人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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【人】 左方舞 五十鈴

「……シキがいない、あと……鬼も……」
(0) tamatamasuka 2021/07/22(Thu) 21:17:52

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「……なんで僕より先に選ばれちゃうの?

僕、すごく気合入れてアピールしたはずなんだけど。
神狼を殺すってさ……殺して、祭りを終わらせるって。
……なんで、僕は選ばれない……??」
(-1) tamatamasuka 2021/07/22(Thu) 21:20:29

【人】 左方舞 五十鈴

「はあ。
僕は選ばれたかったのに。

なんで”何も知らない”奴らが選ばれて、僕は選ばれない?
僕の踊りが気に入らないの?
僕の体が気に入らないの?」

五十鈴はぶつぶつと文句を言っている。
(2) tamatamasuka 2021/07/22(Thu) 21:27:23

【人】 左方舞 五十鈴

「おっ、あの鬼元気そーじゃん」

くすくす。
(5) tamatamasuka 2021/07/22(Thu) 21:36:03

【人】 左方舞 五十鈴

「あはははは、いいねいいね、やーいやーい!
僕ねえ、そーゆー顔見るのだぁい好きだよ!」

まあそれは大変ですわ……どうかお大事になさってくださいませね……
(8) tamatamasuka 2021/07/22(Thu) 21:42:04

【人】 左方舞 五十鈴

>>4 沙華

「ん?僕のこと?
……ごめんごめん、誰のことなのかわからなかったよ」

するっと軽快なステップで横を通り抜け、忘れた頃に遠くから声を投げた。
(16) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 0:10:11

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「……はあ。
聞こえてる?”右”君。

どっちか選ばれてたらなあ、ちょっと面白いことができたのに。
残念だなあ。
ね、右君はお祭り終わったら帰っちゃうの?」
(-15) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 0:33:59

【鳴】 左方舞 五十鈴

「……ちっ。
今日はシキと、鬼女か。
……なんで僕じゃないの?
神狼を殺す瞬間をさ、今か今かと待って、ずっと祭りの日を楽しみにしてたのに。

……あと僕沙華の行動がよくわかんない。
いつもああなの?
僕よりぶっ飛んでるね」
(=0) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 0:41:28

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

「何企んでやがった、"左"の」
 
 皮肉げにそう言って。

「面白いことじゃねぇよ。何するつもりだ。
 ……帰るよ。俺はここに勉強にきたんだから。
 こうみえてシティーボーイなんでね」
(-16) gt_o1 2021/07/23(Fri) 1:03:51

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「僕は五十鈴。

……どーしよっかな。
ソトの人にさ、話してもわからないかもしれないけど。
僕ねえ、生贄をね、欲するような強欲でクソカスな神様って、島神として相応しくないと思うんだよね。
ちゃあんと勉強してきたシティーボーイにはわかるでしょ?

だから

僕が神様になってあげる。
生贄じゃなくて、りんご飴で島を守ってあげる神様にね。
そのためにはさ、”印付き”に選ばれて……神狼をおびき出して殺さなきゃいけない。

でもね、また今日も選ばれなかった。
せっかく殺す気満々なのに、ちょっとがっかりしちゃうね」
(-18) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 1:45:30

【鳴】 左方舞 五十鈴

「僕はがっかりしてるんだ。
また今日も選ばれなくてさ。

……もし僕が神狼に従う派閥なら、僕自身を候補に選ばないよ。
何も知らない奴を送り込んで、何も知らせないまま犯して、供物にする。

僕がわざわざ渦中に飛び込んでべらべら喋るのは、神狼を殺すためだ。
神狼を支持する連中がいるのは知ってるよ。
生贄が100年に一人ってのは燃費いいもんね。

沙華はなんだか変わった。
……ううん、変わったのは僕なのかな。
気持ちが、読めないんだ。
島には悪い人なんていない
って、僕知ってるのにね」
(=2) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 1:53:34

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

「……確かにわからん。その感覚は。
 神になりたいってのは……」

 一面では。

「……わかる」

 舞とは、神に奉納するものでありながら。
 神に近づくものでもあるから。
 五十鈴とはきっと、理由が違うのだろうけど。

「で、神狼? ……を殺すって。
 どーすんだよ。
 実在するかはいったん置いといて。
 神様って……こう……不思議な力で守られてるもんじゃないの。知らんけど」
(-27) gt_o1 2021/07/23(Fri) 13:24:46

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

はたして、己の身に迫る"それら"を気取ったかのように
暫し暗がりへと姿を隠していた青年は
呆気なくその身を捕らわれ、島の掟に依って囚われた。

如何なるようにしてそれは為されただろうか。
青年は、己を捕らえた者たちの顔を垣間見ただろうか。
何れにせよ、しかない書生に努めるだけの若人一人に
迫る"遣い"たちの手を払う力など有りはせず。

