人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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視点:


【神】 軍事用 リュイ

#ハノイの塔

みなが武器を構えて。
かつての仲間であったグレイにその手を向ける。
怒声が響く。ぶつかり合う音が、響く。

だのに、軍事用の手は止まっていた。
明らかな、迷いを乗せているのだった。

自分は貴方と同じように
諦めていたから、彼らのような言葉は掛けられない。
ただ手を出せば、加減は難しいだろう。

軍事用とはそういうものだ。
だから。

「…八つ当たり。
したきゃ幾らでもしなよ。」

「ボクが全部受け止めてあげる。
君が嫌だった分も、それで晴れるなら。」

「みんなみたいにボクは前向きじゃないからさ。
諦めるなよとか、そんなことは言えないけど。
悪くないと思うよ、こっち側も。」

銃を、背に直した。
やっぱり貴方は、敵じゃない。
(G2) pinjicham 2023/12/11(Mon) 9:01:20

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「んー…そうだね、そうかも。
だってボクら軍事用は戦闘用だからさ。
戦って、戦い抜いて、役目を果たして壊れるなら。」

「地雷を踏み抜いたって、撃ち抜かれたって。
それが本望でやり切った、って思うようになってる。
怖いだとか、嫌だとか、考えるようになったら使えないでしょ?」

淡々と、そう語る。
残酷で過酷な環境だからこそ、なのだろう。

「ありがとう。君は優しいんだね。
それに、そっか。ね、聞きたいな、君の歌。
今も、歌いたくない?」
(-16) pinjicham 2023/12/11(Mon) 22:17:16

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「あはは、別に話すこと自体は苦じゃないし。
気にしないでいいよぉ。」

日常を話すくらいの気軽さだから。
軍事用にとっては軽い事だと笑うだろう。

「携帯食は勿論。レーションとも言うけど。
割と味は美味しくないかなぁ。」

「美味しいのもあるらしいけど
型落ちの旧型にやるのは勿体ないって
貰ったことがないんだよね。」

ボクの居たとこ、割とアレだったから
なんて言いながら。

「飛行機はないかも。
専ら地上で動く部隊に混ざってるから。
へー…そんなに?まるで塔に住んでるお姫様みたいだ。」

「ん−、些細な事。
あとボクが出来るのは、折り紙とかその辺かな。
普通の生活は、それこそ教育用が詳しいだろうし。」
(-17) pinjicham 2023/12/11(Mon) 22:30:48

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「…ありがとう、トムラビ。
そっか、友達っぽい、かな。」

ぽつ、ぽつ、と零しながら。
考える顔をして。

「じゃあ、友達ってこと、で。
改めて、よろしくね。」

なんて、そっと手を差し出してみた。
友達がするんだよ、って、何処かで教えて貰ったことを
思い出してしまったから。
(-18) pinjicham 2023/12/11(Mon) 22:44:49

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…それって。
君の御主人たちが、自分の好き勝手に命令して。
それで君が困ったから、って事じゃないの。」

「確かに処理能力が足りなかったのはあるかもしれないけど。
それでも、自分勝手すぎる。」

軍事用は、怒りを滲ませた。
人間のそういうところが、軍事用は嫌いだ。

「ボクは情報収集用だからさ。
処理能力に関しては、分かるつもり。
複数人のオーダーを一気に受けるのはさ、限度があるんだ。」

「だからね、全部自分が悪いなんて思いこむものじゃない。
押し付けた人間にも、問題がある。ボクは、そう思うよ。」
(-19) pinjicham 2023/12/11(Mon) 22:50:21

【秘】 軍事用 リュイ → 教育用 ロベル

「…戻りたくはないのかも。
でも、戻らなきゃ、いけない。」

言葉を僅かに詰まらせた。

「そういうものでしょう、みんな。
ボクは、戦場以外でのボクが出来ることなんて
分からないもの。人間が求めるものをこなすしかない。」
(-20) pinjicham 2023/12/11(Mon) 22:53:26

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「あー…まあ、愛玩用はそうだけど。
アトリのことじゃないよ、ボクが言ったのは。」

苦々しい顔をして首を横に振った。

「潜入先で出会ったグレイの子がいてね。
ボクを色々気遣って教えてくれたんだ。
その子の事、思い出しちゃったのさ。」

そうして貴方の言葉を聞く。
静かに、聞き漏らす事のないように。

「…そうだね。生き汚くなれるかも。
生きてて、何になるか分かんないけど。
君は色々と教えてくれるね、カムイ。」

「君は、これからもそうやって生きるの?
人間を嫌って、それでも星と自然を愛して。」

貴方もまた、ストレス値が高いから集められた身。
何か力になれないか、と軍事用は思うのだった。
(-21) pinjicham 2023/12/11(Mon) 23:06:34

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「そんなの、全部向こうの都合じゃん。
確かにそうだったかもしれないよ。
でも、かもしれない、なんだよ。」

