人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「蟲!あたしもたまにお世話になったり、
 厄介になられたりしてますね。植物を育ててるものだから」

魔女故か蟲を気色悪がることもなく。
ただ、こちらが力を借りると言っても摂理をなぞっているだけ。
銀色の笛に視線が向けば、ああ、と能力に察しが付いたようで。

「テイマー、というよりかは……エンチャンター?
 生き物や魔法の流れを従えて、力を借りる……
 そうね、あたしと同じような感じ?」

花も蟲も身一つで心を通わせることそのものは難しいけど、
気持ちを込めた働きかけに応えさせることはできる。
そういった共通点から推察してみて、
それから違ったらごめんなさいね、と笑う。

魅了する者エンチャンター

例えその対象が何であれ、魔女はそう準えた。

「こういう市街地ならいいけど、
 自然の入る隙間もない遺跡とかは大変なのよね。
 最終的に頼れるのは自分の身だけになっちゃうというか」

だから自分もちょっとは鍛えていたり。
少なくとも、普通の女の子よりはずっと。
(-31) backador 2024/01/31(Wed) 9:55:54

【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン

客の行き交いからほんの少し逸れた所。
花飾り付きの大鋏を背負う女はそこで街を楽しんでいて。

「あら、」 「誰かからのご紹介かしら」

風景を眺めていたところを振り返ってはその姿を認め、
光栄ですね、と微笑む。立ち去った後ろ背は勿論覚えていた。

「ええ、花の魔女プリシラといえばこのあたし!
 本職のお花屋さんに引けを取らないくらいには詳しいですよ。
 薬効も、魔力についてもひと通り」

何処からか話を聞いていたか、或いは気質からしてこうなのか、
特に困惑の色を見せることはなく、
全く臆することもなく見上げている。

「たしか、ダーレンさん、って呼ばれてましたよね。
 何かご相談ですか?」
(-32) backador 2024/01/31(Wed) 10:24:13

【鳴】 栄枯 プリシラ

「別にいいのに。あなたが一途なところで、
 あたしの心は結構移ろ気よ?
 これだけ話しただけでも、面白いなあとは思ったけど」

つまり、ちょっとは気に入ってるということ。
何だかんだチャンスは生まれつつあるのかもしれない。

「ああよかった。あたしにお鉢が回ってくるのはいいわ。
 向いてるなら猶更……でも、ま、
 埋め合わせはいつか要求すると思うから考えといてね」

魔女の小さな契約。冗談めかして言ってから、
誰かに声を掛けられたのか一度念話が途切れるだろう。
(=1) backador 2024/01/31(Wed) 10:43:22

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「そのままですよ。あたしもまた、
 花や蔦、植物の力を扱うことができる。
 自分の魔力や身体を媒体にしているもので、
 笛とかそういうアイテムはあまり使わないけど」

杖みたいな魔法の補助は別として。
聞かれたならば隠さず、詳らかに答えようか。

「あたしはね、植物を育てて働いてもらうことも、
 はたまた、枯らしてしまうこともできちゃうの。

 仲良くなって本当に助けてもらってるわけじゃなくて、
 そうなるように誘導している、操っているから」

「で、そういうの全部ひとまとめにして、
 あたしは自分の事を魔女って言ってます。
 その方が伝わりやすいし、胸を張って名乗れるしね!」

まるで魔女じゃなかったら差し障りがあるような言い方だ。
(-36) backador 2024/01/31(Wed) 15:58:29

【人】 栄枯 プリシラ

>>1 エリー

「やだな、揶揄わないでくださいよ!
 でも待たせるのも悪いし、そうね、そろそろ行くわ」

重ね重ねありがとうございます!なんて頭を下げながら、
その場は離れて、装い新たにデートへと洒落込みに行きます。
(8) backador 2024/01/31(Wed) 16:04:23

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

ふうふうと、届いたスープに息を吹きかけて。
ふと問われれば、これまでよりかは少し薄い、
ぼんやりとした笑みを浮かべて、遠くを想うような。

「……そうね。前は、憧れてました。
 でももう手が届いたつもりでいるから、今は違うかな」

「森に住む、かわいくて美しくて、強くて……
 ちょっぴり不思議な、呪いと占いのエキスパート。
 小さいころから色々な物で見て、ず〜っと好きだった」

おとぎ話か、歴史書か或いは他の何か。妙に具体的な。
夢を追いかけ続けた今のあたしは大体そんな感じでしょ?と。

「どうせ近いことの才能があったんだったら、
 自分のなりたい物を名乗って、倣うもの。

 だからあたしの言う魔女が、
 きっと自分と全く同じじゃないとは承知の上。
 違っていても、同じくらい素敵な物にはなれる気がするの」

ギルドやお店に提出する書類とかに魔女とは書けない。
それでも、魔女を名乗ることに劣等感や虚栄心はないのだ。

「……恵まれているんでしょうね。今のあたしは」

ただそれでも、呟く姿は何処か歯切れの悪いものだったが。
(-45) backador 2024/02/01(Thu) 0:36:23

【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン

墓前に添える花、という言葉を耳にすれば、
女に浮かんでいた笑顔が何処かうすぼんやりとしたものへと変わっていく。相談を受ける立場、気まずい訳ではないが。

「……何より、故人を想う気持ちが大事……
 なんてのは言われなくても分かっていますよね」

実感の籠るような言い草で。
だから最終的には自分の気持ちに従って、
これから言うことはあくまで参考程度に、と。

「まず棘や毒、激しい魔力がないものがいいわ。
 安らかに眠っている方の手前なんだもの。
 その人が好きだった花がそういう類だったら、
 取り除いて飾るのがあたしとしてはいいかなって」

