人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

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【秘】 オルテイシア → イウダ

[何度も愛し合っても、顔を見合わせて求め合う姿勢が好きだった。
キスも出来るし、何より大好きな彼の瞳が見えるから。
告白を送れば、同じように返ってくる言葉に胸が暖かくなる。
啄むだけのキスを数度。
それからは深く舌先を搦め合って、首を傾けていく。
腰をグラインドされて、喉奥から甘い声が溢れる。]


 んんぁッ……、ぁんッ、ふ……ッ、
 ……あ、ッ、ァ、あッ、ああッ……


[唇を離せば、母音しか紡げなくなって、
下腹がどんどん熱くなってきて、段々と限界が近づいてくるのが分かる。]
(-0) milkxxxx 2021/11/10(Wed) 0:34:08

【秘】 オルテイシア → イウダ

 
 ……ぅんッ、……うんッ……ぁッ……


[追い上げる動きと声に、ぶるりと身を震わせて。
頷くように、何度も首を縦に揺らす。

胸の上で手を取られて、重ねられた手ごと胸を揉み込まれて強い快感が走った。
こちゅこちゅと肌がぶつかり合う音は水音を含んで、弱い箇所を抉る。]


 あッ……、ぁ、ンッ……、んんッ……
 ……は、あッ……ィ、っく……、

 イっちゃう……、ッ……
 ……あっ、あっ、アッ……あ、ぁああああんッ――!


[ばつん、と一際奥を突かれて、びくんッと激しく背が撓る。脚がぎゅっと締まって彼の腰を挟んだ。
彼の低い呻きを耳元に聞きながら、絶頂の余韻は長く続いて。重ねられた手を愛しげに指の腹で、撫でた。**]
(-1) milkxxxx 2021/11/10(Wed) 0:34:32
イウダは、メモを貼った。
(a1) Ellie 2021/11/10(Wed) 17:16:59

【人】 イウダ

[敢えてもう一度言おう、朝は苦手だ。
紫亜の声がしても「ん”〜〜〜〜〜」と寝ぐずりするのもよくある光景。
旅行の為に昨晩まで通しを連勤で行ってきた分、少し疲れも残っている。

だが今日から旅行だ。
流石の卯田も二度寝をしたり身支度を既に整えた紫亜をベッドに引っ張り込んだりはしない。]


 ……おはよ。


[寝ぼけ眼を擦って、くあ、と欠伸をしながら背を伸ばした。]


 俺さー、そのニットのふわってなってんの好き。


[ボリュームネックを指して笑う。
春に知り合って、真夏の薄着の季節を経て、段々重ね着の季節になってきた。
身に着ける色味は季節に合わせているのに、どれも紫亜によく似合う。
似合うように組み合わせやメイクを工夫しているのだろう。]
(3) Ellie 2021/11/10(Wed) 20:58:34

【人】 イウダ


 タイツもよく似合ってる。リボンついてんだな。


[ベッドから降りて、掛けていた掛布団を室内干し用の台にかける。
留守の間に寝汗で湿った布団が臭くなるのを避けたいし、かといって旅行前に布団を外に干すと、途中で雨が降った時に取り込めなくて最悪なことになるから、インテリアには不細工だが、普段は畳んで隅に置いておけるパイプの物干し台を買ったのだ。

着て行く服は流石に紫亜の影響もあってかなり増えた。
が、今回の旅は初めて彼女の見立てではないものに挑戦した。
足元が冷えることも考慮して購入した裏がフリース素材のストレッチパンツは一見黒無地にも見えるグレンチェック柄。
上にオフホワイトのパーカーを着て、ダークグレーのチェスターコートからフードを出す。
自分だって、いつも彼女の新しい装いに自分が惚れ直しているように、彼女を新鮮な気持ちにさせたいのだ。

さて彼女のお眼鏡には適ったか。
微妙な部分があれば、直して欲しいとばかり目で訴えた。*]
(4) Ellie 2021/11/10(Wed) 20:59:34

【人】 イウダ

[外は旅行日和らしい。
二人で出かける時に雨が降らないのは偶然かそれとも運命か。
好きだなと言ったニットの首回りが、自分の所有印を隠す目的もあるとは知らず。
そもそも好きな理由自体、もしかすると自分がつい痕をつけたくなるそこを他の男の視線から隠せるからかもしれない。]


