人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 純真アンサンブル リッコ


本当は私の分だけ出したつもりだったんだけどね。
 
 
「作りすぎちゃったけど、食べる?」
 
 
なんて聞いたら食べてくれたし、やっぱり美味しそうに食べてくれたからちょっと嬉しい。
べ、別にそのために作ってきたんじゃないんだけど!
 
 
「美味しく食べてくれるならよかった。
 ウサギ…、そう言えばそうだったわね。
 動物好きなの?」
 
 
ウサギは美味しい…なんて言わなくてよかったわね。
学校のうさぎはペットだもの。森や野原で狩る獲物とは違うのよね、この国では。ツノも生えてないし。
でも、気遣ってくれるのは嬉しいけど。
デート、と聞くとちょっと目を見開いた。
デート。まあ、恋人同士ならするだろうけど。
…良いのかしらね、そんなに浮かれて。
その間に大変なことがあったりしないかしら。
ああでも、現地の少年を伴っての周辺調査なら…ありかも?
 
(1) mokumoku 2023/10/22(Sun) 7:19:23

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「デートって何するの?
 姫様たちには周辺を調査してくるって
 伝えておくけど…。」
 
 
まさか、放課後にさまざまな出来事があるだなんて、私も姫様たちも予想はできてなかったしそう答える。
ううん。姫様は何か覚悟や予感はあったかもしれない。だから遠ざけたのかもしれないけど。
サアヤはサアヤで楽しそうだったしね。
だから私は特に疑問を持たずに啓介とデートの約束をして、待ち合わせを考える。
 
 
「…どっちのすがたが良い?」
 
 
なんて、念の為に確認する。
本来の私の姿? それとも、学校での姿?
私にとってはどちらも私だから、どっちでも構わないけどね。
本来の姿のほうが楽だけど、そっちだと啓介が浮気してるように見えるかもしれないし?**
 
(2) mokumoku 2023/10/22(Sun) 7:19:41

【人】 純真アンサンブル リッコ


「野良猫? 見た事ないかも…。
 首輪をしてる黒猫なら見たことあるけど
 首輪してるって事は、飼い猫でしょう?
 ほら、赤い宝石つけた子。」
 
 
私が見た時は赤い宝石?ガラス玉?をつけてたのよね。
だからその子かな?と確認してみた。
でも野良猫というなら別かもしれない。
猫は可愛いわよね。私も好きだわ。
 
 
「うん、動物園ね。わかったわ。
 …学校については考える。」
 
 
そんなふうに約束して。
私はサアヤと姫様に連絡を取ると、周辺調査と言って学校から離れる旨を伝えた。
結局放課後だから制服姿で、生徒姿。
里津子姿というべきかな?
迷ったけどどれだけアムニャックの姿が認知されてるかによるからね。
あの格好で街中で戦闘してたりするし…。
だから、帰り際に啓介に声をかける。
 
(9) mokumoku 2023/10/22(Sun) 18:36:59

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「それじゃ、行こうか?」
 
 
廊下ではいつも通り。
玄関から出て、校門からはなんとなく手を繋ぐ。
取り敢えず指先だけね?
ほら、恋人同士なんでしょう?
 
 
「…あ、猫ちゃん。
 あれ、今日は違う色のしてる。別猫なのかな。」
 
 
そして歩いている最中、綺麗な黒猫を発見した。
だからいつもの子かと思ったけど…今日の首輪に嵌められた石?は、青色。
だからあれれ?と首をけしげていた。**
 
(10) mokumoku 2023/10/22(Sun) 18:37:15

【人】 純真アンサンブル リッコ


…もっと早く、啓介みたいな男の子と出会えていたら。
私の気持ちも変わっていたんだろうか。
姫様を必要以上に求めて遠ざけられることも無くて、自分が必要以上に傷つくこともなかったのかもしれない。
私が、あんなふうに乱暴される事も。
だってこの国はこんなに平和だ。
事件や事故が皆無ではないけれど、夜の街を歩いても犯罪に遭う可能性はとても低い。
そんな国は稀有なのだと動画とやらでもやってたし、そんな国で育った啓介だからなのかもしれない。
勿論、どんな場所にも犯罪者はいるけれどね。
 
