい。感じたくないものだ。


次はロンド。目を閉じて音に集中する。
弾むようなその音は楽しげな気分を感じさせる。


目を閉じても、耳を塞いでも感じるものは変わらない。
むしろより鋭く感じた恐怖の味はこちらの感覚まで狂わせる。


は、
ア、
ア゛
……………。


も う や め て く れ ! ! !

こんな味を、
……………ボクは、知りたくない。


ロベリアが目を覚ます時。
君や魚を待つ機械に聞こえたとするなら声にならぬ声。
叫びというには無茶苦茶で気でも狂ったような。

その後は気の所為だったかのように静かになるのだが……。
果たして、君はこちらへ足を向けるだろうか。
(-45) sinorit 2022/03/08(Tue) 3:05:04

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


離れるため動くはずだった足が止まる。
振り返る。ゆっくりと、部屋の入口まで戻る。
その頃には叫びも収まって、もう聞こえないのかもしれない。
中を見てもどこから聞こえたものか、なんて分からないのかもしれない。

でも、それは叫びで、あなたのいる所から発されたものだと思う。

部屋の中へ戻る。急ぐ様子もなく普段通りの足取りで、ロベリアのポッドの前へ。
あなたは気づくだろうか。
それともこちらが、またゆっくりした動作で蓋を開ける方が早いだろうか。
(-66) greenrotara 2022/03/08(Tue) 11:20:03

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


ロベリアはまだ、外に出る勇気を持てなかった。
だから小さく身を丸めて静かに、静かに涙を流す。

別に、覚悟をしていない訳じゃなかった。
あの場面でテンガンが動いたという事は、そういう事だから。


でも痛む舌と、それを受けて痛む胸。
他の誰かの味など感じられぬ程に強く、強く 響いた。
自分の死も近付いていたからこそ、余計に。


ポッド内に光が差す。それは君が蓋を開けたからで。

怯えるような翡翠色は君へ視線を向けるも揺れ動いている。
まるで認識しているようで、出来ていないような。

口元を押さえ叫びを堪えているのか。あるいは。
どちらにせよこちらからはまだそれ以上の反応を返せない。

辛い、苦い。焼けるような痛みが。胸が苦しい。
(-67) sinorit 2022/03/08(Tue) 11:52:03

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


小さくなったあなたの姿を視界に収める。
口を開きかけて、閉じ。
何を言うべきか分からない。


ちら、とこの場にいる生き返った人間と、それを迎えに来た人間を確認してから。
足を曲げ、合わない目を見て、近づいた距離から両手を伸ばす。
ロベリアが何を感じ取ってしまったのかまだ分からない。
はず。


伸ばした両手は、あなたの体へ。そのまま抱え上げる。
ここには人が多いから。

何も抵抗がなければそのまま部屋を出ていくだろう。
(-70) greenrotara 2022/03/08(Tue) 12:49:25

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


伸ばされた手に怯える様子は無い。
雫はまだ落ち続けているが、叫ぶ事も無い。

抵抗も無くそのまま抱え上げる事は可能だ。
部屋を出ていく事にも何の発言異論も無かった。

身を任せるように体を預けて、少し目を閉じる。
ボクはこの味も、熱も知っている。


怖い夢でも見た子供のように指先を伸ばして……。
――…君の服を軽く握る。縋るように。求めるように。
(-76) sinorit 2022/03/08(Tue) 16:24:56

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


向かい合わせになるように抱えたので、あなたの顔は見えない。
あなたからも見えないだろう。

廊下を歩き、預けられた重みと、それから握られた感覚があって、足を止める。気づいた。
……目的地がない。おそらく人のいない方、気配のない方に進んでいただけで。

立ち止まったまま。
どこへ連れて行くべきか。

立ち止まったまま。
本人の部屋がいいだろうか。


ぐる、と向きを変える。
来た道を少し戻って、今度はロベリアの部屋の方へと歩いている。
(-84) greenrotara 2022/03/08(Tue) 21:33:15

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


人がいない方へ。気配のない方へ。
そうして足を進める君のおかげか、少しずつ意識は明瞭に。

合わせて、揺れる瞳は今を映し感じる熱に気持ちが和らぐ。

そうだ、あの味はボクのものでは無い。
あまりにも強く感じ、深く受け入れてしまった。


立ち止まる足に閉じた目を開け、君を見ようとするけれど。
……見えない。その間に向きは変わりまた歩き出すのだが。

…………………テンガン


確かめるように名を呼ぶのは顔が見えない不安から。
掴んだ部分を緩く引っ張り、先とは違う落ち着きがある事を知らせようとする。

名を呼ぶ以外の言葉は、まだ上手く思い浮かばずにいた。
(-88) sinorit 2022/03/08(Tue) 22:26:33

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


名前を呼ばれて数歩、引かれて一歩。それだけ歩いてまた足を止める。
声が届いている証拠だ。
けれど、顔を見るような動作はしない。
返事もしないで、ただ止まっているだけだ。

