人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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【秘】 帳 → 緋彩


[ 確かに僕の夢じゃなかった。

  君が言ってくれたから。
  大したことないって思ってた自分の力で
  困っている誰かを助けることが出来たなら、
  ヒーローになれるって。
  君の言葉でそう思えたから。 ]

  
(-0) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:37:56

【人】


[ 何度も名前を繰り返されてるのに
  顔を背けたままだとなんだか無視してるみたいな
  そんな気分になってきちゃったから
  君の方を向いて、ふっと笑った。

  少しくすぐったいような気分だったのは
  慣れてなかったから……
きっとそう。 ]

  
(1) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:38:14

【人】

 ***


[ 指さしたぬいぐるみがゆらりと揺れたときは
  あ、いま動いた!って
  興奮しちゃったんだ。

  でも、そうだな。
  もしかしたら魔法は疲れるのかなって
  思うようになってからはぬいぐるみとか
  安易に指さしたの、よくなかったのかもって
  ちょっと気にしていたんだ。
  口にすることはなかったけれど。

  君の決心なんて、気付かないままだった。 ]

 
(2) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:38:36

【人】


[ 楽しそうに一緒に考えてくれる君の顔を
  眺めてるのが
きだなって思っていた。
  君が真剣に考えてくれるのも嬉しくて
  僕の楽しいって気持ちも
  君に伝わってたんじゃないかな。 ]


   ヒーロちゃんもそう思う?嬉しい!

   僕の名前が夜みたいっていうのも
   あるし、夜だけって秘密のお店みたいで
   ロマンがあるって思って。
   
   カフェか、いいね!
   ヒーロちゃんがウェイトレスさんなら
   僕はコーヒーとかケーキつくる人だね!

   
きっと似合うだろうな。



[ そこまで言って、可愛いエプロンを付けた君を
  想像してしまった僕は
  少し頬が熱くなってしまった気がして。
  視線が空を彷徨っていたから
  君から見たらちょっと不自然に見えたかもね。 ]

 
(3) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:39:31

【人】

 ***


   うん、そうだね。
   
ヒーロちゃんが僕の初めてのお客様!


   えーっと……
   いらっしゃいませ。

   何をお探しでしょう。
   お望みの物をお探しします。

          
……みたいな、感じかな?


 
(4) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:40:02

【人】


[ お店を開いてお客さんに声をかけるなら
  こんな感じなのかな、って
  密かに考えてた言葉を君に言ってみる。
  だってお友達といったってお客様。
  親しき中にも礼儀あり、とか言うでしょう? ]


   僕が話してこなかったから。
   そういえばヒーロちゃんに魔法見せてって
   よく言うのに、僕は全然見せてなかったね。
 
   だから、知らないのは仕方ないし……
   

[ 落ち込んでるように見える君を
  何とか励まそうと言葉を連ねて。 ]
 
(5) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:40:48

【人】



   金色の冠みたいな……
   星がかたどられて…………

   うん、それがわかれば
   なんとかなりそう。


[ それを心に思い浮かべたら何故だろう。
  その探し物の気配はどことなく
  赤とか緑っぽい色合いの気配な気がしたんだ。
  金色の冠、なのにどうしてだろう。
  赤色を感じるのは君の持ち物だから、なのかな
  そんな風に結論付けて考えるのは
  そこでやめてしまったんだけどね。 ]

  
(6) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:41:16

【人】



   そっか、そう、だよね。
   なら、僕も張り切って探してみるよ。


[ 魔法って言うには物足りないかもしれない力。
  でも、君が魔法って呼んでくれるから
  君と同じになれた気がして嬉しかった。

  そうして、僕は初めて依頼を受けたんだ。 ]
  
(7) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:41:36

【人】


[ 家に帰ってから、僕の方はと言えば。
  準備とかは特にしなかったな。

  ただ、上手く探せるのかなって
  落ち着かなくなって、お母さんに
  何かなくした物ない?なんて聞いてさ。
  ちょうどお母さんが赤い櫛をなくしたって言うから
  それを探してみたりしたんだ。
  箪笥の下の隙間に入り込んでるのを
  簡単に見つけられて、大丈夫そうかな、って
  ちょっと安心したくらいで。
  特別な準備はしなかった。 ]
 