「......。」

闇を孕むような祠の中に在って、己に刻まれた印を
ただ指でなぞり、顔をもたげ、暗い目を凝らし
周囲から聞こえる不徳な音色に、耳を塞ぐ。

「...五十鈴さん、あなたは...」

あなたの声が聞こえれば、青年はじっと表情を向ける。

蒸れるような熱に満ちた、肉を貪る獣の窖の中で
憤りに濡れるあなたの顔を見つめる若き眼は
どこか、やり場の無い後悔と悲嘆に満ちていた。
(-33) Jagd_Katze 2021/07/23(Fri) 14:54:03
五十鈴は、しょぼくれながらりんご飴を食べている。
(a2) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 15:20:22

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「……僕……私には神狼の血が流れてる。
だから、きっとできるはず。
そのために舞手になったし、体にも細工をしたんだ。

いつか殺そうと思って、贄に選ばれる時を待ってた。
まあ今も待ってるとこなんだけど。
シキは……わかんないけど、あの鬼は元気そうでよかった。
もしかしたら、サクヤが一人で”引き受けて”るのかもね。

でさ、聞きたいのは”右”君が僕を信じてくれるのかくれないのか。
信じてくれるなら頼みたいことがある」
(-37) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 15:25:16

【鳴】 左方舞 五十鈴

「……変わったのは僕なのかもね。

女で生まれたのに、男としても機能するように体に細工をしたんだ。
……もしもの時、血を誰かに継がせて、子供を残して、いつの日か神狼を殺して本当に平和な島にするために。

沙華はこういうの嫌うかもしれないね。
だから、僕が一方的に近寄りがたく思ってるのかもしれない。
これをユヅに話したらユヅの負担が増えるけど。
でも僕は言うよ。

……神狼を殺して、僕が神になるんだ」
(=4) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 15:30:00

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「シキ……聞こえる?
乱暴はされてない?」
(-40) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 15:31:05

【人】 左方舞 五十鈴

「……はーあ。
なんでまた今日も僕じゃないの?
僕の”計画”は失敗だっていうの?
僕はそんなに神様に好いてもらえないの?

僕、誰かに好かれたいよ。
ぐちゃぐちゃにしたい」

口に運ぶ冷やしたりんご飴は、今日も甘くて美味しい。
(25) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 15:35:25

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

「……。」

暫し、地蔵のように黙していたが。
やがて観念したかのように、小さく声を漏らす。

「……シラサワさん、なら。
あの人ならきっと、悪いようにはしてくれない」

再びの沈黙、そして。

「……君は、こんなことを望んでいたのか?」

その言葉は、哀疑交々な色に濡れ満ちていた。
(-42) Jagd_Katze 2021/07/23(Fri) 16:10:26

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「あれ?もしかして僕のこと疑ってる?
やだなあ、ちょっとおもしろくなっちゃった。

……僕が神狼を信奉してたならさ、僕自身を候補に選ばないよ。
何も知らない奴をたぁーっくさん放り投げてさ、何も知らないうちに贄になってもらった方が都合いいでしょ?

ざんねーん、僕は”シロ”でした!

……ま、それは置いといてさ、僕落ち込んでるんだよね。
順当すぎる人選じゃん?
サクヤはまず祭りに逆らわない、シキとあの鬼はソトのもんだよ。
……ガチでさ、生贄にする気満々じゃん?
ってことはさ、やっこさんがお出ましになるってことだよ。

ねえ、僕もそこに行きたいなあ」
(-44) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 16:24:55

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴


「……はぁ、なるほど」

 いまいちピンときていないようすで、そう呟く。
 あなたの話に相槌を打ちながらも、
 きっとわかってはいないのだろう。

「……よくはわからんけれど。
 ええと、まぁ、頼み事なら聞くぜ。
 正直、話は信じられないというより、理解が及ばない、が正しいが」
(-46) gt_o1 2021/07/23(Fri) 16:50:47

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「……私がもし神狼を殺すのに失敗した時は、サクヤを連れて逃げて欲しい。

サクヤがここで孕んで、子供を産むならそれは私の子かもしれない。
……男としても機能するように体に細工をしたんだ。
神狼を殺せる可能性のある、神狼の血を絶やさないためにね。

ソトの奴を巻き込む気は無いよ。
”右”君があまりに熱心に踊ってたから、気になっただけさ」
(-47) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 17:00:56

