人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 Chiavica テオドロ

>>0:187 エルヴィーノ

「それは失敬。
 あなたも大概人がいいんですから」

気持ちのいい話でなかった自覚はあるのか、返す言葉は拗ねたような言い草。

「するべき仕事がなければそれに越したことはないと思ってますよ。ただ……面倒とはいえ、嫌ではないので。

 あなたみたいなのが最低限の仕事だけやってたらそれで済むようにしていたら、自ずと私のできることを増やして熟すが手っ取り早いと気づいたまでです」

あなた達が出世すれば、という嫌味の延長。と見せかけて、ただ適材適所を貫いているだけとでも言うような。

能力さえあるなら、やりたくないと思わない奴が率先してやる。それが当然だと考えて、ともすればそうして価値を示すことに拘りがある──或いは、意欲的でない者からすれば取り憑かれているようにすら見えるか。

「諦めてください。野放しにしていればそれこそ同僚や上司の品格が疑われるでしょう」

それとは別にだらしない生活が見てられなく思うお節介心も、真っ当に存在してはいるようだが。

#警察署
(1) backador 2023/09/11(Mon) 21:13:07

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

/* お世話になっております、熱中症のエビです。

当方
妖花
になりまして、役職能力使用の打診に参りました。
テオドロくんが他の絆先になっていたり等で体が爆裂しないようであれば、絆を結ばせていただきたいと考えています。

返答はすぐでなくとも構いませんので、ごゆっくり考えていただけたらと思います。

秘話の方は、体が落ち着き次第返させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします…!
(-4) otomizu 2023/09/11(Mon) 21:16:40

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

/*ご贔屓にしていただきありがとうございます。九本指です。
マジか。今の所大歓迎ではありますので、そちらが無理なく確認できる範囲でこれ以降役職にまつわる連絡がなければ結んでいただいて大丈夫です。

返信についてはごゆっくり。今日もそれなりに早寝をする予感です。
こちらこそ、これからもよろしくお願いしますね。
(-7) backador 2023/09/11(Mon) 21:29:39

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「……テオも、デートなんて言葉使うのね?」
「私は別に気にしてないのよ、むしろテオの事をまた少し知ることが出来て感謝してるくらい。
 だから、あなたも気にしないでね。
 他の人に話しにくいことがあれば、いつだって聞いてあげられるから」

胸の内を少しずつ晒け出させて、けれど踏み込み過ぎず。
誰にも頼れないことを、ほんの少し預けてもらえるような信頼関係。
今はまだ、それでいい。

「そうそう、そう来なくっちゃ!」
「放り捨てた荷物は私が責任もって受け止めてあげる。
 "こうするのはお前があんなこと言ったせいだ!"って思いっきりぶつけるといいわ」

言い出しっぺは満足気に頷いて。
今の言葉は軽口だったとしても、何かの機に本気にしてもいいように。
向けられている信頼のようなそれに、応えられればと思うから。

「よっぽど大きな転機でもなければ、早々そんな理由が出来る事はないと思うけど……
 まあ、考えてて無駄にはならないことではあるわよね」
「もう。"だから"、難儀なんでしょ?
 恨みを買うような振る舞いが最初から上手く出来るなら、そうはなってないじゃない」

にまと楽しそうに口角が上がる。
遠ざけるような言葉を吐くほど、楽しげな表情を見せる女を近くに置いてしまったこと。
結局のところ、それが疲労を溜めてしまう原因なのだ。もう、今更遅いのだけれど!