 
猫はするりと私たちのところから離れていってしまった。
特に追いかけようとはしてなかったけど、少しばかり気になる存在になる。
あの猫のこと、姫様たちに今度聞いて見よう。
 
(11) mokumoku 2023/10/22(Sun) 21:52:45

【人】 純真アンサンブル リッコ


「動物…もいるし、魔力を帯びた魔物も居るわね。
 こちらで言うとゴブリンとかオークとかが
 討伐対象になっているわ。
 中には可愛い魔物もいるけれど
 人間を苗床にするような奴らもいるから
 動物を愛でる…のはあまりないのよね。
 犬や猫、鳥くらい?」
 
 
家畜として飼うとか、魔物も狩って食べる事もあるけど。
思えば動物園みたいに、獰猛な動物まで飼育してそれをみんなで見るみたいな施設はないわね。なんてことを話したりして。
 
こちらとあちらの世界の違い。
そんなことを口にしたりしたけれど(よく考えたら周囲から痛い子認定されそうだと思うけれど私は気付けない)、そんな中で言われた言葉にどきりとした。
もし、イーリスが見つかったら?
 
(12) mokumoku 2023/10/22(Sun) 21:53:05

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「…私は姫様にお仕えしてるから。」
 
 
少し言葉に迷う。
繋いだ手を一度緩めて、でも繋ぎ直して。
視線を揺らがせる。
確かにイーリスを見つけたら…。
 
 
「…イーリスを見つけたら、私の願いは
 姫様の安寧だから、そうね。
 私の願いを叶えられたら
 私の仕事はお役御免…なのよね。」
 
 
私が願うのは姫様の無事。
あの方が平和に穏やかに生きられたらそれで良い。
でもそれは──私の仕事がなくなるに等しくもある。
それでも、彼の方には幸せでいて欲しい。
そんなことを思っていたから。
 
 
「だから、私の仕事は無くなるから
 あちらに戻る理由は殆どなくなるけれど。
 そうなると、姫様が許してくれたなら
 こちらの世界にいる事もできるわ。

 でも、…残る理由が啓介って事になると
 今のままだと厳しいと思うわよ?」
(13) mokumoku 2023/10/22(Sun) 21:53:25

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
そこは真面目に答えておこう。
だって私たちはまだ成り立ての恋人同士で、婚約者でもなければ別れたら死ぬ!みたいな強い思いはまだなくて。
 
 
「──啓介は、私に残って欲しい?」
 
 
まだそんなことは先の話だと思うけど。
ひょい、と顔を覗き込んで首を傾げた。*
 
(14) mokumoku 2023/10/22(Sun) 21:53:46

【人】 純真アンサンブル リッコ


「…自由?」
 
 
啓介の返事は意外なものだった。
視界の端に檻に入れられた獣がいる。ゴリラというらしい。私たちの世界で言うなら何かしら。猿はいたけど、ここまで大きい似た動物はいなかった気がする。
魔物化した人間にも見えるけど、その目は穏やかだ。
 
 
「って、嫁なんて早…くもないのか。
 姫様は婚約者もいるし、
 行方不明にならなければもっと早く婚姻してたかも。
 こちらの世界は晩婚よね。」
 
 
──なんて言ったら喧嘩売ってるのかな。
しみじみしてしまったけど、連れて行かれた先で撫でた子はやっぱり穏やかな目をしていて、おとなしくて。
諦めた顔はしてなくて、平和を享受してるように見える。
 
(18) mokumoku 2023/10/23(Mon) 13:00:54

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「可愛い…。」
 
 
ぬくぬくで、毛皮も滑らかで荒れてない。
こんなふうに動物を撫でるなんて馬くらいしか無かったから、小さくて存在感のある子を撫でること地気持ちがホワホワする。
自然と微笑みを浮かべながら。
 