「……」
沈黙の向こうに、きっと以前感じたことのある心配の味がある。
そして、強い味を感じている間は感じ取れないであろう、心配のさらに向こうにある味は。

本当に、あなたの知るもの正気、だろうか。
(-96) greenrotara 2022/03/08(Tue) 23:38:54

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


「……………テンガン」

もう一度名を呼ぶのは、
何故だろう。

意識が明瞭になる程に、君への違和感を得ていく。


服を握る手とは反対の手を動かし、叶うなら髪に触れる。
君は今、何を思っているのだろう。


また目を閉じて、僅かにでもその感覚を味わえないかと。
恐怖に飲まれかけた苦しみを持ちながらも、君の事は知りたいと思う。
もう遅いのだろうか。…教えてくれよ、第六感嫌いな力


服を握る手は今度は強く、離すまいと力が込められた。
(-100) sinorit 2022/03/09(Wed) 0:07:21

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


「……、何だ」
返事をする。きっと普段通りの声色で。
内にあるものは、きっとロベリアが先程飲まれかけた恐怖に似ている。


触れる手を振り払うことはない。
あるいは行き先のない聲を上げ続ける巫の、冷たい空虚。


掴む手も。
ほんの数日前、この男に読み取られた、"さよなら"の記憶に付随した身に覚えのある感情かもしれない。


この両腕はあなたを抱える為に使っているから、あなたの動作を邪魔することはない。
だが、そのどれもがテンガン自身には分からない。
感じないのではなくそこにあるものに気づけないが故の歪さが、この混ざり混ざった混乱をあなたに感じ取らせないかもしれない。
(-104) greenrotara 2022/03/09(Wed) 0:48:56

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


目眩を感じたように視界が揺れた。
声を、息を飲む音を零しかけて、堪える。
こんな近くにいるから、鼓動から伝わるのだろうか。


でも
大丈夫、ボクはもう、大丈夫。
苦しい。


髪に触れた手は一瞬強ばるように固まって。
――…撫でる。柔らかく、壊れ物でも扱う様に。

「…………何処に、連れてってくれる………の」

迷うような足取りは感じていた。
だから君が最後に決めた目的地を知らない。
目的地がなく、人のいない方に進んでいた事も。


本当は別に、これが気になったから名前を呼んだわけじゃない。
でも 君の声を聞ければ、今の思いももう少し治まるかなって。
(-105) sinorit 2022/03/09(Wed) 1:17:42

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


「ああ」
きっとまだ大丈夫ではないのだろう、と思った。あなたが。

「君の部屋。君の部屋がいいと思った。誰も入って来ない方がいいだろう」
また歩き始める。今度は目的地がはっきりしている分、先程までよりは少し早く。

「だから、安心するといい」
この間も、内の内にあるものは変わらない。
(-107) greenrotara 2022/03/09(Wed) 1:34:55

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


「……そう。………うん」

何処でもいい。…けれど人が居ない方がいい。
故に君のその選択を拒む理由は無かった。

歩き始めるなら髪を撫でる手は止まり、添えるだけ。

「……ふふッ、別にボクは……大丈夫なのに」

そう言いながらも身を預ける様は変わらず。
部屋に着いても、それは同じで。

勿論下ろす動作があれば素直に受け入れるのだが。

変わらない何かを、今尚感じ続けているかもしれない。
分からないものだとしても、それは確かな感情だから。
(-109) sinorit 2022/03/09(Wed) 1:59:00

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


鍵がかかっているかもしれない部屋をどう開けるか、についてはテンガンは何も考えていなかった。ので、部屋の前で数秒立ち止まり、「鍵」と呟いていただろう。
あなたが一緒にいて、受け答えができるのなら何とかなったのだろうが。

そして、部屋に入っても下ろす素振りはない。
掴んでいる手を離す気配はあるだろうか。あるいは添えている手を離すことは?

