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【人】 時雨え? [ 神立は手を握り返してくれた。 それに安堵を覚えたのも、束の間だ。 どうすればいいかわからない、 そう告げたのは己だ。 眺める気でいたのか! ] 待って、 そんなことをしたら 僕は [ 女であることが、知られてしまう。 女物の衣服を纏いながら、 最後に自分自身の姿でありたいと願いながら、 あべこべのような思考を宿しながら 張り付いた衣服から肌が離れる感触を、 神立の大きな手を、 僕は見つめている。 ]* (1) あさき 2024/04/06(Sat) 8:27:40 |
【秘】 時雨 → 神立[ 脱がされる事に抵抗はしない。 水分を含んだ衣服は、 するりと落ちはしないけれど ] なまえ? [ 不安そうに神立をみつめた。 肌が現れたなら、手で隠そうともしたかもしれない。 ] (-1) あさき 2024/04/06(Sat) 8:28:20 |
【秘】 小夜 → 神立小夜、 私は、小夜だ [ 弟以外、呼んだことの無い名を、 僕が誰にも告げた事のない名前を、形にした。 小夜時雨、生まれた日の夜の、情景。 ]* (-2) あさき 2024/04/06(Sat) 8:29:03 |
【秘】 小夜 → 神立[ 誰かに名前を呼ばれるのは不思議だ。 嬉しそうに呼ばれるのも。 まとわりつく衣服がなくなって、 露天の方から流れる空気が肌に触れる。 寒い。 近くに存在があったときは 体温まで感じられたのに。 ] (-5) あさき 2024/04/06(Sat) 17:19:28 |
【秘】 小夜 → 神立めおと 僕が……? 君と? [ 親指が頬を撫でる。 今日会って あったというより連れてこられて 理解が追いついてはいないのは 確かだけれど 一度も紡いでいない 言葉を 僕は 音にする ] (-6) あさき 2024/04/06(Sat) 17:19:53 |
【秘】 小夜 → 神立神立 [ わからない。けれど。 面のない顔の部分に両の手で触れることは できるだろうか。 ふたつの手は神立の頬に。 だから僕の身体を遮るものはもう何もない ] (-7) あさき 2024/04/06(Sat) 17:20:28 |
【秘】 小夜 → 神立よく 、よくは わからないけれど もう一度 呼んでくれますか? お小夜、と あなたに名前を呼ばれたら 僕は ――なんだか心に、何かが宿るみたいだ 神立様、 [ どうしてかはわからない。 けれど名前を呼ばれることが とても心地よくて、――せがんだ ] * (-8) あさき 2024/04/06(Sat) 17:22:53 |
【秘】 小夜 → 神立[ 夫婦、と言われても いまいち実感もないし、よくはわからない。 僕に父はいなかった。 人間が二人つがいになって、子をなすことが 夫婦なのだというのなら 僕には夫婦の正しい知識はひとつもない。 ] (-15) あさき 2024/04/07(Sun) 18:58:31 |
【秘】 小夜 → 神立[ 神立の頬に触れた手はそのままに。 呼び寄せられるようにして、その腕の中に収まった。 不安と、 期待の瞳で 神立を見つめる。風呂に入るのだから、着物は必要ない。 だからどちらも 何も身に纏っていない、 それで、それで……? ] (-17) あさき 2024/04/07(Sun) 18:59:55 |
【秘】 小夜 → 神立あ、……ふ、 [ 僕が紡ごうとした、あなたのなまえが食べられた。 声にならなくて、息はあなたのでする。 神立が呼ぶ名前が、甘くて 口同士がくっつくことでもう呼ばれなくなっても。 離さないでほしいから 離れようとするなら、いやだ、って 自分から顔を近づけた。 口付けなんて、みたことも、 ――したことも、ない。 どういう行為かもわからない。] (-18) あさき 2024/04/07(Sun) 19:00:58 |
【秘】 小夜 → 神立[ 僕が息、できないから 顔を離した。 僕が 呼んでほしいから ] 神立 [ 離したから、――やっと呼べた。 ]* (-20) あさき 2024/04/07(Sun) 19:08:32 |