 
「私の世界も美しいけれど
 この世界よりそうね、平和では無いかも。
 戦いも陰謀も身近なものだし
 高貴な方々のそばにいたら尚更。
 でも、そうね…。」
 
 
モルモットを抱きしめながら、じっと啓介を見つめた。
こてんと首を傾げる。
 
(19) mokumoku 2023/10/23(Mon) 13:01:14

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「好き、と言う気持ちで誰かに縛られるなら
 それは縛られてるんじゃなくて絆と呼ぶのよ。
 自分から入っていく建物は
 檻ではなくて家だと思わない?」
 
 
それを自分で選んだのなら、絆であり、力となるものだも思う。
姫様と私のそれも絆。
啓介と私のそれも絆になり得るだろうか。
 
 
「もし私と啓介が結ばれて
 この世界により深い縁ができたのなら。
 啓介の生きるこの世界も深く愛するかも知れないし
 二人の子供を慈しむ事もあるかもしれない。
 
 それは、縛られてるんじゃ無いわよね。
 絆が増えていくのよ。」
 
 
主人を増やそうとは思わないけれど。
それだって縛られているのではないから。
どうかな?と尋ねておいて…はっ、と我に返り顔を真っ赤にする。
 
(20) mokumoku 2023/10/23(Mon) 13:01:32

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「あっ、あっ、べ、別に
 アンタと結婚して子供産んでとか
 まだそこまで考えてないんだからね!?」
 
 
ちょっと大きな声を出したから、膝の上から逃げられちゃったけど。
…本当はそんな未来を夢想してしまったなんて、言わないんだからね!**
 
(21) mokumoku 2023/10/23(Mon) 13:01:49

【人】 純真アンサンブル リッコ


「ばか!」
 
 
公衆の面前でなんてこと口走りそうになってるの!?
思わず叱責してほっぺを引っ張ったけど、更に二人で──なんて口走るからムウと眉を寄せて両側のほっぺを引っ張る事にした。
アホ。こいつアホだわ!?
全くもう、やっぱり男はすけべなのよね。
でも私のことを好きなくせに無理やり──なんてしない啓介は、あの男たちよりよほど紳士なのだと思う。
悔しいから、ちゅ、と唇を奪ってから離れておこう。
ふふん。まだキスも不慣れなのにね。
 
 
手を洗って繋ぎ直して。
大型動物もすごいのよね…よく逃げ出さないわね?
危険な目にも遭わないのもすごい。別に、飼育員を見ていると特別な武器を持ってるわけでもなさそうなのに。
でも私が気に入ったのはふれあいコーナーかな。
あのあったかくてもふもふした可愛らしさが忘れられないもの。
 
(28) mokumoku 2023/10/23(Mon) 21:56:04

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「本当に、こんな施設初めてだわ…。」
 
 
今は鯉の餌を買ってぽちゃぽちゃあげてるの。
たくさん鯉が群がって口をぱくぱく開けてるのがなんか楽しい。
 
 
「ん? 別に良いのに。
 でもそうねえ…それじゃ…そうだ!」
 
 
あれ。あれが食べたい!
パッと思いついたのはアレだった。
ここの動物園の人気者のライオン。
その子をモチーフにしているらしいクレープがあるの。
クレープを花束みたいに丸めた上側に、丸いお顔、つぶらな瞳、お顔を縁取る黄色いクレープの立髪!
可愛くて良いなあって思ってたの。
でも、あんまりああ言うの食べないし…一瞬食べ物と思えなかったし…可愛すぎて…でも、せっかくだから。
そのお店の前に来ると、これ…と啓介に伝えたけど。
 
(29) mokumoku 2023/10/23(Mon) 21:56:24

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「…こ、こう言うの食べるの、
 子供っぽかったり…する?」
 
