人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 雅楽 雅

 ── 朝 ──

 
  ふわぁ…


 [伸びをしながら、窓から街並みを眺める。
 昨日は結局、蛍の沢には行かなかった。
 行かなかったというか行けなかった。

 だって、知らなかったんだもん。
 本格的なコース料理があんなに一品一品、
 時間をかけて出てくるなんて。
 初めから終わりまで、2時間以上かかってた。
 自慢じゃないけれど私、プレートに乗ってるような
 セットものの洋食しか食べたことがない。]


 『お姉さんと一緒にいたいって思う人
  この世界にはまだまだたくさんいると思うから
  覚悟しておいた方がいいよ。』


 [昨日、ハーフアップの女の子に言われたことを
 思い出す。>>1:734
(36) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:21:59

【人】 雅楽 雅

  ── 回想:ラウンジで ──


  どうだろ。私じゃなきゃっていう訳ではなく、
  たまたま暇な時に見かけたからって感じだと
  思うけど。

  貴女と一緒。


 [戯れに笑う。>>1:733
 たまたま、そこに居たから。
 私ではない他の人でも、同じ。
 ただの通りすがりの景色の一部。]


  というか、やっぱりこういうホテルに
  泊まる人って余裕があるのね。
  
 
 [会ったばかりなのに、呼吸するように
 奢るというか。
 懐の心配してる気配がないというか。]
(37) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:22:04

【人】 雅楽 雅

  じゃあ、一杯だけ頂きます。


 [だから、あまり固辞するのも違うのかなって、
 彼女の申し出を受けることにした。
 何がいいかと聞かれれば、
 グレープフルーツジュースをリクエスト
 しただろう。]
(38) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:22:09

【人】 雅楽 雅

 ── スイートルーム ──


  …会ったばかりで、
  知らないからこその意見。


 [記憶の中、元気いっぱいにこちらに手を振る
 女の子に告げる。>>1:734
 あれから大好きな彼とデートをしたのだろう。
 
 経緯も彼女の本当も知らないまま、けれどあの時、
 彼を見つけて駆け寄っていく彼女は私には
 幸せそうに見えた。**] 
(39) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:22:21

【人】 雅楽 雅

 ── スイートルーム ──


 (そういえば、昨日は麗央くん、
 見かけなかったな…。)


 [同じホテルに居るといっても、
 そんなものなのかもしれない。
 あるいはもしかしたら、夢だったいう可能性も。
 
 昼食のお弁当を作りながら思う。
 
 私事だけれど、天気も良さそうだし、
 今日は花畑に行ってみようと計画している。
 お弁当はそこで食べるためのもの。

 中身がミニハンバーグやオムライスなのは
 麗央くんに会ったら食べさせてあげたいなと
 昨日羽井さんと買い物したときに一緒に
 材料を買っていたから。]
(41) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:56:52

【人】 雅楽 雅


  よし、出来た。
  朝食に行こ。
  

 [和洋と来たから、今日の朝食は中の予定。
 中華粥のセットとかがあればいいけど
 どうだろうか。
 新しく用意されていたホテルの浴衣に道行。
 上に道行着をつけるだけで、それなりに
 外出できる感じになるから、この上着は
 本当に便利だと思った。
レンタルだけど。
*]
(42) springkraut 2020/07/29(Wed) 9:56:56
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a22) springkraut 2020/07/29(Wed) 10:09:58

【人】 雅楽 雅

 ── 朝食にいく道すがら ──

 
  100均とかあればいいのになぁ。


 [コンビニ風の店舗を覗き、商品を見ながら息を吐く。
 どれだけすごい水を使っているのか、氷ですら、
 ちょっと考えられない値段で売られている。
 花畑に行くときに水筒の中に入れようと思ったけど、
 諦めるしかない。
 ちなみに水筒は持参。
 
 カップラーメンとかが売っている庶民に優しいお店が
 このホテルにあるわけがないという先入観が、
 私の目を曇らせているのか高い店にばかり足を
 踏み入れる呪いにかかっていた。**]
(44) springkraut 2020/07/29(Wed) 10:36:59

【人】 雅楽 雅

 ── 売店 ──

 [巾着を手に見ようによっては物欲しそうに
 前屈みに見ていた氷の袋(冷凍ボックスの中にある)
 から身体を上げた時、背後で密かな笑い声が
 聞こえた。>>57


  本当に。
  ぼったくr──…じゃなくて、
  足元見らr…じゃなくて、ええと、
  これも醍醐味みたいな?
  

