人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
ポップコーンです!
レス、こちらで〆ということで了解です!
綺麗に〆させて頂いてありがとうございます…!! いい暴力ふるっていただきました…!

こちらもとっても楽しかったです。どうなるかまだちょっとわかりませんが(…どうなるのかな……)イレネオさんのおかげで色々ルート固まったような感じです!!
もし機会ありましたらぜひぜひ!!(おはなし) よろしくおねがいします!
(-49) gt 2023/09/20(Wed) 23:27:38

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「ハハ、まあ、自分の何かが残る、引き継いでもらえるってのは、トシ取ると嬉しいもんだ。
 だから若者にちょっかいかけるんだなオッサンは」

わざとらしく腕をくみ、ウンウンだのと顎を振る。

「ほんとか〜?
 …いやまあ、ジッサイ、よくやってるんだろうけどよ。
 一回警察に授業参観に行くべきだったなあ」

「まあ、自分だけに見せる顔ってやつに男は弱いからな。それでいい」

役得役得、と適当な同意の言葉。
話を合わせていることがミエミエなそういう時こそ、
この男はよく聞いている。


「俺にとって必要でも、お前にとっちゃ無用かもしれんだろ」

そーいうときは、と目を細める。
その双眸はまた、ここから見えるはずもない水平線の――三日月島の朝焼けを、遠く見やるよう遠く。

「まあそれはそれで、好きにしろとしか言えねえが。
 好きに、勝手にしてる女が好みなんだ、俺。これは機密情報だが」

あなたが語るその言葉には、――目元にばかり、笑みを浮かべて。
こまったもんだと、口が嘯く。

「ま、困ったら連絡。な。手助けはできるかもしれねえから」

牢の中でいうことではないが。
(-59) gt 2023/09/20(Wed) 23:51:23

【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード

通してくれ、とアレッサンドロは答えた。
特に伺うこともなく、断るそぶりも悩むそぶりもなく。

もしそれに従い訪れたのなら、格子の向こう、
ベッドにごろりと寝転がる男の姿が見えただろう。
(-88) gt 2023/09/21(Thu) 1:46:15

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

/*
だいじょうぶです!(とりいそぎのへんしん

どたばたして黒猫を受け取れていませんでしたが、
「行間で受け取っていた」ならしかるべき場所に預けています。
「放っていた」ならお店にいるかと思います。(その場合、他にお店尋ねてくれそうな人に預かってくれって後から頼みます)

いじょう、ごかくにんください!
(-102) gt 2023/09/21(Thu) 2:35:01

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「ああ。俺にとっての愛はな。だが――……」

首を振る。

「……いいや。それが正しいか間違っているかも、俺にしか決められんことだな」

 迷っても彷徨っても、それを定めるのは己である。
 アレッサンドロの黒い、堅炭の瞳は決めかねていたが、
 それは迷っているわけではなかった。
 ――どちらも正しいと、彼の魂が叫んでいた。
 燻るその熱を、くろぐろと燃ゆる炉のように胸の内に抱え込んでいる。

「手前勝手に采配しているだけだから、これを一途というのは美化にすぎるかもしれんがね」


鐘の残響のなか、あなたの言葉が耳朶を打つ。
かりかりと、なんとはなしに頬をかいて、

「………笑ってくれるかは分からんし、欲しがるとも思えない。だが、それは得られなかったもので――

 …ああ、押しつけだ。
 ――俺も、それでいいと思う。思っている」

頷き、墓標に向き直る。

「言葉は――……」

    ──だが、顔をそらして。

「──……分からん。そんなに、話してはいないんだ」
(-114) gt 2023/09/21(Thu) 4:01:08

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「まあ、安心しな。そうそう長続きしねえよ、こんな法案。
 これでも無駄な被害を出さないよう考慮したんだぜ?
 …ま、多少の犠牲はやむを得んが」

んん、と大きく伸びをすると、またゆっくりと上体を起こす。
かぎのように曲げた掌で前髪をかきあげて、ベッドの上で片膝をついた。

「刑の決定に効力が及ばないなら、俺の逮捕は不当逮捕。取り調べに答える必要はない。
 及んでるなら何言っても無駄だ。いってもかわんねえんだもの。
 取り調べを真面目に受けさせるために、法が正当に行使される必要があるんじゃないのかい。
 不真面目なのはお前らだろ?」

