人狼物語 三日月国


131 蕐の残香、追憶のブーケトス

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視点:


【人】   グレイス




  彼を想う彼女と
  彼女を想う彼と。

  彼と彼女が同じ時を重ねることは、
  もう叶わなくなってしまいました。

   
  二人は終わった、と思っているようですが。

  
終わってはいませんよ。


        むしろ、
追憶
の物語はここから。


  
(1) alice_sanjou 2022/02/16(Wed) 4:12:21

【人】   グレイス




このブーケ、受け取ってもらえますよね?


  
(2) alice_sanjou 2022/02/16(Wed) 4:14:22

【人】   グレイス



  逢魔が時。
  昼から夜へと移りゆく狭間の時間。

  普段なら、起こり得ない何かが起こり
  重なるはずのない二つの世界が重なる時間。

  彼女の呼び声が彼に届く瞬間が
  確かに、訪れるのです。

        それは届かないはずの想いが
           世界を越えて届くとき。


  散ったはずの
の香りが漂えば
      それは蝶を惑わせ、引き込みますから。

  
(10) alice_sanjou 2022/02/16(Wed) 23:43:27

【人】   グレイス



  その声に気づいてしまったのなら。
  何処か、懐かしくも感じる声に振り返ったのなら。


  その時がきっと、
始まりの時。

  
あぁ、でも…………。



       空間が重なることがあっても。
       生と死の事実が覆ることはないですから。

       逢瀬は一体何をもたらすのでしょうか。


  二人の行く末は
追憶
の先に。

  
(11) alice_sanjou 2022/02/16(Wed) 23:48:03