 [苦笑しながら、後ろを振り返えば、
 随分と髪の長い男性の姿。
 なんだろう独特のオーラを感じる。]

  
  …私、氷や水にも高級なものがあるなんて、
  知りませんでした。
  
 
 [近くのミネラルウォーターの棚に視線を送り、
 目を細めた。*] 
(68) springkraut 2020/07/29(Wed) 14:59:21

【独】 雅楽 雅

/*
冷凍ボックス違う?!
お店の販売用の冷凍庫ってなんていうの?

なんとなく分かってくれると思うけど、ど。
(-42) springkraut 2020/07/29(Wed) 15:14:25

【人】 雅楽 雅

 [非日常、だと思う。
 このホテルに来た時からずっと。
 困ってたら颯爽を現れた麗央くん。
 ひょんなことから昼食を振る舞った羽井さん。
 ジュースを奢ってくれたあの子。
 そして、このひと。>>71

 知らないひとから声をかけられるだけじゃなくて
 私からも知らない子に声をかけたり。

 優しくて親切で。

 他人、だからかもしれない。
 ここだけの、]


  だって、あそこのボトルウォーターなんて
  あれ、500mℓちょっとなのに15,000円って… 
  怖いくらい。


 [吹いてるみたいだけど、私は大真面目だ。]
(89) springkraut 2020/07/29(Wed) 18:43:32

【人】 雅楽 雅

  
  それ、わかります。
  雰囲気に呑まれちゃうのですよね。
  本当はあれ?って思ってても、そういうものかなって。
  見失っちゃうの。

  

 [共感に頷いて、男性の顔を見上げる。
 今更だけど、このひと、背、高い。
 このひとも羽井さんみたいな経営者なのかな。]
  

  …え、分けてもらえるの?


 [男性の耳より情報に目を大きく見開かせる。>>72
 部屋のある廊下にはなかったんだよね、無料の製氷機。
 だから無いものだと思ってたけれど、もしかしたら、
 気づかなかっただけでスイートルームは部屋に
 それぞれ設置されていたりして。]


  あ、いえ、聞くのにお金はかからないし、
  大丈夫、自分で聞いてみますから。


 [自信を失いかけている男性にそっと微笑んだ。*] 
(90) springkraut 2020/07/29(Wed) 18:43:36

【人】 雅楽 雅

 [と、その時。 ]

 …ぁ、
あー!!
そういえば…、
 
 [不意に思い出して私は声を上げる。
 男性がお店に気を使って、静かに話そうとしているのに
 台無しだけど、私は気づいていなかった。]

 (昨日羽井さん、ワイン冷やすときに氷用意してたよね。
 あれどこから持ってきてた?)

 
  ………………なんか、
 冷蔵庫に普通にありそうな気がしてきました。


  
すみません…。**


 
(91) springkraut 2020/07/29(Wed) 18:57:50

【人】 雅楽 雅



  (…あれ?このひとも驚いてる?)


 [沈黙のあと、ボトルウォーターの値段を口にする
 男性は血の気が引いているように見えなくも
 ないような。>>118

  
  …ちょっとじゃなく、私には全然、
  この先も一生出せない値段だよ。
 
 
 [ジュエリーウォーターと言われるそれの容器には
 クリスタルが贅沢に使われていて、特別なキャップの
 デザインが施されている記念ボトルは更に値段が
 跳ね上がっていた。]


  え、ええっ!
  このホテルにそんな売店あったのですか?


 [比較的安いお店の話を聞けば、食い気味に巾着から
 ホテルの案内図を出して、どの辺りにあるかさらに
 詳しく尋ねただろう。]
(143) springkraut 2020/07/29(Wed) 22:45:40

【人】 雅楽 雅

 [こう、いい感じに浮かべた微笑は長続き
 しない。そんなものです。

 私の声に驚いている男性を余所に>>119私は私で、
 記憶を整理して導き出された結論に、
 溢れんばかりの申し訳なさと恥ずかしさ。
 空気が抜けていく風船のように目に見えてみるみる
 小さくなった。]

   
  
…………はい。


  
 [消え入りそうな声で応える。
 笑われてはいたけれど嫌な気持ちは全然しなかった。]


 (人柄なのかな、暖かい感じがする。)


 [そんなことを思いながら、少しの世間話。
 花畑に行く予定なことを話せば、彼からも何か話が
 聞けただろうか。*]
(144) springkraut 2020/07/29(Wed) 22:45:44

