人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

 街中かどこかの路地か、それとも他の場所か。偶然に、彼はあなたのことを見かけた。

 何事かありそうなら彼は一度声を掛けずに様子を見るし、そうでなければこのまま声を掛けるだろう。
 ともすれば彼が声を掛けるより、あなたが気付く方が先だったかもしれない。

さて、あなたはどこで何をしているところだっただろうか?
(-4) 66111 2024/02/02(Fri) 21:06:59

【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ

祭りを楽しむのにも小休止を入れているのか、
路地をのんびりと歩いているころ。
髪には白い花飾りを乗せ、どことなく上機嫌だ。

「……腕相撲大会にでも参加しようかな?」

休憩後の予定を立てていた様子。
花の魔女はまだまだ遊び盛り、とでも言いたげである。
(-25) backador 2024/02/03(Sat) 2:46:14

【秘】 掃除屋 ダーレン → 栄枯 プリシラ

「……、ち」

橙の髪を彩るリンドウに、悪戯っぽいその顔に目を瞠る。
───いつかの日の、彼女に。見間違えるほど。

はっと、今度こそ何かに重ねてしまったことを自覚すると小さく舌打ちをした。
自己嫌悪のそれだ。

「……意外、とは思わないな。
 いい女を置いて行って、今頃後悔してるんじゃないか」

語り口が軽いものであったから、男も軽口で返してやる。
もうあなたの手を離れた話なのだろうか。過去は過去で、もうきっぱり割り切っているのか。
どうしても気にかかって、神妙な顔でぽつりと口に出す。

「幻滅したって言うからには…
 もう、未練はないのか。そいつに会いたいとは、思わないのか?」

墓に添えるための花をいくつかに絞らんと、相談は続けつつ。
もし可能なのであれば、いくつかイメージに合う花を作り出してもらったりもしたのかもしれない。
あるいは、メモ書きでももらったかも。
(-26) otomizu 2024/02/03(Sat) 3:15:02

【秘】 遊蕩 ディルク → 栄枯 プリシラ

「その時は可愛い花で彩ってね」

リクエストをするようなことでもないのだが、
そんなことを言いながら冗談ぽく笑う。

「ああ、魔性に魔族。なるほどね。
 力を持たない人にとってその字が"線"なのかもな。
 自分普通とそうじゃない、力を持つ人達への」

「それでも、憧れたり目指す人もいたりする訳だけど」

よくもまぁ思いつくものだと思った。
それに含まれるものが"特別"か"畏れ"かは別として。

「……ん、そうだね。好かれるものじゃないと思うよ。
 だからよく一人で……って、デートのお誘い?」

「勿論僕は構わないよ。
 人に何かを思われるの確かに慣れてるけど、
 誰かと組まない一匹狼って訳でもないしね」

そうでなければ今の振る舞いはないだろう。
空になった器から手を放し、「ご馳走様」と店主へ告げた。
(-29) sinorit 2024/02/03(Sat) 8:24:52