ないのなら、数秒止まった後に勝手にベッドに座る。あなたを抱えたまま、あなたの足は床に着かないよう折り曲げさせてベッドへ乗せ。
手を離すならその場に下ろそうと体を屈めるだろう。
(-112) greenrotara 2022/03/09(Wed) 2:22:47

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


部屋の鍵はそもそもかけていなかった。
理由は起きて直ぐに飛び出すように処刑室へ向かったから。
だから「鍵は閉めてないよ」と君に伝えたはずだ。

下ろす素振りが無い事には僅かに不思議そうにはする。
が、表には出さない。掴んでいる手も添えている手も離れない。
下ろされる際でなければ、離す理由も無い。


ポッドにいた際には体は温かくとも冷えて、けれど今は君の熱が混じり心地よい体温を有していると感じる。
ベッドに着いてからは擦り寄るように君の身に額を寄せて、頭に添えた手は君の髪を緩く撫でた。
離れたくない。


そういえばここまで君の顔を見る事は叶わなかったが。
……今ならどうだろう。手はそのままに、覗く事は叶うか。
叶わずとも君の熱を、味をより良く感じられるならばそれでも。
それがどんなものであれ、君を知りたい。欲しいと感じているから。
(-115) sinorit 2022/03/09(Wed) 6:18:38

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


こちらを見るなら、きっと目が合った。

座ったまま何をするわけでもなく、額を寄せられること、撫でられること、体温をそのまま感じている。
ロベリアの行う動作に対して、真に不快感は混ざらない。
それでどういう気持ちがあるかと言えば分からないが。
あなたが離さなかった気持ちと非常に似ているだろう。


それ以外のことは何も考えてい
られ
ない。あなたが何を思っているかも分からないし、何をするべきかも分からない。
これはただ待っているだけだ。自分が"元通り"になるのを時間の経過に任せている。野ざらしのまま嵐が過ぎ去るのを待つように。
(-117) greenrotara 2022/03/09(Wed) 10:34:36

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


目が合えばほっとしたように表情が和らぐ。
気が抜けたような。安心したような柔らかな笑みが浮かんでいる。

何をして欲しいかと聞かれれば、
ここにいて欲しい。

それは残り短いこの無礼講の中で我儘な思いだろう。


…………。服を握る手はゆっくりと離されるが、その指先は緩やかに首筋を辿り慈しむように頬に触れる。
拒まぬならだが。


感じるものがあろうとも、全てを知る訳では無いから気の利いた事など言えないし、君に問いかけるように零したとてまたいつかと同じようになるのかもしれない。

だから。
好きにする事にした。

髪を撫でる手はまた添えるだけに戻り、そのまま抱きつくように身を寄せ。

………落ち着くまで、傍にいて


耳元で囁く。
ふたりの心が癒されるまで。

そうせずとも君は望むならいてくれるのだろうが。
野ざらしになる君の、雨風凌げる存在になれればいいのに。


求める心が止まらない。触れる度に愛おしさが増していく。
(-119) sinorit 2022/03/09(Wed) 15:15:54

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


こちらを見ただけでそうやって変わる表情を視認し、ただ目を細める。
頬に触れる手の方へ、ほんの少しだけ首が傾く。
それ以外に動くことはない。

あなたがいくら近くに寄っても動くことはない。
でもきっとこれは、驚いているのだ。

返事をするまでに長い時が経つ。

「……分かった」
それでようやく返すのはこの一言だ。
沈黙の間、承諾するか拒否するかを考えていたわけでは無い。
承諾する言葉はどうだったかを思い出すための時間だった。
そしてやっぱり、言葉にも驚いていたのだろう。自分の口からは出せない、望みとも分からない望みを代わりにあなたが言ってくれたようで。
(-143) greenrotara 2022/03/09(Wed) 21:23:24

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


君の言葉を待っている。急かす様子もなく、ゆったりと。
それに焦れったい気持ちを抱くはずも無いのだから。
君がこちらの言葉を、行動を待ち続けてくれるように。


耳に寄せた口はその間に少しだけ離されるだろう。
君を、翡翠に灯したかったから。

「………ありがとう」
言葉と共に小さな笑い声が零される。

頬の手は、指先は撫でるように動かされ。
髪に添えた手は背を滑るように落ちて、腰辺りに移動する。

君が分からぬ事は、ボクが口にしよう。
まるでボクの言葉のように。望みのように。

実際、同じ気持ちであるから口にしただけだが。


「…ねえ、テンガン。手を借りても……いい? 」
(-152) sinorit 2022/03/09(Wed) 22:12:06

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


動きを追う視線があなたにぶつかる。相変わらず笑いもしないで。
背を滑る感触は厚い服越しでも分かった。少々擽ったい、と思う。思うだけだ。

あなたの問いに、少々の間を置いて応える。
ここへ運ぶ時にはあなたを支えていた、もう使っていない手を浮かせて、す、と目の前に差し出した。
いいとも悪いとも口にしないが、意思表示はこれで十分だろうか。
(-162) greenrotara 2022/03/09(Wed) 23:02:55