人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【人】 狡兎 ツィオ

>>3 ラウラ
【街中】

「おっと……今日はもう車には乗らない方がいいらしい。
 おめかししたラウラちゃんに会ったことで、
 一瞬で酔いが回ったみたいだ」

発見する成り、額を抑えるようにして近づいてくる。
いつも通りのスーツに赤いタイのふざけた服装で笑い、

「あれ、もしかして今日俺に出会えるかもしれないと思って、
 お洒落してきてくれたの? 嬉しいなあ、俺のために。
 もしくは、これから会う誰かのためなんだとしたら、
 俺はどんなに頑張ってもそいつよりは幸せになれないな」

誰だい、その世界で一番幸せな誰かは、と
自然に隣に陣取りながら尋ねる。
世界で一番幸せな男が来るまでは、ここでお話できる?
と付け加えながら。
(7) reji2323 2022/08/12(Fri) 18:36:33

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「酒が飲まれたいってうるさくてさ。女性と同じだよ。
 求められたら断れない、小心者なんだ」

カラ、と手の中の酒精を回しながら、
珍しい場所で珍しい顔と会うもんだと笑う。

同じものを、とマスターに勝手に注文し、
丸椅子の席を回して示し。

「――へえ、ストレガさんに。そりゃ羨ましい。
 これは、随分とまたハードな方から行ったもんだ。
 いいんじゃないか? 呆れもされないよりはかなりマシだ。
 俺の判定じゃ脈ありだね、その反応は。
 彼女、いいだろ。人が好くて。敏くてさ。
 割と、死んでほしくないなって思う珍しい相手だよ」

多少酒が進んでいるのか赤い頬で言う。
(-42) reji2323 2022/08/12(Fri) 18:42:17

【神】 狡兎 ツィオ

【ノッテアジト】

報告を聞いて、レヴィアの隣に寄り。
ニィ、と笑って。

「……へえ、レヴィちゃんからすると雑な仕事なんだ」

胸を押さえて、苦しむようにして。

「まあ、そうだよね、キミが俺の胸に撃ち込んだ恋の弾丸は
 一発で俺の心臓を恋に停止させていったもんな……。
 そろそろ、この動かない心臓が主治医にバレて、
 カルテの原因・死因の欄に困ると思うんだよね。
 当然死因の欄には名前と連絡先が必要になるわけで、
 だから、そろそろ連絡先教えてほしいんだけどいいかな?」

或いは、死ぬ前に食事とか、一緒にどう? と笑う。
(G9) reji2323 2022/08/12(Fri) 18:55:12

【神】 狡兎 ツィオ

【ノッテアジト】

一瞥ももらえずともさして気にもしてない様子で、

「困ったな、俺が声を奪われたら、
 キミに胸の熱い想いを伝えるときに
 キス以外で伝えられなくなってしまうね」

相手が小型拳銃を取り出すと、
そういえばキスオブデスなんて銃もあったなと思った。

「……そうかい、気が合うね。
 俺も一番大切な時間は言葉以外のコミュニケーションが
 最良の手段だと思ってるよ。上手くやっていけそうだ。
 すまないね、生憎、食器の一つにしろ、
 アンティークの使い方が分からなくてね。
 どこかにレクチャーしてくれる優しくて見目美しい、
 髪の綺麗なお嬢さんがいたら紹介してよ」

そしたら喜んで、死ぬまでに買わせてもらおう。
(G11) reji2323 2022/08/12(Fri) 19:55:30

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「リックももう少し酒か女に愛情を注げば、
 すぐに聞こえてくるさ――」

酒杯を回すと、丸い氷がカランと音を立てた。

「相変わらず忙しそうだな。
 彼女の頭の中の手帳は分単位で予定が刻まれてるらしい。
 こちらも分単位でデートを捻じ込もうとしたら、
 秒で値切られたよ。手厳しい」

話題を繋ぐようにして、薄く笑みを零した。

「こんな時世だ。
 それこそ、そういう脈を伝手に、
 堅気に戻りたいやつも出てくるんじゃないか。
 特に俺たちみたいな立場より下は、
 抗争の匂いがし始めた時に慌てて山を降りそうだ。
 上も下も、進退に関しては緊張高まるな、幹部候補同志よ」
(-66) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:26:26