【人】 雅楽 雅

 [庶民向けの売店の場所を聞けば、印をつけて 
 案内図をしまう。>>158
 正確には覚えてなさ気だったけれど、
 大体の位置がわかればなんとかなるだろう心算。]


  いえ、一人で来たので。
  …ええと、懸賞に当たって。


 [尋ねられたことに応えながら、内心うっかりして
 たなと思った。>>159
 こんな話をすれば聞かれるだろうことを想定して
 いなかった。
 一人が悪いとは思わないのだけれど。]

  
  私、本当はこういうホテルに来れるような身分
  じゃないんです。
  でも、せっかくすごい確率で当たったのだから、
  楽しもうと思って。


 [言い訳するみたいに聞こえてないといいなと
 思いながら笑って。
 男性のほうから特に話がなければ、朝食に行く途中
 だったことを告げて、そろそろ別れようか。*]   
(168) springkraut 2020/07/29(Wed) 23:34:23
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a59) springkraut 2020/07/29(Wed) 23:40:17

【人】 雅楽 雅

 ── 昼、ホテル→花畑 ──

 [男性と別れ、訪れた中華レストランでは
 お粥をメインにしたモーニングを提供していて、
 私は魚介類をたっぷり使っているという龍仙粥の
 セットを頼んだ。
 セット内容はお粥のほか、自家製ザーサイ、春巻き
 、ミニサラダに杏仁豆腐。

 どれもすごく美味しかった。

 それから、部屋に戻り作ってあったお弁当と
 氷を入れた水筒を尾州織の鞄に入れてフロントで
 ハイヤーを頼んだ。]


  よろしくお願いします。
 

 [運転手に開けてもらったドアから車に乗る。
 花畑はホテルから少し離れたところにあるらしい。*]
(175) springkraut 2020/07/30(Thu) 0:03:10

【人】 雅楽 雅

 ── 花畑 ──


  …ありがとうございました。
  帰るときはまた連絡しますので、
  その時はよろしくお願いします。


 [運転手はもう、チップを強請るようなこと
 はなかった。 
 私は駄目だと悟ったのかもしれない。

 車を降りて、道なりに少し歩けば、
 話に聞いた場所にすぐに辿り着いた。]



  すご………っ!


 
 [吹き上げてくるような風。
 向日葵の黄とそばの花の白、ラベンダーの薄紫が
 一面に広がる光景。

 所々に設けられた芝生の植えられたエリアは、
 腰を下ろして、ゆっくりこれらを眺めるため
 のものだろう。]
(191) springkraut 2020/07/30(Thu) 0:35:24

【人】 雅楽 雅


  気持ちいいな。


 [お弁当を広げ、花畑を見ながら空を見上げる。
 雲一つない晴天、確かにさっきまではそうだった。

 なのに、

 
  ──ポツ。


  頬に水滴が落ちる。]


   嘘。


 [ポツ、ポツ、ポツ…。
  それは瞬く間に増えて、辺りを薄灰に覆っていく。
  周りに居た人達が騒ぎながら、帰っていく。
  私は、]
(192) springkraut 2020/07/30(Thu) 0:35:29

【人】 雅楽 雅

 

   
───…誰も居なくなってちょうどいいかも




  [濡れて重くなったウィッグをそっと外せば、
  ぽとりと傍らに落とす。
  
  ざああああと爆ぜる雨の中、
  鈍色の空を見上げていた。**]
(193) springkraut 2020/07/30(Thu) 0:35:42
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a63) springkraut 2020/07/30(Thu) 0:39:25

【人】 雅楽 雅

 ── 花畑 ──

 [頬を叩く水粒が心地よいと思った。
 すべてを覆い身体を濡らす雨が、まるで
 涙を流しているみたいで、暖かい気がした。 
 
 鈍色の向こう、遥か遠くにある陽よりもずっと。]


  ………


 [過去を薄めて。
 思いを薄めて。
 願いを薄めて。

 どうか。]
(288) springkraut 2020/07/30(Thu) 20:35:55

【人】 雅楽 雅

 


  
 叶わないそれらを濯い流して。



     
  
(289) springkraut 2020/07/30(Thu) 20:36:01

【人】 雅楽 雅


   ────
 

 
 [どれくらいそうしていただろう。
 普段なら、こんなところに来る人、]



  ……誰も居ないのに。



 [その声に零す。>>276
 まさか彼が来るなんて思わない。
 寧ろ、最初に会ったのだって夢だったの
 じゃないかと思い始めてて、

 だから、雲に覆われた空を見上げたまま、]
 