(8) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:41:55

【人】


[ お宝探しって言ったって
  物語の中みたいに危険な洞窟とか
  そんな場所に行くわけじゃないんだし。
  
  ワクワクしてた僕が
  何か危ないことがあるんじゃないか、なんて
  警戒することなんてあるはずもなく。

  明日が楽しみで仕方なかった。
  明日が僕たちにとって決定的な日になるなんて
  思ってもみなかったから。 ]

  
(9) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:42:48

【人】

 ***


[ 放課後になるまでがすごくながく感じた。
  待ち合わせしてた場所にいくと
  もうすでに君が来てて、待たせちゃったかなって
  急いで君の元へ駆け寄るんだ。 ]


   ヒーロちゃん、待たせちゃってごめんね。
   
   
って、もう隠してきたの?!

   じゃあ早速探してみよっか。

   たしか、金色の冠みたいなもの、だよね。


[ 特徴を聞いた時に心に描いたイメージを
  もう一度、思い出して
  探し物の気配を、辿ろうと集中する。

  ……君の様子がおかしいって
  すぐには気づけなかったんだ。 ]

  
(10) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:43:50

【人】



   え、ヒーロちゃん?
   大丈夫?そっち行っちゃうの?


[ 確かに気配を感じるのはそっち、なんだけど。
  直進したら、そこって道路だったから。
  そのままじゃ危ないって止めようと思ってたのに
  どうしてなのか、君は上の空で。
  少し先を歩こうとする君を追いかけていたら。 ]
 
(11) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:44:36

【人】


[ 道路に入ってしまう君と
  少し先から走ってくる車。
  
目が合ったのは君とじゃなくて車の方。


  このままじゃ危ない、ってすぐわかった。

  僕が本物のヒーローだったなら。
  誰も怪我せずに助けることだって
  出来たのかもしれないけれど
  僕にできたことと言えば
  君が轢かれないように突き飛ばすことくらい。 ]
 
(12) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:46:01

【人】



   
ヒーロちゃんっ!



[ 大きな声をだしながら駆け寄って
  君を突き飛ばすことで精一杯だった。 
  自分の身の安全なんて二の次。
  
結果的に僕は車に轢かれてしまった。 ]

 
(13) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:46:48

【人】


[ 足が痛いなあってぼんやり思った。
  たぶん、足を怪我しちゃったんだ。
  こんなにいたいなら、もう歩けないかも。

  でも、君が無事でいてくれたなら。
  ちょっとはヒーローみたいなこと、出来たかな。
  ううん、ヒーローじゃなくたっていいんだ。 ]

  
(14) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:47:10

【秘】 帳 → 緋彩



[ 僕の好きな人を守ることが出来たなら。
  それで、十分だったんだ。 ]**


  
(-1) alice_sanjou 2023/07/23(Sun) 1:47:36

【秘】 緋彩 → 帳

 

[お願い、どうして魔法を使えるか分からないけど
 誰かがくれたのなら、どうかお願い。この人を助けさせて。

 私の好きな人を助けさせて。]  


 
(-2) moyamu 2023/07/23(Sun) 9:09:33

【秘】 緋彩 → 帳


[ 私は君を助けるヒーローになれたのかしら ]**

 
(-4) moyamu 2023/07/23(Sun) 9:18:18

【人】


 ***

[ お店の話をしているときに
  名前を褒められたのも
  うれしくて、にこにこしてた。 ]


   うん、月と星はいつも夜空に一緒に並んでるから
   きっと仲良しなんだよね。

   
僕たちと一緒だね。



[ 緋彩ちゃんの名前が入れないって
  もし言われてたとしても、
  僕は特に気にしてなかったんだ。
  もし君が気にしてるみたいだったら
  紅い月とか星もあるらしいよ、なんて
  話もしてみただろうけどね。 ]

  
(29) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:37:04

【人】



   うん、大好きだよ。
   お料理はね、サンドイッチとか
   簡単なものならお母さんと作ったことあるよ。
   色んな具をはさむのたのしいんだ。

   
似合う、といいな……



[ 視線を彷徨わせてたのが不思議に思われたのか
  首をかしげてる君には
  なんでもないよ、なんて 
  誤魔化しにもならない誤魔化しをしてたから。
  君の頬が赤くなってるのまでは気づかなかった。 ]

  
(30) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:37:37

【人】


 ***

[ お店ってことはお代とかもらうもの
  ……なのかもしれないけれど。
  この時は考えもしてなかったから
  まだごっこ遊びみたいなものだった。 ]


   興味持ってくれるの嬉しいよ!