そんなあなたの心労を知ってか知らずか、届いたパンケーキを「食べる?」と一口差し出してみたりするのだ。
(-32) otomizu 2023/09/12(Tue) 2:29:46

【人】 Chiavica テオドロ

>>12 エルヴィーノ

「そちらの話題の振り方がおかしいんでしょう」

揶揄されるのが面白くないのか、全力で相手の所為にする。
頬杖をついて一層気分を害したというポーズを取っていた。

「倒れたりするものですか……現場に出向いて仕事をする際にはある程度余裕を持つようにはしていますしね。
 自分ひとりだけの身ではないことは百も承知です。……気を遣われているのか、向こうから休息がやってくることもありますが」

任せる仕事が無いというのなら甘んじてのんびりしてやるが、この程度で手一杯になると思われていたら癪である。必要以上に評価をされても、あまり甘くみられても困るのだから、流石に難儀な性分である自覚は持っているけども。
だから明確な、胸を張れる出世欲そのものはないが、向上心自体はあるというわけだ。

「……俺としちゃ、昼1食の最低限でピンピンしてるあんたのが不思議だけど。こちとら朝飯抜くだけでも身体が不調を訴え始めるというのに」

体力の全回復を怠っているのではないか?と思ったり。
若しくは常日頃からその不調気味に慣れているのか。失礼なことを考えている。
それなりに付き合いが長いために、ある程度は個人差があることくらい理解しているが。

「そんなわけで……自分の休憩はこの程度にしておきます。
 コーヒーに免じて今日の所は自他を大目に見てやりますよ。
 たかが知れてますけどね、一缶程度の感謝なんて」

そんな素直じゃない感謝の言葉を吐いて、いつの間にか空になっていたコーヒーの缶を揺らしているのだった。

#警察署
(34) backador 2023/09/12(Tue) 7:58:58

【人】 Chiavica テオドロ

>>21 ヴィンセンツィオ

「はは……無償の労働ならまだしも、
 金を惜しまず貢献できるほど清貧の思想は持っておらず。
 余計な気苦労を負わせるようなことがなくて良かった」

ボランティア側にも要らぬ管理を強いることになるだろうし、と思いつつ、結局はまだ損得勘定が残っているまで。長く続けていたら余った分を活用している可能性は否定できなかったので、やや乾いた笑いとなってしまった。

善い人になりたいわけじゃない。今はただずっと、価値のある人間でいたいだけ。花を育てるのだって人の視線を追いかけるのだって、同じ理由だ。

「仕事中ならいざ知らず、
 プライベートでは結構行き当たりばったりで直情的ですよ、俺は。食事一つ取っても事前に食べるものを決めている方が珍しいです」

案外若いと言うべきか、広い意味でのリビドーの制御を強く行っていないような、そんな一面。人を寄せ付けないような態度を取るが、変に心の壁を持たない相手にはその裏を覗かせているかのように。

「……いや、曲がりなりにも警察がこれではいけませんかね。
 仕事には持ち込みません、聞かなかったことにしていただければ」

#街中
(36) backador 2023/09/12(Tue) 8:27:22

【人】 Chiavica テオドロ

>>35 ルチアーノ

「行ってみたらいいじゃないですか、温泉」

些細な呟きを聞き逃さず、一人でまごついていた姿に対して思わず声を掛ける。
着崩したスーツの上にワインレッドの園芸用エプロン、という出で立ちで、どうやら付近の花の世話をしていたらしい。

「興味があるなら後悔はしないと思いますよ。
 適当に疲れを癒しに行く程度でも価値があるから、
 ……まあ、気が向いたら一考でもしてみたら」

どうやら行ったことがあるらしく、それなりに実感の籠った語り口。
とはいえ急いでるようだし、呼び止める気は更々ないという体裁で、また近くの植木鉢に向き合い始めた。

#街中
(38) backador 2023/09/12(Tue) 8:45:52

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「それはもう。Galanteな男ではありたいと思っていますから。
 ここでこうして語っていることは俺のほんの一端であって、別に……あなたを特別扱いしてるわけじゃないことはお忘れなく」

嫌味以上に自覚が無いだけで、得難い関係であることは違いないだろうが。ともすれば相手がこちらを特別に扱ってそうな方に疑問が向かっている。

細かい線引きを何度も何度も引き直させられている時点で、ある程度は相手の思惑通りなんだろう、癪だがどうしようもない。
軽口で叩いてる分にはともかく、全てを相手の所為にするというのも性に合わなさすぎて笑えてくる。失笑だ。

