人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「お、おぉぉ!?」

男性にしては高めのボイス。どこか女性的とさえ思えるソレになってから、音階を刻むようにどんどん低くなって太くなる。
音楽とかそういうのには学がないから分からないけど、同じ人間が出している声なのかと不安になるほどに目を丸くしていた。

「……それは、そうですね。女性相手の接客だとびっくりされそうで……魔除け?みたいにはなりそうですけど。
 器用……といって良いのか分からないですけど、エリーさんはすごいですね。そんな声色まで出せるなんて」

なんて笑いながら、これはどうかと提示された化粧品。一つ一つじっくり試して、成分を見て、ついでに値段も見ながら吟味する。
自分のものについては貧乏性が抜けないから困ったものだ。

「まずは、背伸びして立ち上がることも大切ですから。赤子もケガを覚悟で立ち上がらなければ進歩がありませんので。ふへへ……。
 じゃあお祭りの最中は、気合を入れるために、ちょっとオシャレな感じになっておきたいですね」

 気合いを入れるために、テンションを上げるために。
 欲しいものが決まったら……さっき話してくれた通りに、おずおずとだけど奢って貰うことにした。
 あれこれ選んでいたらちょっと想定より高くてびっくりしたけど、あなたが支払うのなら深々と頭を下げてお礼を述べた。

「……お付き合いしてくれて、ありがとうございます。色々勉強になりましたし、助かりました」
(-9) eiya 2024/02/08(Thu) 21:57:28

【独】 薄荷 アンジュ

「……祝福、祝福」

「これはみんなを救うためのもの。誰か一人でも、取りこぼさないようにするための」

「……そうだと、良いな」
(-10) eiya 2024/02/08(Thu) 22:05:27
アンジュは、群衆の中で空を見上げた。
(a3) eiya 2024/02/08(Thu) 22:05:54

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー


「おぉ……やっぱり接客のためには声色を変えたりする必要があるでしょうからね」

そうであろうとそうでなかろうと、身に着けたからには理由があり、あなたにとって必要なことだったのだろう。
それが何なのかは、己の立場では理解することはないのかもしれないけれど。

「うへへ……まだまだ育ち盛りなので。楽しみにしていてください。
 そういって頂けるのなら……ありがとうございます。私も楽しかったです。
 そうですね……。香料を多く取り扱う都合もあるのですけど、他のものと匂いが混ざらないように配置してあったり、動線がしっかりしてあったり……あと、レイアウトがカラフルというか、見やすいと言うか……そういう印象でした。
 売れ筋とか、買って欲しいものをちゃんと考えて配置してる感じで……こういうのだったらマネできるかもしれませんね」
(-13) eiya 2024/02/08(Thu) 22:13:25

【独】 薄荷 アンジュ

上から順番にディルクかエミールのどちらかを選択
(2)1D2
(-17) eiya 2024/02/08(Thu) 22:49:12
アンジュは、薔薇の香りがする。
(a5) eiya 2024/02/08(Thu) 22:56:20

【秘】 薄荷 アンジュ → 寡黙 エミール

/*
エミール様へ
ごきげんよう、波魔でございます。
厳正なる審査の結果、御身が襲撃対象となりました。
不都合等何かございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
(-23) eiya 2024/02/08(Thu) 23:37:27

【人】 薄荷 アンジュ

未だ光らない己の痣を眺める。衣服に阻まれたそれは見える位置にはないけれど、自然と腹部に指が這う。

「……」

周囲は祝福し、称え、その恩恵にあやかろうとする者から、これまで目立たなかった己を激励する声までする。
早く光ると良いな、祝福があれば良いな。
確かにそれは喜ばしいもののはずで、込められた期待は冷やかしではなく本意だろう。
滅多にない機会なのだから。きっと間違いはないのだ。
(2) eiya 2024/02/09(Fri) 0:07:41

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「聞き取りやすい……あぁそういえば、風魔法で通話をするときに伝えづらかったことがありました。
 普段のトーンで話すから、こういう別のアイテムを介したお話だと伝わりづらいんだという前提が抜けてて、相手には苦労をかけまして」
 
 はたして、あなたが何を続けようとしたのかはいざ知らず。
 何を思うのかもまた知らず。あるのはただ、あなたに向けられた感情は尊敬と感謝であることが真なのだ。

「勿論です。一回り大きくなって、立派な商人として目の前に立つことをお約束……
して良いのかな
……いえ、します」

提携相手、取引先。自分が大きくなればなるほど利益を生み、相手も自分も稼ぎが期待できるようになる。
薬師として腕を磨くのは当然だけど、こうした経営とか、お店のこともちゃんと学ばねばなららない。

「そ、そうですか。ならさっそく露店に取り入れてみます。
 そ、その時は……融資先もまた、多い方が私としても助かるので……ふへ……きちんとお返しできるように努力します。
 今日頂いた化粧品の分も余裕で返せるくらいには」
(-27) eiya 2024/02/09(Fri) 0:15:10