[ 純粋にうれしかった僕は
  多分ちょっとずれた答えを
  君へと返してしまったんだろうね。
  なんで落ち込んでるのか
  分かってない鈍い僕は
  どうかした?って尋ねたりもしたんだ。 ]

  
(31) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:37:55

【人】


[ 絵に描いてくれたおかげで
  もっとイメージが固まったから
  ありがとうってお礼を言ったよ。
  言葉通り冠っぽい見た目っぽいなって
  わかったからとってもありがたい。

  無理しない範囲でって言われて
  僕なら大丈夫って軽く考えてたんだ。

  ……実際その点だけは大丈夫だったけれど。
  これから起こることなんて
  予想もしないままで。 ]

  
(32) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:38:29

【人】

 ***

[ ごめんって言ってくれる君の声が>>24
  遠くに感じるほど、意識がはっきりしなかった。
 
  ただ、悲しい気配を感じて
  大丈夫だよって安心させてあげたいのに
  そんな簡単なこと一つできやしなくて。

  意識が少しずつ薄れていって
  気を失う……はずだったんだ、本来なら。

  
いいや、運が悪ければ死んでいたのかも。 ]

  
(33) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:39:12

【人】


[ 身体になにかあたたかいものが
  流れ込んでいく感覚。

  そして、その感覚がはっきりとして来る頃には
  ぼんやりとしていた意識が戻ってくる。
  君が引き戻してくれたんだって
  すぐに分かったよ。

  きっと君がしてることは僕にしか分からない。
  分かりたくなかった。 ]

 
(34) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:39:39

【人】


[ そのあと来た救急車に
  はやくヒーロちゃんを助けてって
  ふらふらしながら訴えたけど
  どう考えても怪我をしたのは僕だったはずの
  この状況に、駆け付けた大人は不思議がってた。

  そうだよね、僕の服は血まみれで
  怪我してるはずの場所は何故か治ってる。

  無傷の女の子は気を失ってる、
  しかもショックを受けたからって
  理由じゃ説明付かないような状態で。 ]
  
(35) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:40:15

【人】



[ 僕だけはその理由を知っている。 ]


  
(36) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:40:30

【人】


[ 君が
魔法
で助けてくれたから。


  ぬいぐるみ一つ動かそうとしただけで
  疲れてしまう君が、人ひとり助けるためには
  どれほどの体力を使うのだろう。

  どれほどの負担をかけてしまったんだろう。 ]

 
(37) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:41:06

【人】


[ 守ろうと思ったのに
  結局守られたのは僕の方。

  何の役にも立てなかったんだ。
  好きな人ひとり守れないなんて。
  ヒーローになんて、なれるわけなかったんだ。 ]

  
(38) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:41:26

【人】


[ どう考えても大怪我してるはずの僕も
  そのあと、当然病院に運ばれて
  検査とか処置とか色々された。
  お医者さんはやっぱり不思議そうにしてたし 
  僕の両親に、奇跡的に後遺症も何も
  残ってないとか、運が良かったとか
  そんなことを言ってたかな。
  ただの運じゃないのを知ってる僕は
  緋彩ちゃんの安否を聞いたんだ。
  あんまりしつこく聞いたのもあるだろうし
  一緒にいたからってこともあるからか
  原因不明の憔悴状態?だって説明されて、
  病室まで教えてもらえた。
  
階段の近く…端っこの病室だって。 ]

  
(39) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:42:10

【人】


[ すぐにでも君の無事を確認したくて
  止める両親の言葉も聞かずに
  病室まで急いでいったんだ。 ]


   
ヒーロちゃん……?



[ 君は病室にいたかな。
  それとも病室の外だったかな。
  どちらにせよ、君を見つけたら
  声をかけたんだ。

  ぱっと見た感じ怪我はなさそうだったけど
  病院に運ばれて検査とかいろいろしたとか 
  お医者さんからは聞いてたし
  なにより、怪我を治すほどの魔法なんて
  何の問題もないなんて言い切れるわけがない。
 
  そんな状態になってまで僕を助けてくれたんだから。
  ……ありがとうって
  
その言葉が先だったはずなのに。 ]

  
(40) alice_sanjou 2023/07/24(Mon) 22:43:00