「こちらからしてみれば考えれば考えるほど恐ろしい……
 遠慮なさらず、いつでも嫌気をさしていいというのに。
 
 俺の周囲に物好きが集まることはさっき述べた通りですが、
 いっそつまらない男にでもなったら良かったんですかね」

それを自分が許しはしないとは分かり切っている。
ただそれでも、どうしたら余計な心労を負わずに済むかも考えてしまう。
答えは決まって───『諦観』がちらつくばかりだ。本当にどうしようもない。

パンケーキに対しては「いりません」と意固地に。
甘いものを接種してこれ以上胸を焼く必要もあるまい。
(-50) backador 2023/09/12(Tue) 13:35:53

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「なんだかんだ言ってもやっぱりイタリアの男なのね。
 はいはい、よぉく覚えておきますとも」

無論特別扱いされていないのは重々承知の上だから、ひらひらと手を振って。それぞれ大事にしている関係の比重が違うだけ。友人の中の一つの枠におさまっている。

関係性の焼き直しを幾度とさせているのが意図的かはともかく。翻弄されているあなたを見て間違いなく楽しんではいるのだろう。

「世話を焼くのは私の性分だけど、同じくらいお節介を焼くのは悪い癖なのかも。もしかしたらこれこそ勘違いさせてしまうんじゃないかしらって、最近は思ってるわ」

「私の場合は、人を嫌いになったことがないから難しいと思うの。だから、こればっかりは諦めてもらわないとね」

分かりきった回答。最終的にはそれが答えになってしまうのだろう。彼女に限らず物好きと付き合いを続けていくのであれば。
なれないからこうなったのでしょう、とまた同じような話が返ってくる。不毛だ。

受け取られなかったパンケーキを、さほど残念そうでもなく自分の口に運んだ。
シロップとバターの甘味が広がって、顔を綻ばせている。目の前のあなたとは対照的な表情だった。
(-58) otomizu 2023/09/12(Tue) 18:14:15

【人】 Chiavica テオドロ

>>62 ルチアーノ

「そんなあんたは、
 紛うことなきルチアーノですね」

色男に褒めていただけるなんて光栄。誉めそやしと皮肉が半分。そんないつものにやついた笑みで応対して。

「……ええ?いや、気を張る相手よりかって気持ちは分からないでもないが……俺はあんたを散歩に連れ出す為に予定空けられるほど暇じゃないんですけど」

続いた言葉には困惑気味。嫌でもちゃんと休息は取れだのお節介な人たちの言葉を思い出すし。とはいえ言い出しっぺ。これできっぱり断るのも無責任というもの。

「そっちが俺の非番の時に合わせてください。着いて行かせたいんなら文句は言わせませんからね」

最初から向こうは『お前が行くなら』ということを示してる以上は然程不当でもない条件であるのに、あくまで譲歩してやる、というポーズは崩さない。

なんならエプロンと植木鉢が同じ画角に収まってる以上は最早親しみ易い仕草ですらあった。

#街中
(64) backador 2023/09/12(Tue) 19:10:46

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「……」
「……なんか……気づきたくないことに気づかされましたね」

世話を焼いたりお節介をしたり。身につまされる話だ。
我々の相性を鑑みると収まるところに収まってるのではないか。
認めたくないが信憑性のある話でもあった。

「元をただせば、一端のイタリアの男ではあるから、
 何だかんだあんたみたいなのを振り払えないんだろうな……
 なんなら今日お茶に誘ったのはこっちの方ときた」

「いい女であることくらいは分かる。
 俺の趣味に合うかは置いといて」

人を嫌いになったことがない、というのも。
口ではいくらでも嫌悪することはできるし、行いだけ切り取ればいくらでも嫌な奴はいたが、真の意味で人一人を嫌ったり疎んだりすることは自分にだってそうそうない。
ただ最後の一線として、物好きではない、はずだ。

