人狼物語 三日月国


95 演劇の村 第一幕

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【人】 【鬼】 虎熊童子


 ぐっもーにん視聴者ニキネキ!! 今日も今日とて誰よりも早く討伐されたいRTA、はーじめーるよー
 前回は無事に桃太郎ネキ、もといモモコちゃんが産まれたところまででしたね。モモコちゃんはお婆さんニキと家に帰ったようですが……>>15んっんー、これはバッドステータス『ぎっくり腰』ですね。お婆さんが桃太郎を抱き抱えることにより一定の確率で発生するアクシデント系イベントです、重機タイプのお婆さんなら問題はないのですが、今回は人間タイプですし……多少のロスが発生しそうです。
 
(20) おーが 2021/09/20(Mon) 19:45:45

【人】 【鬼】 虎熊童子


 >>26おーっと、ここでトラくんが何者かとエンカウントしたようですね。一度千里眼を解除しましょう。こんな序盤から鬼ヶ島までくるプレイヤーは普通いませんけど、まぁ何か縛りプレイ中の同業者ニキネキの可能性もありますので、さてさてこれは狼……ニキですね。間違いありません、狼の姿をしていますが狼ニキです。このゲーム場合によっては赤ずきんが狼の姿をしていたが為に狼vs狼なんてシュールな図が発生したりしますから……
 と、言うことで、トラくんのドキドキ初コミュニケーションを始めていきましょう。
 ここでこのゲームの設定について深掘りしますと、基本的にプレイヤーはキャラクターそのものになって、普段言葉を発するように会話を行うことができます、歩く食べる飛び跳ねるといった動作も同様ですね。
 ですが、ここで一つ問題が。
 パート1でも説明したとおり、『演劇の村』ではティラノサウルスの姿をした桃太郎だって登場させることができます。しかし我々の感覚はあくまで人間の体を動かすことに特化しています。突然ティラノサウルスの体を動かせと言われても、普通は動かせません。中には平然と動かす変態ニキネキもいますけど……閑話休題。
 その問題を解決してくれるのが『セミオート機能』です。この機能を使うことで、トラくんはこちらが事前に設定した内容に基づいて、半自動的に動いてくれます。
 ではでは、トラくん!! 張り切っていきましょー!!
 
(33) おーが 2021/09/20(Mon) 22:42:40

【人】 【鬼】 虎熊童子


「重要なのは……狼よ、重要なのは『桃太郎一行』であると言うことだ。『桃から生まれ』、『三人以上』の仲間を連れた『桃太郎』が、この『鬼ヶ島』に上陸することが重要なのだ」

 ゆらり、と。陽炎が揺れるように虎熊童子は立ち上がった。
 二十尺はあろう屈強な肉体に、針金を思わせる白髪。肌は海より深い青色で、天に向けた一本角が目を引く。
 彼は鬼の四天王が一角、大鉈の虎熊童子である。
 不思議な感覚であった。
 彼は産まれてからこの鬼ヶ島にやってくるまでの正確な記憶を有しており、そこに矛盾や不可解な点は存在しない。
 であるにも関わらず、まるで自分という命がつい先日誕生したかのような、そんな違和感を感じており、そして同時に、虎熊童子はある使命感を手に入れていた。
 近い将来、この鬼ヶ島に桃太郎という存在が仲間を引き連れやってくる、この虎熊童子を討伐するために。
 そいつらの相手をするのが自身の『役割』なのだと、虎熊童子は本能で理解していた。

「俺が相手にするのは『桃太郎一行』だけだ。俺を喰らいたければ、桃太郎の元へ行け。そして奴の仲間となるのだ。いいか狼よ、重要なのはそこなのだ」
 
(34) おーが 2021/09/20(Mon) 22:43:08