人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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【人】 子育て奮闘中 柚乃

──時の鐘が鳴る少し前



   あのね、柚乃に悩みがある〜。

   
「……聞こう。屋敷のことか」


   ぎくり。
   ……あんまり人に厳しくできない気がするの。

   「それで?厳しくできるようになりたいのか」

   ん〜……それがね、分からないの〜。
   星見が出来ないから、
   シファームに相談したほうがいいかなぁって〜。
(14) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:12:47

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 [

   幼い子供も隣の部屋で深い眠りに落ち、
   夫婦も寝る準備に入っていた。
   その時間は、こうやって相談の場になりやすく。

   主に彼女から彼への相談にはなるが、
   偶に彼から彼女への相談もある。
   例にもよって彼女からの質問の日。
   彼は、ベッドの上で彼女の頬に
   手を添えそっと親指でその頬を撫でる。

                       ]

    
「なぜ気にする?お前は、俺ではない」


     だ、って〜……柚乃だって、
     このおうちを切り盛りすることを
     放棄するわけにはいかないじゃない〜?
     となれば、少しはシファームみたいに、
     威厳というか、そんな何かが〜……ね?
(15) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:13:28

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   クリーム色の長髪という時点で
   人の視線を集めやすい彼。
   更に、その端正な顔立ちで、
   街中をあるけば老若男女問わず視線を集める。
   そんな人に見つめられて
   全く動じないのは多分彼女だけ。

   頬を撫でるその手に、彼女の手が重なれば
   はぁ、とため息が小さく聞こえる。

                        ]
(16) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:14:12

【人】 子育て奮闘中 柚乃



    
「…………待て」


     え〜?なぁに、どうし、た…の……?

 [

   何かを口にしようとした彼。
   しかし、次の瞬間彼女の目に映ったのは、
   天井の茶色と、クリーム色の髪。

   きょとんとした表情を見せていると、
   彼女はふぁあ、とあくびを漏らした。

                       ]

 
(17) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:15:10

【人】 子育て奮闘中 柚乃



   続きは、明日以降……はなそ〜……
(18) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:15:38

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   彼女が覚えているのは、その発言まで。
   瞳が閉じれば、すやすやと。

   夢に見たものはなんだったか。
   彼と並んで、屋敷を切り盛りしていたなら
   それが叶えばと願いながらゆっくりと
   思考が現実へと戻っていく。

                       ]
(19) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:16:08

【人】 子育て奮闘中 柚乃


    シファーム…?
    あ、と…………どうして〜……?
(20) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:16:37

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   天井は、全く見慣れていない白。
   2人で眠れる大きさだったベッドは、
   硬くて狭かった。

   ゆっくりと体を起こせば、
   見たことのない景色に首を傾げるのみ。
   こんなときに、何も能力がないことが
   酷く悔やまれるが、それも運命のひとつ。

                       ]

     なんだか、色々あるなぁ…。

 [

   部屋の中を見て回ると、
   よく分からないものが沢山。

   何か使えそうなものはないかと、
   うーんと考えていると、
   さらしのようなものを見つけた。

                      ]

    これ、何かに使えるかなぁ〜……

    お出かけしよ〜。
(21) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:17:22

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   ひとりには慣れている。
   迎えが来てくれるまでは、

   ずっと、ひとりだった。
   
   
水色
の瞳が、彼女を見てくれたその日に
   彼女は迎えに来てもらえた。

   でも、今度はそうともいかない気がして、
   彼女は自分の足で歩いてみることにした。
   ここがどこで、何階建てなのかも分からない。

   そもそも、人はいるのか。
   出口はあるのか、と
   色々と考えながら
保健室の
扉から
   廊下へと出ていくのだった。

                        ]**
(22) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 13:18:01

【人】 子育て奮闘中 柚乃

──建物のどこか

   わぁん……なんなんだろぉ〜……

 [

   階段を上がってみた彼女は、
   誰にも合わないことを不審に思いながら
   ひとりで残されてしまったのかと、
   自分の運命を呪いそうになった。

   けれども、呪っても意味がないことは
   彼女の人生が身をもって知っている。
   なので、前向きに誰かいないかと探す。

                       ]

    シファーム……柚乃、柚乃……


 [

   それでも、何も手元にないと不安になるもので。
   強いてあるといえば、彼から貰った…
   
   そんなものがあれば、と悩む。

   しかし間髪入れずに彼女は呟く。 

                       ]
(64) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:17:06

【人】 子育て奮闘中 柚乃

     
あるよ……




         ある、



            
ある
(66) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:18:51

【人】 子育て奮闘中 柚乃

     そう、柚乃は……

     柚乃は、あの人と名前が同じだよ〜!

