人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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フィオレは、覚悟を決めていたから、泣いたりしなかった。でも。
(a0) otomizu 2023/09/23(Sat) 21:22:57

【妖】 路地の花 フィオレ

「置いていかないって言ったじゃない」

「うそつき」

そう言うだけに留めるのだ。
本気で詰ったりするつもりはないのだから。
($0) otomizu 2023/09/23(Sat) 21:24:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

朝にはあまり強くないから、夜明けを起きたまま待って。
あなたの指定した店に、メッセージを頼りに向かう。

こんな季節だっていうのに。雨が近付いてるからか少し肌寒い気がした。
(-11) otomizu 2023/09/23(Sat) 21:46:27

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が向かった店は閉店していて次のテナントを待つ看板が貼り付けられていた。
その店頭には警官姿の女が一人。

『フィオレさんね?』

話しかけてくるその姿に覚えはあっただろうか。
彼女は二年前、ルチアーノが見回る店で働いていた女だった。
辞めてしまってから会えていなかっただろうが、
今ではこうして新しい職についているようだ。

『ルーカスがあなたのことを待ってるわ。早く着いてきて』
(-13) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:58:34

【人】 路地の花 フィオレ

留置所内を女が1人。
面会の手続きを踏んで、今日は茶髪のウィッグに丸メガネ。
まるでお堅い記者のような見た目。片手には少し大きなトートバッグ。

着いた先の牢には、皮肉屋の警部補の姿が見えただろうか。
Ciao、と笑みを浮かべて手を振った。

「テオ、生きてる?」
(0) otomizu 2023/09/23(Sat) 22:06:01

【人】 路地の花 フィオレ

>>+0 テオ
「それはよかった。
 万が一にでも、死刑なんて罷り通るようだったら」
「ここら一帯を爆破させてたところだわ」

暴行の痕には目を細めて。
けれど、あなたの口調が変わらないのなら。
大丈夫なのだろうと信じている。

「あら、根回しの早いこと」
「今日はあなたの好きな食べ物について聞きに来たのよ」

よいしょ、と牢の前にしゃがみこんだ。
収容人数も増えてきただろうから、ある程度雑に振る舞ってもばれやしないだろうし。
(1) otomizu 2023/09/23(Sat) 22:22:19

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「あら、お久しぶりね」

覚えている。記憶力は悪い方ではなかったから、新しいところに勤められたのねと笑って。
あの店の子達は気に入っていたから、元気そうでよかった。

手を煩わせるわけにもいかない。
言われた通り彼女の後ろをついていくだろう。

「いなくなったと思ったら急に呼び出すなんて、何なのかしらね」
(-16) otomizu 2023/09/23(Sat) 22:28:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が招かれたのは狭い取調室のような部屋……
の横にあった狭い待機室。

簡易的なテーブルと椅子、牢屋よりは明るい壁と清潔な部屋。
そこにルチアーノは、貴方は何処かで見かけなくもない、独特の張り手と殴られ方をした顔をしながら座っていた。

「おう、すまんなあ。思ったよりも早い迎えが来た。
 俺はモテ男だからなあ」

女性警官は扉の前で監視をしているだろう。
今この恵まれた環境は、貴方のために男が手回ししたものだ。
予めここに来るのを完全に予想していたのだろう。
(-20) toumi_ 2023/09/23(Sat) 22:57:53

【人】 路地の花 フィオレ

>>+2 テオ
「やっぱり爆破しておくべきだったかしら」

これもまた、冗談。
本当だったら、警察は子供の遊び場にでもされたのかと思っていたところだ。

「まあ、運がいい」
「そんなあなたにぴったりのものを用意してきたのよ」

もっとこっちに寄って、と手招きしつつ。
トートバッグから一つのサンドイッチを取り出した。
とはいえ、食パンではなくなぜかホットドッグ用のパンに具材が挟まれているのだが。

「じゃん、ローストビーフサンド〜」
「……具材は出来合いのものだから、安心して」
(2) otomizu 2023/09/23(Sat) 23:05:24

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「モテ男っていうか、その痕じゃ」
「クズ男にしか見えないんだけど?」

