人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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【赤】 七海 聖奈


[最近では喫煙者は肩身が狭いと聞きますし
 喫煙者というだけで嫌な顔をされることだって
 あるのかもしれませんが……。
 煙草を吸っている姿をみても
 当然嫌悪感なんてありません。

 視線を感じさせてしまったのか
 不意に辺りを見渡しているのには
 少し驚いて、死角に身を潜めます。
 どうやら見つからずに済んだみたいですが
 気を付けないといけませんね。]
  
(*0) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:38:38

【赤】 七海 聖奈


[渡した差し入れがもしかしたら
 道中で捨てられてしまうかもしれない、とも思いましたが
 杞憂だったようです。

 きっと、ファンの気持ちを無碍に扱わないから。
 
……私の気持ちを大切にしてくれる。

 それがどれだけ嬉しいか
 あなたに伝えられたらいいなと思うのです。]

 
(*1) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:39:06

【赤】 七海 聖奈


[たどり着いた場所は、オートロックのあるマンション。
 住人に紛れて入ることも一瞬考えましたが
 騒ぎになってしまったら入居来ませんし。

 場所を確認した私は、一度帰宅することにしたのでした。]
 
(*2) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:39:27

【人】 七海 聖奈


[サイン会からしばらくして
 私は引っ越しの準備をしていました。
 要らない物は出来るだけ捨てて
 買ったけどもう手元に残さなくてもいい本は
 古本屋に持って行って売ってしまったり。
 大学生の一人暮らしですけれど、
 案外荷物は多いものです。

 引っ越しの理由を聞かれたときは、]
 
(1) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:39:46

【人】 七海 聖奈



  Wえ、引っ越し?どうして?
   今の場所、大学に通いやすいって
   決めたんじゃなかったの?W


        壁が薄いのか、騒音が酷くて眠れなくて。
        大丈夫、このためにお金貯めてたから。

 
(2) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:40:23

【赤】 七海 聖奈


[―――――というのは建前。

 好きな人の住んでいるマンションに住みたいから、 
 とはいくらなんでも言えませんから。

 止められたりしたら面倒でしょう?

 毎日ネットで確認して
 目的のマンションに空室が出たと知ってすぐ
 私はそこに引っ越すことに決めました。


 流石に隣の部屋に血腹先生がいるとまでは
 知らないままでしたが。]

 
(*3) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:41:01

【人】 七海 聖奈


[そう説明すれば
 特に疑われることもなく納得してもらえました。

 このためにバイトを掛け持ちしてまで
 頑張ってお金を貯めていたので
 いいマンションを選んでも大丈夫なんです。
 女の子の一人暮らし、お金をかけてでも
 セキュリティのしっかりした場所がいい。
 そう主張すれば両親だって何も言いません。]
 
(3) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:41:36

【赤】 七海 聖奈


[……発信機の示す位置はマンションから動かないまま
 きっと部屋に置かれたままなのでしょう。
 捨てられていないことをうれしく思いつつ。

 私は無事引っ越しすることが出来たのでした。]
 
(*4) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:42:48

【人】 七海 聖奈


[荷解きも終わり、一段落着いた頃。
 私は少し悩んでいました。
 
 マンションではご近所づき合いとかするのでしょうか。
 しないイメージの方が強いですが
 たとえそうだとしても引っ越しの挨拶くらいは
 したほうがいいかもしれません。]

 
(4) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:43:51

【人】 七海 聖奈


[駅前の百貨店で買ったバターサンドを片手に
 お隣の部屋のチャイムを恐る恐る鳴らして。
 隣の人が出てくれたなら、間髪入れずに]


  隣に引っ越してきました、七海聖奈です。
  
えっと……
よろしくおねがいします!


[怖い人が出てきたらどうしよう、とか
 緊張してしまったものですから
 顔を見ずに挨拶して、お辞儀をするのでした。]*
 
(5) alice0327 2024/01/10(Wed) 19:45:01

【赤】 七海 聖奈

***


[引っ越ししたことで大学生活に
 何か影響が出るかと言えばそんなことはありません。

 徒歩や自転車での通学ならともかく
 電車通学なこともあって
 通学にかかる時間が大きく変わることもなく。
 週に一度だけある一限から講義の日は
 満員電車に乗らなければいけないのも変わりません。

 掛け持ちしていたバイトは両方辞めて
 家から徒歩三分のコンビニで働くことにしました。
 家とバイト先が近い方が何かと便利ですし。

 とはいえ、頻度はそんなに多くせず
 週に2〜3日、大抵夜にシフトを入れていました。
 家がこれだけ近ければ、
 夜遅くなっても危ない目に合うこともないだろう、
 なんて慢心があったのは否定できません。]
 