【鳴】 左方舞 五十鈴

「ユヅが女の子だったらな、僕の子を身籠ってもらおうと思ったのに。
もし僕が失敗してもさ、僕の子達がいつか神狼を殺してくれる、いつか島に本物の平和をもたらしてくれる、そういう保険をかけようかと思ったのに。

……神になった後のことはわからないな。
でも、りんご飴はずっと好きだよ。
真っ赤で、甘くて、美味しいから。
きっと、僕が食べた痕が残るはずだよ」
(=6) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 17:14:59

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

飄々と、しかし未だ憤りを見せるあなたの様子に
重苦しい面立ちを浮かべていた青年は、顔を向ける。

これほどに、自身を贄とする事を望むあなたが
しかし今宵は祠へと招かれなかったという事実に
青年はそこと無い思慮を巡らせつつ。

「……本気で、言ってるのか。

 君は、この祭りについては"知っている"んだろう。
 なら……この窖の中で、俺やあの巫女が
 "何"をされるかも、知っているんだろ。

 君は、それでも良いのか?」

今の青年に、あなたを気遣う余裕は微塵もない。
その問いは、むしろあなたの内に秘めたる
己が覗き損ねている"何か"を探るような物言いだった。
(-54) Jagd_Katze 2021/07/23(Fri) 18:02:39

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

五十鈴はけろりとしている。

「うん、まあサクヤのことだから大方一人で”引き受けてる”んじゃない?
ソトのさ、鬼を犯してもしょうがないでしょ。
シキはまあ、男色が好きな奴がいたら、だけど女よりは全然安全だよね。

僕さあ、もう一つ保険かけておきたいんだよね。
誰かの子を孕んでおきたい。
今回僕が失敗しても、また次もその次もずっとずーっと、島が平和になるまで神狼の心臓を狙うよ」

五十鈴は、にやにや笑っている。
(-55) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 18:12:24

【鳴】 左方舞 五十鈴

「でもさ、今回失敗してもずっとずうーっと神狼の心臓を狙えるように、子供を孕んでおきたいとも考えてるよ。
僕が今回選ばれずに失敗しても、僕の子たちがいつかあいつを殺して……本当に平和な島にする。

りんご飴が並ぶお祭りなんて、平和だし可愛いし、いいと思わない?」
(=8) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 18:15:24

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

「……」

 は、と息を飲んで。


「……ほんとに良くわからないけど。
 人を助けてほしいみたいなお願いを、
 聞いて悪いことはないからな。

 ただまぁ、できたら、だぞ。
 俺は踊ることしかできないからな、基本」

 そう言って、頷いた。
(-57) gt_o1 2021/07/23(Fri) 18:39:23

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「そ、ありがと。
サクヤは僕の大事な”腹”だから。

……”右”君が僕を孕ませてくれてもいいんだよ?
僕、今回失敗しても懲りずにさ、子供も孫もその先もずーっとあいつの心臓を狙い続けるから。
ママからもそうやって聞いてるからさ」
(-58) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 18:46:03

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

「……っ、なん……」

あなたと言葉を交わし初めてからこの方
青年の心は、あなたが返事を紡げばその度に
うら恐ろしきものを覗く感覚へと苛まれ
その深みに入り込むように、更なるものを欲した。

そして、その言葉の束を聞けば。
堪えきれなくなった恐怖の色が
震える青年の口から、溢れ出る。

それは、怨念の如き思惑であった。


「……君は……つまり……」

__そこまで呟いて、青年は言葉に詰まる。

その先の
"穢れ"
を語ることを
まるで、あなた自身に押し付けるかのようにして。
(-60) Jagd_Katze 2021/07/23(Fri) 19:06:46

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「ねえシキ……シキは何しにここに来たの……?
僕なら……シキのお願い叶えてあげられるかもしれないよ……?

そろそろ”印”効いてきた?
僕、女だけど男の機能もあるから……我慢できなくなったら言ってね?」
(-62) tamatamasuka 2021/07/23(Fri) 19:18:51

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

「……っ……」

あなたの言葉の"意味"は、考えずとも理解した。

己の体に刻まれた印、呪いの如き"疼き"に、
やがて青年も身を堕す時がやって来るだろうか。
それとも、この爛れた獣の窖の中で穢れきり
自ら人としての心を見失うことだろうか。

「……うる、さい……」

男と女の影を同時に纏うあなたの
"願い叶える"という曖昧なる甘言を
青年は、吐き出すような言葉で以て振り払う。

それでも、尚。
その印は、青年の体を蝕む。

「…………君が。
 君が、"こっち"に来るまでは
 何も分からないよ……何も……」
(-63) Jagd_Katze 2021/07/23(Fri) 19:57:54