上司に対する態度ではないのだが、どうみたってそういう痕にしか見えなかったものだから仕方がない。
とりあえず椅子がもう一つあるのなら、腰掛けて足を組んでいる。

「……迎えっていうのは、ホントなの?」
「冗談とかじゃなくって」
(-24) otomizu 2023/09/23(Sat) 23:11:48

【人】 路地の花 フィオレ

>>+3 テオ
「違うわよ、ホントは手作りしたかったんだけど」
「全部焦がしちゃったから」


まずくはないという事が伝えたかっただけらしい。
そんなことを言いながら、もう一つサンドを取り出した。
分厚い鶏モモ肉の挟まったもの。

「ローストチキンサンドもあります」
「いくつか持ってきたから、好きそうなの差し入れしようと思って」

そういえば家に行った時も、食べ物買いこんでいったなあ……と思っている。
食いしん坊だと思ったことはないし、グルメな印象もないのだけど。なんとなくそういう風向きなのかも。
美味しいものをたくさん食べられるのは良いことだ。

「バカなこと言わないでよ。あげなーい、って自分で食べるような女に見える?」
「ほら、口開けて」

今日も手が不自由そうなら、食べさせるつもりで来ている。
というか。そうじゃなくても自分の手で食べさせるつもりのように見える。
(3) otomizu 2023/09/23(Sat) 23:48:31
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a6) otomizu 2023/09/24(Sun) 0:08:30

【人】 路地の花 フィオレ

>>+4 テオ

「何よ」

そう上手くはいかないか。
分かっていて仕掛けてはいるのだけど。

「嫌よ、痕跡残したくないもの」
「直に食べ物置くのも嫌だし、欲しいなら手出して」

あなたが一向に手を出そうとしていないことを知っていて、そう言ってのける。
見られたくないものがあるのか、動かしたくない事情があるのかは知らないけれど。

「それが嫌なら、口開けて。どっちかよ」
(4) otomizu 2023/09/24(Sun) 0:30:07
フィオレは、ていうか今バカって言った?
(a7) otomizu 2023/09/24(Sun) 0:33:48

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「刺されるまではやっとらん、周りが止めてくれたからなあ」

あなたの上司はクズ男であったらしい。
バーで出会ったとある女警官は男がマフィアであることを知らなかったのだ。
決して簡単には結ばれない恋、身分を騙していたこと、単純が故にとても嘆かわしいがルチアーノにとっては関係ない。

「ああ、予定通りなら……明日には
執行役が全員捕まる

「俺が捕まることでそうなるように仕向けた、上手くいくかわからんがな」
(-45) toumi_ 2023/09/24(Sun) 0:48:40

【人】 路地の花 フィオレ

>>+5 テオ

「そう。……分かったわ。
 テオが気を遣ってくれるなら、それ以上突かないでおいてあげる」

あっさりと引く。どうしても共有してほしいわけではない。
耐えられるものであるなら、自分だけで背負っている方が楽なのだろうし。

女も、その一線を踏み越えたりはしない。
気遣っているんだとしても、拒絶していたんだとしても。
あなたが線を引き直すまでは。

「何度も言わなくたって分かってるわよ」
「世話を焼くのが性分で、お節介を焼くのも性分だって言ったでしょ?
 物好きが勝手にやってる事なんだから、感謝しろなんて言わないわ」

牢の隙間からサンドを差し込んでいる。
そうしながら、普段は聞かないであろう内容のそれに。
ぱち、と眼鏡の奥で瞬きを一つ。そして、にまと唇が弧を描く。

「そういうのは、女に言わせるものじゃないのよ」
「でも、テオがこういうこと聞いてくれることなんてもうないだろうから…答えてあげる」

ふ、と微笑んで。

「花を愛してくれる人を、好きにならないわけないでしょ?」

首元のネックレスを取り出して、揺らしてみせた。
(6) otomizu 2023/09/24(Sun) 1:41:21
フィオレは、これじゃ足りないかしら、なんて言って。首を小さく傾けたりして。
(a9) otomizu 2023/09/24(Sun) 1:41:50

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

「解放されたら、今度は一緒に一から選びに行きましょうね」
「ヴィーのお店、楽しみにしてる人達のために…もっといいお店を作らなきゃ」

失ったものはまた取り返せる。
きっとあなたが解放される日はそう遠くない。信じている。
だから前向きでいようと思うのだ。

「そんなヴィーにみんな甘えてきたんだもの」
「こんな時くらい、気を抜いたっていいのよ。一番辛いのはあなたなんだから」

抱き締めてあげられたらいいのに。今までしてもらった分を返してあげられる位。
あなたと自分を隔てるものは、見た目以上に分厚い。

「……ありがとうね」
「皆の事、私もちゃんと大事な家族だと思ってるわ」

こんな私でも認めてくれる。
出来る仕事を仕込んでくれて、甘えさせてくれて。
だからこそ、もっと役に立てればと思う。…そのためにもやっぱり、ここで止まるわけにはいかないから。