──あ、と思いついたように。

「俺はハナからファミリー以外をどうこうするつもりはなかったが、
 大分いろいろと埃が出てるみたいじゃないか。
 感謝状くらい貰ってもいいと思うがね、俺は。
 代理所長殿は別に政治家でもなんでもないだろ? ああいうのの違法性は政治献金に絡む罪だから──……」

…そこまで行って、いやまて、なんて独り言ちる。

「…とはいったが素直な話、マフィアからの金はダメだな。
 あのオッサンがそれを知らなかったと言い張れば、詐欺か。中身バレるとやっぱダメだな。
 結構頑張って隠したつもりだったが、お前よくわかったな。うちの部下に欲しいわ」
「…あ、この件、お前まだ公表してないだろ? ちゃんとすれら俺を正当に逮捕できるぞ、良かったな」

──なんだか本当に安心させるような顔で、そう言って笑った。
(1/2)
(-118) gt 2023/09/21(Thu) 4:37:24

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

──そして不満そうな溜息に、どこか意外そうに肩を竦める。

「…なーんでそんなに知りたがるかね。
 単なる求知心か? まぁ、お前の友人の内心よりは説明してやりやすいけども」

どこか本当に怪訝そうな様子を見せながら、

「ま、お得意様をガッカリさせて返すのはサービスがなってねえな。
 聞いても納得するとは思えんし、お前みてえに賢けりゃそのうち分かることだが。

 答えはそう、お前の言った通り、"そうまでして裏切る"理由があるから裏切った。
 血の掟は破ればオワリだ。少なくとも、もう元の場所じゃやっていけねえ。

 で、警察官さんよ。そんなん3つくらいしか理由ねえだろ?
 金、怨恨、女。…まああと頭パーになってたり脅迫されてるパターンもあるが、そういうのは調べりゃ大体何かでてくるから今回はナシとして」

手の腹を見せながら、指折り数えて。

「金は今回のケースでは該当しなさそうだ。金巻いてるもんな。
 となると、女か怨恨だ。 …な?」

つまらん答えだろ、と。折っていた指を開く。

「まあつまり、"アリソン"だ。女の復讐。そんでその女のコトなんかにゃ、お前は興味ねえンだろ?
 俺にとって大事なだけで、お前はそんなんどーでもいいんだから。
 だからこうして語るだに、俺はちょっぴり寂しく不快な思いをする。それがイヤだからあんまり語らない。
 はい終わり。以上かい?」

言いたくなさそうなわりにべらべらと喋り、勝手に終わらせようとしたりした。
(2/2)
(-119) gt 2023/09/21(Thu) 4:43:31
黒眼鏡は、手放さない。
(c5) gt 2023/09/21(Thu) 4:48:13

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「わかんねえかなあ、変装していくんだよ。
 意外とバレねえかもよ、グラサン外していったらよ」

バカでかい背に目立つ赤髪、ついでに名と顔の知れたカポでは無理だ。
口を閉ざす様子には多分、気が付かず。


「ばあか。子供じゃないつってもな、俺はお前の上司で保護者だ。
 他に頼る相手もおらんだろ、そういうまだ面倒見がいがあるやつは……

 ………アレか?
 いるのか? 頼る相手?
 俺の知らん間に?」

…子供じゃないあたりのワードを聞きつけたのか、急に前のめりになってくる。
だが結局は、ハハ、といつものように笑って、壁に肩をつくようにもたれた。

「ま。
 好きにしろよ。
 俺も好きに責任取るから」

嗚呼、勝手な男だ。
(-120) gt 2023/09/21(Thu) 5:00:46

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「いやここ、寝る以外することねえんだよな。
 取り調べも変なのしかこねえし」

ふああ、と大あくびをして、腕を伸ばしたり肩を回したりと軽く体をほぐしだす。
普段運動していなさそうなわりにまだしっかりと太く引き締まった縄のような筋肉が、
動きに合わせて浮かび上がる。

「まあ見ての通り、男前になっただろ?」

ハハハ、なんて笑い声は、牢獄の中で軽く響く。
様子を見に来た、という言葉には、ありがてえ、なんて十字を切ってみたり。
…だがニーノの名前が出れば、少し身を乗り出した。

「らしいな。あいつ大丈夫なのか?
 悪ぃが様子みてやってくれよ」
(-121) gt 2023/09/21(Thu) 5:05:44

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「やってみるもんだって。
 終わったらやるから手筈ヨロシク」