【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

「おっ、プリシラ嬢じゃん、ごっ機嫌よォ〜〜?」

 真新しいコートに身を包んだ彼が、手を振りつつひょこひょこ近寄ってくる。

「なぁに大会出るの?
 今日だったっけね力自慢たちの腕相撲大会」

「てかプリシラ嬢筋肉自慢だったりするン?
 いや〜見た目だけなら匙より重いものとか
 持てなさそうな淑女じゃんね」

 この細腕が試合開始と同時に厳つい男どもの腕を台に叩き付ける図を想像した。
 そんなことをやれてもおかしくない胆力をあなたは持っていると、彼は思っている。

(-35) 66111 2024/02/03(Sat) 14:59:48

【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

 不躾を承知ながらしげしげとあなたを眺めて、視線は頭のあたりで止まった。

「アラ、アンジュ嬢ンとこー…でよりかは、
 ふつーに森の花でも飾ってる?
 いいね、太陽の髪に日差しの花。同系色でよきよき〜」

 はて、橙と白は同系色とは言わないはずだが。
 あなたは服用の副作用で色覚異常が生じる植物、鈴風草を知っている。


/*
・鈴風草
乾燥地域以外でなら一年中どこの森でも見られる球根植物。釣り鐘型の淡い色の花をひとつの茎に多く咲かせる。
花粉に睡眠作用があり この世界で最も手軽に入手できる睡眠薬のひとつ。が、耐性がつくのが非常に早く、すぐに同量では効果を為さなくなる。
多量 摂取で色覚異常等の副作用があるが、大抵は副作用を起こす量(大さじ3杯程度)が服用されることがない為に、あまり知られていない。
治療方法は新たに摂取せず時間経過に任せることのみとされているが あなたは他の手段を知っていても構わない。
(-37) 66111 2024/02/03(Sat) 15:01:00

【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン

「……思えば、最初から乗り気じゃなかったかもね」
「決められた関係だったのよ。
 最初から───夢を見ていたのはあたしだけ」

風化した思い出。やはり軽々しい笑い話。
そういう風に昇華しているのは、強いからだけでなく、
そうでなくてはならない理由があったわけで。

「後悔するならもっと早くにしてほしかったわ。
 冷たく当たったことも、あたしを捕まえなかったことも、
 当人から聞けなかったら意味が無いですから」

見返してやれるのは、意趣返しができるのは相手がいるから。
愛情でないもので死人を思うのは、あまりにも遠すぎる。

「でも……だから、あなた達はきっと、
 お互いに想い合っていたのでしょうね!
 簡単なことじゃないわ。何を送られても喜べたり、
 天に召された後も花を手向け続けようと思えるのって。
 
 今ももしかしたら、夕焼け色の彼女に妬かれてるかも。
 ふふ、……目移りや悪戯は程々にしないとね?」

心情を察したからか、背後で手を組んで瞼を伏せ、
言い聞かせるようにいくつかの言葉を紡ぐ。

それからは助力を惜しまなかったはず。
魔女に夢見る女であるからには、間違いなく。
(-41) backador 2024/02/03(Sat) 16:17:58

【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ

「あら、……人は見かけにはよらないものよ。
 土や植木を運ぶのって結構重労働ですからね?」

呼ばれれば振り返って、
気持ちのいい笑顔で会釈をひとつ。

自宅周辺なら魔法で楽をすることもできなくはないが、
街まで、となるとそう簡単にはいかない。
最終的に頼れるのは己の身体だけなのである。

「ええ。ちょっと野暮用があって、
 森の花をいくつか咲かせて、これはその名残。
 似合ってるのならうれしいわ───」

(-42) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:20

【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ

「待って。あなたの教義でどうかは知らないけど……
 今はあんまり世界が正しく見えてないようね」

この大魔女を見くびったこともそう!
褒め言葉として受け取ったからには冗談めかしつつも。

「感覚に異常を起こすものは色々あるけれど、
 もし色だけなら……眠り花、もとい鈴風草の花粉、かな。
 何事もおかしくなったら控えないとだめよ?」

子どもに言い聞かせるみたいに。
或いは植物に接するときもそうしているのだろうか、ともかく聊か心配そうに駆け寄っていくだろう。

「ギルドお抱えの薬師ならともかく、
 出先の故人で出来ることはたかが知れてるわね。
 大丈夫?呪いに不眠でも含まれてたの?」
(-43) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:32

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「あはは……そういうことにしてもらっても構わないけど。
 あたしも普段は一人でこなすことが多いんだけどね、
 やっぱり頼れるアテは作っても損はないかなって」

こちらもいつの間にか空にしていた器に匙を下ろし、
ご馳走様でした、と両手を合わせて。

「普通であろうと、そうでなかろうと些細なことだわ。
 その人が満足していれば周りが言えることは少ないもの!

