人狼物語 三日月国


255 【身内RP】猫様としもべのもしもの夢【R18G】

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レグナ時空修復人 ◯◯◯に投票した。

【赤】 救いたかった レグナ

少しぼんやりする様な、けれど幸福感で満たされていく様な。
すっかり熱っぽくなった若草色を見ながら、今の自分も同じ様な目をしているのだろうか、とぼんやり思う。

触れられるだけの筈なのに、猫の様に甘い声のせいで、また頭の中がぐるぐると巡っていく。
手が、口が、下がっていけば。その感覚はより強く。とっくに熱は湛えていたけれど、改めて触れられるとすっかり身体はその気になってしまっている。

「……う、」


……少しの、迷い。

うっとりとした微笑みと、柔らかな刺激。
分かっている、これだけじゃ、足りない。


「………………、し、
……し、たい……」
(*0) smmmt 2024/04/13(Sat) 1:32:47

【赤】 救いたかった レグナ

「……うー……」


わかってて言わせて来るのだから意地が悪い。
照れを誤魔化す様にふい、とそっぽを向くものの、視線は結局逸らせずにいる。
愛でる様に弄ばれれば、分かりやすく身体が跳ねる事だろう。

「え、」

したことない事をすると言われれば、そんな間の抜けた様な、けれども少し期待が混じった声を零した後。

熱っぽい吐息がかかったと思うと、そこに唇が触れた。

(*3) smmmt 2024/04/13(Sat) 11:54:54

【赤】 救いたかった レグナ

生温い舌が絡み、卑猥な水音が辺りに響き始めれば。
分かりやすく頬が赤く染まり、猫の様に目を丸くしながら。けれどもやはりその痴態から目を離せない。

「まっ……馬鹿、マオ、何やって、
 ……っく、ふ……!」


弱いところに舌が触れれば、面白いほどに熱がぴくぴくと震え。舐めとられる傍から蜜が溢れ出る。
刺激だけでなく、その光景も、音も。全てが甘く思えてたまらない。
(*4) smmmt 2024/04/13(Sat) 11:55:13

【赤】 救いたかった レグナ

「うぁ、……く、……んっ、」


思わず詰まった声が漏れ出るのを、手で口を抑えて誤魔化そうとする。それでも堪えきれなった吐息が零れていく。
熱い口内と舌で与えられる刺激も、甘く響く声も、必死になって自身にしゃぶりつく妖艶な姿も。
全てが脳裏まで溶かしていく様な快楽となって、腰を跳ねさせ。それがまたあなたの喉をつついたのだろう。

そのまま欲を吐き出しそうになった所で口を離され。
熱と唇を糸が繋ぐ様子に魅入りながらも「もう少し、」と珍しく正直な言葉を零し、まだダメと言われれば何故と言いたげにあなたを見る。

(*7) smmmt 2024/04/14(Sun) 1:55:19

【赤】 救いたかった レグナ

それから、あなたが膝を立て立ち上がるのを見て。
秘部に自身の熱が当たれば、再び目を丸くする。
――期待も予想もしなかったわけではない。けれど、だからこそ、初めてのその行為に頭に熱が昇る感覚がした。

「……あ、マオ、」

捕まえるか、或いは縋るかのように、指を絡ませられれば。それに応える様に握り返す。
つぷ、とあなたの中に熱が沈み。それから一気に包まれ、繋がって、ひとつになる。
手と手を、大事なところを繋いだまま。ぴったりとくっつく様に。
ああ、おいていきたくないな、と過って。しまう。


「……――、」


強請る声と、視線に。
理性も胸の内も溶かされる様な、気がした。

そうして欲しがられるまま、今だけは。
無我夢中で己の欲と愛をぶつけ、甘い一時を堪能した事だろう。

(*8) smmmt 2024/04/14(Sun) 1:55:36

【赤】 救いたかった レグナ

――気が付けば、夜もすっかりと更け。
二人してくったりと寝台に身を預けて、少し気怠げな余韻に身を浸している。

もしもまだあなたがくっついている様子であれば、背や頭をぽんぽんと軽く叩きつつ。

「……満足、したか?」

なんて聞いてみる。
もし否と答えられても、流石にもうこれ以上する体力は残ってないのだけど。
(*9) smmmt 2024/04/14(Sun) 1:55:48

【赤】 救いたかった レグナ

「ばっ、
今はあんたに聞いてんだっての!」

言い出したのはこちらだし、口で言うよりももっとすごい事をしたというのに自爆しているぞ。

「……よかったよ」


ごにょごにょしながらも返す。
ぺったりくっつかれているのと、結構な疲労感とで。今は動けそうにない。
(*11) smmmt 2024/04/14(Sun) 12:17:09

【赤】 救いたかった レグナ

「〜〜〜ッッ、絶対聞こえてて言ってんだろ!!」
「よかったってそう言ったんだよ!!」


からかう様子にぷんすこしながら。
仕返しのつもりなのか、頬をつまんでむにっとした。

「……そういや、さ」
「マオの記憶の中の俺は、何を渡したんだ」

つまんだ指はそう時間を置かずに離して。自分の発言を誤魔化すついでに、ふと浮かんだ疑問を投げかけてみる。
(*13) smmmt 2024/04/14(Sun) 13:20:23