多分冗談だが、実際にやるとなればほんとうにやりそうだな気配。


「なぁに〜、どいつだ。今度うちに連れてきなさい」

ビッと親指で床を指さす。牢獄に連れてこさせるつもりだろうか?
──アレッサンドロは放任主義ではあるが、常相手を見ている。
そして自分が放っておいても大丈夫な相手・・・・・・・・・・・・・・・・だと思うと、急にポンと放り出すのだ。


「マア俺も、こんな上司は嫌だと思うが」

にやにやとした笑み。いつもの黒眼鏡がないと、胡散臭さの質が変わる。
ぼったくってきそうなうさん臭さから、急にブン殴ってきそうなものに――
ありていにいうと人相が悪いので、あの眼鏡でもかけていて正解なのかもしれない。

「ハハハハ、できる部下を持って俺あ安心だ。
 ──ああそうそう。
 今の外ン状況がわかんなくてな。
 軽く教えてくれ」

やっとマトモな仕事の話だ。
(-126) gt 2023/09/21(Thu) 6:55:18

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「いくらでも淹れてやるさ。俺の珈琲は恩返しだからな」

無駄にこだわってサイフォンなんか使っているから、
結構な時間がかかりそうだ。

「ったく、こっから出たら調べてやるからな。
 カポのパワーを全力で使って…」

なんとも大人げないことを言いながら、
どすん、とベッドに座り直し。


「はあん、なるほどな。
 …ファミリーも随分やられたなあ」

ルチアーノの名を聞いた時には、ぴく、と眉が上がったが。

「ははは、怒るだろうな。
 ま、あいつはなんとかするさ」

適当にそんなことを言いつつ、腕を組み。

「……」
「巡査部長に、リヴィオ・アリオストってやついるだろう?」

くるくる、と指を回し。

「あいつ調べてみ。今日のラッキーカラー」

理由も不明だし、根拠が薄弱すぎる。
(-132) gt 2023/09/21(Thu) 7:42:10

【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード

ぱたぱたと引きずるような足音。
上下は貸し出されたらしいスウェット姿で、
いつもの黒眼鏡はかけていない。

「おう、ダヴィード。
 元気そうだな」

顔はさんざんにはれ上がっていて、片目の瞼は微妙に開き切っていない。
格子にもたれかかるようにして肘をつき、
あなたの様子に苦笑を浮かべる。

「見ての通り、転んで・・・顔打ったくらいだな。
 飯は出てるよ、ウマくはねえけど……」

「ってかお前、ペネロペにちゃんと言ってきたんだろうな」

オイ、なんて笑いながら格子をがちゃん、と揺らした。
(-134) gt 2023/09/21(Thu) 7:47:47

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「よう、悪いね、俺だけスイートルームに泊まらせてもらっちゃって」

にやけた顔で部屋に入ってきたのは、
警察から貸与されたスウェット姿のアレッサンドロだった。
いつもの黒眼鏡はかけておらず、足元はスリッパだ。
顔は殴られたのかあちこちにはれ上がっていて、
片目の瞼は微妙に開き切っていない。
それでもそこに在る黒い瞳はぎらぎらと黒ずんでいて、
特にへこたれたり落ち込んだりしている様子は見当たらない。

「今ファミリー・・・・・割引やってるらしいからな。
 ガンガン泊まろう」

そいつは囚人だとはとても思えない態度で足を進め、ソファーにどっかと腰を下ろした。
(-137) gt 2023/09/21(Thu) 8:04:10

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「俺が全力でなかったことがあるかよ」

ある。


「いいや、許容範囲だよ。
 死んだわけでなし、まあ、ファミリーとしちゃ被害大だろうが。
 思っていたよりは、かなりマシだ」

予定通りみたいな顔だが、そんなはずはない。
なのでこれは文字通り、“まあこのくらいなら最悪ではない”…くらいの意味だろうか。

「おう。ま、気が向いたらな」

命令…という感じでもない。
自由にやりな、くらいの緩やかさで手を振ると、

「アーそうだ。
 忘れてた。
 ダニエラ、もっかいこっち来い」

……段取りが悪い。今思いついたように、再び手招きする。
だがもしあなたが、そのへたくそな司会進行に招かれて、また格子に近づくなら。

「そこでこう…目ーつぶって。
 こう、顔を格子にもっと近づける。」

…………意味不明な指示だ。
(-153) gt 2023/09/21(Thu) 9:58:25

【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード

「そりゃよかった。
 あいつな、忙しくさせとくくらいが本人も楽しそうだから。
 どんどんケツ叩け」

無責任に笑う姿に、悲壮感とかそういうものはない。
むしろ仕事から解放されたような爽快感に満ちている。
…ここをホテルかなにかだと勘違いしているのだろうか?