 あたしは……まあ、ちょっと物好きな自覚はあります。
 この状況が正にそれを表してる気がするし。
 世が世なら火刑に処されでもしているかしら」

聖女様が寛容で本当に良かった、と苦笑を挟む。
それが幸いだったかどうかはさておいて。


「さて、あたしはこれから色々お祭りを回るけど、
 あなたはどうする?解散しても、
 ついてきちゃっても構いませんけど。

 どの道あまり気に掛けないと思うから、そのつもりでね」
(-48) backador 2024/02/04(Sun) 1:23:58

【秘】 掃除屋 ダーレン → 栄枯 プリシラ

「決められた関係……夢、ね」

それは、許嫁だとかそういった関係の話なのか。
それとも、そうなる運命だったという話なのだろうか。
踏み込むべきかを測りかねて、それ以上は口にしなかった。
あなたが話してくれるのなら聞くであろう、そんな様子。

もう幻滅したというのであるから、余計な世話だったかもしれないが。

「やっと足を向けられるようになった、が正しいけどな」

5年越しとはいえ───5年越しであってなお、そうあれることもそうだと言われれば、否定はしきれないだろうが。
想い合っていた、と確信を持って言えるからなおのこと。

メモをポケットに突っ込んで。
妬かれてるかも、なんて言葉には小さくハ、と笑う。

「あいつはな」
「一度だって、誰かに嫉妬したりしなかったよ」

ポケットから出した手の人差し指が、あなたの額を突いた。


ともあれ。
花をある程度見繕ってもらったのなら、問題なく用事を済ますことは出来た。
何かあなたの方からすることがなければ、一度この場を後にするだろう。
(-49) otomizu 2024/02/04(Sun) 2:34:57

【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

「やー、力ないとは思ってないってェ〜〜!!」

 見かけン方褒めたんよ〜!なんておちゃらけていたのも束の間。

んえ?
あー。
あー……

「しくった」

 指摘されれば声を跳ねさせて。それで、ぽそりと呟いた。呟いたその一瞬は、スンと真顔になっていた。

「えー、…いやー、いや〜〜……言わんきゃダメぇ…?」

 間を繋ぐように何度か言い淀んで。最終的に出たのは最後の抵抗染みた言葉だった。それこそ親に怒られている子どもみたいにバツが悪そうだ。
 こうしてバレてしまったことは仕方がないのだが、事情は、ワンチャン、言わなくて、済まない、かな〜〜??という、淡い期待が視線に込められている。


 往生際が悪いだけなので、もう一度聞かれればあとは大人しく事情を話すだろう。
(-53) 66111 2024/02/04(Sun) 9:53:08

【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ

「言いなさい。怒らないから」

基本的に怒る保護者の物言い。

「冗談はともかく、身体に悪いことしてるんだし、
 黙って見過ごすことなんてできるわけないでしょ?

 鈴風草ならあたしもいくつか流通させてるし、
 それの乱用に対して全く責任がないとは言えないわ」

無理に話さなくても良いのは良いけれど、
改善が見られないようならば何度でも聞く。

魔女というのは諦め知らずなのである。
(-63) backador 2024/02/04(Sun) 16:12:46

【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

「ぴえん、それ怒るヤツ〜〜〜!!
 気付かないでいてくれるなら
 気付かないでいてほしかったワ…」

 よよよ、と一通り打ちひしがれてから居住まいを正して。

「いやなんでしょうね、これは完っ全に
 俺ちゃんの自己責任と言いますかァ……先月くらいに
 すげーリアルめに死ぬ夢見て頭おかしくなってンよね」

 曰く、腕輪の呪いを解くために古代文明の遺跡探索をしていたそう。その遺跡は資料の類は持ち出せなかったが安全は保障された場であったため、泊まり込みで読み漁っていたところ、悪夢を見るようになったらしい。


