人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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視点:


到着:空腹な迷い人 レックス

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 宵闇:田舎の町 ―

[ チカチカと、切れかけたガス灯の下。
  ゆらりと蠢く、人の形をした塊が、
  一歩、また一歩と、灯りの中へと進んでいく。

 それは、白く。
 それは、黒く。

 苦し気な息を吐きながら、
 今にも倒れそうな様子で、歩みを進めていた。]
(22) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:06:56

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  
――――アァ、お腹が……空いたなァ


[ 暗く湿った囁きは、誰の耳にも届きはしない。
 、、
 食事をしたのは、いつのことだったか。
 もう、大分前のこと過ぎて憶えていなかった。]
(23) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:06:59

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 人気のない、誰もが寝静まった宵闇の中。
 白い髪に、薄紫の瞳の青年は、
 焦れるように空を、見上げた。
 
 
薄紫
が、ゆらりゆらりと、揺れて
 
ような紅が滲んでは、消えて]

   願いを、叶えに……いかなきゃ、
   僕が、……いかなきゃ、あの子との約束を、


[ ――――果たすために、]


[ その言葉は、音にならず。
 青年は、薄闇の中、ついに倒れた。]
(24) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:07:02

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
 
『おやおや、私の元に来る前に死ぬでしまうのかしら?
 それは、良くないわ、良くない。

 お前は、次のゲームに必要な駒なのだから』


[ 意識を失った青年の頭の中で、
 楽しそうに笑う女性の声が響く。

   
――――************


 最後に何か言っていた気がするが、それは聞き取れず、
 青年は微かに残っていた意識を、完全に手放した。]
(25) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:07:06

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 街のどこか ―

[ 何処かの街
――青年の知らぬ街。

 路地裏に、ガシャリと音を立てて、現れた青年は、
 痛む身体に薄らを目を開けて、周囲や匂いが
 自分が知る世界と違うことに気付く。]

  ……ここは、何処だ?

[ 田舎の澄んだ空気と違う。
 自分が目指していた、森と湖と、願いを叶えるための場所。

 そことも全く違う場所であることは分かったが、
 だからと言って、どうしたらいいのか分からず、
 空を見上げる。

 あんなに広かった空が、高い建物に挟まれて、とても狭い。

  お腹が空いているし、身体も痛いし、
  ここはどこかも分からない。

  最後に聞こえた女の声は、一体誰だったのか。


 うーん、うーん、と唸り声をあげながら、
 しばらくその場に蹲っていた。*]
(26) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:07:14
空腹な迷い人 レックスは、メモを貼った。
(a4) kasuga_2jp 2020/09/10(Thu) 20:12:43

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 街中 ―
[ 唸るのをやめて、漸く顔を上げる。

 
   お腹が空いた。


 ここは美味しそうな匂いが満ちていて
 空きっ腹には、些か良くない環境だ。

 ふらふらと、歩みを進めて、この世界の市場か何かか
 食べものを売る店が、ぽつりぽつりと並んでいた。

 食べもの以外の店もあることは、なんとなくわかる。
 だけど、字は読めなかった。
 言葉が通じるかは、まだ分からない]

  いい匂いがする……

[ 不審なものを見る、そんな視線を感じながら
 ふらり、ふらりと進んでいけば、
 丁度買い物をしている客の姿が目に入る。

 そこもまた、何か食べものを売っている店のようだ>>4

 やり取りしているものを見れば、
 この国の紙幣か硬貨か、
 自分が知っているものとは、やはり違った。

 会話を耳にすれば、その言葉の意味は理解できた。]
(76) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:16

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  …………

[ 買うこともできはしないし、
 買えたとて腹も膨れはしない。

 小さく頭を振って、また歩き出す。
 空腹を多少なりとも、満たせるものを見つけなければ

  どんっ、


 街中を歩いていれば、人にぶつかり。
 微かに香る芳しい香りに、くらりとしつつ、小さく謝った。]

  あぁ、……ごめんなさい

[ こちらの様子に心配そうな顔と言葉。
 
具合が悪いのか、病院に行くか。

 ――どうやら、言葉は通じるようだ


 とてもお節介な人だ
――嫌いではない。


 だから、つい理性で止めるのを忘れてしまった。]
(77) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:20

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  ――ひとつ、
お願い
をしてもいいですか?

[ 儚げな笑みを浮かべて、乞えば
 相手は素直に頷いてくれた。

  こういうときは、願いの内容を聞いてからじゃないと
  ――――損をするよ


 心の声などおくびも見せずに、
 申し訳なさそうな笑みを浮かべた。]

  ここでは、お願いできないので
  あちらに……

[ 街の中に見えた、ささやかな緑。
 小さな庭園か、広場か、そちらを視線で示して、
 肩を支えてもらいながら、そちらに向かった]
(78) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:22

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 公園 ―
[ 僅かな木々と、遊具が並ぶ中、    
 長椅子に腰を掛けて、声をかけてくれた"人間"を見上げた。]

  ありがとう、僕の瞳を見つめて欲しい
  ただそれだけで、大丈夫です

[ 甘やかに微笑んで、瞳を見つめる。
 薄紫は、ゆらり、揺れて、じわりと血が滲むように
 紅に染まっていく。

 だけど、見つめる先の"人間"は、驚きはしない。
 ただぼーっとこちらを見つめるだけだ]
(79) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:24

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  アァ、美味しそう……


[ そっと首筋に唇を寄せて、
 、、、、
 尖った牙を突き立てようとしたが――…]
(80) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:29

