人狼物語 三日月国


212 【身内村】桜色のエピローグ✿

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到着: 水面 禎光

【人】 水面 禎光

 
 
 「   ……… うん

      ……………   ……   、 わかった 」
 
 
(9) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:31:22

【人】 水面 禎光

 
 
 僕は、最後に思い出を作りたいと言う七瀬に頷いた。
 できるだけ ───
 普段通りの声色と、普段通りの微笑を添えて。
 
 
(10) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:31:26

【人】 水面 禎光

 
 
  わかった ≠チて、何を理解ったというんだろう。

 全寮制の高校へ進学すると語る彼女に、
 代替案を用意してやれる程、大人ではなかったし
 感情のまま引き留められる程、子供でもなかった。
 
 ただひとつ理解っていたのは
 僕ではどうする事も出来ない、という事だけだった。
 
 
(11) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:31:29

【人】 水面 禎光

 
 
 どうせ、いつかは離ればなれ ────
 
 幼馴染というだけの僕はもちろん、
 七瀬と瀬名だって、双子といえども
 ずっと一緒にいるわけじゃないだろう。
 
 頭では理解っている、理解しているつもりだった。
 見慣れた顔で、聞き慣れた声で ───

              言葉にされるまでは。
 
 
(12) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:31:33

【人】 水面 禎光

 
 
 このまま、微笑を保っていて良いものか ───
 なにも決められない、理解っていない僕は
 ちらり、と瀬名に視線を向ける。
 
 散った
花びら
を乗せた春の風が
 こんなにも冷たく感じたのは、きっと初めてだった。**
 
 
(13) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:31:37

【独】 水面 禎光

/*
アラフィフでこのポジションをやりきる自信がありませんでしたああああああああぁぁぁ
なのでここはひとつ王道路線でなんとかかんとか
(-2) よし☆ 2023/04/30(Sun) 23:39:42

【人】 水面 禎光

 
 
 全寮制の高校へ行くと告げた七瀬。
 いつもの相談ではなくて結論だったから。
 この時の僕は、双子の中ではもう話がついていて
 どちらかといえば 僕に向けた言葉だと思っていた。
 
 ──── 瀬名の振り絞った声を聞くまでは。 >>23
 
 
(32) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:21

【人】 水面 禎光

 
 
 七瀬と瀬名はもう結論を出していて
 僕が反対したところで、2対1。
 多数決の法則でどうせ淘汰されるのなら
 誰もが少しでも痛みを伴わないように ───
 
 だから、僕の肯定が
 瀬名を少数派にしてしまった事に気付けば。
 ちらり、と向けた僕の瞳には
 気まずさの色を含んでいただろう。
 
 
(33) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:27

【人】 水面 禎光

 
 
 " 3人 "で調和をとる為の多数決。
 
 その都度、咲かせ続けることを諦めた花びらは
 存在しなかったかのように、風に攫われていったのか
 それともまだ心の奥で積もっているままなのか
 
            ─── どうなんだろうね ?

 
 
(34) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:29

【人】 水面 禎光

 
 
 「 行きたい場所か …… 」
 
 
 今まで何処へ行くにしても 思い出は後からついてきた。
 思い出の為に行くとするなら、何処が適しているんだろう。
 
 僕の体力を気遣う言葉には >>17
 はは…と肩をすくめ、申し訳なさそうな顔を浮かべて。
 
 
(35) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:33

【人】 水面 禎光

 *****
 
 僕は、生まれつき病弱で
 幼い頃は入院と退院をずっと繰り返していた。
 
 そんな僕の為に、意を決した両親が
 空気の良い場所へと選んだ引っ越し先がこの町だった。
 
 今まで学校にもあまり通えてなかった僕は
 友達と呼べる存在もおらず、内向的な子供で。
 両親の背中に隠れながら 隣の家へ挨拶に行った時
 そこで七瀬と瀬名に出会ったんだ ───
 
 ふたりは 初めてできた 友達
 
 
(36) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:36

【人】 水面 禎光

 
 
 キミ達は両親を失った事で
 嫌という程 ココロに刻まれてしまったのだろうけど。
 
 この時の僕はまだ、
 大切な人が目の前からいなくなる ───
 それがどんなものか ちゃんと理解っていなかったんだ。
 
 
 *****
(37) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:39

【人】 水面 禎光

 
 
 「 知らない人の家 …、って言った ?
 
   ねぇ、七瀬。知らない人の家って言った ? 」
 
 
 行きたい場所を考えあぐねていると、
 七瀬が何処か思いついたのか口を開いた、のだが。
 犯罪臭しかしない提案に 僕はもう一度聞き直した。
 
 確かに、忘れられない思い出にはなりそうだけど。
 
 僕は「 うーん 」と親指を顎に当て、瀬名を見やる。
 双子だから ──── >>24
 知らない人の家に行きたい気持ちも分かるんだろうか
 
 ひとまず" 多数 "にするかの選択を瀬名に委ねた。**
 
 
(38) よし☆ 2023/05/03(Wed) 20:53:42

【独】 水面 禎光

/*
まだだ……まだシリアスやれるぞ!!
(-5) よし☆ 2023/05/03(Wed) 21:02:29