「ダンジョンだとたまにあるじゃん?
 地下だけど外みたいなとこ。
 居てたところ大分森っぽくて、鈴風草もいたンよな」

「どういう思考回路してたっけな〜〜、とりあえず睡眠不足で研究系って出来ねェから寝なきゃ寝なきゃで目についた鈴風草に手をつけようとしたはいいけど、多分加護のおかげで素で弱耐性あるから効かないンじゃね?とか思って集めた花粉全部まとめて圧縮かけて雑に飲んだンじゃねェかな。起きたら起きたで視界がヤベくてまたなんかおかしくなってた気がする…」


 とにかく頭がおかしくなっていたらしい。記憶も曖昧なくらいに。
 こうして聞くだけでは測りかねるが、相当精神に来るような死に様だったか、そもそも彼自身が死をひどく恐れているかあたりが原因だろうか。

(-69) 66111 2024/02/04(Sun) 21:07:08

【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ

「まぁ、うん。そんな感じで。
 夢見が悪いのは継続してっから、
 今は大人しくふつーに精製された睡眠薬使ってますよ」

「自分に使うンってなかったから
 まぁまぁ色々試してる感じだけど一応寝られてはいます。
 …コレほっときゃ治るんでいいんよね? 視界」

 そう、少々こわごわとした様子で問いかけていた。
 彼の楽天家具合はポーズではないかと思ったかもしれない。事実として、彼はバルカス教のステレオタイプを借りている怖がり屋だ。
(-71) 66111 2024/02/04(Sun) 21:08:43

【秘】 遊蕩 ディルク → 栄枯 プリシラ

「…へえ?いいんだ」

それじゃあポジティブに捉えようかと男は笑みを浮かべた。
互いに一人でこなすことが多いなら、
確かに、パーティーを組むのも悪くはないだろう。

頼れるアテであるのかは、ともかくとして。

「僕も物好きだから貴女と同じさ。
 物好き同士きっと今以上に仲良くなれるよ」

「ああでも、どんな形でも火刑は勘弁だけどね」

本当に聖女様様だ。
そんな世界であれば男もまた、魔とされていたかもしれない。

会計を済ませ、席から立ち上がる。
貴女の分も払ってしまおうと考えるものの、
念の為「どうする?」と尋ねたことだろう。

約束ではないが、勝手に払うのもなんなので。

「そうだね、今日のところは一旦帰るとするよ。
 また後日……お誘いしても構わないかな」

パーティーを組む日でも、あるいは再度の食事でも。
(-88) sinorit 2024/02/05(Mon) 1:33:08

【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ

「あなたねえ……用法用量についての相談って、
 自己判断じゃなくて専門家に頼るべきなんですよ。
 鈴風草だから大したことにはならなかったものの」

もっと酷いことになる草花はいくらでもある。
そういう悪運も信仰の賜物だったりするのかしら。

「そう、ね。念のため何であろうと花粉の類は取り入れない方がいいけど、安静にしてたらじきに良くなるわ。

 死ぬ夢っていうのは占い的には吉兆ではあるのだけど、
 睡眠障害が出るほどのリアリティってなると、
 ちょっと穏やかじゃないものを感じますね……」

まさか普段からしてそこまで迂闊な人間じゃないでしょうし、
それだけの理由があったとは何となく察する。
現実的な死。生きているなら恐れて然るべきもの。

「今度、腕輪だけじゃなくてそっちの方も調べましょうか?
 何かの状態異常とかだったら良くないし、
 何もないようならそれはそれで安心できるでしょうから」
(-97) backador 2024/02/05(Mon) 17:07:41

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「ええ、是非誘ってちょうだいな。
 先ずは友人付き合いとして、だけどね」

やはり線を引くところは引きつつ、
話を楽しんだ故に好意的であることには違いない。
改めて聞かれても、自分の分は払うと固辞しつつ。

「またね。お互いに聖女祭りを楽しみましょう。
 次はそれに関する土産話とかも期待してますね!」

そうして、その場は別れることになるのだろう。
立ち去る際も、魔女はどことなく上機嫌でいた。
(-98) backador 2024/02/05(Mon) 17:22:16