上品にカップを傾けてはみっともなく言い訳ばかりしている。
(-112) backador 2023/09/13(Wed) 8:08:51

【人】 Chiavica テオドロ

>>86 ルチアーノ

「あんたとデートする趣味もないんですって」

方便と分かっていても釘を刺さずにはいられなかった。
趣味は無かろうと付き合ってしまうのだが。どうせ遊びの予定なんか無いし、直近の非番の日を調べてそこに滑りこませる形で。

「生憎、俺の周りに集まる愛しの人Amoreどもは、
 それこそ他を優先させるようなお優しい子ばかりなので。
 色好い返事を期待しててください、恋する伊達男」

腰に手を当てて、言葉と表情はまるで一致しない。
真摯な男の周りには真摯な奴が集まる。大したことじゃないか。思って言うこともない。

「全く、お人好しの多いことで」

#街中
(98) backador 2023/09/13(Wed) 8:57:37

【人】 Chiavica テオドロ

>>95 ヴィンセンツィオ 0日目

「他人に身を切れと強いる手間を考えると、自分が切った方が早いですから……どうしても。好きでやってるわけではありません。
 必要に迫られることがなければいいくらいは思っています」

茶目っ気が伝わったからか、此方も気兼ねなく拗ねたような物言いで。地位、年季、それらの差が縮むことはなく、対等でこそないが、対等でないなりに肩の力を抜いて居られている。

「……問題なければ、特には。
 拘りらしいものはありませんし、他の皆に迷惑が掛からなければそれでいいんです。命じられればプライベートでもある程度気を付けようと思うだけ」

「俺は何にも理想を抱いたりはしませんが、
 そこ行く市民や、同じ警察の人間はどうか分かりませんから」

一人鯱張ったところで、それこそたいして世の趨勢は変わりはしないのだろうけど。それ一つで誰かの溜飲が下がるなら吝かではないとも思う。

「俺は多少の骨身くらいは惜しまないんですが、
 周りの方々はどうも便宜を図ってくれるというか、お優しい人ばかりで。
 ……皮肉ではなく。言った通り、楽にしていても構わないならその厚意を喜んで甘受します」

言葉面こそ素直ではないが、やはり必要を越して抑圧する必要がないのは助かってはいる。不器用ながらもそう伝えたい様子だった。

#街中
(102) backador 2023/09/13(Wed) 11:37:47

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「口にしない方がミステリアスで良かったかしら」
「何にせよ……世話もお節介も焼く相手と程度は考えないと、あなたの言うところの"物好き"が集まって収拾がつかなくなるって覚えておかないとね」

冗談めかして笑う。
とはいえ、殆ど自戒のようなもの。頭の片隅に入れて、いつか問題が起きたりしないようにするためのものだ。
決して当て擦っているわけではない。
そう捉えられても仕方ないような言い方をしてはいるが……。

「私だってまさか誘ってもらえるなんて思ってなかったわ。
 今日もちょっとお話して、あわよくばお散歩……くらいのつもりでいたのよ」

あの時、エスコートがどうとか言ったのは自分だった気もするけれど。
まさか誘ってもらえるとは思っていなかったのは本当で、だからこそ素直な感情を表に出したことは覚えている。

「今みたいに一緒の時間を過ごしてもいいと思ってもらえてるなら」
「趣味に合うような女になったっていいのよ?」

にこり。隙を与えるとすぐこれだ。
彼女は自分の楽しいように、相手が良しとする以上は。理由なく離れることも、理不尽な強要を飲むこともない。
そして、好きなようにするのだ。今日と同じように。
だから、この線引きだってまたいずれ引き直されて。
結果的に"物好き"であるとされてしまう
こともあるのだろう。
あなたにとって、本当にタチが悪い相手かもしれない。

今飲んでいるカフェオレと、同じくらい甘い言葉ばかりを吐いて。
このくらい穏やかな日々が続けば、変わることのない関係。
いつかのもしかしたらを密やかに夢想する日々。