  
  雲が晴れるのを待ってるの。



 [振り返らずに唇を動かした。*] 
(290) springkraut 2020/07/30(Thu) 20:36:11

【独】 雅楽 雅

/*
>>290
雲雲って言ってる……
書き直したい;;
(-180) springkraut 2020/07/30(Thu) 20:41:10

【独】 雅楽 雅

/*
こ、これは私、お邪魔虫なのでは……!
来てくれて凄く嬉しかったけど、どうしよう。
そして、ちえさんは大丈夫でしょうか。
(-183) springkraut 2020/07/30(Thu) 21:02:54

【人】 雅楽 雅


  ……っ
 
 
 [後ろから何かを被らせられてハッとする。>>295
 
 身体を冷やさないようになんて、今更。
 こんなことをしたところで白濡鼠は変わらない。]


 (捨て置いてって言われても…)

 
 [その何かの裾を手で掴むと、歩き始めた
 ひとの背中を追いかけ、腕を引っ張った。]


  入りません……っ
  って言うか、貴方、人のこと言える格好じゃ……


  ───…麗央くん?!


 [驚いて目を見開く。]
(297) springkraut 2020/07/30(Thu) 21:27:02

【人】 雅楽 雅


 
  なん、で…?

 
 [状況の整理がつかないまま、
 降りしきる雨の音を聞いていた。*]
(298) springkraut 2020/07/30(Thu) 21:27:05

【人】 雅楽 雅

 [返そうとしたラッシュガードがパサリと
 地面に落ちる。
 色を無くした髪からポタポタと滴が零れて
 睫毛も頬も唇も空の涙に濡れていた。]


  ……何、言って
  

 [疑問に疑問を返されて。>>301
 状況に見合わない冗談のような軽口。]


  バカ……
  私、髪の色、抜いたことないから。


 [その言葉に解いた緊張は、けれど笑顔を
 上手に作るには弊害で、濡れて頭に張り付いた
 白い髪を、滴を零す細い一束に触れようとする
 麗央くんの手に、細めた瞳の奥が揺れるのを
 どうしても隠すことができなかった。*]
(313) springkraut 2020/07/30(Thu) 22:14:06

【人】 雅楽 雅


  麗央くん?

 
 [触れるか触れないかで、止められた手。>>322
 そこで作られた拳は、何かを我慢しているようで。
 思い出の中だけだとの言葉に、その表情に
 針で刺したように胸が痛む。] 


  私は、こんなに変わっちゃったしね。


 [でも、否定なんて出来ない。
 少なくとも私は、変わってしまった。
 見ればわかるでしょうと言うように悲し気に微笑んで。
 でも、]



  …………何かあったの?  
 


 [こんな風に聞いて、
 近く、握りしめられた手に触れてしまったのは
 今の彼が、どこか寂しそうに、苦しそうに
 見えたからかもしれない。*]
 
(334) springkraut 2020/07/30(Thu) 23:18:29

【人】 雅楽 雅

 [気のせいかもしれない。
 思い過ごしかもしれない。

 でも聞かずにはいられなかった。]


  …っ


 [払い除けられた手を元に戻しながら雨に濡れる
 麗央くんを見る。>>339
 お互いもう変わってしまったのだと思いながらも、
 けれど何故か、嫌で払い除けられたとは感じ
 なかった。
 その瞬間、走った痛みは別の、]
 
 

  ─────…そっか…。



 [俯く麗央くんをじっと見つめて、
 目を閉じて、息を吸って。
 再び目蓋を開けて、そっと笑う。]
(367) springkraut 2020/07/31(Fri) 1:20:10

【人】 雅楽 雅

 

 …あの頃、私は、君の笑顔が好きで。
 何もない、そのままの私を慕ってくれた
 あの子達の笑顔が好きだった。


 あの頃の私の、救いだった…
 

 [流行りのゲームとか買えなかったから
 お金のかからない遊びを工夫して。
 外で遊んだときは、手を繋いで歌いながら
 帰ったね。
 いつだったか、こんな雨の中遊んだ君が熱を出して、
 桃缶を持ってお見舞いにいったこともあった。
 夕暮れの公園で指差し教えた星座の名前、
 君はまだ覚えているかな。]


 あの頃の私は、ずっと無理をしてたけど、
 麗央くん達と一緒にいると、なんだろう。
 ああ、私、生きてていいんだなぁって。
 存在を許されるみたいな…



 [優しくて暖かくて。
 だからすべてを無くした今は、
 それと同じくらい悲しい思い出。]
(368) springkraut 2020/07/31(Fri) 1:20:15