「報告ごくろう。
 報告と連絡は部下の仕事、相談と確認は上司の仕事だ。
 お前はそのへん大丈夫だよな」

満足そうに頷くと…言伝を聞いて苦笑い。

「あいつは俺をなんだと…
 『まだ売ってねえ。売るとしたらこれからだ』って言っとけ」

売るらしい。
(-154) gt 2023/09/21(Thu) 10:04:09

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「今日はジョークはこれで品切れだ。
 次回入荷は未定だから、よく味わってくれ。
 
 おいおい、男の機嫌のとりかたなんか知らねえぞ〜」

珍しく腹が減っていたのか、ホットドッグが置かれるなりひっつかみ、がぶりと齧る。
そうすると顔の腫れが痛むのか、僅かに顔をしかめながらもがふがふと咀嚼をやめることはない。

「いーてて…アア大丈夫、あの駄犬だけだよ。
 飼い主にも文句いっといた」

そうして頬をかるくおさえながら、香り立つ珈琲の色には鼻を鳴らして、

「いや、いいんじゃねえか。
 細かいこたわかんねえよ、俺も」

…珈琲好きとは思えない雑な言葉で褒めたりはしながらも、
あなたの話を静かに聞いた。

「ま、悪いかいいかを決めるのは俺だ。

 …一人も? 変なごまかしはいらんぞ」

いいつつも報告を聞いて、ご苦労さん、と手が周囲を彷徨って─なにか渡そうとしたのだろう─何もなかったのでとりあえずグッと親指を立てる。

「あとでお前の見立てでいいから、わかっていることを教えてくれ。
 外の情報がはいらなくてな。…で、悪い話は?
 俺は嫌いなものを先に食べる派なんだが」

…外の情報が入らないのは、牢屋でごろごろ寝転がっているからだろうけど。
(-157) gt 2023/09/21(Thu) 10:33:54

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「頑張って捕まったやつの弁護をするんだな。
 摘発チームが今何やろうとしてんのかは俺も知らんし」

あなたの内心の機微にはまるで気がついた様子もなく─あるいは気にした様子もなく─がんばれよ、なんて軽い言葉。

「人をスパイかファム・ファタルみたいに言うね、お前は…。
 金振り込んで耳打ちしただけだよ。
 何度も言うが、警察サンの人事が悪いわ。今回は」

呆れたように手をひらり。
 (1/2)
(-168) gt 2023/09/21(Thu) 11:23:06

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

そりゃ”取り調べ“じゃなくて”質問コーナー“だろうが。
 マフィアの取り調べも可視化法の範疇だぞ?
 …ま、おまえんとこの駄犬はそれでハメてやったわけだが」

マフィアといえど例外ではない、という基本理念の声明はあれど、
例外もあれば担当者の裁量次第なこともある。
ただ、その時の取り調べ室がそうではなかった“だけ”だ。

「マ、おしなべてマフィアがガラ取られるのは不幸なときだ。
 お前の運が良かったと褒めとくさ」

負け惜しみめいた言葉。
だが恨みがましい様子もなく、からからと笑いが交じる。 
そしてあなたの言葉には、格子に身を乗り出すよう、背中を曲げて。

「俺は根っからノッテの男だよ。マアそんなことはどーでもいい。
 マフィアを嫌いなことに、理由なんて本来いらねえけどな」

─あのなあ、なんてため息交じり。

「2回目だぞ。本人に言え・・・・・
 オマエのことがマフィアより大事ならそれで辞めるだろうし、
 できないならできない理由がある」
「いい大人なんだからよ。自分で決めてんだから、いいじゃねえか」

放任主義きわまる男は、そんなことを適当に。

「………つか俺、もうあいつの上司じゃねえから、マジでどうしようもねえぞ。
 俺が言ってもきかねえだろしな」
(2/2)
(-169) gt 2023/09/21(Thu) 11:23:52

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「お前の目利きならいいんだ。
 ……店は〜……保険どうなってた? あそこ」 

アレッサンドロが”一番信頼“しているのは自分自身だ。
その次に、彼いわく”ほっといても良い奴ら“が入ってくる。
…つまりは彼の“放任主義”を体感している者たちだ。
たとえば、あなたのような。
だからあなたの見立てを、口腔の傷にしみる熱に顔をしかめながらも、静かに黙って聞いていた。