「うん、気を付けるわ。それで、ちゃんと迎えに来るから」

待っていてね。ガラスにこつんと額をくっつけた。
(-76) otomizu 2023/09/24(Sun) 3:28:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「言われなくても祈ってるわよ、馬鹿」

ぴん、と指先でメッセージを弾いて。

『うん』『じゃあ、しばらくは会えないものと思って過ごしてたらいいのね』

そう命令でも受けているように。自然に、あなたのことを意識しないように。
もし何かがあっても、自分たちは何も知らないといえるように。

別に、あなたの部下なんだから一蓮托生だって言ってくれたっていいのに。
なんて思ったりもして。

『覚えててくれたの?うれしい』

チーズが好きになったきっかけのお店だった気がする。
そんな昔の事、よく覚えていたなあ。なんて、少しだけ感傷。

『分かった』『何もないことを祈るけどね』

『楽しみにしてるわ』


「……ほんとに、置いていかないでよね」


ぽつりとつぶやいた言葉は、誰に聞かれることなく消えていく。
結局のところは、祈りが通じたのかもわからない。
あなたの思惑通りなら、いいタイミングだったとも言えるのだろうけれど。
今は、知る由もない。
(-85) otomizu 2023/09/24(Sun) 4:03:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「当たり前よ、そんなの」
「止めてもらえてよかったわね、私は今から好感度を下げるか迷ってるところ」

こんな時に何してるのよ、とあきれ顔。
とはいえまあ、自分も人の事はあんまり言えないのだが。
それはそれ、これはこれ。

「それで……じゃあ」
「ルチアーノは、全てを終わらせるために捕まりに行くってこと?」
(-89) otomizu 2023/09/24(Sun) 4:27:51

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「あ? 
もう捕まってる


夜のうちに男は本当に静かに捕まっていた。

「俺をしょっぴいたやつとデートしててなあ?
 帰り道にそのまま」

「……明日か明後日ぐらいに納まり始めてくれると良いなあ。
 ……まあ、どこぞの誰かが嫌がらせしてるからわからんか。
 少なくとも量は減るだろうよ」

そう言って改めて貴方と向き合う。

「今お前にあっておきたかったのが……。
 ヴィンセンツィオの話だ」

と。ようやく貴方を呼び出した本題を話し始めた。
その名前で貴方がどんな反応をするかを確かめている。
(-93) toumi_ 2023/09/24(Sun) 4:35:17

【人】 路地の花 フィオレ

>>+12 テオ

「それもまた、今更でしょ」

言い続けてきたことだ。
花を丁寧に育てるあなたに惹かれたと。
変わらない。ずっと変わらないことだ。

「そうね」
「でも、あなたのその言い分はちょっと変だわ。
 だって静かに咲いていようとしていた花に近付いてきたのもあなたじゃない」

ちょっとだけの言いがかり。
けれど、あなたの方から歩み寄ってきたこともあったでしょう?

柔らかなパンとしっとりした肉が噛み千切られるのを見て、嬉しそうにくすくすと笑って。
この女はやっぱり、あなたがそうやって拗ねていたって楽しそうにしているのだ。

「あら、それって」
「私のこと、特別に見てくれるってこと?」

嬉しい、と都合よく受け取るのもいつも通り。
甘い甘い毒を押し付けて、絡めとってしまって。
いつか、その毒が回り切ってしまえばいいと思う。

面倒を見ることを放り投げないのは優しさなのか、使命感なのか。
どちらにせよ、こちらには得しかないことだ。
だからこちらは笑って。

「本当に、難儀な人!」
(10) otomizu 2023/09/24(Sun) 4:51:05

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「何でそんなあっけらかんとしてられるのかしら………」

目の前の上司はもう捕まってたらしい。
もうちょっとかっこよく逮捕されてほしかった。出来る事なら。

「それだけ早く片がついてくれるなら嬉しいわ。
 保護されたって聞いてたのに、弟は大怪我してたのよ」

目途がつきそうならとりあえずは安心だ。
そして、あなたの口からその名前が出た途端。

女の顔は甘さも呆れも消える。
平静を装っているのだろうが、滲みだすのは不快感と、怒りの感情。

「……捕まったらしいわね。その人がどうかしたの」
(-97) otomizu 2023/09/24(Sun) 4:55:18

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「大怪我……? それは、また。
 牢屋の中で起きたことは知らんが……。
 そこまでは配慮はいたらなかったか」