【神】 狡兎 ツィオ

【ノッテアジト】

「体温が同じだとさ」
「温度って感じにくいらしいよ」
「もしかしたらそれかもしれないから、
 機会があったら試してみよう」

冷たくあしらわれてなお嬉しそうに。
レヴィアとこの手のコミュニケーションは慣れっこだ。
たまに本当に銃弾が飛んできそうな圧はあるが、
幸い今日まで命を繋いでいる。

「お互いがお互いの幸せを祈れるって、素敵なことだね」
「うーん生憎俺が支払える最大価値って、
 俺自身になるからそれで足りるかなあ。
 ちょっと鑑定して確かめて来るよ――」

そこから離れようとして、戻り。

「ああ、そうそう――」
(G13) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:27:29
ツィオは、レヴィアに顔を近づけ――
(a5) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:28:01

【秘】 狡兎 ツィオ → 暗殺屋 レヴィア

「――ひとつだけ聞かせてよ。
 "した"か"してない"か、じゃなくてさ。
 レヴィちゃんなら、あの犯行は、"可能"?」

貴方の顔を覗き込むようにして、
男はマフィアの顔でそう問うた。
(-67) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:29:04
ツィオは、――何事かを囁いた。
(a7) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:29:28

【人】 狡兎 ツィオ

【街中】>>27 ラウラ

「あれ、誤解されてるなぁ、     
 俺がキミに会いに来るときは、
 いつもマウロ目当てだと思われてた?」

心外だなぁ、でも否定しきれないところもあるが。
――飼い猫に寄り添う子猫ってところか。

「おっと……それは好都合。
 今この国で一番地価の高い場所に、
 こうやって悠々居れるのは世界で一番幸せ者だよ。
 ……今日は視察、或いは非番かな。
 珍しいね、ラウラちゃんがマウロとは別行動っていうのも。
 もしかしてマウロくん、ご機嫌斜めかな?」

もう食事は取ったあと? とさりげなく聞きながら
相手の出方を伺う。
(28) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:59:31

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「最期に聞いた声が男の奴なんて人生、
 願い下げだと思うんだけどなぁ……」

ましてやそれが長い付き合いの相手だなんて想像するのは
軽く寒気がする。それだけは絶対に御免だ。

「分かってないな、リック少年。
 女性のNOにはいつだってYESの意味があるんだよ。
 本当に願い下げなら、女性はNOすら言わないもんさ」

軽口に付き合ってくれる間は、誰だって芽があると思っている。
しかし。――泥水を啜っていたころに比べれば、
随分と互いに、良い飲み物と服装で肩を並べるようになったもんだ。
ダメだな、こいつと飲むと。昔の事ばかり話しそうになる。

「――きな臭いのはやっぱり、アルバか。
 二、三、こっちで調べてみたいことがあるから、
 ついでに探っておくか。
 明日の朝、俺が湾で俯せに海水浴を楽しんでいたら、
 仮説が正しい証明だと思ってくれていい」

ここのところ、対面よりも上下の関係で
疲れていそうな同僚に笑った。
(-113) reji2323 2022/08/13(Sat) 16:38:39
ツィオは、リカルドと――同じ孤児だった。
(a17) reji2323 2022/08/13(Sat) 16:52:16

【人】 狡兎 ツィオ

【街中】>>37 ラウラ

「ハァ……リックといいキミといい、
 どうしてうちにはこうこう真面目な奴が多いんだろう」

訂正しても仕方がないと思う。
彼女が自分以上に誰かに価値を感じている以上、
その言葉は上滑りするだけだ。
それに、俺は、何か大切なものを語るときの女の横顔は、
そう、嫌いではない――。

「少しはワガママ言ってみていいと思うけど?
 あれで、マウロくん構われると喜ぶタイプだよ。
 でなかったら今頃俺の眉間に
 はお洒落なあしらいのピアスホール空いてるだろうし」

相手がお腹を押さえると、指を立て。

「とりあえず、何か食べながら話そうか。
 定点での視察よりさ、色々な場所を見た方がいいと思うから。
 ラウラちゃん、何か好きな食べ物か好きなツィオ様ある?」

どっちもプレゼントするよ、と言いながら道の先を促した。
(41) reji2323 2022/08/13(Sat) 16:56:32

【神】 狡兎 ツィオ

【ノッテアジト】

「―――」

ふわりと、言葉だけを香らせて、
レヴィアが雪の様に何も残さず目の前から立ち去っていく。

零度よりもなお心胆寒からしめる温度の狭間で、
男はその立ち去っていく後姿を見ながら。

静かに嗤った。

「――本気にさせるなよな」
(G15) reji2323 2022/08/13(Sat) 18:22:31

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「情が厚いように見えたならついに眼鏡が要るんじゃないか。
 俺の友人はデスクワークで視力が落ちたようだ」