「摘発チームは3人編成らしいな。
 あとひとりか」

足を組み一度目をつぶる。
瞼の奥に熱が閉ざされ、籠もり、煮え滾る。

目を開いて。

「……その条件で、俺を候補から外した・・・理由がわからんが?」

ひ、と。意地悪そうに笑った。

あとはアリーチェとニコロに関係があるらしいのは俺も知ってるとか、
カンターミネが引っ張られてるんだからマフィア側で入れ知恵したやつがいるかも…いやあいつ目立つしな…
とか、
ぽつぽつと意見を加えるくらいで。

(1/2)
(-201) gt 2023/09/21(Thu) 15:47:28

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

そして、”悪い話“を聞けば。


「旦那がね」

反応が薄い。
少しだけ困ったような顔。

「なんかしてるのは知ってたが、何かやられてるのはわからんかったな。
 見ていいのか?」

アタッシュケースを顎で指す。

2/2()
(-202) gt 2023/09/21(Thu) 15:48:10

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

都合の悪い発言は無視するタイプのカポ・レジームだ。

「ああ。
 俺はそれでいい。

 お前が辛ぇなら、それは辛がれ」

また放任。
任せる任せる、なんて言いながら。


「うむ」

ぺたぺたと、スリッパ履きの足音が近づいて。


ちょん、と。
あなたの唇に、なにか硬いものが触れて、


         
グイッ
と押し込まれた。


「差し入れでもらったんだが、甘いの苦手でな。
 食ってくれ」

……飴玉だ。多分、レモン味の。
ついでに、なにか平たく小さなもの油紙に包まれたデータチップが一緒に。
…どちらにせよ、女性の口に指で押し込むものではない。。
(-205) gt 2023/09/21(Thu) 16:07:22
黒眼鏡は、口に指をに突っ込んだ。
(c10) gt 2023/09/21(Thu) 16:07:37

【秘】 黒眼鏡 → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

/*
もしエンディングでワンチャン死んだり殺してもよく、かつアレッサンドロとそれやってもよろしければ(あと他の方とのもろもろなければ)ラスト・オトシマエ・タイマン・カチコミしにいきますのでお暇になった時などご用命ください♡
(なくても全然良いやつです お気になさらず!)
(-206) gt 2023/09/21(Thu) 16:14:17

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「俺はいい上司だと評判だぜ〜?
 ま、裏切ったわけだが」

ワハハ、なんて笑う。
反省の色はないように見える。

「そりゃいいけどさ、あいつが暴れる前に止めてやった俺等も褒めろよ。
 俺に関してはあちこち止めてるが、他のマフィアにあれやったら怖いのに囲まれて海に浮かぶぞ。
 この件終わってもあいつは生きてるし若ぇんだからさ、ほんとどうにかしてやってくれ?」

…またもや、本当に心配しているみたいな顔でいう。
若者に余計なアドバイスをしたがるオッサンのようだ。
ここが牢獄でなければだが。
(1/2)
(-208) gt 2023/09/21(Thu) 16:39:39

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「オマエがバラさなきゃだ〜れも殺しには来ないぜ?」

ワハハ。2回目。

「ま、その通り、俺は出れないだろうから。
 となるとここが一番安全だな。
 俺はここで優雅なスイートルーム暮らしと洒落込むわ」

とんとん、と“豪華な”ベッドを叩いて。


「本人に言ってだめならダメだろ。
 お前、つまりは舐められてんだよ。
 お前の意思はあいつの中で優先順位が低いの。

 ついでに、お前もあいつを舐めてんだよな。
 家族の情ってわかってんのに、そんなもんはやくなくなればいいのになあ・・・・・・・・・・・・・・って思ってるワケ?
 そんなん、何度も言われるの辛かろうなあ。
 オマエがあのドラ猫の”情“をどーでもいいと思うなら続けりゃいいが…」
「いい方法あるぜ。マジで効果的。お得意様に教えちゃう」

─頬を撫でる手に、トントン、と指を当てた。

「マフィア続けられなくすんだよ。物理的に。
 膝か目、耳のどれかがオススメだぞ。
 動けなくなるかやり取りめんどくさくなると、一気に立場悪くなるから」
「肉体的に無事じゃないと嫌なら“掟”破らせて海外に逃がす方だな。こっちもオススメ。楽だから」