【赤】 救いたかった レグナ

「さっき聞いてきただろ。
 正解はなんだったのか、気になって」

カードで遊んだ記憶は自分にはないので、その事かなと思いつつ。頬擦りしてくるのを眺めて聞いている。
そして、帰って来た答えに。

「…………」
「???」


背後に宇宙を背負ってしまった。宇宙猫かも。
(*15) smmmt 2024/04/14(Sun) 16:49:50

【赤】 救いたかった レグナ

経緯の説明で一先ず宇宙猫は解かれた。

「なる、ほど……。なあ……」

こいびとの様な真柄となるぐらいだ。マオの記憶の中の自分が"現実"の記憶を持っていない、という想像ぐらいは流石に付いていたのだが。
そこで頷く自分も自分だな……と少しだけ思った。……いや、"今だけ"という条件を付けたとはいえ、その欲を受け取った今の自分も、大概か。

しょんぼりとしながら続けられる言葉を聞く。
……後ろ髪を引かれる気持ちは、ある。あるけれど。

(*17) smmmt 2024/04/15(Mon) 2:07:42

【赤】 救いたかった レグナ

「…………、ああ」
「何て言ったら、いいかな。ここではない、別の世界。
 ……どうしても、行かないといけない、理由があるんだ」
「マオの事は。……絶対に連れていけない、って訳じゃない。けど。
 連れて行ったとしても、もう。会えないと、思う」

余程の奇跡でも起きない限り。
"現実"とこの世界では、何もかもが違う。それぞれが生きる場所も、誰かに会うことの難しさも。

あなたにとっては、何を言っているのか分からないかもしれない。
けれど、レグナの目は真剣な色のそれだ。

それから、ゆっくり考えて。間を置いて。

「……なあ、マオ」
「例えば、もう俺に会えないぐらいなら、」

――死んだ方がマシだ
、とか。
 そう、思ったりは、するか?」
(*18) smmmt 2024/04/15(Mon) 2:09:00

【赤】 救いたかった レグナ

しがみ付いてくるあなたを、そっと抱きしめ返す。
優しく、だけれど。その手はほんの少しだけ、震えている。

「……そうだな。ここは、何でも叶う場所だ。
 あんたもアリアもいるし、行きたい所にだってすぐ行けるし……したい事だって、何でもできる」
「けど、」

死んだら、終わり。ぽつり落とされた声が、聞こえた。
――それを痛いほどわかっている、だから。


「ここにずっと居たら、な。
 ……その、死が。終わりが、来るんだ。
 きっと、そう遠くない未来に。この世界に居る誰にも、等しく」
「俺はそれが嫌だった。嫌だったから、……なんでも、した」

このしあわせな世界で、あってはならないような事だって。
……結局、己の願いは叶わなかったけれど。
(*21) smmmt 2024/04/15(Mon) 13:25:26

【赤】 救いたかった レグナ

「望み通りに居られる場所、欲しい物はなんでも手に入る、それは間違いない。……が、
 同時に都合の悪い事、嫌な事、思い出したくない事を、忘れさせる場所。
 ……そうだな。例えるなら、幸せな


 ――あんたも、俺も。こことは別の世界で。
 文字通りの意味で、寝たきりのまま、夢を見続けているんだ。」

語り続ける。真実を叩きつける。
忘れていた方が幸せだった真実。
……それでも、思い出してしまったからには。


やさしく撫でる手を背に感じながら、更に話を続ける。

「……さあ、な。きっかけは分からない。
 少なくとも館に集められた時には、別の世界の事を思い出してた」

世界に綻びが出たのか、神様にえらばれたのか、単なる偶然なのか。
それはレグナの知る所ではない。
(*23) smmmt 2024/04/16(Tue) 1:01:01

【赤】 救いたかった レグナ

「…………」

遮る大声を聞けば、そこで言葉は止まる。
受け入れたくないという様に耳を塞ぎ、身体を丸めるあなたを見る。

ちがうと、否定するのは簡単だけれど。
他者の感情までは操作出来ないとも、思いはするのだけど。
それを証明する手立てまではない。
目の前に居るあなたのことすら、現実に存在している人物であるかも、証明できない。


「……もし、今聞いた事を忘れたいと願えば」
「ここに残るなら。忘れられる、と思う」


この世界は、それを望む相手に対しては、どこまでも優しくあり続けるのだから。
(*27) smmmt 2024/04/16(Tue) 11:39:06

【赤】 救いたかった レグナ

「あんたほんと相変わらずだな」


ぼそぼその中に羅列されている諸々を聞きながら。

「……けど、うん」「そうだな」
「全部が全部、あんたの望み通りになってるのなら」
「こんな事言わない、な」

困った様な表情で、それで先程の答えになってるか、と付け足してから暫くそのままでいたが。
勝手に上着かシャツを奪って何処かに行こうとしたなら「あっ、おい」とは言ったかもしれない。