 へえ、柄タイツ。成程ね。
 かーわい。


[寝惚けた目には平面だと見抜けていなかった。
まじまじと足元を見る。
短い丈のスカートでも、こうしてタイツで肌が隠れていると安心感が増すものだなと思った。

紫亜のコーディネートを細かく見て楽しみたい気持ちもあるが、そうしていると出る時間が遅くなりそうだ。
自分のファッションチェックがNGだった時の着替え時間を考慮して早めに行動しようと着替えを持って洗面所に向かった。

抱き合う時には雑に服を放ることもある卯田だが、理性ある状態では紫亜の目の前で安易に下着姿にならないように気をつけている。
そこがなあなあになってしまうと、恋人感が薄れてしまう気がするのだ。]
(8) Ellie 2021/11/10(Wed) 22:13:41

【人】 イウダ


 ん〜、どっか寄ると時間が読めないし、
 ホットケーキでも焼こうか。


[コーヒーを沸かしてくれるなら猶更。
時間のない時用に自家製のミックス粉は冷凍してある。]
(9) Ellie 2021/11/10(Wed) 22:14:24

【人】 イウダ

[着替え終えて戻ると、反応を見る限りあからさまにおかしな点はなさそうだ。
目聡い彼女はこれが新しく買ったものだと気づいたらしい。]


 変じゃないか?良かった。
 うん、髪はお任せしたい。一応服買った時にワックスは買ってはみたけど。
 普段は使わないから自分じゃやっぱり勝手がな〜。


[普段整髪料を使わないのは、料理人の鼻に影響があるのを恐れてのことだ。
今日はホットケーキを焼いてからは料理の予定はないので気にしない。

チェックが終わったらコートは一旦脱いで、パーカーの袖を捲る。
ミックス粉に少し紫芋パウダーを混ぜて焼くと、少しでも切り口は鮮やかな紫色になる。
そこに白いバターと黒蜜を。
彼女を好きになってから、紫とグレーをどう出会わせるかをずっと考えている。

いただきます、と手を合わせて、彼女の淹れてくれたコーヒーとホットケーキの朝食を楽しんだ。
さっと洗い物を済ませたら、髪を整えてもらう為に指示に従う。*]
(10) Ellie 2021/11/10(Wed) 22:14:45

【人】 イウダ

[ターンを決める紫亜は一足先にスケートリンクの気分らしい。
織戸家は皆きっと滑れるのだろう。
中学で初めてスポーツセンターのスケートに仲間内で出かけた時に派手に転んで、「ざまぁみろ」と笑われた記憶が蘇る。
義兄(予定)はその時に既にもう完全に滑れていたから、家族で経験があるのだろうと思った。

因みにそれから昼食代を切り詰めてスケート代を捻出し、一人で滑る練習をした甲斐あって滑れるようにはなったが、最後に滑ったのはもう何年も前だ。
また派手にスッ転んだら格好悪いと思いつつも、今回は練習時間が取れなかったので情けない姿を見せて笑われる覚悟を決めておかないといけない。]


 じゃあ着替えてくるから卵と牛乳出してて貰って良い?
 あとバターは黄色いのじゃなくて白い方な。
(15) Ellie 2021/11/10(Wed) 23:21:33

【人】 イウダ

[白い方はここぞという時に使うミルクの味が濃いバターだ。
普段の料理で使うのはふつうのスーパーで売っている黄色い有塩バターである。

手伝いの申し出はありがたく、前準備を伝える。
ミックスに紫芋パウダーを混ぜるのはgを計るのではなく目分量なので任せにくいし、どうせならこちらもサプライズにしたいので自分が担当することにした。

自家製ホットケーキの膨らみの秘訣は重曹だ。
メレンゲを加えてスフレにすることもあるが、今日はスピード重視で割愛する。]
(16) Ellie 2021/11/10(Wed) 23:21:46

