あ？
　何処だここ……

　町外れ？

[目の前に見えるのは木木木木で木が4つの森のようだ。]

　おい、兄ちゃんよォ
　ちーっとばっかし道を教えて欲しいんだけどよォ

　っておい！
　

　仕方ねぇ
　俺のがこの道だと告げている

[そうして酒場に続く道とは全く違う道を進んでいった。*]

　
　オッサン。ちげーよ金は欲しいけど
　俺は酒場に行きてェーんだ
　ふ〜ん、ここ曲がって直ぐ？
　

　ありがとうよ
　
　さっきご夫人が探していたっていう
　盗られたカバンにソックリなんだわ
　オラ、中身戻せコラ

　出来心だァ？
　しらねーよ、あとは自分で考えろや
　
[クソ泥棒なオッサンのケツを蹴り上げてお仕置き完了だ。]

　
　この宝石の量……。結構あるな
　これだけあれば、ち、ちげえ
　返すに決まってんだろ

[カバンの中の宝石の数々に
挙動不審で周りをキョロキョロしながらも
夫人にしっかりとカバンを届け終わり
やっと酒場を目視できるところまで辿り着いた。]

　― 鍛冶屋 ―

　おーい、ミツコ酒くれ酒
　っと
　酒場じゃねーじゃん鍛冶屋だここ

　せっかくだ、オヤジ見させてもらうぜ

(1)^1d3
1.勝負服にしたいローブ^cosm
2.トド^animalに効果抜群！なスピアスローワー^arms
3.実は使ってみたかった棍棒^arms *

　― 鍛冶屋 ―

　ローブねぇ〜
　着れそうなやついたってけか
　ステラとかエルも着れそうだな
　んーフルリーも似合いそうだし
　キヨヒコはなんでも喜んで着そうだしな
　フェリックスは・・・

[頭の中でポンポンと旅の仲間を思い浮かべ
フェリックスがウインクをしたところで思考を消す
あの時のイヤに耳に残る曲が脳内再生されて(>>0:53)
急に寒気がして体が震える。
もしかしてあれは氷結魔法でも
かかってたかもしれねェなと思うが……。]

　そうだな、
　次はもっと早めにさせるべきだ

[味方にも影響が出るとをして、
ふと思い出すのはその時のカウピスの女(>>0:9)
当然というべきか
俺のところにもカウピステロが実行された訳で]

　― 回想：カウピスは割り切れねえ ―

[目の前に置かれたカウピスの色を見て]

　おいテメェ

[ギロリと”あちらのお客様”とやらを睨みつけ]

　わかってんじゃねェーか
　カウピスは濃ければ濃いほど良い
　割り切れねェんだ
　水も………俺の心もな

　だからって原液を選ぶ奴はカウピスを理解してねェ
　お前、変な女だな。見た目もだけどよ。

[デリカシーを迷った道にでも落としてきた男だったので
失礼な言動に気がつかないままカウピスの女と認識して
そのあとはカウピス談義でもしたんだっけか、
カウピスで酔った頭では記憶があやふやだったが
仲間になると聞いた時には(>>0:10)
キヨヒコもついにカウピスで頭溶けたんじゃねーかって心配したもんだ。]

― 鍛冶屋 ―

　そういやあのカウピス女もローブ着れそうじゃね？
　こんだけメンバーがいりゃあ誰か着るだろ
　面白いもんがあるかと思ったが割と普通だったな

[まさかエルがとんでもないものを買っていたなんて
思いもしなかったので(>>0:16)
その後も裸ポンチョ^cosmやフルオート散弾銃^armsを物色してみるのだった。*]

　― 鍛冶屋 ―

　おー、フェリックスかァー
　迷子って歳じゃねーから！
　ちょっとだからな

[迷子を頑なに認めない男26歳。
目的地を探して三千里…はオーバーだが
そんな時にこうやってひょっこり現れて>>65
みんなのところに連れて行ってくれるから
まあ、なんだ、感謝している時もある。
口にはぜってェ出してやんねェけどな。]

[フェリックスの視線の先の豆鉄砲を
流れで一緒に見て
ふ〜んと話を聞きつつこれが流行ってたんか……
なんて目でまじまじと見ていたら
いつのまにかフェリックスが豆鉄砲を
こちらに向けているのに気がついて>>67]

