人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

>>6:-87

「……ん? あら、そう。
 長い髪なんだから男でも女でも似合うわよ」

はて、もしかしてと。
なにかまだ大切なことを気づけていない気がすると首を傾げたが、それが自分から思い当たるのはもう少しあとになりそうで。

「情報屋らしいのは間違いないかも。
 商売は手探りで物騒なことは不得意だったから。
 だから色々大変だったのだけど……」

「え、パートナー?」

「きゅ、急にそんな事言われても。
 嫌ではないけど気恥ずかしいわ!
 告白なんて言葉使うからびっくりしたじゃな、」

同じ目的を持った仲間がいて、それを目指すことは幸福だ。
それでも、ほんの少しこの世界に後ろ髪を引かれるような気持ちは残っていて。帰りたいこの気持ちがいつ何かで上回るかわからないから。

「えーと、その、協力はするわ。
 私もあなたの助けになりたいし世界を渡る方法は探したいから。
 でも他にも当てがあるし、二人きりじゃなくて済むかも、案外早く早く見つかるかもしれないし遅いかも」

(-15) toumi_ 2024/02/18(Sun) 1:25:53

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

もしかしたら一生。
この未練がなくなる日は訪れないのかもしれない。

「だから」
「利益も忘れて気を抜く時間をあげる仲になってあげるわ」

必ず帰りたいと根を詰めてばかりでは互いに辛いだろう。
こうしてのんびり話したり、あなたに服を見繕ってもらったり、きっと短くはないこの世界を少しでも憂いなく過ごせるようにと。

「ありがとうエリー、是非これからも頼りにさせて?」
(-16) toumi_ 2024/02/18(Sun) 1:26:50

【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ

>>6:-89 >>6:-90

「……そ」

自分ともう一人を色で分けてみているあなたは、いつかの奇想天外な未来を平気そうに言っている。

「なによそのおとぎ話みたいないい方。
 普通じゃないのわかってるくせに。
 私たちが仲が悪かったらどうするのよ、後先考えないっていうか……変な人」

「言いたいことはわかったわよ、提案自体もおかしくないんじゃない? たぶんね」

それら全ての解決ではなく、大事なことを後回しにするような不可思議な案だ。
帰れたら一番いいのに、別のことなど優先する時間なんてないだろうに気を配ってくれるのは何故だろう。

勿論、あなたは楽でもないだろうに。これは準備とかの意味でだが。

(-20) toumi_ 2024/02/18(Sun) 13:14:55

【独】 宝石集め カリナ

自分の意識や好み色々なものがこの体の記憶と違うことがわかって数日。

私はこの体の持ち主にすべての意識と記憶を与えようとしていた。
うまくやると思ったわ、この体の子には違う人生を送っていた記憶がある人間として前向きに過ごしてもらうの。

未練もなく、"正しく未来"を見て、帰りたい世界はここだと言えるようなそんなカリナになろうとしていたのに。

「私間違ってなかったと思うのに」


大切な友達や家族の顔が思い浮かぶ、それは自分のもので他人のものであるような感覚と常にある。

素直に享受することができないのならこの違和感を消してしまえば良い。
記憶の整理をすることに躊躇をしていなかったからこそ驚いて、シヴァの提案には驚いてまるで自分がカリナであっていいのかと思ってしまった。


死ぬつもりなんてなかった、まだ帰りたい気持ちは残ってる。だからその時まで眠って耐えて、優しい時間が訪れるのを待とうとしていたの。
大丈夫、いつかのわたしは帰れる。
信じてやまなかったのに突然叩き起こされてしまうのだもの、本当に困ったものね。
(-19) toumi_ 2024/02/18(Sun) 13:16:01

【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ

こんな現実とは思えないような遠く離れた空の下。
物語をかたどったようなこんな世界で、本当の私をちゃんと見てくれる人ができるというのならどんなにいいことか。

思わなかったこともない、なのにこんなに簡単に言いのけられるとちょっと拍子抜け。
これがゲームのやりこみ度の違いというものなのかしらね。

「まったく。これから大変になるわね、シヴァ」

その普通がどれほどのものかわかっていないでしょう。
作った物を褒められたときも、大切にされたことも、口に出してもいない心を掴まれた瞬間も。

「ちょっと外に行きたくなってきた。
 ついでに前金として食事買ってきてあげる。
 それまで一眠りしていなさい、あなた思ったより弱いんだから」

ベッドから立ち上がって背を向ければ部屋の扉までまっすぐ向かっていく。
あなたの腕輪をくるりと指で回しながら口元を緩ませて、交じるのは呆れを含んだ楽しげな音だ。

「まだまだ解決することはたくさんだし。
 これからも死なないように手伝ってあげるよ」

嫌な気分でも思い出す顔に一人が浮かぶこの気持ちかんて、絶対にあなたにはわからないんだわ。
(-21) toumi_ 2024/02/18(Sun) 13:28:57