人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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セト売り子 マリベル

【独】 le chien セト

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お疲れ様でした!
この度は参加させて頂きありがとうございましたー!
国主様、村建て様に深い感謝を。
お相手してくださったアウドラお嬢様は本当にありがとう
村始まってすぐに体調を崩してゆるゆるになってしまって申し訳なかったです…エピでがんばろう(自戒)
(-1) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 8:40:17

【独】 le chien セト

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村建て様以外は皆様はじめましてかなと思います
ユキと申します
この度はご一緒させて頂きありがとうございました
皆様の物語ほんとに素敵、上手だなぁと尊敬の眼差しでガン見してました…
(-2) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 8:41:55

【独】 le chien セト

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>>-4 ダイゴさん
うぇっ……まっ……
ご期待に添えないので待って……(顔を覆う)
(-7) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 8:56:20

【雲】 le chien セト


[ 乾いた風の匂いに包まれて、
  賑やかに栄える城下町を穏やかに見下ろす。
  砂塵に混じる細かな礫さえ愛しい、
  褐色のはずの世界に鮮やかな色が咲く。

 
  そんな夢を見ていた気がする。
  嗚呼これは夢だなぁと己で理解して見る夢。

  醒めたくないと願う微睡が、
  現実的な騒がしい音で破られていく。 ]
 
(D0) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 9:50:53

【雲】 le chien セト


[ 先ずはカチャリ、と鳴る微かな金属音。
  いつもの音だと無反応を決め込んで、
  あたたかな夢に戻ろうとした意識が、
  がごん、という鈍い音に引き戻される。
  それに続いてどさりと何かが倒れるような音。>>2:D43

  只ならぬ様子に、そっと目だけを動かした。
  安らかな夢にさえ居させてはくれないのかと
  おまけに付け足した小さな舌打ちに、
  なぁお、と澄んだ声が重なった。

  驚いて瞬きを繰り返し、ぼやけた視界を整えた先。

  光の届かぬ此処に不似合いな、質の良い布地が
  吹くはずもない風を孕んでふわり、
  舞っていて。>>2:D43
 
(D1) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 9:52:48

【雲】 le chien セト


   ……なぜ、


[ 声は掠れて、ただそれだけの言葉しか出ない。
  ずるずると体を動かして、
  どうにか上半身を起こし壁に凭れた。

  身体のどこもかしこもが自分のものでないように
  重く気怠かったけれど、大きく開いた鉄の格子と
  その隣には意識のない従者、
  大きな壺は彼女の手にか床に転がっていたか、
  ともかくそれらに気付けば目を剥いた。 ]


   
正気ですか!?

   Mais ne vous emparez pas du pouvoir!?
 
(D2) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 9:54:35

【雲】 le chien セト


[ 身体が動けば逃げられる。
  ただ、彼女は。

  思わず上擦ってしまった声に、
  気を失ったままの従者の様子を慌てて窺う。]


   あなたは、


[ 小刻みに震える足をひとつ拳で殴って、
  ざざと音を立て折り畳み片膝をついて、
  身体を起こした。

  彼女の瞳を覗き込む。

  己は困り果て途方に暮れたような表情で、
  きっとへにゃりと下がった眉で、
  それでもおずおずと片手を伸ばして。 ]*
 
(D3) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 9:56:11

【独】 le chien セト

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>>-8 ヴェレスさん
はじめまして!うわぁぁ……これまたご期待に添えずすみません…えっちくもないし←

>>-9 ダレンさん
お気遣いありがとうございます!
久しぶりに熱が出ましたが今朝ようやく下がり健康の愛しさを噛み締めています
(-14) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 10:00:35

【雲】 le chien セト


[ 空を掴むように伸ばした手は、
  容易く絡め取られ>>D5

  夢か現か、境目がぼんやりと霞む意識の中、
  先端からほわりと温かな体温が伝わる。

  耳をさらりと掃いて流れて
  鼓膜を振動させる声は>>D4
  一切の躊躇いも不安さえも感じない、
  熱の籠った芯があって。

  肩に添えられた手も、冷えた身体には熱いほど。
  滅多に降らぬ雨の雫の如く、
  静かに優しく落ちる唇は柔らかく、

  微かに震えていた。 ]
 
(D7) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:33:48

【雲】 le chien セト


   あなたは、


[ 同じ言葉を繰り返す。
  かさついた唇に残る感触が、じんと胸を焼いて。]


