人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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視点:


【人】 純真アンサンブル リッコ


「なんですって…!?」
 
 
>>@2聞こえてきた声に目を見開く。
なんて事なの、精霊たちが反逆してきているなんて!
そして彼らがイーリスを欲しているなんて!?
 
これでは埒がない。多勢に無勢がすぎる。
早く姫様に報告しなければ。
いえ、姫様とサアヤなら先に知ることもできているかも知れない。
私は一度啓介の元に戻る。
どうしよう。どうしよう。どうすべき?
私たちの戦いにこの世界を巻き込んでしまうだなんて。
人の欲望が精霊たちに伝播してしまうだなんて。
 
(14) mokumoku 2023/10/25(Wed) 20:24:52

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「啓介…。」
 
 
私は泣きそうになりながら。
一度、啓介に抱きついて唇を重ねた。
ただ重ねただけじゃない。
唇と唇を通じて彼に魔力を送り込む。
 
──戦士としての力を彼に。
彼も戦えるようにと魔力を分ける。
 
 
「大丈夫。でも、一緒に戦って欲しい。
 私は──きっと無防備になるから。」
 
 
魔具を手にしながら、ピィんと爪弾いて。
魔力をあたりに拡散させる。でもこれは攻撃では無い。
仲間に知らせるため。
仲間と心を合わせるため。
私は心を落ち着かせ集中する。
 
 
──きっと。心を合わせれば。
 
 
でも私はその時無防備になるから。
枝葉に襲われれば、魔具を必死に構えながらも応戦はできない。**
 
(15) mokumoku 2023/10/25(Wed) 20:25:14

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
啓介の盾は間に合ってくれた。
さしずめ今の啓介は私だけのナイト…ってところかな?
それに笑みを深めて。
 
 
「無茶はしないで…死なないでね。
 啓介に死なれたら私、悔やみきれないから。」
 
(23) mokumoku 2023/10/25(Wed) 22:30:29

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
そう囁くと、音が聞こえた。
なかまの音だ。ピィンとまた爪弾くと、互いの音が共鳴していく。
それは遠くにあっても他の皆にも聞こえ始めただろう。
世界中のどこまでも響いて届くように。**
 
(24) mokumoku 2023/10/25(Wed) 22:30:59

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
姫様の音が聞こえ始める。
私は呼吸を整えて魔力を高めていく。
サアヤの音と合わせられるように。
啓介の血の色に顔が歪んだ。
駆け寄り、彼を庇って私の背中に枝が突き刺さる。
けほ、と血を吐きながら、それでも──。
 
(29) mokumoku 2023/10/25(Wed) 23:08:59

【人】 純真アンサンブル リッコ


人は迷わずに生きることはできない

ただひたむきに生きる為だけに生きるのでは無いから

太陽を目指し天へと伸びる木々のように

迷いなく生きていけたならと願いながら


 
(32) mokumoku 2023/10/25(Wed) 23:13:26

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
啓介を抱きしめていた腕はもう力無く。
私の意識は途切れ、蒼白になりながら啓介を抱きしめるようにして倒れ込んでいた。
その姿は、魔法少女と呼ばれる姿のまま。
でも、血の気はなく脈も弱く呼吸も浅い。
 
 
瀕死の状態。
それでも辛うじて命を保てたのは、姫様の願いが届いたからだった。
姫様の、皆が傷つかずに癒やされれば良いという願い事。
 
 
でも私は呼びかけには応じられない。
意識を失って──次に目覚めるのは治療を受けられたら、そこからになる。
治療を受けられなかったら?
最悪の事態が私を待っていることだろう。
 
生きながら目を覚まさない、そんな未来だ。
でも、何某かの治療を受けられたなら、身体に支障を抱えながらも目覚めることはできるはず。*
 
(49) mokumoku 2023/10/26(Thu) 21:39:28

【人】 純真アンサンブル リッコ


生きているのが不思議なレベルであると医師は言う。
外傷はないが重度の貧血状態で、手術室ではなくこれから全身を調べるのだそうだ。
結果、どうしてこうなったかやはり謎で体内での出血も見当たらない。
その為たくさんの管に繋がれて輸血や輸液をされながら、私はそのまま入院することになった。
 
目を覚ますのはまだしばらく経ってから。
私の目覚めまでにはサアヤと姫様の物語が関係するかもしれない。
彼女たちがどう動いたのか。どう動けるのか──。**
 
(60) mokumoku 2023/10/27(Fri) 6:54:11