指先でネックレスを弄びながら、逡巡しつつ。

「あとはとにかく日持ちして、
 長くお墓を飾れるものが良いと思う。

 簡単な術をかけて暫く枯れないように、ってのも言ってくれればできるけど、その辺りは好みですかね。
 植物とはいえ、命を敢えて永らえさせるというのは、
 良いようにも悪いようにもとれちゃうから」

だから基本はあの花や、あれもいいかな、と、
きっと耳馴染みのない固有名詞をいくつか並べ立てて、
名折れにならない程度の知識は見せられたはず。

「まあでも、結局は……故人がどんな人かによるかな。
 あたしが聞いていいことかはわかんないけど!」
(-65) backador 2024/02/01(Thu) 21:07:37

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「ふふ、それ、お世辞だったらただじゃおかないわ」

照れ隠しの混ざった喜びを示す。
誰かから否定された程度で気に病むことはないとはいえ、
素敵と言われて嬉しくないわけもないのだ。

「丸きり違えていたら夢を名乗ってはいけない、
 そんな寂しい話でもないとは思うけれど。

 それでも……無理なく近づけるということ、
 諦めや幻滅に直面せず思入れを持てるということは、
 とっても恵まれたことだったと思っています」

それは与えられた幸運を抱くような、
自尊に満ちた女にしては朧げな言葉であったが。

「にしても、そうね。
 世間一般的に魔女っていうともっと胡乱げというか。
 正にああいう大鍋を薄暗い部屋でかき混ぜてる感じよね」

苦笑をしながら、また冗談っぽく話を煙に巻く。

「あたしが憧れた魔女についてのあれやこれやが、
 今手元にひとつもないのは本当に惜しいなあ。
 絵の一枚でもあれば見せられたのに……」
(-68) backador 2024/02/01(Thu) 21:41:52

【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン

「へえ、それは……こんな風に、ですか?」

微笑んでは両手を合わせて、一言二言呪文を呟く。
掌から淡い光が散っては一つに集まり。
掬って、程なくして──白い花を、そこに戴く。

上向きの鐘形。何処かの国ではリンドウと呼ばれるもの。
髪に挿し、側頭部を飾っては満足そうにしていた。

「私もね、一度だけ……墓に花を飾ったことがあったんです。
 ずっと昔、魔女になるよりも前に好きだった人。
 生憎、思ったほどの人じゃなくて幻滅しちゃったけど」

それでも一度は花を手向けに行ったの、と。
こちらの語り口は、不思議なほど軽く優しい色を乗せていて。
死別とはそう珍しい話じゃない。仕事によっては猶更だ。

「ダーレンさんみたいな人とはちっとも似てなかったわね。
 何かを渡そうともしなかったし、あたしの髪の色だって、
 きっと気にしたことすらなかったんじゃないかしら!」

羨ましいわと花飾りを揺らし、誰かと重ねられたことへの意趣返しじみて悪戯っぽい笑い方をひとつ。でも自分もまた故人の話をするのは、暗に“気にしないで”とでも言うように。

ただ、相手の慮りの為なのが伝わるほどの柔らかい声色、
そのせいで温かいものの、重みの薄れた妙齢の女の回想は、
何処か他人事、お伽話のようにも聞こえるかもしれない。
(-94) backador 2024/02/02(Fri) 18:59:11

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「嘘だったら頭が花だらけになるだけですよ」

針千本よりも随分と可愛い悪戯。
信じることには信じているのだろう、
此方も言葉ではその程度の軽さ、というわけだ。

匙を動かしては、その度ちょっと上品に会話へ小休止。

「色々あるのよ。魔がつくもののなかにも。
 何ならただの魔性のひとだってそうだし……
 あとは魔族もそうよね。痣を持った子がいたかしら。

 “不思議な力”を持っていそうなら、
 そう呼ばれるだけだけなのよ。魔法の源流です」

実際に悪い魔女らしいか定かではないが、
魔族と口走ることにもなんら抵抗はなかったり。
魔女である手前、乙女は不思議のなんだって好きなのだ。

「にしても、字面の圧で言うと蟲使いも大差なさそうね……
 犬や鳥よりよっぽど苦手な人が多いでしょうし」

「……そうだ、今度機会があればパーティ組みましょうよ!

 多分あなたも、こう、偏見を持たれることには慣れてるかもしれないけど。いっそ集まっちゃえばやりやすいと思うわ」

人当たりはお互いに良いんだし。寧ろギャップを狙える!
(-95) backador 2024/02/02(Fri) 19:54:00