元より自分は、この稼業に脚を突っ込み、
その先でマウロとリカルドと再会することになった時点で、
"正しい最期"を迎えるとは思っていなかった。

それでも。時々こいつが、眩しいと感じる時がある。
この掃きだめの中でも、こいつは上を向いている。
マウロを、俺を、
そこでしか見えない景色の先に連れていこうと、
本気で信じている節がある。
いつかこいつが二人の腕を引き、
孤児院で忍び込んだ監視塔の上から。
孤児院の外の世界を睥睨した時と――全く同じ横顔で。

――俺は思う。
三人の中で、先に死ぬのはきっと――。

カラン。
氷が回る音で我に返る。

「ああ、餅は餅屋だ。効率よく行こう。
 俺は……そんなに勤勉でもなければ家族想いでもないよ。
 適当にやるから、期待せずにいてくれ。ああ、そうだ」

乾杯。と今頃、グラスを合わせた。
バーに、グラス同士が打ちあう乾いた音だけが響いた。 
(-125) reji2323 2022/08/13(Sat) 18:31:20

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

この世で最も甘い果実は毒を持つと聞く。

たまに、
ラウラは――この表情を見せる。
この顔で囁かれるたびに、俺は理性を焼かれる。
その白首を掴んで引き倒し、穢してやりたくなる。

だから。
これは最上の遊びにもなっていた。
どこまでを理解し、どこまでが織り込まれているか。
それこそ、男女の機微みたいなもんだ。
だから俺はその言葉に囁きを返す。

「――ああ、俺も、キミのことは大好きだよ」

その好きの意味がどういったものかはともかく……。
少なくとも、彼女の食の好みが、何であるかは知ることが出来るだろう。

今はそれでいい。
(-187) reji2323 2022/08/14(Sun) 0:31:15

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

「そっか、相思相愛とは嬉しいね。
 誰ともそうであれって思うけど中々難しいからな」

肩を竦める。

「もちろん。ラザニアもきっと俺のことが好きだと思うし、
 仮に嫌いでも今日この日に二番目に好きになるチャンスだ。
 ぜひともご一緒しよう」

きっとそこからは、普通にラザニアを食べて帰るだけだろう。
その前に、二つばかり聞いておきたいことがあった。
お辞儀の距離で、自分は両手を広げて。

「ラウラちゃん、二つだけ、聞かせてよ。
 キミが僕を好ましく思ってるならさ。
 この国から一緒に逃げちゃおうか、って聞いたらどう答える?
 争いも、抗争もない、平和な地域まで。
 二人で逃げちゃおうか?」

本気とも冗談ともとれない聞き方で尋ねる。
(-206) reji2323 2022/08/14(Sun) 2:57:26

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

伸ばされた指に、自分の手を重ねる。
掴もうとはしない、添えるだけだ。
それが相手への、自分への何よりの答えになったかもしれない。

「へえ。それは、光栄だ。
 心残りなんかは、きっとラウラちゃんと一緒に居れば、
 忘れられたり拭えたり上書きしたりできるよ。
 ――男って、そういう生き物だからさ」

女に溺れようと思えば、いつだって溺れられる。
ワインだって、薬物だって、女だって同じだと、俺は思う。

「分かった、覚悟が決まったときはお願いするよ。
 その時にお互い、まだ五体満足だと良いね。
 そうしたら、随分と楽しめるだろうから。

 ――そして、次の質問には答えなくていい。
 ただ、ここで俺に質問されたことと、
 そしてその答えが見つかったときは、それを大事にしてほしい」
(-245) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:47:05

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

人をかどわかす翠の瞳が、貴方の目を覗き込む。

「――マウロが。
 もし同じように"それ"を望んだら。
 キミは、どうする――?
 俺にしたのと同じ回答なら――。
 それを覚えていてくれるだけでいい」

その結論は。
いつか、誰かの救いになり得る。
そして、願わくは、俺が居なくなったときに。
そんなことを言っていたバカがいたなと
笑って思い出してくれれば俺はそれで充分だ。

パッ、と離れ。

「――さあ、行こうか。
 ラザニアが冷える前に、エスコートしますよ、お姫様」

自分は騎士にはなれないが、道化になることはできる。
恭しく手を取って、道の先を促した。
(-246) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:48:15