人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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視点:


【人】 焔の魔術師 ベアトリス

その跳躍力に目を見張る暇はなかった。
彼女の一撃を受けたからだ。

ソファーに顔を埋めた隙、追撃が来たら完全に昏倒させられていたろう。

しかし少女は縛られているからか、下半身丸出しだからか、逃げる事を選んだようだ。

 「待ちなさいッ」

すぐに起き上がり、廊下に去りゆく背を追う。角を曲がる直前に目映い光、変身したのか。制服がチラリと見える。

あの生徒は、見覚えがーー。
(8) CClemon 2023/10/16(Mon) 13:06:01

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

彼女が変身したということは、曲がり角の向こうに誰かがいる可能性が高い。

ベアトリスも教師の姿となる。仲間と合流されたら不利になる。
追い掛けるのは止めて、身を潜め様子を窺う選択をした。**
(9) CClemon 2023/10/16(Mon) 13:06:09

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

時はやや遡る。

魔法少女にまんまと逃げられてしまったベアトリスこと華夜は、学校の玄関に四人の生徒と一人の教師ーー有馬譲が集まっているのを目撃した。

魔法少女は確かに変身し、この場に逃げたはず。
つまり、ここにいる生徒の中の誰かがあの魔法少女なのではーー。

教師の呈で姿を現す事も考えたが、逃げた魔法少女が同じような推理を働かせる可能性がある。
息を殺して観察に徹する事にした。

生徒のうち二人には見覚えがある。華夜が担任するクラスの生徒だから。

岸咲里津子に、滝沢啓介だ。
……流石に啓介が魔法少女では、ないだろう。

ちょっとだけあのガサツそうな少年がヒラヒラ服に変身した姿を思い描いたが、頭痛がしたから止めた。うん、違う、絶対違う。

三人のうち誰かは、わからない。
(40) CClemon 2023/10/17(Tue) 13:31:51

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

……あの少女を取り逃がした事は、情報を得られなかっただけではなく悔しい事だ。

あのまま手込めにしてやりたかったのに。
もっと泣かせて、快楽に沈めぐちゃぐちゃにしたかったのに。

ーーそうして、私のモノに出来たなら。あの可愛らしい仔猫を。

爪を噛みながらイライラする。

そうこうする内に岸咲と滝沢は連れだって、残りの二人は譲と共に帰路に着いた。

譲ーーユスターシュと連絡を取りたかったが、今は無理だろう。

誰もいなくなったのならもう少し独りでイーリスを探すか。

 『熊切先生。まだ残ってらしたんです?
 屋上に不審者が侵入したらしいんです。
 もう誰もいませんでしたが、
 危険かもしれないのでどうか
 お帰り下さい。』

話しかけてきたのは警備員であった。彼は黒猫を腕に抱いている。

 「はい、もう帰ります…
 あら、猫ちゃん?」

 『こいつですか?
 こいつも侵入者ですよ。
 エサを欲しがってるからあげようかと。』
(41) CClemon 2023/10/17(Tue) 13:32:19

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「そうですか。では、私はこれで。」

警備員と話すことに意味はないので、華夜も踵を返し、学校を後にすることにした。

折角のチャンスだったのに邪魔が入るとはーーイーリスは何処にあるのだろう。
ただの野良猫には用もない。
華夜が手にしたかった猫は逃げてしまった…。

 『にゃあん』

華夜の背後で黒猫が愛らしい声を上げた。**
(42) CClemon 2023/10/17(Tue) 13:32:36

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

高級マンションに帰宅したベアトリスはユスターシュに連絡をした。

この世界にはスマホ、LINEという便利なアイテムがある。ある意味魔法のように遠くの人間と話が出来る。

 『捕らえた魔法少女に逃げられたわ。
 そちらは屋上で戦闘になったのね?
 成果はあったの?』

