人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「わかるわ、私も誰かを殺してしまったら気にしてしまうから」
「正直何度もダンジョンで命を狙われて散々だったのよ。
 怖いのモンスターよりも人だったってことね」

「でもこんな私の前で、すごーいステータスも持ってるのに
 丁寧に愚痴を聞いてくれるあなたが敵だったら一体誰を信じれば良いのよ。
 ぶっちゃけ聖女の痣も良い物か悪い物かわからなくて自棄だし! ちゃんと話して気に入ったのだからあなたがどんな人でも構わないわ」

まだ、話せないこと。でも皆に話したいと思っていることがある。
この記憶のこと、知識のこと。
……正直に打ち明けてあげたいのに苦しくなるしで、困ってしまう。

この痣が光ることが祝福というのなら、光らせようとする人達が何人もいるのはどうしてなのか?
大事な友達が自分のために痣を光らそうとしてきた理由は何? 聖女が関係しているのなら、こんな風に試さなくても話してくれたら良かったのにな。
(-13) toumi_ 2024/02/12(Mon) 19:15:57

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー


「ありがと。
 ちゃんと相談してくれたら情報を渡すわ?」

「人の心は盗めなくても、
 エリーを助けるためなら手伝ってあげる」

情報を集めたいの。自分はきっとこの世界に留まることになりそうだから。
いつかのその時あなたがどうなるか分からないけれど、お互い夢見た理想を捨てるのはごめんじゃない。

「同じ痣持ち同士、これから仲良くしましょ」

ぴしと指を差しながら、あなたへとふにゃりと顔を崩して笑った。
最後は無防備に机の上でうつ伏せになりながら、なんだかんだで頑張って歩いて宿に戻ろうとしていただろう。
店や商品の話をするには頭が回らないと後日に約束をして。
(-14) toumi_ 2024/02/12(Mon) 19:16:11

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「この咎をずっと背負ってるのが嫌で色々研究してるんだけどね。
 なかなか上手くいかないや。
 ……あとはそうだね、怖いのは人。
 頭がおかしいと思うんだよね。なんで善人を殺すような依頼するのか。利権とかもわかるけど、依頼主殺した方が平和になるのに……いや、こういう思考もよくないか」

自分の痣が光ってしまえば研究は無に帰す。
研究結果は自衛にすらならないというのが現状だ。

「ふぅ……カリナのお眼鏡に適ったのならよかったよ。
 僕もカリナがどんな人でも構わない。一緒に居て楽しいし」

ここまで話していても、話せないことは幾つもある。
話したくても、話せない内容がいくつだって。

痣は祝福であり、呪いである。自分はそう結論付けた。
できるのならば、そういうことも共有したい。
けれど……その結果で苦しみたくはない。
そして、苦しませたくはない。
(-19) akoris 2024/02/12(Mon) 22:55:20

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「ちゃんと相談して、依頼主をどうするか一緒に決めようか。
 その時が来ないことを祈ってるけどさ」

また手を汚すことになるし……それを手伝わせることになるし。
可愛らしい女性に咎を負わせるのは本意じゃない。

自分はこの世界から出ていくつもりだけれど……
それがもしも、万が一叶わなかったら、あなたの手を取るのも考えよう。秘密を知る同志として。

「是非。それじゃあ……ふらふらだし送ってくよ。
 送り狼にはならないから安心して」

と、あなたが泊まる宿まで送っていく。
店や商品の話をするのはまた後日。その約束を楽しみにしながら。
(-20) akoris 2024/02/12(Mon) 22:59:47

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

/*
こんばんは、時系列乱れさせマンです。
とても楽しくお話させていただきありがとうございます、お世話になっております。
こちらもお話したく丁度いい時系列でお話しできたらと思います。
こちら痣が光った当日(4日目)昼は誰かと会っています。
次の日(5日目)の昼もアンジュとお出かけをしています。
次の日(6日目)の昼も声をかけた方がおり、
つまりほぼ朝か夜が暇な女をしており、見かけて話せるかを聞くとやはり夕飯ぐらいと返答致します。
あの痣が光った当日(4日目)の怒って居た時から、気が収まってきたらしい6日目までご希望の日付に合わせられるので良ければ希望のシチュエーションなどあれば聞かせていただければと思います。
(-33) toumi_ 2024/02/13(Tue) 1:01:45

