人狼物語 三日月国


212 【身内村】桜色のエピローグ✿

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視点:


【人】 火澄 瀬名




  私のことだからですよ 


 
 そう言われてしまうと何も言い返せません。
 だとしても、こんなに大事なこと……


(10) papico 2023/05/04(Thu) 0:13:26

【人】 火澄 瀬名





 この半年、変わってしまったことが確かにあって、
 私はずっとそれを言葉にすることができずにいました。




 
(11) papico 2023/05/04(Thu) 0:13:59

【人】 火澄 瀬名

  


 「 
え???
 」>>0:31



 思い出作りに、「知らない人の家」って言いました?


 
(12) papico 2023/05/04(Thu) 0:14:47

【人】 火澄 瀬名

  
 

 「 話題のスポットって……

   賭博場townとか、
   怪しげな店townじゃなくて? 」



 病弱な禎光のことを気遣ってなのかもしれません。

 それでも、七瀬の考えていることが分からない。



 ……こんなにも分からないなんて。



 禎光もほら、悩んでいるように見えます。>>0:38

   
(13) papico 2023/05/04(Thu) 0:15:47

【人】 火澄 瀬名

  


 「 ヒトデが出る廃屋なんて、
   ますます意味分かんないんだけど。

   ……海の中にある廃屋じゃないよね? 」
 
 
 
 それが流行のスポットになるなんて、
 世も末というものではないでしょうか。

 だけど ………

    
(14) papico 2023/05/04(Thu) 0:16:35

【人】 火澄 瀬名

 

 
 「 定期的に掃除に行ってるんだ。


           
……… ふぅん。
 」



         知らなかった。きっと。


  
(15) papico 2023/05/04(Thu) 0:16:49

【人】 火澄 瀬名

  
 
 
 「 いいよ。七瀬が行きたいところで。 」
 
 

 七瀬が思い出を作りたい場所で。




              だって私は、


 
    
(16) papico 2023/05/04(Thu) 0:17:21

【人】 火澄 瀬名

  


       七瀬私の半分のことを、█████。 ** 
 

   
(17) papico 2023/05/04(Thu) 0:19:16

【人】 火澄 瀬名

 

  
 かつて私は七瀬で、七瀬は私でした。

 生まれた時から……いいえ、生まれる前から
 一緒にいるのが当たり前で。
 
 周りにそっくりね∞仲良しね≠ニ言われても、
 私がもう一人いるのだから当たり前だとしか思えなくて。

 双子ちゃん≠フように呼ばれれば尚、
 それは七瀬でも瀬名でも関係のないことでした。



 いつからでしょう、
 私と貴方が、解離していくことを止められなくなったのは
 

 
 
(28) papico 2023/05/05(Fri) 10:48:21

【人】 火澄 瀬名

 

 

 2人の世界に現れた、禎光3人目


 それは、少しだけ世界が生まれ変わった始まりでした。



  
(29) papico 2023/05/05(Fri) 10:48:29

【人】 火澄 瀬名

  
 
 
 「 禎光!どっちがどっちでしょうか! 」


 服装も髪型も揃えて遊びに出掛けた私たちを、
 彼は見分けられることができたでしょうか?


 それは七瀬が敬語を使い始めるまでの間だけ
 だったかもしれませんけれど。

 
 *****
  
(30) papico 2023/05/05(Fri) 10:48:34

【人】 火澄 瀬名

  
 
 
 丁度1ヶ月前、バレンタインデー。

 毎年恒例のように私たちは、
 彼にチョコレートを渡しました。


   
(31) papico 2023/05/05(Fri) 10:48:52

【人】 火澄 瀬名

 


 いつもと違ったのは、

 七瀬が用意したものよりも少し良いものだったこと。

 友チョコ≠ニは言わずに渡したこと。



          それだけです。それだけでした。

  
(32) papico 2023/05/05(Fri) 10:50:08

【人】 火澄 瀬名

  
 
 
     変えることも、変わることも、怖かった。


   
(33) papico 2023/05/05(Fri) 10:50:22

【人】 火澄 瀬名

  


             それなのに ――

   
(34) papico 2023/05/05(Fri) 10:50:38

【人】 火澄 瀬名

   
 
 
 間違ってしまったのは、私だったのでしょうか **

 
  
(35) papico 2023/05/05(Fri) 10:51:18

【独】 火澄 瀬名

/*
>>41

       僕らのささやかな対立はいつだって
       敗れたあとも
       多数派に混ざる事を許されていたから


こういうの!!すごいな。好きだな。
さすがよしさん。
(-5) papico 2023/05/05(Fri) 20:07:48

【人】 火澄 瀬名

   
 

 「 すごいね、禎光。また正解!
   今日は間違わせる自信があったのにな。 」



 連続正解を止めたいなってお揃いに磨きをかけて
 一方で本当は、見分けてほしかったのかもしれません。


 だってこんな友達≠ヘ
 これまでにはいなかったのですから。


 *****  

 
(50) papico 2023/05/06(Sat) 1:11:25

【人】 火澄 瀬名

 

 

 「 ごめん、今日は用事あるの。
   だから今年は、七瀬と作れない。 」



 
(51) papico 2023/05/06(Sat) 1:11:37

【人】 火澄 瀬名




  いつまでもお揃いではいられない。

  先にそれに気が付いたのは、誰だったのでしょうか?


 ***** 


 
(52) papico 2023/05/06(Sat) 1:11:46

【人】 火澄 瀬名

 

 
 小粒の雨が髪を濡らしました。
 七瀬の広げた傘が花咲きます。
 倣って広げた薄水色は、
 曇天に馴染んむ私の心のようでした。
 


 「 …… 別に、私がどこに出入りしたって、
   七瀬には関係ないでしょ。 」



 決して賭博所や怪しげな店に出入りしてるわけでは……
 あーー、怪しげな店くらいはあるかもしれませんが。
 それを言うとまた面倒なことになるので、
 今は黙っておくことにしました。
 
 
 
(53) papico 2023/05/06(Sat) 1:12:47

【人】 火澄 瀬名

 
 

 兎にも角にも、七瀬の何かあるとすぐに
 お姉ちゃん≠フ顔をするところに、
 私はいつだって納得いっていない顔を返すのでした。

 
 一緒に生まれたのに。ずっと隣にいたのに。
 ほんの数分の差が何だっていうのです。


 私だってもう他にも、
 自宅town怪しげな店townくらい
 ひとりで行けるのですから。 **

 
 
(54) papico 2023/05/06(Sat) 1:14:39