【人】 イウダ

[果たしてサプライズは成功し、彼女の笑顔を引き出せた。

普段着ないパーカーも、紫の生地に白と黒でグレーを作って食べるホットケーキも、彼女のこの顔が見たくてやったのだ。
にこにこと上機嫌で後片付けまで済ませ、リビングのソファに腰かけた。
緊張で少しいかり肩になっている。]


 そうかも?
 てか紫亜の髪が特別やらかいんだと思ってた。
 兄妹だけど織戸の髪そんな柔らかいって思ったことないし。
 ……ああツヤツヤはしてるか。


[綺麗な髪だなとは思っていた。
きっと手入れをしているのだろう。
卯田の髪がごわごわしているのは、生まれつきの髪質もあるが、普段トリートメントなど頓着しない所為もあるかもしれない。]


 何かデコがスースーする……?


[紫亜の目が当たると双方気まずいだろうから、やってもらっている間は目を閉じていた。
彼女の指が前髪にかかり、なにごとかを施した後は、眉毛を撫でる毛先の感触がない。]
(17) Ellie 2021/11/10(Wed) 23:22:23

【人】 イウダ


 おう、ありがとな。
 見せて貰えるか?


[目を開けると、ちょうど前から覗き込んだ紫亜と目が合って笑う。
触れるだけならリップを乱れさせないだろうかとも思うがキスはぐっと鋼の理性で堪えた。

程なく鏡に映った姿に大いに照れて耳を赤くすることとなる。

「おしゃれな奴みたいだ」なんて、笑って、ぐっと親指を立てた。
折角顔を全部出してくれたのだ。
サングラスは運転用に持って行くだけにして、素顔で外を歩いてみようか。*]
(18) Ellie 2021/11/10(Wed) 23:24:23

【人】 イウダ

[二人ともが数年ぶりだと発覚したスケートは、支えあいながら滑ることになるかもしれない。
二人で外周の手摺を掃除して回るとしても、それはそれで数年後の良い思い出になる。
何もしないらしいのに髪がツヤツヤしている義兄には笑われそうな話だが。

その日の朝食べたホットケーキが紫にグレーのトッピングだったことや、
彼女に額を出したヘアアレンジをしてもらったこともきっと何年経っても忘れないだろう。]


 はは、照れるな〜。
 ありがとう。いつもより5割増しくらいでときめいて貰えるかな〜。


[数字は適当だが、実際髪を弄ってあげるといつもの無頓着に下ろすよりも若く爽やかに見える気がした。
彼女が返してくれた親指にキスひとつ。
出がけ前に唇にするのは我慢する分、触れ合いを許してもらう。]
(23) Ellie 2021/11/11(Thu) 16:45:48

【人】 イウダ


 駐車場結構歩くから、鞄こっち。


[彼女の分の荷物も持って、一緒に家を出る。

夏のキャンプの為に中古で買った軽自動車はウサギの名を持つ卯田には少し可愛らしいデザインの茶色い車だ。
自宅の駐車場には空きがなかったので、別に借りてそこに停めている、]


 じゃあ出発するよ。
 安全運転でいきまーす。


[車での遠出も夏以来だ。
エンジンキーを回しながら気合を入れる。
サービスエリアには寄らずに行くから、キャンプよりは所要時間は短い筈。**]
(24) Ellie 2021/11/11(Thu) 16:46:11

【人】 イウダ



 振り向かれたら手ぇ振ろっか。


[二人分の荷物を片手に携え、もう片方を紫亜の手と繋いで振る。
誰かに何かしらの好意を向けられたら、無視はできないのが卯田だけど、自分の手は既にたった一人と繋がっているのだと、彼女と一緒に手を振ることでこたえたい。
そもそも、人が振り返る程の美男子だという自惚れはないが。

鍵を閉めるのを彼女に任せる時に、荷物は再び両手に分けた。
無理をして腕に負担をかけることを避けたい料理人心だ。
手は繋げなくとも、コートをちょんと掴んでくる紫亜が可愛くて、編み上げブーツがちゃんとついてくるように歩幅を小さめに保った。]
(27) Ellie 2021/11/11(Thu) 20:42:51

【人】 イウダ

[車内BGMは彼女セレクト。
そういえばそろそろ紅白の発表じゃないかとか、子どもの頃に見た女性歌手の「大型衣装」の話だとか、他愛無い話をしながら車を走らせる。
まだクリスマスシーズンには早いからか、道中特に道が混んでいることもなく、着いた時にはまだ日は高かった。]


 イルミネーションにはまだ早いな。
 先に昼間の公園を散歩しても良いけど疲れて夜歩けないのは嫌だしな〜。
 スケートリンク行ってみるか?