そう遠くないうちに、そんな日常が脅かされるとも知らないまま。
(-134) otomizu 2023/09/13(Wed) 11:39:30

【人】 Chiavica テオドロ

>>74 ダニエラ

「ふむ。あなたがいるということは、
 このジェラテリアは中々上等そうですね」

ピスタッキオの色もナチュラルに見えます、と呟く。
後方から緩く覗き込むように見ていた男は素敵なオフタイムを邪魔しに来たわけではなく、気まぐれに甘味を摂りにきただけ。

「私はミルクの花fior di latteにでもしましょうか……」

特に気後れすることもなく頼むあたり、
食の楽しみは万人共通、といったところだ。
(104) backador 2023/09/13(Wed) 12:33:21

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「そういえば、資料室に用があったみたいですが」
「あなたのお目当てのものは見つかりましたかね」

時間が過ぎて、いつかの仕事終わり。
最後に向かっていった先を思い出してか、珍しく声を掛ける。

「寝食を惜しんで調べものをされてはたまったもんじゃないので、差し支えないようであれば少しくらい手伝ってやっても構いません」
「ちょうど捜査資料を検める予定もありますので」

前の話を気に留めているのか、それとも元来の気質なのか、
何かのついでだったら大した手間でもないだろう、と示していた。
(-154) backador 2023/09/13(Wed) 15:35:54

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

「よく見てるね、テオドロ」

不意に声をかけられ、あなたと出会って消えたことのないクマの残る顔をあなたへ向けた。
眠くなくとも眠そうに見えるのは大体このせいで間違いはない。

「珍しく仕事終わりに声をかけてきたと思えば……」
「……、個人的に未解決事件を少し調べててね。
 業務とはあまり関係がないから、キミの手を煩わせるようなことじゃないんだけど」

捜査資料を見ているから寝食を惜しんでいるなどということはないのだが。それは言葉の綾だろう。
まだこれといって手応えはないのか、あなたも予定があるならご自由にと、拒まぬ態度はそのままの反応を見せるだろう。
(-158) eve_1224 2023/09/13(Wed) 16:24:44

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「正義感というものには縁がないですが、
 下手人が野放しになっているなら良い気はしませんし。
 
 調べるほど気になるというのなら、
 降って湧いた人手は借りておくべきですよ、エルヴィーノ」

同期で上司ですから、と決まり文句を一つ挟む。

業務が疎かにまでなっていなければ煩くするつもりもない。ましてやちゃんと寝ておけなんてあまりにも今更だ。今はただ、一人で悩まれる方が面倒だという棘を見せている。

「まあ、専従とするには部署を違えているし、
 此方とて必要以上に労力を割くことはないでしょうから。
 思い当たること引っかかることがあればくらいでいますよ。

 万一人が分からなかったことを俺が明かすことができたらさぞ気分が良いでしょうが、それに躍起になっては本末転倒です」

「それで、具体的にはどの事件について?
 公開捜査になってるものには幾つか覚えがありますが」
(-159) backador 2023/09/13(Wed) 16:52:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

まったくお人好しめと、冷めた目を向けて。
それから小さく息をついてぼそぼそと案件を語る。
あまりおおっぴらに人に語る趣味はないから、あなたにしか聞こえない程度の音量だ。

「11年ほど前の、夫婦殺害事件。
 中学を卒業した頃合いの子供が一人残されている。犯人は未だ逃走中」

「……それから」

「10年ほど前にあった、少女ヤク漬けにしてる案件全般だよ」

1件目はともかく2件目はなんとも漠然としてるだろう。
資料もきっと膨大に違いない。
業務の合間に少しづつ調べているらしく、資料室の鍵の貸出録を調べれば、エルヴィーノの名前が沢山記されているのがわかる。
そして、少女ヤク漬けといえば、あなたはひとつ思い当たることもあるはずだ。
もっとも、その事件は自分たちが警察になってからのことなので、調べている案件とは何ら関係はないのだが。
(-160) eve_1224 2023/09/13(Wed) 17:16:51