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  『レックス、ダメだよ』
 
  『僕との約束、忘れないで』
 
(81) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:31

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 大切なあの子の声が聞こえた。
 女の子にしては、少し低めのハスキーな声。

       
大好きな音


 約束したんだった。

 突き立てようとした場所に、牙ではなく
 もう一度、唇をあてて、小さく息を吸う。

 唇に感じるのは、微かな甘さ。
 少しだけ、この人間の生気を分けてもらう。

 飢餓状態だった腹は、微かに膨れて、
 正常な思考を取り戻せば、自分がしようとしたことを悔いる。]

   約束……破るところだった、ごめん、ゼノビア

[ 大好きなあの子の名前を呟いて、
 もう一度、自分を戒める。]
(82) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:37

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 自分は、"
"と言われる種族だ。

 人間の血を吸い、生気を奪い、喰らう存在。
 闇夜に浮かぶ紅の瞳、頭の上には、白い角。

 普段は隠しているが、本性を表わせば、
 異形だと一目で分かる見た目をしていた。

 遥か昔、人間と争っていた"鬼"と"人間"は
 天上に住まうものが介入したことで、
 ――――"人間"の勝利で終わった。

 敗れた鬼たちは、散り散りになり、
 闇の中でひっそりと生きていた。

 時折、人を喰らっては、闇から闇へと渡り歩く。
 それが、今までの自分。]
(83) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:39

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ ある日、一人の少女と出会った。
 ――正確には、一人の少女と一匹の鬼。

 不思議な二人組は、
 人と鬼との共存を目指す旅をしているだとか。

 正直、そんなことは無理だと思った。
 だけど、彼らが話すには、鬼と人が結ばれて、
 共に生きる道を選んだもののいるという。

 信じなかった。
 だけど、徐々に話をするうちに、触れ合ううちに
 その気持ちを理解した。
――あの子を好きになってしまった


 だから、約束をしたんだ。

 人を食べてはいけない。
 人の血を吸ってはいけない。
 人と共存をしよう。


 約束をした、だから人の血も肉も喰らうことは止めた。
 生きるだけなら生気を分けてもらうだけで、生きていける。]
(84) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:42

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ だが、しかし――…

 一度、血肉の甘美な美味さを知った鬼は、
 そう簡単に、変われはしない。

 
血が欲しい、肉を喰らいたい。


 そんな欲求に何度も負けて、
 あの子を失望させて、悲しませて、――何度も、後悔して

 だから、願うことにした。
 時の魔女に、何でも願いを叶えてくれる魔女に、]
(85) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:45

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
 
 

――――すべての"鬼"を人間に変えて欲しいと

 
 
 
 
(86) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:47

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  どんな、対価を払ってでも……叶えなきゃ、

[ ぼーっとしている人間を、そっと長椅子に座らせて
 僅かに、足をふら付かせながら、また街の中へと進んだ。

 まずは、元の世界に帰らなければと……**]
(87) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:20:50

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
なっが!!!
自分でも驚きの長さだよ!!
やぁ、僕だよ。

設定を見たら、見る人には、すぐに中の人がばれるだろうけど
お蔵入りにするのも、勿体なかったからこの子にしてみたんだ。

人狼議事のレックスを使う予定だったから、名前もレックス。

時計館の魔女のところに行く道中での出来事的な……
ゼノビアは僕のPCでもあるんだけど、その子との約束のために願いに来たんだ。
(-28) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:23:36

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
肩書き変えるのを忘れた……
(-29) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:24:41
空腹な迷い人 レックスは、メモを貼った。
(a10) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 18:27:48

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
マリィって後で帰られるように
肩書きに名前入ってる??
(-36) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 20:33:45

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 漫画喫茶コズミック ―

[ 少し足を縺れさせながら、
 ここではない場所の匂いを追って歩みを進め。

 辿り着いたのは、一軒の店。
 
 音を立てて、扉を開けば、
 本らしきものが、ずらりと並んだ場所と、
 やる気の無さそうな店員>>1]

  あ、あぁ、すみません

[ 邪魔と言われれば、慌てて移動して
 ぽかんと、店内を眺めていれば、
 "異世界"という言葉と、この設備の話をしてくれた。

 異世界の扉、から来たわけではない気もするが
 大まかに違ってはいないだろう。

 ふんふんと、言葉に耳を傾けていれば、
 漫画と聞きなれない言葉。

 絵本は、分かる。子どもたちが読んでいた覚えがある。]
(103) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 22:59:05

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  あの、異世界の扉……
  自主的に開くことってできるんですか?

  ……僕、戻らなければいけないんですが

[ はてさて、やる気のない店員は、答えてくれたかどうか。
 
 どちらにせよ、設備を使うのに支払いが必要か
 確認して、これで大丈夫かと、
 あちらの世界で使っていた硬貨と紙幣を渡しただろう。]
(104) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 22:59:08

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  
あぁ、お腹が空いた……


[ 飢餓状態は脱したが、
 それでも、空腹であることには変わらない。

 歩き回ったこともあり、疲れて、空腹で、
 ふらりと、ソファの上に腰かければ、猫のように丸くなった。]

  
少し、休ませてもらおう……


[ ちょっとだけ、ちょっとだけ、休憩する。

 自分に言い聞かせるように微かに呟いて、
 そのまま瞳を閉じた**]
(105) kasuga_2jp 2020/09/11(Fri) 22:59:11