【秘】 薄荷 アンジュ → 寡黙 エミール

/*
お返事ありがとうございます。
改めて当方この世界の原住民の波魔にございます。

そして聖女様が目をかけられた樹木子の御身は襲撃では痣が光らない旨につきましても了解しました。
日付変更の後に何事も無ければ襲撃ロールを予定しております。痣を光らせる特別な薬を盛ることで光らせようとするでしょうが、きっと聖女様のご加護のお陰で効果は打ち消されてしまうやもしれませんね。
もしも時間的都合などある場合、概ねそういうことがあった、ということにして頂く形でも問題ありませんゆえ、何卒よろしくお願いします。
(-31) eiya 2024/02/09(Fri) 0:31:58

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

こちらの背に合わせて屈んで、あなたは小指を差し出す。
無意識にこちらも小指を立てる。
故郷では馴染みはないけど、こちらに来てから学んだ約束の儀だ。

「ふへへ……流石にしっかりしていらっしゃいますね」

こうしたなんだかエモーショナルな儀にもきちんと差し込む辺りは、やはり商人として見習いたい部分だ。
苦笑いをして、息を吸って吐いて。あなたの小指に自分の指を絡めて約束を交わした。
肌の色で奇異にみられることもなければ、若さに関係なく自分を肯定してくれる。
それはきっとすごい奇縁で、すごく良いことだ。

「す、すぐに店舗の調整をしたいので……店舗の方までで大丈夫です。まだ時間はありますから」

あなたに買って貰った化粧品の入った袋をしっかりと握りしめながら、少しでも期待に応えるために。
ちょっとでも頑張ろうって思えたから。

「エスコート…よろしくお願いします」
(-34) eiya 2024/02/09(Fri) 1:16:33

【秘】 薄荷 アンジュ → 白昼夢 ファリエ

「お、おぉぉ……そうですね……。気が早かったです」

興奮冷めやらぬ気持ちを押さえて、間延びした声と共に深く深呼吸。

……この祭りで痣が光らなかった者は忽然と消えるという噂があった。
その理由も、どういった人間が消えるかも薄々理解してはいるのだけど。
あなたはそうなのかもしれないし、そうでないのかもしれないけれど。
どちらにせよ自分にとって、あなたたちは真に救うべき存在だ。
目を潤ませる雫も、あなたに渡した努力の結晶もすべては本意だし、本気で取り組んだからこそだ。

ゆえに致命的な嘘を隠すのは容易くなる。

……己が伸ばした救いの手は、真に救う薬どころか、刻まれた痣を光らせる毒に過ぎないのだけど。

「もちろんです。しっかり暖かくして寝てくださいね。ご体調になにか変化あれば遠慮なく仰ってくださいね」
(-45) eiya 2024/02/10(Sat) 0:04:14

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「ふへへ……お願いします」

調子に乗ってお願いしちゃったけど、あなたはノリよく応じてくれた。
あなたに今買った化粧品の入った袋を持ってもらい、差し出された手を取った。
キザかもしれないけれど、そういった対応なんて縁遠いと思っていたものだから、喜ばないわけにもいかない。
薄っすらと笑みを浮かべて、あなたの眼に視線を絡める。

「一国一城の主様……まるで王子様のようですね」

自分を見定めて背中を押して、そんな自分の手を取るあなた。
なるほど、実際に直面するとこそばゆい気がするけど、いい気分だ。

「それでは参りましょう、エリーさん」

そうしてあなたに手を取られながら、自分の店まで送ってもらうことになるのだろう。
(-53) eiya 2024/02/10(Sat) 16:47:17

【人】 薄荷 アンジュ

予定していた仕事のノルマを終えて、広場へと足を運ぶ。
相変わらず人々は楽しそうに歩いていたり、開けた場所では踊っていたり歌っていたりと様々だった。
民衆の熱気から逃げるように彼らを横目に過ぎていく。
尾引くようなローズの香りが彼女の跡を辿るようにふわりと舞っていた。
(12) eiya 2024/02/10(Sat) 16:56:12

【人】 薄荷 アンジュ

>>+18 カリナ
「カリナさん、こんにちは。
 今日はちょっとだけオトナっぽい感じに背伸びしています。商売人ですから、身だしなみはきちんとしたいので」

駆け寄ってきたあなたを見止めると歩みを止める。
あなたからの誘いに、ああそうだったと言いたげに反応した。

「勿論良いですよ。食べ歩きに行きましょう。
 ……既に色々食べていらっしゃったようですね。香ばしいパンの匂いと甘い匂いがしますから」
(16) eiya 2024/02/11(Sun) 2:14:05

【人】 薄荷 アンジュ

>>+21 カリナ
「あ、いえ全然。こう……お祭りの期間ですから、華やかなほうが雰囲気としては良いかなって。
 小さいですし未熟な身ですが、それっぽく見せた方が売り上げも伸びるかななんて」
 
 概ねあなたが思考を巡らせた内容と合致するものだった。
 自分なりの効率的な手法でもあるのだけど。
 とはいえ、もう仕事も終わったところ。色気より食い気、花より団子のタイミングだ。

「あ、ありがとうございます。
 実はアドバイスを受けて、店構えや出している品物を変えてみたら結構繁盛してて、今日もてんやわんやでして」

ご飯を食べ損ねていたことも思い出して、真似するようにお腹を撫でて苦笑いを浮かべた。
(17) eiya 2024/02/11(Sun) 20:24:48