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

何か言いたいことでも?と皺の寄った眉間を向けるが、耳をそばだてる為に一旦それは逸れていく。

「……不謹慎なことも、不用意なことも、
 まして無責任なことも言いたくはないのですが」

「浅からぬ因縁があるんですかね、あなたには」

藪をつついて蛇が出てきてはたまったものではないが。
とはいえ己の辿ってきた来歴としても、過去の件に思うところがあって事件に当たるというのはそう珍しいものでも──恥ずべきものでもないとは思う。

業務とは関係ない。つまりは個人的な物には違いなさそうで。
普段なら『曖昧過ぎる』くらいは詰るが、流石の皮肉屋も空気くらいは読む。ただの怠惰な筈がない。

「10年前ともなるとそれはもう骨が折れるでしょうに。
 一体いつから調べているんだか……まあ、いいでしょう、いつでも思い出せるよう頭の片隅に入れておきます」

「幸運なことに、今は署長代理がアレ。
 かこつけて調べられることも増えていますからね」

自分の予定はそれに際してのもの。こっちは細々とした案件に伴っているだけで、利用してまで調べたいことは別になかったが。
(-163) backador 2023/09/13(Wed) 18:02:51

【人】 Chiavica テオドロ

>>109 ダニエラ

「そのどちらでもあなたには関係ないことでしょう?」

だる絡みの気配を察知し、反射に任せて突き放しに入る。
とはいえそういう対応を取るのはどちらかといえば、仕事モードらしい、休憩中にありがちな挙動ではあった。

「……」
「……図らずとも、良い店が知れたのは収穫ですね」

届いたコーン付きジェラートを一口含んでからの一言。
頭脳労働後の身体に沁みる。どうやらお気に召した様子。

「早々……何度も足を運ぶことはないでしょうが。
 覚えておいて損はない程度で……」
(112) backador 2023/09/13(Wed) 18:32:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

「……まぁ、因縁じゃあるかな。
 調べ始めたのはここに出入り出来るようになってから少しずつさ」

何を指してそう言ってるのかくらいは理解できる。
簡単に結び付けられる単語ではあるし、広まると面倒だと思ったからこそ小声で話したのだから。
曖昧すぎるのだって仕方ない。
大規模な事件として摘発された数年前のアレはともかく、ちょっと麻薬漬けにされる少女が出たからと言って大きな事件の扱いにはならないだろう。
それでも、麻薬の売人は必ず何処かで繋がってるだろうし、複数の案件に引っかかっていてもおかしくない。
だからエルヴィーノはこつこつ調べ続けているのだった。

とはいえ。

「業務時間が過ぎて長く残って調べたりはしていないから安心して欲しい。
 そんな事をしてたら上司に叱責される理由が増えてしまうからね」

つまりどういう事かというと。
自堕落な態度は正しくこの男の地でもあるということだ。
(-171) eve_1224 2023/09/13(Wed) 20:23:33

【人】 Chiavica テオドロ

>>114 ダニエラ

「仕事中にも用意してあげましょうか、美味しい物。
 なけなしの元気がどちらに傾くか見ものです」
「俺も別に、美味しい物が好きでないって訳ではありませんけどね。あなたのように食い意地が張ってないだけなので」

嫌味を交えながらも苦笑半分で、どことなく軟化した態度を見せる。しょうもねえという自嘲を得てしまった時点で形勢不利だ。

「ましてや好きだから同じ店に通い詰める、というほど、
 強いこだわりがあるわけでもありませんしね。
 気が向いたら来る程度が丁度いいです、俺にとっては」

「……そう言うあなたは行きつけのお店とか多そうですが。
 飽きないんでしょうねえ、色々な場所の常連だと」

到底真似できる気がしないな、と印象に過ぎない話で勝手なことを言っている。男なりのちょっかいだ。
(118) backador 2023/09/13(Wed) 20:41:02

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「しっかり叱責するので、
 万一調べ物でも生活を削り始めた場合は覚悟しておくように」