[昼はホテルのレストランで食事を取った。
今回はそんなにグレードの高いところではなかっただけに、料理の方も特にその味で盛り上がることもなく終わってしまった。
これもまた「思い出」のひとつ。

スケートは手袋は自前がなければ購入、靴と希望者には膝当てが貸し出しされているらしい。
恰好つけといて膝を強打なんてことになったらこの後のスケジュールに影響が出るし、堂々と膝当ても借りることにした。

久々のスケートの出来は56点というところだろうか。]
(28) Ellie 2021/11/11(Thu) 20:43:12

【人】 イウダ

[――格好つかないどころかみっともない出来だが??

尻当ても必要だったかもしれない、なんて。
冗談が言えただけマシだっただろうか。*]
(29) Ellie 2021/11/11(Thu) 20:44:44

【人】 イウダ


 彼女と手ぇ繋いでんのについて来るのは勇者じゃない?


[そんな勇者がいるならお目にかかってみたいところだが、もしこれが逆の立場だとすると、紫亜が彼氏がいると言っているのに男がついてくるということで、それは絶対に許せない。
彼女の独占欲が嬉しいからといって、それを煽るような真似はしたくない。]


 紫亜が嫌がることはしない。誓って。


[不安にさせることも。
安心を与えたくて、上目で見上げる彼女ににこりと微笑んだ。]
(33) Ellie 2021/11/11(Thu) 21:58:54

【人】 イウダ

[それから恙なくドライブを終え、特筆することもない昼食を食べ終えて、二人でスケートリンクへ。
コケて笑わないで、なんて、同じお願いを相手にしていたが、実際には自分が転んだ瞬間自分で笑ってしまっていた。]


 おわっ?!
 っとと、と、と、とぉお……っ


[紫亜の体重がかかり、フラフラのバランスが崩れてよろめく。
彼女を潰さないように全力で回避したものの、彼女が可愛く尻もちをつく横で、ド派手に背中から氷上に落ちた。
痛い。そして冷たい。
すれ違う子どもの笑い声が辛い。]


 いや〜〜〜〜〜〜〜
 むっずいなスケート……
 両手繋いでたらまだ滑れる、か……?


[紫亜に手を差し伸べて二人で立つ。
(35)1d120秒ぐらいはもったが、やはり足が小鹿のように震えてしまって、どちらもどちらかの支えになるには練習が必要だなと結論付けた。]
(34) Ellie 2021/11/11(Thu) 21:59:27

【人】 イウダ

[派手に転んだので服が濡れてしまった。
一泊二日だからあまり替えは持ってきていない。
部屋に戻って乾かすか、どこかで新しいものを買うか……]


 この近くって洋服屋ってあったっけ?


[ホテルにあるブティックは女性服しかなかったような気がする。
女装するか、なんて冗談で言ったら、彼女はどんな顔をしただろう。*]
(35) Ellie 2021/11/11(Thu) 21:59:47

【人】 イウダ

[スケートは自宅近くのモールにも小さめのリンクがあったと思う。
そこで二人で練習しようということになり、卯田の尻がお漏らしみたいになったのもきっかけで切り上げることとなった。

女装案は笑いながらマジレスが返って来たのでやめておくとして。
紫亜の記憶では車で少し戻ったところになら卯田のサイズがある店があるようだ。
そういえば郊外型の店舗特有の大きな看板があった気がする。]


 あそこのって、紫亜としてはアリ?
 俺のズボンだけ買うならわざわざ戻るのも面倒だけど、
 紫亜が見て楽しめる服もあるなら、イルミネーションの前の時間潰しにいいかも。