「頑張るって何を?
君に無茶苦茶を強いて事故を起こさせて
あまつさえその責任を全部君に擦り付けて。」

「君が何を頑張る必要があるの?
君に必要なのは…きっと、そうじゃないよ。
君がそうして自分を追い込めば追い込むほど
君自身が傷つくんじゃないの?」

憤っている。
彼は主人を好きだという。それは事実だとしても。

彼が此処まで心をすり減らす理由にはならない。
(-24) pinjicham 2023/12/12(Tue) 0:53:14

【人】 軍事用 リュイ

「うーん…」

色々と思うところが多くて。
帰ってくる途中も、帰ってきてからも静かだった軍事用。
(7) pinjicham 2023/12/12(Tue) 1:12:37

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「あ、うん。
みんなの部屋を見せて貰うつもりだよ。
この後も…って、え、覚悟って。」

「娯楽…わ、わぁ…何だか凄そうだなぁ。
えっと、楽しみにしてる、ねぇ?」

シェイクハンドをしながら。
軍事用である自分には馴染みが薄い提案に目を瞬かせた。

けれどきっとそれは、楽しい筈だ。
久しぶりの友人と過ごす時間になるのだろうから。

「じゃあ、また後で…適当に声をかけてよ。
空いてたら、いつでも付き合うから、さ。」
(-25) pinjicham 2023/12/12(Tue) 1:20:28

【人】 軍事用 リュイ

「そうだ。後でも良いからさ。
みんなの好きな色、教えて欲しいな。」

暫く悩んだ末に別のことを考えることにした。
何故か好きな色を聞き始めている。
(9) pinjicham 2023/12/12(Tue) 8:47:47

【人】 軍事用 リュイ

「トムラビが黒、赤、茶。
バンドッグが黒白、黄色。
チャコがエメラルドグリーン、青。
アトリが白って前に言ってたから、と。」

記憶に刻むように各々の解答を繰り返す。
メンテナンスに向かった愛玩用の好みを知っていたのは
別の機会に聞いていたのだろう。

「あとはフーグルにカムイ、シージュ
イーサンにシングソン、ダビ、ロベル。
監察官とブラックと、カルナーにも聞かなきゃだ。」
(14) pinjicham 2023/12/12(Tue) 20:30:55

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…そんなに優しい人間だったんなら。
君の苦しみに気付くはずだよ。」

「非が自分にもあったかもしれないって。
そんな風に考えるはずだよ。」

「でもそれも無しに君を頭ごなしに叱る。
罵って、責任を全部押し付けて。」

「そんなの…
ボクの上司と何にも変わらない
んだよ。」

ある意味、軍事用も。
貴方と同じ考えを持って、苦しんでいた。

ただ違うのは、この軍事用は既に、諦めているという事。
(-29) pinjicham 2023/12/12(Tue) 22:14:27

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「えっ、何それこわぁ…」


宣戦布告を聞きながら
その場では、またね、なんて別れたのかもしれない。

時は過ぎて、第三層から戻って来たころに。
貴方から声を掛けられた軍事用は、振り向いた。

「なぁに、トムラビ。
ボクに話でもあった?」

/*お世話になっております!
お話はこのまま続けて大丈夫ですので
レスを繋げさせていただきました!

お気遣いありがとうございます…引き続き、お付き合い頂ければ幸いです…
(-31) pinjicham 2023/12/12(Tue) 22:17:24

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「叱られるなんて、かわいいものじゃないよ。」

静かに、言葉を返す。

「都合の良いプログラムを組み込まれたし
ボディだって、改造された。
腹いせに強姦された事だってあるよ。」

まあ己はグレイだから。
人間の欲望に関しては理解が及ばないけど。

「でもボクがどれだけ人間に沿った機能を持っても。
その役目を果たせなければ意味がない。
ボクは道具で、人間じゃないんだからね。」

「だからさ、フーグル。一度、離れてみない?
バンドッグは自分を買い取るって言ってた。
君も、それに近しい事は出来るんじゃないかな。」

自分も誘われている事は伏せながら。
そんな事に縋っていては、貴方が壊れると思った。
(-36) pinjicham 2023/12/13(Wed) 15:14:58

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「き、君って文章量多いって言われない!?」

つらつらと吐かれる言葉の羅列。
あわわ、となる軍事用だった。

「うー…分かったよぉ。分かったぁ。
後ろめたい気持ちがあるのも本当だし
生きてて何になる、って思ってるのも本当。」

「君がそういうなら、考えてみてもいいのかな。」

何故か貴方の言葉は、すとんと胸に落ちてきた。
諦めるなだとか、希望を持てとか
そういう綺麗事ではなかったからかもしれない。

「でも此処に来てから
君の傍が一番居心地よかったからさぁ。
ちょっとでも返せるかなって思っただけ。」

多分、貴方の事はそれなりに好きだった。
(-37) pinjicham 2023/12/13(Wed) 15:20:59

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「えっ、あ、うん、良かったねぇ…?」

まず聞いたのは貴方の嬉しい報告。
イエーイ、のハイタッチに返しながら
さらに続く話に耳を傾けた。

「逃げられまいって。
いや、うーん、思うところは確かにあったけどさ。
いいよ、約束してたし…遊ぶだけの時間は許されるでしょ。」

囲われた気がする。
悩んでいた顔も見られていたようで
お手上げー、とハイタッチからお手上げのポーズになった。
(-38) pinjicham 2023/12/13(Wed) 15:23:41