この男もこの男で色々建前や思惑はありつつも、結局のところで世話焼きな部分が顔を覗かせているだけ。なのかもしれない。

「会議でも触れていたけど、
 生活の身近にそれがあるというのは考え物だな……」

あの時は一般市民に限ってはいたが、警察なら猶更。
だがこれ以上多くを語らないなら無暗に踏み込んだりはせず、
暗黙の了解として事情を図り、尊重するまでである。

やがて報われてほしいだとかすら思わない。
余計な期待などは重荷になるだけだから。

「自然に疎かになるんだったらまだしも、こういったことで早々に根を詰めすぎて休息を削り出すような人間とは思ってないからいいんですが……」
「いや、よくはないですね。自然にも生活を疎かにはするな」

勝手に怒り出す。気になっていたことのあらましが分かれば、後はもういつもの口煩い上司だ。
(-179) backador 2023/09/13(Wed) 21:14:04

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

覚悟するようにとの言葉には苦笑して返した。
実際そこまでの無理をするつもりは今のところない。

「焦った所で仕方ないからね。
 捕まえたいヤツがいるのはそうだけど……それ以上にやりたいこともあるし」

それに、会議で熱くなってた上役の人たちみたいにもなりたくはない。
犯人や手がかりを見つけたら、手段を選ばないのもまたエルヴィーノの地ではあるのだが、無駄に過激なのとはまた違うのだろう。
尊重されてる空気を感じて、なぜだか少しだけむず痒い気持ちになってしまった。

「はは、面目ない。
 一人暮らししてるとつい忘れてしまうんだよね……気がついたら朝だし、特に空腹の感覚もないものだから」

いつものように怒ってるあなたの方が、気楽に思えて小さく笑みを浮かべて。
普通の人間ならこの2つを忘れるなんてことはありえないけれど、聞き慣れたであろう自堕落な発言をして肩をすくめるのだった。
(-207) eve_1224 2023/09/14(Thu) 0:42:28

【人】 Chiavica テオドロ

>>131 ダニエラ

「いつ緊急の要件があるか分からないから、
 腹を満たしておくのは強ち悪いことでもないとは思います」

何かしらそういった事態の経験があったのか、
空腹で現場に出る方がよっぽど危険だとは語る。

「ただ、そこに娯楽を交える必要はありませんね。
 美味しい、楽しいと思わなくても仕事はできるんですから、あなたのご厚意はとってもらって結構ですよ」

続く言葉は変わらず冷たいそれではあったが。相手がさして気にした様子がないからこそ、安心して嫌味を言っていられる側面もありつつ。

「すぐ近くかはさておいて、二度目はあるかもしれません。
 実際、このジェラートは格別ではありますから……」

そんなところで意地張ったってしょうがないので味の感想については素直に述べる。気遣われてるとは思わないが、こと最近は休息について問われることが多いものだ。

「他のお勧め位は聞いてあげますよ。
 いちいち店やメニューを選ぶ手間も省けますからね」

ジェラートのフレーバーも王道寄りのそれを選んだ辺り、
普段から何かを選ぶのに頭を悩ませていたりするのかも。
(147) backador 2023/09/14(Thu) 14:54:30

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「一つの因縁に囚われていないのも、
 やりたいことが幾つもあるのも良いことだとは思います。
 実に……お若いことで」

余計な言葉を付け足さないと気が済まないらしい。いつもの事だ。ただどことなく、仕方ないなという受容が含まれているようにも見える。

「焦りは禁物ということだけ分かっていればいいでしょう。
 その時の最善を尽くすのが、我々の仕事の鉄則ですからね」

この男には拘りというものがないから、その最善が規則に則った形式ばったものでも、敢えて無視した過激なものでも特に気にすることはない。
その代わり何かを選び、思想に基づいて事に当たるということだってないと言える。