追いかけるべきか、と身を起こした所であなたが戻って来る。

(*30) smmmt 2024/04/16(Tue) 17:59:05

【赤】 救いたかった レグナ

「…………」

そのまま。ゆっくり、ゆっくりと。あなたの語る話を聞く。
少しだけ長い間を置いた沈黙の後。

「分かってる」「分かってるよ」
「少なくとも俺は、だけれど」「あっちの方が、ずっと苦しい」

「……でも、な」
「これだけは破れない、破りたくない」
「そんな約束を、向こうに残しているんだ」

――目を、伏せる。

「ごめんな、マオ」
(*31) smmmt 2024/04/16(Tue) 17:59:33

【赤】 救いたかった レグナ

しがみ付く様に抱き着かれる。
抱きしめ返しは……しなかった。
伏せた目をそのままにして、考える。
まるで自分の事を、ひとではない何かの様に言うんだな、とぼんやり思った。


「……ああ」
「とても、大事なもの、なんだ」
「都合の悪い事が、嫌な事が、思い出したくない事があっても。
 苦労する道だとわかっていても、これだけは」

「例え相手があんたでも、譲れない」

きっとこれは、綺麗ごとで、愚かで、どうしようもなく自分勝手な考えだ。
それを他者に対してまで押し付けようとした自分は、本当に"悪役"でしかなく、そしてそうあり続ける事すら叶わなかった。

――それでも救いたかったんだ。
(*33) smmmt 2024/04/17(Wed) 12:42:39
レグナは、マオの背に隠された"それ"に、気付いていない。
(a0) smmmt 2024/04/17(Wed) 12:43:15

【独】 救いたかった レグナ

/*
ちなみに気付いていたとしても気付かない振りをするぞ。
ロールの流れによってはこっちも自害か、マオ様殺害からの自害か、心中かのどれかを仕掛けるつもりで居たぞ。
(-2) smmmt 2024/04/17(Wed) 12:45:45

【赤】 救いたかった レグナ

やさしげな手が背を撫でる。
重ねられる声に、その言葉の内容に。
少しだけ、赦される様な、救われる様な。そんな心地がした。

投げだしていた手を、片方。ぽん、と、あなたの頭に置いて、撫でる。
見慣れた若草色が、蜂蜜色とかち合った。

「マオ、」

――その瞳の奥に、声色に。しらない、何かが混じっている。


「…………。マオ?」


(*36) smmmt 2024/04/17(Wed) 19:49:33

【赤】 救いたかった レグナ

撫でていた手が止まる。
強く抱きしめられる、それと同時に、背から冷たい何かが入って来る。

「……――ッ、」

何が起きたか認識した瞬間、その温度は一気に熱く、熱く。変わっていく。
小さく呻き、置いていた手がぐしゃ、とあなたの髪を掴んだ。
(*37) smmmt 2024/04/17(Wed) 19:50:07

【赤】 救いたかった レグナ

引き抜かれれば痛みに呻く声がもう一つ。
それから、冷や汗と混じった血が背を伝っているのを感じた。
髪を掴んでいた手はずるり、落ちる様に肩の方へ。指先が痺れ、酷く震えている。

「…………、」
「そう、か」


諦観の様な、覚悟の様な。そんな呟きと共に、あなたの表情を見る。……視界が少しだけ、揺れている。
動こうとする様子はなく、そのまま押し倒され。ベッドに沈み込むと共に、じわ、とシーツに赤い色が広がった。
(*39) smmmt 2024/04/18(Thu) 0:30:13

【赤】 救いたかった レグナ

血に濡れた手が自身に触れる感触。腹にのしかかる重み。
それに、いつかどこかの記憶が重なった様な気がした。
……夢の中で死んでも、走馬灯は流れるものなんだろうか。それにしたって、覚えのない筈の記憶なのだけれど。

痛い。苦しい。握られた手が上手く握り返せない。
警告音が鳴りやまないのに、少しずつ体温が奪われていく、気配がする。

霞んでいく視界の中、あなたが自身の首元にナイフを宛てがい、引く様子が映った。

(*42) smmmt 2024/04/18(Thu) 19:30:55

【赤】 救いたかった レグナ

どさり、先程より重い音がして、身に体重がかかる。
哀しいほどに綺麗な赤が、二人を染めていく。

「……ほんっ、と、」

「しょうがねえなあ、」


遠のいていく意識の中。
下手すると、自分の考えを全て破られていた事態にも関わらず。
何故だろうか、不意に。少しだけ、笑みがこぼれていた。
(*43) smmmt 2024/04/18(Thu) 19:31:36
レグナは、マオのその言葉を聞いて、―――。
(a2) smmmt 2024/04/18(Thu) 21:38:43

レグナは、笑顔のまま、目を閉じた。
(a3) smmmt 2024/04/18(Thu) 21:38:54