(*5) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:24:57

【赤】 七海 聖奈


[バイトも講義もない日はといえば
 本屋に行ったり図書館に行ったり。
 女子大学生らしくはなかったかもしれませんね。]
 
(*6) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:25:15

【赤】 七海 聖奈


[引っ越してから一週間ほどは、大学を休んで
 隣の部屋にいるあなたがいつ外出するのか
 ドアの開く音を頼りに聞き耳を立てて。
 外出を書くんん出来たら、少し間を置いて後を追って、 
 行き先も確認していました。

 ゴミ捨てのために外に出たのなら、
 何時何分にごみ捨てに行くのかとか
 
 以前であったスーパーに行く日、時間は
 決まっていそうなのか、それともバラバラなのか。

 何か趣味はあるのか、どこかに遊びに行ったりするのか。

 とにかく、どんなふうに過ごしているのか知りたくて。]

 
(*7) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:26:16

【赤】 七海 聖奈


[偶然を装って、同じ時間にごみを捨てに行っては
 おはようございます、って軽く挨拶もしました。
 慌てて梳かしたせいで残ったままの寝ぐせを
 気にする余裕もなく、
 好きな人に朝から会えて嬉しいな、と
 心の内で密かに舞い上がっていました。]
 
(*8) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:27:31

【赤】 七海 聖奈


[別に相手に迷惑をかけてるわけじゃない。
 これくらい、なんてことない。
 持ち合わせていたはずの倫理観は
 とうに消えていましたから
 自身の行動を不思議に思うこともなく。


 ただ、知りたい、近づきたい。
 その想いを形にしていくだけ。]*

 
(*9) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:28:06

【独】 七海 聖奈

/*
>>*7ここ誤字ってて泣いちゃった……
確認だよなんでちゃんと見なかったの私
(-0) alice0327 2024/01/10(Wed) 21:30:54

【独】 七海 聖奈

/*
葉山くんと七海ちゃん白い髪仲間だから仲良くしよう……
(-6) alice0327 2024/01/11(Thu) 12:26:48

【赤】 七海 聖奈



    私なんて、誰にも好かれない。
    好かれるほどの価値がない。


  
(*15) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:39:40

【赤】 七海 聖奈



  「せなちゃんは"いけにえ"なんだよ。
   だから……ごめんね、
   わたしもせなちゃんとなかよくするの、やめるね。」

  
(*16) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:40:19

【赤】 七海 聖奈



[小学校の時、クラスの子全員から無視されました。
 小さい頃の私は今より泣き虫で、
 今より体力もなければ運動神経だって悪くて。
 学校の大縄跳び大会の練習で
 うまく跳べずに足を引っ張ったのがきっかけ。
 最初は女子のほんの数人から無視されてるだけで、
 私は友達と笑って過ごせていました。
 ……結局私は跳べるようになったのに、
 その子たちは無視を止めることはなく。]


 
(*17) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:41:18

【赤】 七海 聖奈



  「ねぇ、なんでせなちゃんなんかと話してるの。」

  
(*18) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:41:41

【赤】 七海 聖奈



[他の子にもそう言い始めたのです。

 逆らえば次の標的は自分かもしれない。
 自分が標的になるくらいなら、無視するだけなら……
 そんな思いで私を無視する子は増えていき。


 友達だと思っていた子に生贄だと言われたのを最後に、
 私はクラスで孤立しました。]


 
(*19) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:42:27

【赤】 七海 聖奈



[勿論、両親は気づきました。
 担任の先生に相談しているのを私は見ていました。]

 
(*20) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:43:47

【赤】 七海 聖奈



  「でも、無視されるってことは
   聖奈さんにも何か問題があるんじゃないですか?」


  
(*21) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:44:15

【赤】 七海 聖奈




    
―――――………。



 
(*22) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:45:13

【赤】 七海 聖奈



[見ていなければよかったのかもしれない。
 今思えば、そう思うのですが、過去は変えられません。]


 
(*23) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:45:44

【赤】 七海 聖奈



[私は二度と同じ目に遭いたくなくて
 家から離れた中学校に進学することに決めました。
 私に問題があったのかもしれないから
 中学生になったら体力を付けようと思って
 自転車で長い時間かけて通学したり、
 休日だって運動を欠かさずにして。
 もちろん勉強だって頑張りました。]

  
(*24) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:46:32

【赤】 七海 聖奈





           
[………それでも、だめでした。]

 
(*25) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:46:59

【赤】 七海 聖奈



  「聖奈ってなんかいつも人の顔色伺っててキモい。」

  「優等生ぶっててむかつく。」


  
(*26) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:47:20

【赤】 七海 聖奈



[上手く、馴染めなかったんです。
 何が悪いのかわかりませんでした。

 ……対象は誰でもよかったのかもしれません。
 ただ、私ばかりが損な役回りを引くだけで。]


 
(*27) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:47:57