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

/*
お世話になっております。お返事が遅くなり大変申し訳ございません。
こちらは時系列的に4日目夜に胸元の痣を抉り、5日目にプリシラ嬢のドレスを作成するくらいで他には特にございません。
こちらとしましてはカリナ嬢の最も都合のよい形での邂逅を望んでおります。
時系列を捏ねると大変でしょうし、六日目の夕辺りがいいかもしれませんね。
恐らくパーティ前にプリシラ嬢に仕立てたドレスを届けますので、それ以降の時間軸というのが現実的でしょうか。
痣が光った者同士、どのようになるのか楽しみにしております。
丸投げのような形になってしまい申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
(-42) akoris 2024/02/13(Tue) 3:51:30

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

/*
ではドレスを渡した後の時間軸に会いましょう。
雪が降りそうだということで伺いに向かいます!
PCPL共にお忙しいところありがとうございます、よろしくお願い致します。
(-46) toumi_ 2024/02/13(Tue) 5:11:50

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……あ、カイロ石が冷めちゃった」

祭りの終わりが近いその日、ようやく雪が降ると人々の声が聞こえる。
空に美しく舞っていた花びら、華やかなパーティーがあったらしいが自分がいってもいいかわからず足は遠のいてしまった。

「ケープでも頼もうかしら、やっぱり冬はおしゃれしやすいし」

魔法である程度体温や外からの熱は対処できるこの世界。
布面積が全てではないとわかっているが、それでも無意味なお洒落も捨てがたい。

「……エリーももし同じ世界から来ていたら通じて欲しいけど」
「通信石、欲しくなってきた……でもああいうの多分高いし」

これって逆ナン?などと唸りながら自然とあなたの店の方へ。
居なければ宿に向かえばいいし見た目は割と目立つ、もしかしたら鉢合わせできるかもしれないと気楽な気持ちであなたを探し彼女は歩いていた。
(-48) toumi_ 2024/02/13(Tue) 5:36:20

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

ドレスの配達を終えて、店へと帰る途中。
目に入ったのはカリナの姿だった。
進行方向からして、店によってくれるのだろうか。

「や、カリナ。どしたの? ドレスほしくなった?」

できる限りいつも通りにしながら、片手は自然と包帯の巻かれた胸元を掻く。

「なんか憑き物でも落ちたみたいだね。
 発表された時は毒づいてたのに。何かいいことあった?」
(-50) akoris 2024/02/13(Tue) 16:25:28

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「あら丁度良かった。ご機嫌ようエリー」

「そうよ、気晴らしにお洒落でもしようと思って来たの。
 まだ店は開けてくれる?」

振り向いて目に入ったのは見慣れない包帯だ。
そんなところにあるのかとまじまじと見かけたが、ひとまずすぐに顔に視線は戻した。

「こんな短期間で良いことなんてないわよ。
 だけど痣についてわかることがあってね、怒るよりも呆れちゃったって感じ」
(-57) toumi_ 2024/02/13(Tue) 21:38:25

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「いいよ。スタッフは全員帰したけど僕一人で十分だし」

と、ドアを開けて中へと招き入れた。
先に言った通り従業員は全員帰っているのだろう。人の気配は全くしない。

「へぇ……どんなことがわかったの?
 僕、アレから痣抉ったりしてなかったことにならないか試したくらいでさ。
 全く意味なかったけど」

言わずもがな。この包帯がその結果だ。
(-58) akoris 2024/02/13(Tue) 22:32:54

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……閉店直前でごめんね?
 一応今欲しいのはドレスじゃなくて」

肩にはおるケープが欲しいと話しながら店へと入る。
あとは冬らしく襟はファーもいいけど、教会で話していたレースも気になったりだとか。

「ってあなた痣を抉ったの!?
 じゃあそれは隠してるわけじゃなくて怪我……ほんと何してるんだか」

そう言っていれば呆れたようにため息を吐いて頭を抱えた。
血まみれでなくとももしかしたら数日前まではそうだったかと思うと、……大怪我はしていないか睨み付けるように胸元を見てしまうも仕方ないと思いたい。

「その痣、嫌だからってなくなるものじゃないらしいわ」

「光らせる手伝いをしていた人達から話を事情を聞いたの。
 頼まれたから祈っていただけですって。
 聖女様と直接会話ができたわけじゃないから正直何を考えているかわからないけど、人間とかなり離れた思想なのかもね」

「結局宝くじに外れたと思うことにして吹っ切れたのよ。
 チャンスは一度じゃなさそうだし、私まだ若いし」
(-67) toumi_ 2024/02/14(Wed) 1:57:01