　
　
　あぶねェだろォが

　イテッ　痛い！
　豆が飛んで………

[突然で驚いたにしても
オーバーすぎるリアクションだった気がするけれど
ビビリじゃねェからな。
豆がセットされてないことに気がついて
顔辺りをガードしていた手を下ろし
ゆっくりとフェリックスを見る。
]

[時間にしてどれくらいか48秒くらいの体感
だったような気もするが
しばしの沈黙の後
俺は何事もなかったかのようにこう続けた。]


　あー…… 酒でも飲みに行くか


[数秒前の出来事？　忘れたな。
って奴だ。*]

　― 鍛冶屋 ―

　そうだ……。
　
　魔王ですら俺の力を恐れているはずだ
　キヨヒコが魔王を倒すなら
　その前に立ちふさがる敵を引き受けるのが俺の役目だ

　フェリックスはしっかりサポート頼むぜ
　いいか？　唄うなよ。

[大事なことなので2回言わせてもらったぜ。
言うことを聞くような奴じゃねェことはわかっているので
いつもの注意文句ではあるけれど
実際唄わなかったら唄わないで
　と言ってしまう俺だけれど
ん？　確かこんなこと前もあった気がするな。

まさかまさかの割り切れないくだり語り継がれる等とは
予想もつかず>>80
もし戦闘中にでも唄われたらだ。]

　
　オイコラ。その顔
　笑い堪えてんのわかってんだからな

　クソっ……

[笑いをこらえるその様子に>>81
バツの悪い顔をして]

　ここには俺の求める武器はなかったようだ

[先に鍛冶屋から出たけれど
隣にあるはずのミツコの酒場とは
別方向に早速歩き出し……
声が掛かり>>81
フェリックスの後に素直に続いて歩くことにした。]

　― ミツコの酒場 ―

　お〜いミツコ。酒だ
　じゃんじゃん持ってきてくれ
　今日は沢山飲むぞ

[目的地に到着できた。
まず真っ先に酒場の主人のミツコに挨拶して
そして周りを見ると知った顔がチラホラ……。]

　おーおー
　いい感じに地獄絵図だなこりゃ

[ケケケッと楽しそうに笑い。
向こうがこちらに気が付けば
軽く手を上げて挨拶していく。
寝落ちしている奴を見つければ>>83
あとで叩き起こしてやろうと決め
フェリックスが座ればその隣に座って]

　出発の門出の景気付けだ
　乾杯しようぜ

[そう言ってグラスを持ち上げた。*]

[そう、俺がこの勇者キヨヒコとその一行として
旅をすることになった始まりの話である。]

　― 旅の始まりの話 ―

[あの頃は盗賊として
丁度旅立ったであろうキヨヒコとステラは
俺に言わせれば格好の餌食だった。
世間に擦れていなさそうな二人（に見えた）を
騙して隙をみて有り金と食料をパパッと掻っ攫って
やろうと思って仲間にしてもらったんだが
なんつーかよォ
二人見てると故郷に残した弟や妹を思い出してな

所謂拾った小動物を捨てれなくなったってことだ。
この俺が面倒見てやらんと打倒魔王なんて夢のまた夢さ。
これじゃあ美談だって？
さてな。
実際は
捕まって反省したフリして仲間になったとか
そんな面白くねェ経緯な訳ねーだろ？
真実を知る者は]

[そういや3人で旅をしていた時も
ってことがあってな
俺も探すんだけど中々見つからねェ時があったんだわ。
そしたらステラの星見っつーやつがまた使えて
合流することが出来たんだけど
まずはをなんとかしねェとなって
よく悩んだもんだ]

[それからフルリーやフェリックスがきて
さらに賑やかになったなァ
俺もその頃には魔剣士の才能を自ら見出せた頃だったはずだ。
ジョブチェンして強くなった俺だったが
ステラが酔った時の対処には手を焼いた記憶があるなァ
最初は親身になったもんだが
今じゃ慣れたもんでステラがになると
かかの選択肢が頭の上で出るようになったもんだ。

今は寝こけていたようだがきっともう出来上がって潰れている
というところまでは経験上推測できるってもんだ。]