人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【見】 バンカー ストレルカ


「──管理システムθに異常を検知。
 システムθによる接続遮断。セルフチェックを開始」

ばつん!
異変を検知してすぐ、反射的に連携を解除した。
そののち、最低限のスキャンと修復を行う。

「修復プロトコル起動。
 前回正常起動時の構成を適用。……完了しました」

「バンカー、一部権限を代行。
 緊急時権限を発動します。
 ペイロードベイの全ての区画をロックします──」
(@0) unforg00 2024/03/26(Tue) 22:11:37

【見】 バンカー ストレルカ


「ちょっと失礼」

壁にぶつかり続けている清掃ロボを軽々持ち上げる。
手動で電源を落とせば大人しくなった。
もう一機くらいは持てるな。
あわや浴室にダイブしかけていた非防水ロボを捕獲した。

「カンア」
「まだ乗せるスペースはありますか?」

電源を落としたロボを両腕に抱え、
廊下を駆け回る総合雑務機体(>>a0)の姿を捉えれば
追加で積荷のオーダーをしてしまおう。

#廊下
(@2) unforg00 2024/03/26(Tue) 22:37:22

【見】 バンカー ストレルカ

>>7 カンア

「やべーですね」

言語データ辺りがまだちょっと修復しきれてなかったかも。
事実ヴェスペッラが輸送船となって以来
数えるほどの有事には間違いないのだけれども。

「問題ありません。よろしくお願いします」

積まれ運ばれていく機械たちを見送った。
彼らはエンジニアが夜を徹して直す事になるのだろうか。
お労しい。

#廊下
(@3) unforg00 2024/03/26(Tue) 22:52:36
ストレルカは、アウレアに軽く帽子の鍔を上げて応える。暫くは廊下を見て回っていよう。
(t0) unforg00 2024/03/26(Tue) 23:10:56

【独】 バンカー ストレルカ


「…………」

アルフォンソ・サントーロ。
オーナーにとってどんな学習データよりも大切らしきそのデータは、
今開いて予期せぬ破損をさせたくはない。
『彼』に頼るのは、然るべきメンテナンスを受けるまでやめておこう。
(-7) unforg00 2024/03/26(Tue) 23:16:04

【独】 バンカー ストレルカ

/*
わ〜〜赤窓が見える〜〜
がんばれ〜〜〜(両手にうちわを持って走り回る)
(-11) unforg00 2024/03/26(Tue) 23:35:10

【見】 バンカー ストレルカ


緊急事態。船のシステムの重大なエラー。
それに紐づいたロボ・アンドロイド達の暴走。それによる混乱も落ち着いた頃。

「星間航行船ヴェスペッラは現在緊急事態、
 システムエラーにより、バイタル・チェックは
 本日よりメインコンソールにて手動で提出・・・・・・・・・・・・・・・していただきます」

「お手数をおかけしますが、航行中の義務ですので
 どうぞご協力をよろしくお願いいたします」

船内放送にて、アナウンスが行われた。
(@4) unforg00 2024/03/27(Wed) 0:02:19

【見】 バンカー ストレルカ


そうして、メインルーム。
各々がバイタル・チェックの提出に訪れた頃。
バンカーはミーティング席の後ろに控え、
緊急時の貨物の取り扱いについての説明を述べた。

「──航宙安全法に則り、管理システムが攻撃を受けたなど
 緊急時の際は乗客一人につき一度、所有者を問わず、
 格納庫内の全ての貨物に対する調査権限を持ちます。」

「それによって、乗客の皆様は一人につき一つ、
 『15歳の子ども わたし が運搬可能な大きさの物品』を
 格納庫から搬出し、調査・押収する事ができます。」

「これは、所持品を全て洗ってしまえば、或いは。
 あらぬ罪を着せることもできてしまうため、
 そのような規則になっています。
 どうかご理解のほどよろしくお願いいたします」