 
思えばこんなに可愛らしいもの、大人も食べるのかしら?
ちょっと恥ずかしくなって、おずおず尋ねてみたの。**
 
(30) mokumoku 2023/10/23(Mon) 21:56:41

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
写真を撮るのは良いけど、チーズ?と面食らってる間にスマホを向けられる。
二人一緒にカメラを向けられ、なんとかニコッと笑った。
 
 
「写真撮る時チーズっていうのね?
 向こうには写真ってあまり流行ってないから…。
 このスマホ?って本当に便利よね。」
 
 
魔力を使わずとも連絡が取れるし、こうして記録もできる。
本当にこちらの世界は進んでいる。
自分の世界が嫌いでは無いけれど、本当にこちらの世界は平和で便利。魔法はないけどね。
そんなことをのんびり考えていたのだけど。
 
二人で一つのクレープを食べるから、一口食べては啓介に渡して、また戻して。
はいあーん、なんてふざけて見たり。
本当に楽しくて…なんだか本当、戦いの火種を持ち込んでるのが申し訳なくなっちゃう。
 
(35) mokumoku 2023/10/24(Tue) 20:39:43

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「…でも、そう言えば。
 この近くに王族?貴族?が暮らしているのよね。
 ほら、ここに来る道にも見えたでしょう?
 流石にミュジークの城より小さかったから
 貴族の別荘かなにかかしら。」
 
 
遠目に見えた城を思い出して。
場合によっては謁見も必要なのかと首を傾げた。
──まあそこは、子供の入れない大人の場所なのは知らなかったからそんなことを言ったのであって、知ったなら驚いてそんなのが街中にあるの!?なんて叫びかねないけど。
 
 
ただ──悲鳴が聞こえた。バッと顔をそちらに向ける。
ギュッと啓介の手を握りしめた。
 
 
「今のは…っ!?」
 
 
それは、ドローイグの新たな刺客なのだろう。
遠くで魔力の動く気配。そして、木々が蠢き枝葉を伸ばし、辺りを荒らしているのが見えた。
木々の精霊を操る者なのだろう。
 
(36) mokumoku 2023/10/24(Tue) 20:40:01

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「啓介…ごめん!」
 
 
私は眉を寄せて叫ぶ。
時にこうして辺りを荒らして調査するような相手もいるのだ。
私は周囲を確認して人がいないことを知ると、光に包まれて元の姿に戻る。
タンッ!と地を蹴り宙を踏み、敵の元ヘ。
 
 
「木々よ止まりなさい!
 平和な場所を乱してはなりません!」
 
 
魔具を掻き鳴らして響かせる。
その衝撃で動きを止め、襲ってくる枝を魔具を振り回して蹴散らし、捉えられている人々を解放していく。
そして、これを操る本人を探し出そうとしていた。**
 
(37) mokumoku 2023/10/24(Tue) 20:40:21

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
精霊を、木々を操ってるやつはどこにいる…!?
被害者を助けながらその姿を探すけれど、なかなか見つけられない中。
啓介…まったくもう!
 
 
「大丈夫!? 啓介は避難誘導をお願い!
 この施設の外に出れば多分…大丈夫…!?」
 
 
魔力で強化した肉体は素早く彼の元に戻り、そのまま魔具で彼を捉えた枝葉を断ち切った。
けど、ヒュッと息を呑む。…なんてこと!
視線の先、ライオンの檻に枝葉が伸びてそれを壊そうとしていた。
檻の中だからこそ獣たちを安全に鑑賞することができる。
でもその檻が壊されてしまえば…!
 
(40) mokumoku 2023/10/24(Tue) 21:55:59

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「くっ、早く本体を探さないと…!!!」
 
 
私は眉を顰めて、檻を壊そうとしている枝葉を攻撃して蹴散らし始めた。
蹴りを入れ、魔具を振い、時に弦を弾いて威嚇して。
そんな私を高みの見物している人物がいたけれど──いまの私には気付けない。
 
ましてやその狙いだなんて。*
 
(41) mokumoku 2023/10/24(Tue) 21:56:23