[車のシートはクッションで保護してあるから、行きに濡れてしまったら帰りは外して乾かしながら帰れば良い。
運転は元々イルミネーションを見た後にも夜のドライブに出たいと思っている程度には苦ではない。
だから後は紫亜がカジュアルショップで服を買うことを許せるかどうか。

ズボンを変えたくらいでは男前度は変わらない気がするし、彼女が不安がる「勇者」も現れないだろう。*]
(39) Ellie 2021/11/11(Thu) 22:38:24

【人】 イウダ


 へえ。全然気づいてなかった。
 量販店で買うイメージがなかったけど、上手く組み合わせてんだな〜。


[シンプルなデザインの服が多い印象の店は、それだけで固めると流石に「あそこのか」と卯田にもわかる程メジャーだが、紫亜は衣装持ちの分、手持ちと調和するものをお手頃価格で手に入れるのも上手なのだろう。

コートは分厚い分冷たくないし車では脱いで乾かしておけば良い。
彼女の見立ては確かだから、安心して任せられる。
荷物を持って車で店の名前をナビに入れた。]
(41) Ellie 2021/11/11(Thu) 23:08:07

【人】 イウダ

[途中聞いた夜景スポットは夜に行こうと提案する。

冬の海もカップルっぽいスポットだし、海辺なら遮蔽物もないから車からでも工業地帯の独特の夜景を楽しめるかもしれない。
それに夜間の車内なら、キスするのも周りを気にせずに済むかな、なんて、下心は今は伏せておく。*]
(42) Ellie 2021/11/11(Thu) 23:08:30

【人】 イウダ

[卯田は卯田でこれまで着るものに無頓着だったので、存在は知っていても自分で買うという発想がなかった。
温かさが彼女のお墨付きならありがたい。
今履いているものも、裏フリースだから温かくはあるのだが、何せしみるほどに濡れてしまっているので冷たい。]


 暖房かけときゃ乾くよその内。


[なんて、コートを一生懸命ケアしてくれる紫亜に声をかける。
店はそう遠くないから、すぐにナビは案内を終了した。]
(45) Ellie 2021/11/11(Thu) 23:45:46

【人】 イウダ

[郊外の店にありがちな広さにまず圧倒される。
一瞬ぽかんと口を開けて店内を見まわしてから、メンズの表記を探してきょろきょろと首を巡らせた。

自分で選ぶなら、股下の長さが選べるジーンズになるが、オフホワイトのパーカーとの組み合わせは若作りが過ぎる気がするし、上品なチェスターコートを羽織ると浮いてしまいそうだ。

夜はこれからイルミネーションを見て観覧車に乗って海辺までドライブとなると、プレスして折り目を綺麗につけた方が良いフォーマルよりのスラックスも避けたい。]


 紫亜はどう思う?


[色はやはり黒か……いっそ彼女のスカートに合わせてブラウンか……。
店内のパンツ売り場を真剣な表情で見つめては別の場所に移動する彼女の後ろを、インプリンティングされたひよこの如く、ついていく。**]
(46) Ellie 2021/11/11(Thu) 23:46:38

【人】 イウダ

[自分が気にしない代わりのように紫亜が気にしてくれる。
上着のケアがそのまま自分を大事にしてくれているようで胸が温かくなる。
「ありがとう」と素直に受け取った。
すぐに店について、乾ききってはいないが、おかげで着用に問題はなくなって、濡れた尻を隠すこともできる。

提案されたのは縦に細く線のような凹凸があるパンツだった。
コーデュロイという、彼女のスカートと同じ生地らしい。]


 そうだな、じゃあ両方。


[と試着室に持って入った。
身長は高いが足が特に長すぎる訳ではないし、上半身はごついが尻が特に張っている訳でもない。
最初に足を通したブラウンはするっと入ってウエストも問題ない。]
(50) Ellie 2021/11/12(Fri) 9:44:33

【人】 イウダ


 どう?