どうして、と言いかけて。警察側の事情はすべて把握していたわけでもない、何か不測の事態が起こってもおかしくないだろう。

「――お前があの人を殺しに行こうとしているんなら。
 
『行くな』
と言おうと思ってな。理由はわかるか」
(-106) toumi_ 2023/09/24(Sun) 5:59:39

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

/* 終わりも近付いておりますが、熱中症のエビです。
せっかくマフィアだったので、過去時空で暴力を受けに行こうかと思っています(!?

お忙しいと思うのでお手隙の際に、ゆっくりできれば……

ご検討いただけますと幸いです〜!
(-107) otomizu 2023/09/24(Sun) 6:09:20

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

「ふふ、お買い物デートね♡
楽しみにしてるわ。前よりいいお店にしちゃうんだから。」

未来の約束を結ぶ。
未来を手に入れてみせるという覚悟を暗に示す。
その約束は、決して今の状況には負けない、屈しないと、
己を奮い立たせる燃料となって。

「……貴方は本当に優しい子ね。ありがとう。
貴方みたいな子のお友達で、アタシは幸せものだわ。」

一つ一つの優しさが、傷ついた心に染み渡る。
ガラス越しの体は抱きしめられないけれど、
心には何も隔てるものはなく、貴方の言葉に抱きしめられた。

「……うん、頑張って。そして迎えに来て。
……待ってるわ、アタシの可愛い家族……」

ぴとり、ガラス越しにこちらも額を当てる。
冷たいガラスが、2人分の体温で温まった。
あんまり長く話すと、貴方も疑われちゃうかも、
なんて眉を下げて苦笑を零しながら添えて。
(-109) arenda 2023/09/24(Sun) 6:18:04

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

どうして謝らせてしまうんだろう。
何も悪くないのに。悪いことなんかあるわけないのに。
私たちと家族だったことが悪いというなら、何故私から捕まえてくれなかったのだろう。

悔しくて、悲しくて涙が止まらない。

「……フレッド…」

あなたの為を思うなら、マフィアである自分は長居をするべきではない。
置いていくのは忍びないけれど、今の自分にはどうすることも出来ないから。

「すぐ、出してあげるから」
「もう……痛い思いを、しないで……」


「お願い、フレッド……」


そんなこと、彼が決められることじゃないと分かっているのに。
(-115) otomizu 2023/09/24(Sun) 7:41:58

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「私だってわかんないわよ」
「……幸い、右手だけだったから…良かったとは言わないけど、まだマシだとは思うわ」

それでも、怪我をしていたこと自体が悲しいことだったから。
苦虫を噛み潰したような顔をしていたけれど。

「………何で?」
「分からないわ。あの人が何をして、私がどうしてそうしようとしてるのか分かるでしょ」

その声は、冷たさを帯びて。
あなたを見据えている。 
(-117) otomizu 2023/09/24(Sun) 7:50:38

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

ニーノという少年に対してはやはり若干の申し訳なさが残ったが、ここでは置いておこう。
貴方達や周りが助けていると良いが、果たして。

「あー」

そうきたか、と。貴方が怒っているのがよくわかる。
感情をむき出しにしていない所がいつもと違って本気であることも。

「わかってるよお前のことぐらい、適当に言っていない」
「そしてお前以外にもあの男を狙っている奴は……少なくないだろうよ」

一人二人、そういう問題ではないと丁寧に説明する。
その上で貴方のその心の傷をどうこうできるとは思わないが。

「だが、今回の件に関して俺は『殺しに行く』事を認めない。
 ――ボスの指示を待て。お前に『言う』最低条件はそれだ」

「感情だけで動かんでくれ。
 気持ちは分かるがお前はノッテの人間だろう」

さて、言うことだけは言った。
あとは貴方が言いたいことをいえばいい。
説得させるでも、無視するでも、分かったふりをするでも良い。
どうせ貴方の手綱は握れると思っていない。
何故なら、自分はそういう男放任主義だからだ。
(-130) toumi_ 2023/09/24(Sun) 10:00:21