  

           柚乃の名前は────
(67) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:20:00

【人】 子育て奮闘中 柚乃

  



 柚乃・カサンドラ・ツァルブグス〜!!




(68) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:21:02

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   窓に向かって叫んでみた彼女。
   はぁ、はぁと息を切らして、
   でもどこかすっきりとした表情で
   また奥の方へと歩き出した。

   そして、少し奥の扉から
   とても彼女とは違う華奢な女性を見つけた。

                         ]

     かわいいお姉さん〜。
     柚乃のこと、見える〜?
(69) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:23:09

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   その女性は、柚乃が見たことがない服装で、
   持っているものも、彼女の時代にはないもの。

   しかし見た目はふわふわで、とても可愛い。
   柚乃は女性が好きなので、
   全く躊躇いもなく声をかけた。

   それがたとえ部屋の中から出てきた直後の人でも。

   その人から、彼女はどう見えただろう。
   体のラインにくっついているような服に、
   顔を隠すかのような被り物。

   普通の人とは、思われなかったような。

                        ]*
(70) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 21:23:30
子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a12) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 22:09:39

子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a15) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 22:10:56

【独】 子育て奮闘中 柚乃

/*

きちんと読めてなかった死んで詫びるしかない
(-17) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 22:29:14

【独】 子育て奮闘中 柚乃

/*

あかん……もうごめんなさい……
(-18) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 22:39:21

【独】 子育て奮闘中 柚乃


/*

え、しんど……あかんわ……
(-19) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 22:50:47

【独】 子育て奮闘中 柚乃



/*

消せるものなら消したい

霊圧も消したい
(-20) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 23:28:19

【独】 子育て奮闘中 柚乃

/*

絡まれる前に消えるのもありかな

ごめんなさい
(-21) anzu_kin_ 2021/02/02(Tue) 23:51:05

【人】 子育て奮闘中 柚乃

──廊下から


 [

   声をかけた女性に、彼女の声が届くことは
   多分なかった。だって、後半に行くにつれて
   彼女の声が小さくなっていったから。

   彼女は、可愛い人は好き。
   だけれど、それ以上に無理なものがある。

   奇々とした目で見られること。

   なんだか、そういう目で見られるのでは、と
   急に思ってしまって、また来た道を戻った。
   走れなかったから、早歩きで。

                        ]
(87) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:17:52

【人】 子育て奮闘中 柚乃


    シファーム、やっぱり柚乃……無理……
    むりむりむり……やんだ、やだぁ……



 [

   ────籠の中の鳥

   なんてとてもいい響き。
   あの人がいなければ何もできないと、
   彼女は思い込んでいる。
   
   彼からはいつもいつも、

   「ひとりでも十分大丈夫」

   そう言ってもらえているのに。

                     ]
(88) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:19:19

【人】 子育て奮闘中 柚乃


     なんでかなぁ〜……
     …………はぁあ…

 [

   遠くに聞こえた大きな声。
   何を言っているのか全部は分からない。>>85
   でも、道に迷っているわけではないから
   もう少し歩いてみることにした。

                       ]
(89) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:20:40

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 

     くろーくん、しろーくん、……
     まいちゃん、…子供たち……

     シファーム…………

    
 会いたいなぁ……


(90) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:22:34

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 [

 

      ぽつり


              ポツリと。
  
                     ]
(91) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:23:45

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [ 

   大切な人たちのことを思い浮かべ、
   小さく名前を呟きながら、
   近くの扉を開けて入れば、
   目に入るのはたくさんの椅子と机。
   
                     ]

     ……はっ、ここって…!

     学校だぁ?!懐かしいなぁ……

 [

   彼女がいたところとは全く違うけれど、
   女学生時代のことを思い出すように、
   恐る恐ると真ん中あたりの椅子を
   ギギっと引っ張って座ってみるのだった。

                       ]**
(92) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:27:36
子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a16) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:28:37

【独】 星見 柚乃


/*

肩書きなしできないんだっけ
(-22) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:33:31

【独】 前に進みたい 柚乃

/*

できなかった。
ので、本音を書いた。
(-23) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 0:53:37
前に進みたい 柚乃は、メモを貼った。
(a21) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 12:04:49

【独】 前に進みたい 柚乃

/*

任意の世界へと、かぁ。
(-28) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 12:28:17

【独】 前に進みたい 柚乃


/*

えろんぼくん好きだわぁ
ちょっと笑い転げてるけど私
(-31) anzu_kin_ 2021/02/03(Wed) 13:21:25