   …… 困った人だ。
   幸せなど、他にいくらでもあるでしょうに。


[ くん、と絡めたままの手を引いて、
  立ち上がりながらぐいと引き寄せた。
  情け無いことに、壁に凭れていないと
  うまく抱きしめることもままならない。
  それでも、己より小さな細い身体を
  そっと包めば彼女の匂いが鼻腔から、
  脳を揺らす。

  髪に顔を埋め、息を吸い込み顔を上げた。
  どんな人形も敵わないほど完璧な
  カーブを描く美しい頬に触れる。

  顔を傾けて、今度は此方から、
  触れるだけの口付けをひとつ。 ]
 
(D8) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:35:35

【雲】 le chien セト


[ ひとりではなにもできない、と言う
  その形の良い唇から、
  なかなかどうして豪快な提案が>>D6
  飛び出せば、目を見開いて吹き出して。 ]


   ……ほんとうに、良いのですか。
   苦労を、すると思いますよ。


[ 大切な人>>D6、と告げてくれる言葉に、
  返せるのはそんな言葉でしかなくて。

  それでも、きっと彼女とて、
  生半可な決意でここに来た訳ではないことくらい
  理解できた。

  なかなかの体格の従者が、完全に
  伸びているのがいい証拠だ、と、ちらりと見やって
  またくすりと笑った。 ]
 
(D9) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:37:24

【雲】 le chien セト


[ 息を吸い込めば気道がひゅ、と鳴いた。
  ごほ、と肺の中の穢れた呼気を吐き出して、
  職務に忠実な、可哀想な従者を
  どうにか室内へ引き摺り込めただろうか。

  にゃん、とピヤールの声が高らかに響く。
  猫の手も借りたいよ、と呟けば
  なんだか楽しそうに纏わり付く艶やかな身体に
  ふ、と身体の緊張が緩むのを感じて。


  こちらを案じてくれる彼女に、
  問題ない、と告げて足を動かす。
  どうにか格子を抜けて、外から鍵をかければ、
  悪戯っ子のような表情を浮かべて
  美しい共犯者のあとへ続こうか。

  上手く進めたのなら、だんだんと強くなる
  この国特有の、乾いた風の匂い。
  祖国とは少し違うはずのそれが、今は
  とても愛しいと、一瞬だけ目を閉じて思った。 ]*
 
(D10) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:40:35

【独】 le chien セト

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うちのお嬢様はモンハンなどしない……!

>>!1 皇子様
うぅぅ涙切ない愛しい…
(-38) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:44:11

【独】 le chien セト

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>>-36 下段に笑いながら、良いお友達になっていただけそうな予感……!
私は去年RP村に参加したばかりのビギナーですが、なんでかBのLが多くて…
『ユキさんってBL専門ですか?』って聞かれたこともあるのですがそんな事ないので!(小声)
(-39) yukiyukiyuki 2021/04/23(Fri) 15:49:40

【独】 le chien セト

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ぎゃー!
すみません眠美に襲われて濃密な夜を過ごしてしまいました…(R18)
取り急ぎ延長はお任せします!
(-85) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 7:00:05

【雲】 le chien セト


[ 小さなピヤールに倣って
  足音を立てないように歩こうとするが、
  持ち主の言うことをなかなか素直に
  聞かない足は勝手にふらついたりするので
  なかなか大変だった。
  幸いだったのは、枷がなかったこと。

  迷子のはずの彼女は、すいすいと進んで行く。
  都合の良い迷子だ、と、
  身体の辛さに反して口元は柔らかく
  緩んでしまう。

  辿り着いた先に、綺麗に準備された
  装飾品や外套>>D13をも紹介されれば
  今度こそはっきりと笑い声が漏れて。 ]
 
(D15) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:03:18

【雲】 le chien セト


   用意周到ですね。


[ 手早くそれを身に纏う。
  良い生地の首元を合わせれば暖かく、
  不思議と背筋が伸びる。
  嘗て祖国に居た頃の記憶が
  じんわりと蘇るようだった。

  どれくらいぶりだろうか。

  扉の向こうは、外。
  月がある。
  夜の帷があたりを包む。
  風、熱気、生活の匂い。

  活躍する機会が無くなっていた五感が
  いそいそと動き出し、
  ひりひりと神経の存在を訴える。 ]
 
(D16) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:04:43

【雲】 le chien セト


[ 屋敷から少しずつ離れたのが分かれば
  通り添いの壁にとすん、と背を預けた。 ]