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「割と喜んでるよぉ?
いやぁ、本当の本当にぃ。」

ちょっと苦笑いして
でも喜ばしいと思っているのは本当。

「はぁーい…ボク、ゲームってあんまり分かんないからさ。
トムラビに任せていい?」

大人しく、ディスプレイの前に座った。
(-40) pinjicham 2023/12/13(Wed) 16:25:41

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「酷いなぁ、世迷い事だなんてぇ。」

軽く肩を竦めてみせた。
貴方はそんな感情をあまり持たないのだろう。
誰に対しても割とそんな感じだし。

「居心地がいいって言ったのはさ。
君は、ボクに綺麗事を言わないから。
その上でボクに、居ていいって言ってくれるから。」

「ボクは君の事、少なくとも他のグレイよりは好きだよ。
君がどう思ってるかは知らないけどね。」

ただ優しいだけではない。
あるがままを肯定して、その上でその価値観に沿う。
希望などという空論を翳さない。

夢よりも掴みやすい現実を示してくれるから。
だから、居心地がいいのだ。

「じゃあさ、返せるものが決まったら
受け取ってくれる?」
(-47) pinjicham 2023/12/13(Wed) 18:55:12

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「そうだねぇ、特権かも。
あー、型落ちってのはさ。」

「君はグレイが元々戦場で運用される為に作られたって
知ってるかな。ボクは最初期のものよりは新しいけど。
その運用目的に沿って作られた一体なんだ。」

「だから、君たちみたいな。
戦闘以外の用途で作られた子と比べたら
性能や身体の作りからして、古いんだよ。」

体重がやたら重かったり
プログラムが単調であったり、処理能力に劣っていたり。

「今の軍事用だったらわざわざ地雷の上を歩かなくたって
センサー1つで見分けるだろうし。射撃精度だって上だ。」

「他の機能が兼用で備わってるタイプもあるだろうね。
ボクはそれらと比べればやれることも少ないし。
安く運用出来るって点で言えば使いやすいのかも。」

やたら頑丈なのはそうだしね、と続けた。

「折り紙も、元はそういう作戦で使うものだったんだよ。
鳥も折れるし、飛行機でも何でも折れる。
しかもバレづらい。折り方良かったら教えようか?」

諜報には便利なアイテムだったのだそう。
(-49) pinjicham 2023/12/13(Wed) 19:04:18

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「なんて?????」


発音できないゲームが出てきたので
軍事用も首を傾げた。

「もよ、もよ…まあいっか。
へー…なかなか頭を使うんだねぇ。」

落ち物パズルゲームはなかなかに頭を使うもので。
貴方のプレイを見ながら、真剣そのものになった。

「すっごい難しそう。」

感想としてはそうなった。
(-50) pinjicham 2023/12/13(Wed) 19:06:39

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…君が望むなら、お金はどうにでもなるよ。
監察官に言うでも良いし
バンドッグが1人か2人くらいは、って言ってたから。」

看守用が己に言っていた事。
自分を買い上げて、他に1人か2人は買える、と。
貴方が望むのならば、己ではなく貴方にそれをと考えた。

「望まなきゃ選択肢なんてないも同じだから。
どうする?試しに、足掻いてみる?」
(-57) pinjicham 2023/12/13(Wed) 21:26:31

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「それでもボクは、君が好きだよ。」

真っ直ぐと、素直に。
人間が持つのとは違うのかもしれない
真っ直ぐな好意を口にする。

その時初めて思った。
“壊れたくないなぁ”
と。

「あは、言ったね?
じゃあ絶対渡せるように考えるから。
待っててよ、カムイ。」

作り物の笑みでもなく
諦めの混ざった笑みでも、好戦的なそれでもなく。

自然なあるがままの笑みを、貴方に向けただろう。
(-58) pinjicham 2023/12/13(Wed) 21:32:07

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「な、何とかって言われてもぉ…
ええ、頑張ってみるけど初めてだから期待しないでね?」

コントローラーがパスされた。
やり方は見ていたけれど、苦戦していたもよもよ。
果たしてうまく出来るのか。

ゲームの上手さ:24
高ければ上手である
(-59) pinjicham 2023/12/13(Wed) 21:34:10
リュイは、ゲームが上手ではなかった。
(a12) pinjicham 2023/12/13(Wed) 21:34:27

【秘】 軍事用 リュイ → 飼育用 チャコ

「どういたしまして?
ボクは、どうだろうね…分かんないけど。」

「折角だから君の様子でも見てるよ。
何か、分かるかもしれないし。」

なんて、貴方の言葉に苦笑いをしながら。
その背についていって、ゲームをする貴方を見ていたのだろう。

そうしてからきっとお別れして。
お詫びの品が届くのならば、ちょっぴり嬉しそうにしていたとか。
(-60) pinjicham 2023/12/13(Wed) 21:35:59