敢えて言うならば羨ましいのかもしれないが、対抗心も特に持ち合わせてないため、結果、真っ当に己の志を持つ者に対して当たりが柔らかくなることが多々あった。
勿論男にその自覚はない。不器用な受容をただ難儀な性格と纏めているために。

「とても人間の暮らしとは思えませんね……
 既に半分はケダモノです。仕方のない人。
 記憶容量が劣ってるわけじゃないんだからもう少し生活に割くべきです」
 
こちらもこうして小言を並べ立てているときの方が、生き生きとしているように見えるのは違いなかった。
(-269) backador 2023/09/14(Thu) 15:31:22

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

「ケダモノかぁ、……うん、正しくそうかもしれないね。
 そうできたら良いけど……あっ、」

「キミはさ、」

「幸せを押し付けるのってどうやればいいと思う?」

言葉こそ棘があるものの、和やかになったところで不意について出た質問。
まるで生活に割く事ができないとでも言っているようだが、さておき。

「祈るだけじゃ届かないから、……僕はやりたいことをやるけれどね」

因縁も、過去の繋がりも。
たったそれだけを目的として動いてるのだとしたら。
やはりこの男の思想は、危険であることには変わりないのかもしれない。
(-271) eve_1224 2023/09/14(Thu) 19:01:05

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「まず第一に」
「望んでない幸福なんて、いつでも不幸に転じますからね」

そんな答えを求めてるわけじゃないのを承知で言う。
意地の悪い質問の、その不備は突いておかねば気が済まない。

「それを承知で述べるとするなら、そうですね。
 手段を択ばないなら、その場限りでいいなら、
 根回しを重ねれば難しいものでもないでしょう。
 
 相手が望んでないとしても、
 偶然を装って幸せを齎す方法は幾らでも……ねえ」

言うなれば。自分がやってることだって、
多くの人にとって幸せになるであろう結果に基づいているまで。誰もやりたがらないことを、嫌がらない自分が率先してやれば、不幸を減らし、誰もが快く過ごすことができる。

幸せの押し付けと言われても、否定はできない。
曖昧な答えの裏には確かな自嘲が隠されている。

「……結局、やりたいことをやるんだとしたら、
 俺の意見なんか仰がなくてもいいでしょうに。
 神に祈るよりかは効果はあるとはいえ、あなたはね」

叶わなくてもいい代わりに、決して止めもしない。
それすらの思想だって持ち合わせていないから。

やっぱり蛇が出てきた。これ見よがしに嘆息をする。
(-273) backador 2023/09/14(Thu) 19:39:39

【人】 Chiavica テオドロ

>>141 ヴィンセンツィオ 0日目

「それが気軽であることは滅多にないですよ。大抵の人はコストを支払うという行動を嫌がる。一見問題無さそうに見えても、後から本当は嫌だったと掌を返すこともあります。

 俺はそれを厭わないことが確実だから、さっさと払ったら話が終わるんです」

実態はもう少し根深く、迷惑をかけることこそが酷く億劫なようで。聞きようによっては自分だけを信用している、と言っているかのような発言が帰ってくる。
理屈の前に、もっと単純なものがあるから、それで済ませてしまっている。

奉公とまではいかないだろうが、滅私の姿だ。
自分を切るより優れた、人々に幸福を招く解決法は無いと思い込んでいた。

「……そうして今、綿々と教えが続いているわけですか。

 その言い方の方が馴染みがありますね。無償の優しさではなく、感謝や労い、ある程度の打算。そういうのが混じっているなら理解しやすい。
 仕方のない人達、やはり出世するのも楽じゃありませんね」

ただ、少しは気を許せる人も増えているのか、
柔らかい態度といい、嫌味の少ない微笑みといい、
今でも良い影響を受けているのは間違いなさそうである。

「……その、ヴィンセンツィオさんも、
 買い物の用があったりするんですか?」

並んで歩く先に思い当たり、流石に気づく。
積もる話もあったものだから気を遣わせてしまったとまでは思わないものの、申し訳なさ程度はあった。

#街中
(153) backador 2023/09/14(Thu) 20:33:23