人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


到着:U『女教皇』 キュリア

【人】 U『女教皇』 キュリア

わたくしは、ほとんどなにもしらないままここに来たのです。

ここに来る前から知っていたのは、
定期的に聞こえて来た言葉の音と部屋に置かれた本の言葉。

思い出せるのは、
物心がつくほんの少し前に誰かに世話をされていたことと、

あとは、

**
(183) li_e 2022/12/11(Sun) 22:07:08
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a32) li_e 2022/12/11(Sun) 22:15:59

【人】 U『女教皇』 キュリア

パーティーがあると知ったのは、おんなのこの声が弾んでいるように聞こえたことからでございました。
>>0

声に形はないのに、なぜかまるでボールがはずむように聞こえたのです。

思えば、3年前にここに移り住んでから、
それまでただ聞いていた音に、ただ見ていた活字や景色に
厚さ薄さ、あたたかさ冷たさ、いわゆる形容詞がくっつくことを体感いたしました。
それはとても不思議でなぜか懐かしい感覚でございました。

遠い遠い記憶、もしかしたらわたくしがわたくしになる前の記憶で
わたくしも誰かと一緒に言葉を弾ませていたような気がするのでございます。

そうだと思いたいだけかもしれませんが。
(400) li_e 2022/12/12(Mon) 23:52:05

【人】 U『女教皇』 キュリア

パーティーのために歌を歌いましょうという声かけは、直接だったか、それとも誰かを経由したものだったか。>>42
いずれにせよ「誘っていただけた」というよりは、
物語で子供達が遊ぶ時の描写のような「希望者はこの指止まれ」という形での声かけでございました。

「歌」は、わたくしにはよくわかりません。
なんでみなさんは声を高くしたり低くしたり、
声をいろいろと味わい深い調子に変えられるのでしょうか。

ただ、ここにきてわかったことのひとつに、
わたくしが育てていただいた……
そうですね、わたくしに言葉を覚えさせた”音”は

無機質

というタイプの音声であったということ。

その事実を知ってからまだ3年しか経過していないわたくしには
祝うための歌
という贈り物は難易度が高すぎるのでございました。

**
(406) li_e 2022/12/12(Mon) 23:58:03

【人】 U『女教皇』 キュリア

(3年前のこと)

[ わたくしに親という存在があったことも、
  その親に捨てられたという事実も
 
 生まれる前の記憶がなぜか頭の中に住み着いたことも

      すべて3年前のことでございました。]
(655) li_e 2022/12/13(Tue) 23:18:37

【人】 U『女教皇』 キュリア

[ 親という存在があること、子がいるという事実があることを知っていたのは書籍の中でだけでございました。
なぜ自分には親がいないのかは気になっておりましたが、
問い掛けようにもわたくしの行動範囲には誰もいなかったのでございました。

ここに来る前のお部屋は、
時間になったら廊下との境にあるチャイムが鳴って食事とお茶の入ったポットが到着しておりました。
また、時間になったら浴室の前にあるチャイムが鳴って湯浴みの準備が整えられていました。
いつどうやって誰に教えていただいたのかはわからないので、
おそらくは物心がつく前に教え込まれたのでございましょう。]

[答を手に入れたのは、奇しくもここに移動する当日のことでございました。

定期的に到着していた書籍や洋服などを一緒に移動させるためでしょう、初めて自分のいた部屋に大人が入ってまいりました。

そのひとたちの会話を聞き取ったところ、どうやらわたくしにも親という存在がいたということなのです。
書籍を読む限りでは親がいなければ生き物は生まれないので、まあそうだろうなといったところしょうけれども。]

……ああ、

[心がとてもざわざわいたしました。
衣食住を整えられず苦しい思いをしているひとびとがたくさんいることも書籍で読みました。
学がないところから果てしない苦労をしてようやく学のあるひとたちの中に飛び込んでいった勇者がいたことも書籍で読みました。
わたくしにはありがたいことに一日三食の食事もありました。一日二回のおやつも与えられており、喉が乾いた時にはポットからお茶をいただくことができました。
服もあり、生活する施設も整っておりました。]

せけんてい。

[わたくしの親という存在は、世間体のためにわたくしに衣食住を整えていたようです。
世間体という言葉は書籍で読みました。]
(656) li_e 2022/12/13(Tue) 23:20:28

【人】 U『女教皇』 キュリア

[そう、書籍。
無機質な説明の音とあたたかみのない書籍がわたくしの中身を作り上げてきたのでございました。

野垂れ死させられずに済んだ。
学を得ることはできた。

世間体を守るために、子に愛情をかけているかのように物を与えた。

世間体とは愛なのでしょうか。
書籍という物品、読書という学は優れた育成なのでしょうか。]
(657) li_e 2022/12/13(Tue) 23:22:32

【人】 U『女教皇』 キュリア

[そしてわたくしが己の手の甲にある痣こそが
”書籍で読んだ”
”証持ちの印”
に該当することも知り、

心中複雑という言葉を思い出しながら洋館へ移動したのでございました。]
(658) li_e 2022/12/13(Tue) 23:23:12

【人】 U『女教皇』 キュリア

(そして3年前、洋館に到着したあの日)

はじめまして。
キュリアと申します。

[思い返せば、わたくしが己の名を知ったのは移動する直前でしたし、名乗ったのは洋館についてその場にいた人びとに会ってからが初めてでございました。

その時に幾人のひとたちとは挨拶を交わすことができましたが。]

…………?

[それまでわたくしには友達もおりませんでした。家族ですら、顔は存じません。
なのに、ひとりの女の子の後ろ姿に激しい懐かしさとほんの少しの不安を感じたのでございました。

そして、わたくしの顔にも不安が色濃く出てしまったのでしょう。
相手のかたとはお話しすることができないまま、しばらくの時が経過しておりました。]**
(659) li_e 2022/12/13(Tue) 23:24:17
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a100) li_e 2022/12/13(Tue) 23:47:52