どうよ? …なんて、本気かどうかわからない調子で”提案“してくる。
(2/2)
(-209) gt 2023/09/21(Thu) 16:41:04

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ


「あ、任務追加。
 ファーストキスと同じ味だったら教えてくれ。
 レモン味ってやつ、意味わからんよな」

セクハラだ。

「なんだ、もっと欲しいのか」

なぜこの男は、牢獄にお菓子を持ち込めているのだろう。
差し入れでもダメなはずなのだが。

「ほかなんかしとくことあるか?
 あんまり長居するとよくないだろ」

まだ格子にもたれたまま、なんかあるならいってみ、なんて手振り。
(-210) gt 2023/09/21(Thu) 16:46:26
黒眼鏡は、セクシャルハラスメントをした。
(c11) gt 2023/09/21(Thu) 16:46:46

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「よくわからんが」

首を傾げる。

「お前たちはよくよく、わけない・・・・とかがが好きだな。
 理由なく願望で話を進めろと、誰が教えた?
 信じるのは自分だけで、決めたなら責任もケツも自分だけが負う」

膝を狭苦しく折りたたみ、ホットドックの残骸を口に放り込む。
アタッシュケースをぱかりと開き、中身をぱらぱらと見分する。

(1/2)
(-233) gt 2023/09/21(Thu) 19:18:27

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「で、どうもなにも」

困惑したような顔。

「何を悩んでるのかわからん。
 どうなるかと、どうするかのふたつしかないだろ。
 ほっとけばそうなるし、するならする方法を考える。

 何を期待して、何を悩んでるんだ?
 お前」

ばさり、と帳簿をケースの上に投げて、黒い目をじろりと向ける。

「お前以外の世界のだれも、お前ではない。
 誰に聞いても、お前のしたいことはわからんよ」
(2/2)
(-235) gt 2023/09/21(Thu) 19:25:23

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「どういう関係かはわからんが、まあ、気張れよ。
 オマエはもうちょい自分勝手になったほうがいいな」 

どこからか取り出した飴玉をぽんと放り投げて、口に含む。

「なんかおまえら、お互い全然信頼してなさそうに見えるから。
 そ〜いうのよくないぞ。
 絶対変なことでこじれるから」

からころ飴玉を転がしながら、
気をつけろよ、と指でバッテンつくってみせた。

(1/2)
(-244) gt 2023/09/21(Thu) 20:05:16

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「…お前さあ。そういうことするからルチアーノがマフィアから抜けらんないんじゃないの?
 せめて一緒に・・・なんかやれよ。
 マフィアとしてしかわからない領域で悩ませたら、
 よりそっちの世界にいくに決まってんじゃん。
 お前の見えないトコで取り返しのつかないことするぞ」

当然のように眉をしかめる。

「で、俺のことなんてどーでもいいお前が知ったんだから、
 公表されるに決まってんじゃん。
 ちょい早いが、こっちはハナからそうなる・・・・つもりでプラン組んでんだから、あいつを無駄に悩ませてやんなよ。
 かわいそ」

気の毒そうな顔。元凶はこいつなのだが。

「マフィアとして生きさせなくするなら、生きる意義奪うんだよ・・・・・・
 それをどうお前が支えてやるかみたいな話だろ?

 …………俺のこと話したあと、ちゃんと『けどお前にゃ俺がいる』ってその欠落を埋めたよな?
 それやったら、自分に依存させるのは義務みてえもんだぞ。
 傷だけ与えて放置してないよな?」

……酒でも入っているのかという勢いで
ずけずけと言ってくるのだが、格子の存在を忘れているのだろうか?

「いや、幼なじみがマフィアやってんだぞ。
 そんくらいしろよな、マジで。お前のやつみんな泣き言と言い訳に聞こえるっていってんだよ、なあ〜〜。ルチアーノは大丈夫と思ってたのによ〜〜」

ばんばんばん、とベッドを叩く。
…多分自分ならどうするかを言っているだけなのだろう。(2/2)
(-245) gt 2023/09/21(Thu) 20:08:22

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ


「…あ、これセクハラ?」

今更。
…爆弾に目を丸くしつつ、あなたを見送る。いつもどおり。

「おー、またな。……」
「心配性だねえ」

苦笑するような気配が、遠ざかってく。

………
……




チップには、『プラン』とやらが書かれている。
どうやって調べたのか留置所まわりの機密に触れうる各種情報と、
『合図があった場合、あるいは取締法が突如廃止になった場合、混乱と立場を利して脱獄を手伝うこと』
…と書いてあった。
人任せなプランだ…。
(-247) gt 2023/09/21(Thu) 20:23:26