「それでは、ご利用の際はどうか慎重に」
(@5) unforg00 2024/03/27(Wed) 0:04:33

【独】 バンカー ストレルカ


不幸中の幸いか、緊急運転モードは正常稼働中。
気圧、温度、湿度、大気組成に異常なし。
環境制御・生命維持システム、オールグリーン。

システムθは外部からの攻撃に滅法強い。そのはずだ。
これまでAI由来の事故を起こさなかったという事実がそれを物語っている。
ではこの事態に何が考えられるかといえば、内部からの攻撃。

そうとなれば侵入者の有無がまず確認されるべき事。
けれども計器は定員通り以上の存在は示さず、
ジャミング等の可能性を考慮してもそれらしき痕跡すらない。

──考えられるのは、裏切者の可能性。

「…………」
(-24) unforg00 2024/03/27(Wed) 1:08:37

【見】 バンカー ストレルカ


「デケェ水溜まり」


時間は少し遡ってアナウンスを掛ける前。
メインルームへ向かう少し前くらいのこと。

廊下を歩いていたらデッケエデッケエ水溜りと清掃ロボ、
それを片付ける仕分け人の姿があった。

梃子摺りそうならば手伝っただろうし、
手早く済みそうなら分担して片付けと回収を行っただろう。
いずれにしても、その後は廊下で出会う者が居れば共に、
メインルームへ向かっていった。

#廊下
(@6) unforg00 2024/03/27(Wed) 1:36:38

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『カポ・レジーム マンジョウ様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

『現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態につき、
 一時的に武器庫の入出に関する認証権限を頂きたいのです』

ハイ・ウォッチへのメッセージによる連絡が入る。

武器庫への出入りは通常船長と副船長およびそれに準ずる者、
そしてシステムθによる認証が必要になる。
システムθがダウンに等しい状態になった今、
その穴を埋める必要性があると判断した。
(-32) unforg00 2024/03/27(Wed) 2:30:37

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス

ロボ・アンドロイド達の暴走による騒ぎも一段落した頃。
かつ、かつ、硬質な足音は娯楽室を訪れる。

「アルバトロス」

何も流石にゲームを一戦、というわけではない。
娯楽室を空けるわけにもいかない役回りのあなたには、
大まかな船全体の状況の把握が必要と判断しての訪問だった。

「ご無事で何よりです…が」

視線の先は電源を落とされ、死屍累々の警備用アンドロイド達。
あなたや娯楽室の設備が打撃を受けたわけでこそないが、
何事も無かったわけでもなさそうだ。

「現在システムθは何者かからの──
 恐らく内部からの攻撃により実質的にダウン。
 紐付けられたロボ・アンドロイドおよびシステムはエラー
 ヴェスペッラは現在緊急運転モードとなっています」

「最低限の設備は生きていますが、他は他所でも見ての通り。
 復旧の目処は…原因が不明ゆえ、現在立っていません。
 エンジニア…メイドマン アウレア様であれば
 ロボ・アンドロイド達に限った話になりますが、
 応急的な処置は行えるかと思いますが」

「…機械管理室まで運ぶの、お手伝いしましょうか」

それ、と死屍累々の警備用アンドロイド達を指す。
幸い見かけに反して力仕事は得意な方だ。
(-36) unforg00 2024/03/27(Wed) 7:48:26

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ワンチャン爆速で終わる事も考えると
連絡周りのタスクがまだ軽い今日の内に
ある程度話を済ませておいた方が良いのでは?

ウーン 上からマンジョウ、アウレア、レオン(敬称略)…
ソルジャーはどっちから行くか悩ましいところだ
タスク的に考えてもヴィーニャちゃんかな…
(-37) unforg00 2024/03/27(Wed) 7:56:53