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「直前っていうか閉店後だけどね。
 まぁカリナならいいよ」

営業時間は気紛れだ。スタッフが自主的に働いてくれるから、ほぼ毎日定刻に開いているだけで。
欲しているものを聞けば、店の奥へ進んで紙と鉛筆を取り出した。
素早くデザインを描きあげるものの、当然痛みで顔は顰む。

「試せることは試さないとでしょ。
 なくせるのならなくしたいし、なくなって逃げられたらこの怪我ともお別れだし」

削る、削ぐ、剥がすではなく、抉ると言っている以上、当然大怪我に入るだけのダメージは受けた。
掻き毟っていれば、当然包帯には血が滲む。

「……頼まれたから祈ってた? 他人の人生を無茶苦茶にするのも構わず? 殺すか……いや、知らされてなかっただけ?
 とりあえず、チャンスは一度じゃない根拠とか、教えてもらってもいい?
 一応僕も可能性は聞いたけど、憶測でしかなかったから。
 もしそれが本当なら、僕も宝くじに外れたと思って少しは吹っ切るよ。少しはね」
(-77) akoris 2024/02/14(Wed) 16:05:58

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「あらそう。
 でもそういってくれるなら甘えちゃいましょ」

文字通りお言葉に。そうして語られる言葉に相当この世界で嫌なことがあったのだと渋い顔になってしまう。
はっきり言わなくとも自分達はここではない場所を見ている。
あなたから聞いた出身から考えればここに安住する気持ちにはなれていないのだろう。

痛々しいその様子に、なにかあったかと鞄から髪留めを取り出せば前髪をそっとあげて留めてやる。

「ちょっと失礼。ははは! 可愛いのも似合うじゃない」

五つの花弁を宝石で作った女性向けの髪飾り。
特製の魔石は、魔力を込めればその分の時間少量ずつ回復するリジェネレーションのような効果付き。
他の魔石に蓄えていた魔力を注ぎ込めばあなたの体にたちまち癒しの力が巡っていっただろう。

「もうエリーったら、流石に駄目よそんなことしたら。
 殺したら早いけど情報を得るには生かすのが大事なの。
 ……ええその人にも訳があったし、私が痣を光らせたくないだなんて知らなかった、仕方なかったのよ」

ならば痣が付いた理由や自分達にして欲しいことは何だったのかだとか。
聞きたいことはあれどわからないまま、結局すべてを不満に思うには何か意味がありそうで、それを調べるにはまだ伝手も何もかも足りなかった。

「チャンスが一度じゃないって理由は……。
 今回みたいに聖女様の声が聞こえることが初めてじゃない人がいるみたい、既に私たちみたいに嫌な想いをした人がいるってこと。
 ちょっと情報通だったの私、どこの誰とかはわからない」

「だけどそんな前例を調べられたら、
帰る方法
もあるんじゃないかなって。
 こんな奇跡一度だけと思って落ち込むなんてらしくないし」
(-80) toumi_ 2024/02/14(Wed) 17:05:18

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

避ける素振りすら見せず、されるがままに。
笑われたけれど、少し懐かしむように髪を留めるそれに触れた。

「……髪飾りとか久しぶりだなぁ。
 生前はこういうの好きだったけど」

もう互いの事情は通じ合っているだろう。
生前という言葉で伝わるはずだ。

癒しの魔力が物理的な痛みを徐々に癒していく。

「……なんか、盗賊ギルドとかアクセサリ屋っていうよりも
 情報屋とかそういうのっぽいよね、カリナって。
 僕がちょっと殺しに偏りすぎてるのもあるけど」

光らせたくないと知らなかった……というのが保身のための嘘なのか、それとも事実なのか。
判断のしようがないから、あなたの判断を、言葉を信じる。
もしも嘘だったのならば……いや、思考を止めよう。

「……なるほど、それなら憶測じゃなく事実だから信用できるね。
 それなら私も少しは前を見ようかな。
 また声が聞こえれば、その時に備えればいいし……
 聞こえなくても、情報通のカリナと一緒に調べてたら他の帰る方法が見つかるかもしれないしね」

「それじゃあその、うーん……なんか気恥ずかしいような、変な気もするけど……
 いつか帰るために、パートナーになってくれるかな? その時まで。
 訳知りで、色々熟せて、仕事でもお互いに利益は出せるし。
 ……なんかプロポーズとか告白とかみたいだけど、どうかな」
(-87) akoris 2024/02/14(Wed) 20:42:46