もしイーリスを見付けていたら連絡が来ているだろうから、ユスターシュも何も得ていないと思いつつ。

ベアトリスは、考える。

あの三人の少女の一人は魔法少女だ。
一人ずつ呼び出しかまをかけてみよう。
正体をばらすなら、また捕まえてやるーー

 「私は必ずイーリスを手に入れる。
 彼の記憶を取り戻す為に。
 ……大切な家族に戻る為に。」

その呟きを聞く者は誰もいない。**
(59) CClemon 2023/10/17(Tue) 23:25:35

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

教師という職業は学校に潜入するなら打ってつけと考えたが、授業以外にも雑用が多いし案外暇がない。

 『熊切先生、ちょっと手伝ってください!』
 『熊切先生、この生徒の事なんですが…』

次々声を掛けられてんてこ舞い。
譲と相談をする予定だったのに時間がまるで取れないとは。

こんな事ならLINEを送った後に寝てしまうのではなかった!
薔薇の花弁を浮かべたお風呂にのんびり浸かり、風呂上がりに燻製卵とチーズをおつまみにワインを飲んだのが失敗だ…

後悔先に立たず。

漸く美術室へ逃げられたのは休み時間になってから。
しかし今度は譲が不在である。
こんなことでは魔法少女候補の女子生徒を呼び出す相談は何時になるやら…。

途方にくれながら、昨日汚れた倉庫の床をごしごしモップで擦る。

なんでこんなことになってるの?
(68) CClemon 2023/10/18(Wed) 11:30:30

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

と、倉庫の隣の教室から、壁越しに何やら声が聴こえる。

確か空き教室のはずだが…

華夜は掃除を中断して様子を窺いに赴いた。
廊下から薄く扉を開いて中を覗き込む。すると、女子生徒と男子生徒が向かい合っている。

あの女子生徒はーー魔法少女候補の三人の一人だ。
譲はLINEで『三人は軽音楽部のメンバーである』と話していた。

奇妙なのは、女子に迫っている男子が手に縄をしていることだ。

縄…縄といったらSM?!
まさか…こんな昼間からエッチな事を…?

教師であるならすぐに駆け込み止めるべきだ。
しかし華夜はそうせず、目を爛々とさせて二人の動向を見守った。

扉の隙間はほそーくしか開けていないが、気づくか気づかないかは二人次第だろう。*
(69) CClemon 2023/10/18(Wed) 11:31:25

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「あらま、大変。」

二人は合意の上で休み時間にプレイに及んでいるのではないらしい。

女子生徒の名前は譲から聞いていた。確か、橋本彩綾と言ったか。

実に乱暴な行為だ。男子生徒は彼女を縛り上げ机にうつ伏せに押し付けた。

悲鳴なのか悪態なのか、声を張り上げて騒ぐ彩綾。

今犯罪者とかに紛れて何か言ったような…?

しかしその続きを聴くことは叶わない。何故なら彼女の口は塞がれてしまったから。

いとも簡単に下着を剥ぎ取られる。
その様に華夜は思う。

ーーもし魔法少女ならば、こんな男子生徒に好きにさせてはおかないだろう。

つまり、橋本彩綾はシロである。

ぺろんと白くて丸い桃尻を露にされる様に、流石の華夜も目を丸くした。
このまま本番に及ぶのか?
(77) CClemon 2023/10/18(Wed) 21:27:58

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「流石にこれはねえ…おいで、
 サラマンダー。」

こそりと精霊を吐息にて召喚。ふ、と吹くとそれは小さな火の粉となり、扉の隙間を通り抜けて飛んでいく。

火の粉は興奮しながら彩綾の恥ずかしい部分を弄っている男子生徒のズボンの尻にポッと点火した。

 『ひぁッ!あ、熱い、熱いッ!!』

カチカチ山の狸のようにお尻に火がついた男子生徒は飛び上がった。
そして床に倒れてゴロゴロ転がり、熱さに苦しむ。

きっと尻を火傷しただろう。

そしらぬ顔をし、今丁度廊下を通り掛かったような顔をしてガラリ、と扉を開ける。

 「あらごめんなさい、
 お楽しみだったかしら?
 でも学校でそんなおイタをしちゃ駄目よ?」

ぱちんとウィンク。ベアトリスの姿をしてはいないが、魔法少女にしたのと同じように。*
(78) CClemon 2023/10/18(Wed) 21:28:17