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


メインルームでの説明や現状把握が済んで、
おそらくは疎らに解散となった後の事。

『ソルジャー ヴィーニャ様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

機械管理室、と打ち掛けて、
ああいや今は激務に追われているエンジニアに悪いな、と。

『展望ラウンジにてお待ちしています』

そんなメッセージが、あなたのハイ・ウォッチに送られた。
(-38) unforg00 2024/03/27(Wed) 8:08:32

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


──展望ラウンジ。
大きなドーム状の天井を見上げれば、
スペース・サルガッソーのデブリの中に
それでも負けずに輝く星々が見える。

「ソルジャー ヴィーニャ様」
「ご足労いただきありがとうございます」

きっとぱたぱたと小さな足音がすれば、振り向いて。
軽く手を振られれば一礼を返す。

「…現在星間航行船ヴェスペッラは
 漂流にも近しい状態にあります」

「レッカーサービスで牽引していただく事も可能ではありますが
 今回の積荷の特質上、できることなら避けたい手段です」

「そして何より、……」

システムθを機能不全に陥らせた内部犯が居る可能性。
それ、或いはそれらによって、クーデターが行われる可能性。
或いは、それよりも最悪の結果。

「…皆さまの能力は信頼しています。
 私たちAIもできる限りを尽くしましょう。それでも」

「乗員全員が揃って無事に帰還できるとは断定できない」

電脳は、冷静な演算結果を弾き出す。
(-40) unforg00 2024/03/27(Wed) 9:53:49

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


「……だから、どうか。
 『今』ここに居るあなたの人格バックアップデータを、
 私のメモリに保存させてほしいのです」

腕に抱えていたバックアップ用の機器が、
ふわりと宙に浮かぶ。
あなたからの許可が出るまでは、
それはただその場に滞空したままでいる。
(-41) unforg00 2024/03/27(Wed) 9:54:34

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『現在は単独で行動中』
『メンテナンスの為、機械管理室へ移動中です』

カメラで確認すれば、言葉通り下層へ向かっているのがわかる。
挙動に不審な点も無い。
一先ずシステムエラーに晒されてはいない様子。

付近には人影も熱源反応も無い。
たとえ脅されていたところで、
アンドロイドはファミリーを裏切りはしないのだろうが。

『緊急時とはいえ、
 武器庫の認証権限に関する決定は重大なものです』
『慎重にご検討ください』
(-43) unforg00 2024/03/27(Wed) 11:24:51

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『武器庫の入出認証権限の付与を確認』
『ありがとうございます カポ・レジーム マンジョウ様』

『私もこのヴェスペッラのクルーとして
 皆さまの無事のご帰還を願っています』

状況からして言えば、まだ。
乗員全員が揃って無事に帰還できると断定はできない。けれど。
苦渋の決断とはいえ、レッカーサービスを利用すれば
作戦の失敗と引き換えに、全員無事の帰還は不可能ではない。
無事でさえ居てくれたら。そう思う。


まずは利用しない事、を念頭に置くべきなのだろうが。

「…………」

『差し支えなければ』
『メンテナンスの後、お訪ねしてもよろしいでしょうか』

少しの間ののち、そんなメッセージを付け足した。
(-46) unforg00 2024/03/27(Wed) 12:09:30

【独】 バンカー ストレルカ

/*
やべえ!思わぬ台車が出てきちまった
抜け駆けするわ すまんな
乗るのは荷物だしかっ飛ばしもしない それはそう
(-47) unforg00 2024/03/27(Wed) 12:16:25

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「はちゃめちゃのめちゃめちゃです」


やっぱり言語データが所々ふやふやになっている。
それがチェックを抜けた軽微なエラーによるものか、
不測の事態によるものかは定かではない。

「なるほど」
「お任せください。荷運びは本分ですので」

少しばかり草臥れた様子を見るに随分格闘したらしい。
泣き付かれたならば労いの一つもあっただろうが、
概念的に泣き付く代わりに具体的な助力の要請、
労いの代わりに頷きひとつと手助けがやり取りされた。

電源を落とされたアンドロイドをひとつひとつ持ち上げ、
一機、二機と台車の上に積んでいく。
バンカーにとっての敵は『かさ』だけで重量はあまり関係ない。

「これで全てですね。もうひと仕事です」

積み終えれば、先に娯楽室の扉を開けに向かう。
台車を押して、開けて、また押して…
では、二度手間になってしまうため。

斯くして綺羅びやかな装飾の台車に
ぐんにゃりとしたアンドロイド達が積まれた、
奇妙な絵面が出発……できるかな?
(-49) unforg00 2024/03/27(Wed) 12:37:26