   ……この国の城下町に出るのは、初めてです。
   こんな時間にも、開いている店はあるのですね。


[ 荒む息を整えながら、辺りを見渡す。
  良い国だと思った。
  今は、荒れていて尚。

  口が乾いて、気管がぜいぜいと音を立てる。
  水は貴重な国なのだろうか、
  自由に使えるような井戸があればな、と
  荒れた唇を舐めた。

  足元には、澄ました顔でピヤールが座っている。]
 
(D17) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:06:36

【雲】 le chien セト


   ─── すみません、お礼を言うのが
   遅くなった。
   何から何まで、世話をかけるばかりで。


[ ふと我に帰れば目を伏せて。

  当面、何処かに出るにしても、
  金が必要なのは世の常。
  彼女に抜かりは無いのだろうと思いながらも、
  水ひとつ自分では手に入れられぬ申し訳無さに
  情けない思いはどうしたって生まれるけれど。]


   このまま何処かに向かいますか。
   何処へでも、あなたとなら。
   あ、ピヤールもね。


[ そっと、月明かりの下、白い腕に触れて。]*
 
(D18) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:08:39

【独】 le chien セト

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村建て様のメモをサンドイッチしながらぼくは進む!(土下座)

延長ありがとうございます!
(-90) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:09:45

【独】 le chien セト

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>>-41 皇子様
ええ……デビュー同じとは思えない……
皇子様めちゃくちゃ猛者の方……

わ、ぜひぜひ機会があればご一緒させてください!!
というか、フラワーさんのお名前、どこかの企画予定でお見かけしたぞ……?看病村だったかな?違ったかな??
(-91) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:12:27

【独】 le chien セト

/*
>>-53 アーサー様
お気遣いありがとうございます!
ひたすら寝てました……
アーサーさんの書かれるろるほんとに素敵で見惚れています
(-92) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:14:26

【独】 le chien セト

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>>-93 ダレンさん
いえいえ!ダレンさん謝らないでください
そしてレタスw
ぼくのろるはバンズと肉になれている気がしない……
(-94) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:21:29

【独】 le chien セト

/*
>>-97 皇子様
あ!やっぱり合ってました!
やったー、楽しみですー!

ええと、マドパじゃなくて歳時抄で、ダレンさんとご一緒させていただいたとある村の、ある種の再演、と言う感じで!
わーいお会いするの楽しみにしてますね!
(-100) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:38:53

【独】 le chien セト

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>>-98 わかりみが深いです……
そして>>-95褒めていただいてありがとうございますスクショしました……
(-101) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:40:55

【独】 le chien セト

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>>-104 いえいえ!全然大丈夫ですよ!
再演なので、もうわかる方にはわかるので全くお気になさらずー!
(-106) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 8:57:50

【独】 le chien セト

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>>-110 アーサー様
気軽にセトと呼んでください
そしてわぁぁぁ過分なお褒めを頂いたわ……ありがとうございます窓にこもっていて申し訳無い
ぼくはただうだうだしていただけなのですが、お嬢様が強く可愛かったので助かったようなもので……

>>-113 ダンテ様
うぅ、こちらもありがとうございます……
そして、closure'シリーズの製作者様でいらっしゃいましたか!!
お会いできて嬉しいです、いつもたくさんお世話になっています!
大好きです、ありがとうございますー!
(-123) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 15:29:28

【雲】 le chien セト


[ 初めて会った時は、あれ程頼りなげで
  儚げで、一人で生きて行くなど
  到底無理だと思った。
  彼女の瞳は、今後ろ盾を無くして尚
  きらきらと光を撥ねて輝く。

  ─── 綺麗だな、と思った。

  そっと重ねてくれた手も、震えてはいない。

  月の側には星が瞬いていただろうか。

  己よりずっと強く、凛と前を見据えた
  その双眸は、砂糖をざあと撒いたような星空の、
  砂金に似た煌めきにも決して引けを取らない。

  触れた手に力を込め、甲に唇を押しつけた。]
 
(D23) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 23:11:05

【雲】 le chien セト


   ……いつもあなたが来てくださるのを、
   困りながら喜んでいました。

   するりと差し込んでくれる食べ物も
   ありがたかったけれど、
   あなたのドレスの裾が花が咲いたように
   舞う様が好きだった。


[ 拗ねたようにすたすたと数歩離れては
  ちらりとこちらを振り向くピヤールに
  ふふ、と笑いながら。

  自らの気持ちを言葉にして伝える。

  手にした自由の責任とその重さに
  決して負けぬよう、顔を上げて。 ]
 
(D24) yukiyukiyuki 2021/04/24(Sat) 23:12:57