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ


ぽた、ぽた、ぽた。

貴方が涙を落とすのを見ていると、胸が酷く締め付けられる。
抱きしめたかった、涙を拭いたかった。
その願い全てを、遮る鉄格子が邪魔をする。
だから、せめてもの代わりに。

「……だいじょうぶ」
「だいじょうぶだよ、ねえさん」

言葉を、伝えて。
笑みを、うまくできてる?
わからない、それでも。

じゃらり、手錠の音が鳴った。
痛むのを構わずに、左の指先を伸ばし。
せめてと届く位置にあるだろう、貴方の手をそぅと撫でる。

「…………来てくれて、ありがとう」

全てが有耶無耶になったような心地がする今も、確かに感じる愛情を受け取るように。

「顔、見られてうれしかった」
(-139) mspn 2023/09/24(Sun) 11:19:27

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「はーっ、はー……」


身体全体が敏感になっているから、撫でられるだけでも小さく体が跳ねてしまう。
快楽の波が落ち着くまで、あなたの腕の中で熱い息を吐き出して。

目の前で興奮した証を見せつけられると、生唾を飲むような音とともに。
嬉しそうに口元が緩む。

「……私で、こんなに……してくれたの?」


いつだって、自分とすることで興奮を覚えてくれることが嬉しい。
倦怠感の残る腕を動かして、それを両手で包む。
顔を近付けて、先端に愛おしそうに口付けて。

少しだけ唾液を垂らし、滑りを良くしてから両の手で擦り上げる。
ぐちゅ、水音を立てて弄ってやる。興奮を掻き立てるように、空間に音を響かせていく。
(-154) otomizu 2023/09/24(Sun) 14:05:57

【秘】 幕の中で イレネオ → 路地の花 フィオレ

/*
ciao〜! 過去時空暴力いいんですか! やったー!

一応暴力を振るうには条件がありますて、この男は一般人に手を出しません。代わりにマフィアと見れば強行的な手段に出ることを厭いませんので、それがわかるようなロールをしていただければと思います。

タイミングとしては法の施行前と施工後の二種類があると思いますがどちらにしましょう?
前であれば証拠不十分での逮捕は難しいでしょうし、取調べも派手にはできないでしょうから路地裏等での私刑が妥当かと思います。
後であれば一応は逮捕して取調べしたけどこちらが逮捕されたことで有耶無耶になって釈放……とか?

前者なら村中の貴方の身体状況と矛盾させずにある程度酷めの怪我も負わせられるかなあと思います。お好みで選んでいただければ!
されたい暴力、してほしくないこと、どうしてマフィアだと思わせてしまったのかもお答えいただけると幸いです!
(-155) rik_kr 2023/09/24(Sun) 14:20:55

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

/* やった〜〜〜〜!ありがとうございます!

法施工前の方が都合がいいかもしれません!
あまり表で派手なことをするような構成員ではないので、電話で事後報告していたところを聞かれていたとかはいかがでしょう?
入村時のシチュエーションをそのまま使っていただいても大丈夫です。死体もありますしね。
また別の角度からでしたら、家族同然の黒眼鏡さん繋がりをつついてもいいかもしれません。

されたい暴力はシェフのおまかせとしたいのですが、顔面への強い暴力(殴るなどはOKですが、形が変わったり骨や歯が折れたりなど)はどうしても苦手なので避けて頂ければと思います……!

また何かほしいものがあれば聞いていただければと思います〜!
(-163) otomizu 2023/09/24(Sun) 15:15:45

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

うねるほどに波打つ女の体を、擽るように優しく撫でる。
濡れそぼる肌と秘部に指をあてがい、
まだぴちゃぴちゃと音を立てながら
すこしだけ、眉間にしわをよせて。

「……これについてはだな、
 お前だからこんなにしてるんだ」


…なんだか喧嘩相手の実力を認める…みたいな文脈ではあったが、肯定する言葉。
それを証明するかのように、太い血管の浮いた肉幹がぴくりぴくりと震えて
振れる女の手と口を、貪欲に求め蠢いた。


「……ぁ、……っ、……」

ときたま漏れる吐息以外に、言葉はない。
ただ、あなたの髪をかりかりとかく指が、
肌に触れて優しくなでる掌が、
少しだけぴくりと震える表情が、
その快楽と安堵をこの上なく伝えてくる。

「………、……フィオ、
 ……」


──やがて、掌の内だけでは我慢ができないと、
  その先端がぐいと、さらに押し当てられて。
(-171) gt 2023/09/24(Sun) 15:52:25