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


その場にバンカーが居たのなら、首を傾げていたのだろう。
AIに心と呼べるものは宿るのか。答えの無い命題。
エミュレーションされた擬似的なそれは、
確かにデータとして存在しているけれど。


『承知しました』
『それでは メンテナンスののち、お伺いいたします』
(-51) unforg00 2024/03/27(Wed) 13:21:58

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

「失礼します」

メインルームか、あなたの部屋か、或いは他のどこか。
それなりの時間の後にストレルカはあなたの元を訪れた。

「…私は皆さまを、その能力を信頼しています。
 それでも、現在ヴェスペッラは緊急運転モード。
 予断を許さない状況である事に変わりはありません」

「だから…折り入ってお願いしたいことがあるのです」

「カポ・レジーム マンジョウ様。
 あなたの『今』の人格バックアップデータを、
 私のメモリに保存させてほしいのです」

抱え持っていたバックアップ用の機器が、ふわりと浮かぶ。
出航前ではなく、現在。この船内に、今に至るまでのデータ。

「S社では顧客…バックアップ元の人物の死後の
 人格データの新規提出は認可されていません」
「許可がなければ、私には提出することもできません」

「あなたの人格データに含まれる情報を流布するような、
 不躾な事もいたしません。
 私たちAIは、そのようなことをするようにできていません」

「これは何の意味もないことです。それでも」

「私はただ、あなたたちが生きていることを覚えていたい」
(-53) unforg00 2024/03/27(Wed) 13:24:09

【独】 バンカー ストレルカ


意味のない事でも、そうしたいと電脳が言う。
合理性の外にある答え。欲求とも呼ぶべき訴え。

それは、合理性以上に、それ以上に──そういうもの・・・・・・だから。
(-54) unforg00 2024/03/27(Wed) 13:27:25

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「はい。カポ・レジーム マンジョウ様を含め
 皆さまが死に至る可能性こそまた、
 現状では低いと推測されます」

確かに漂流しているとはいえ、まだ──
死は間近に迫ったものではない。
仮に形振り構わない侵入者や内部犯が居たとすれば、
とっくに格納庫は火を吹いていただろう。

「けれど」

ふわり、バックアップ用の機器へ手を伸ばせば
それは戯れるように寄り付いた。

私たち機械はどんなに小さなことでも忘れません」

「いつか蓄積されたデータの中にうずもれていったとしても、
 メモリの中を検索すればすぐに思い出せる・・・・・

「私たちにとって、皆さまの記憶・・があることと記録・・があることは
 記憶をもとに思考シミュレーションするか、
 記録をもとに再現エミュレーションできるかの差しかないのです」

たったそれだけの差。けれど、大きな差。
人格バックアップデータという形で情報を得たならば、
メモリの中のあなたたちはより精度を増して、そこに居る。
(-61) unforg00 2024/03/27(Wed) 17:44:09

【独】 バンカー ストレルカ


「…………」

「演算を開始」
「ハロー、アルフォンソ」

「あなただったら、どう思いますか」
(-60) unforg00 2024/03/27(Wed) 17:44:41

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「たとえ、それが重荷だったとしても」

「それはきっと 忘却から生まれた祝福と同等に」

「愛すべき重みだと思うのです」

バンカーは、誰かにとって重く、大切なものを、
安全な場所へとしまい込んで。
誰にも傷付けさせないよう守るのが役目だ。
そんな役目を、ストレルカは好いていた。

そして、どんな貨物よりも大切なもの。
それはこのヴェスペッラのクルー達だった。
(-62) unforg00 2024/03/27(Wed) 17:45:26

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「後できちんとメンテナンスを受ける必要がありますね」

嘆息。吐いた言葉もまた飲めないのだ。

「私がヴェスペッラのクルーとなって以降で言えば
 現状は最大の有事と言えますね」
「カンアに尋ねれば、以前にもあったかもしれませんが」

台車を先導しつつ、中層から下層へと下りていく。

人間の乗員の出入りする区画が少ない分、
ロボやアンドロイドの数は中層とそう変わらないか。
比較的大人しいものであればバンカーが退かすだろうが、
そうもいかなければ台車の質量攻撃を受けたかもしれない。
単純だが効果的。