[彼女の前に立って見た。
後ろにある試着室の鏡に二人の姿が映る。
同じ色味のボトムスは、まるでリンクコーデのようだ。]


 普段なら黒を選びがちだからな〜。
 ブラウン、良いな。


[少し横に避けて彼女と並んで鏡を見る。
にっと笑ってみせた。
このままタグを切って貰って着て帰るとしよう。
コートを羽織ればまた違う印象になって面白い。**]
(51) Ellie 2021/11/12(Fri) 9:45:01

【人】 イウダ

[紫亜の反応も上々だったので、一緒に持ち入った黒は履くことなく棚に戻す事になった。
足を曲げたり上げたりしても突っ張った感じがなく、とても着やすい。

下着の尻の部分も湿っていたので、纏めて購入とタグ切りをして貰い、店内のトイレで着替えさせてもらった。
その後は今度は特に買うものもなかったが、時間潰しがてら二人で見て回る。
紫亜が手に取る横で「色数すげえな〜」とか「もこもこした部屋着なら今持ってるのが好きだな」とか時折コメントを残した。
流石に下着の陳列棚付近には別の客も気まずいだろうと少し離れて待っていたが。]


 お、結構良い時間になったな。
 屋台も出るみたいだし、早目に見て回って腹ごしらえもしようか。

 
(54) Ellie 2021/11/12(Fri) 17:12:35

【人】 イウダ

[イルミネーションのイベントに合わせ、自然公園の前にはうどんやそばが食べられる軽食スペースが設けられているとHPにはあった。
他にもベビーカステラやたいやきの屋台が出るらしい。
昼を踏まえればレストランの味は何となく予想がつくし、それなら譬えそれがパックうどんを出汁でさっと茹でて出しただけでも軽食スペースが良い。
外の冷えた空気の中で食べるうどんやそばは、雰囲気という調味料で何倍にも美味しく感じるから。]


 うどんも良いけど、粕汁食いたいな〜。


[再び駐車場に停めて現地に戻ると、すっかり辺りは暮れていて、遠くからでもちらちらと灯りが見えるようになっていた。
公園内は飲食禁止だから、見てからだと席が混みそうだし先に食べることにして。

腹持ちを考えれば炭水化物を取っておきたいが、粕汁は家でも中々作らないので魅力的だ。
だがアルコールが含まれるのは確かなので、この後もドライブする予定の卯田はうどんにしておいた。
酒粕は自然公園の管理棟でお土産として売っているらしいので、買って家で作ることにする。]
(55) Ellie 2021/11/12(Fri) 17:13:15

【人】 イウダ

[はふはふと湯気で鼻を蠢かしながらうどんを食べ、出汁を飲むと身体の芯から温まる。
先に食事にして正解だった。
これでゆっくり見て回れそうだ。]


 あ、紫亜ちょっとあそこ寄って良い?
 1000円ガチャって書いてある。


[いざチケットを購入して土産コーナーの酒粕を確認していると、ふと目に入った機械がある。
どうやら500円玉2枚を重ねて入れて回すとカプセルが出てくる仕組みらしい。]


 真珠のアクセサリーらしいよ。


[本物なら1000円というのは破格の値段だ。
全真珠の中の1.2%の貴重な本真珠で貝の加工品でもなく、保証書もついてくるらしい。
物珍しさで両替してもらってガチャンと回すと――]
(56) Ellie 2021/11/12(Fri) 17:13:37

【人】 イウダ


 ……おお?
 なんだ白くないのが出たぞ。


[管理棟のおばちゃんが「グレーパールだね」と覗き込んだ。
薄っすら青く見えるブルーグレーの一粒真珠が鎖に繋がれたネックレスは、「グレー」というだけで何か特別なものを当てた気分になる。]


 つけて貰って良い?


[クリーム色のニットに白い真珠では目立たないかもしれないが、ブルーグレーはよく似合う。
一粒真珠なのでボリュームネックの上でもうるさくならないのが良かった。

「旅に出ると妻に軽いちょっとしたものを買うと、いつでも思い出せるんだ」と言っていた老年の客の言葉を思い出す。
グレーパールが彼女にとって旅を思い出すトリガーになれますように。*]
(57) Ellie 2021/11/12(Fri) 17:13:52