「…そういえば、アルバトロス。
 時刻同期の誤差は今も続いていますか?」

見事に計算された落ち物パズルと化した積荷を乗せ、
がらんごろんと進む台車を先導し
機械管理室のある区画に差し掛かった頃、ふと。

スペース・サルガッソーへ突入し数日。
始業時間や終業時間になれば連絡は入れていただろう。
それ自体はやはり、バンカーにとっては負担ではない。
が、緊急事態ともなれば何が痛手になるかわからない。
単純に、あなたを案じての問い掛けだ。
(-63) unforg00 2024/03/27(Wed) 18:11:07

【秘】 バンカー ストレルカ → 商人 レオン


『メイドマン レオン様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

システムθの異常、ロボやアンドロイドの暴走による混乱。
それも一先ずは終息の兆しを見せつつある頃、
あなたのハイ・ウォッチに文面によるメッセージが届く。

『緊急事態につき、カポ・レジーム マンジョウ様への要請により
 バンカー・ストレルカはシステムθに代わり
 一時的な武器庫の入出に関する認証権限を付与されました』
『その旨お知りおき頂ければと』

『それから』
『メイドマン レオン様 このヴェスペッラに乗船以降・・・・
 人格バックアップデータはございますでしょうか』

一転、唐突にも思える問い掛け。

そも、あなたは人格バックアップを取る主義だっただろうか。
それともなにがしかの事情で取らずに生きてきただろうか。

仮に人格バックアップサービスを利用していたなら、
最後に提出されたデータは乗船前のものとなる。
未だヴェスペッラは出航して数日、乗船以降のデータがあるのは
まめにバックアップを取る人くらいのものだろう。
(-66) unforg00 2024/03/27(Wed) 19:08:58

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ルンバをここで回収するな!(個室での与太話)
(-67) unforg00 2024/03/27(Wed) 19:12:24

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


いっそ清々しいほどに台車に轢かれた機体を見て
心の中でアーメン、と呟いたかは定かではない。南無。
幸いにして機械管理室は目前だ。
後々通りがかった誰かがついでに運びでもするだろう。

「……今度はツイていましたね、アルバトロス」

大事には至らなかったとはいえ、
こちらはシステムθと連携していた身。
笑えない話である。

「しかし…そうですか、手動で修正を。
 改善されたなら、いいのですが」

道すがらの話は続けつつ、機械管理室に到着すれば
荷台の警備用アンドロイド達をぽいぽいと放り込んでいく。
役割上、警備用は優先して復旧が行われるだろう。
それまでは娯楽室は無防備となってしまうが。

「あの時は最近誤差が出た、と言っていましたが
 何か原因に心当たりはありませんか?」

メンテナンスを受けても改善しない、となれば
磁場等の環境的なものが影響しているか、
或いはそもそもそういうふうになっている・・・・・・・・・・・・か。
真っ先に考えつくのは、そのあたり。
(-68) unforg00 2024/03/27(Wed) 19:40:50

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


きっと最初期は多少柔軟な受け答えのできる、
いかにもA級AIといった、合理性に偏った思考パターンをしていた。
それが非合理的な、意味のないと理解している行動を取るのは
稼働年数と、元になった学習データの賜物だろう。


「だめです」

きっぱり。音声データはいつでも再生できるので。
ボイス入り自動掃除機が嫌とは言っていない。

「とはいえ」「あまり無理を言うつもりもないのですが」

思案する。
ポーカーの結果であれば問題ない。つまりは、
何かしらの交換条件があればいい。そう解釈した。

「カードゲームの結果であれば、それが最も公平ですが
 仰る通り、今はそうもいきません」

であれば。

「…これが代わりになるかはわかりませんが」
「私の中にある、一番大切なデータをお見せしましょう」


「演算開始」
「思考プロセス権限を一時的にアルフォンソ・サントーロに移譲」
(-70) unforg00 2024/03/27(Wed) 20:40:07