人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 遊蕩 ディルク → 栄枯 プリシラ

「その時は可愛い花で彩ってね」

リクエストをするようなことでもないのだが、
そんなことを言いながら冗談ぽく笑う。

「ああ、魔性に魔族。なるほどね。
 力を持たない人にとってその字が"線"なのかもな。
 自分普通とそうじゃない、力を持つ人達への」

「それでも、憧れたり目指す人もいたりする訳だけど」

よくもまぁ思いつくものだと思った。
それに含まれるものが"特別"か"畏れ"かは別として。

「……ん、そうだね。好かれるものじゃないと思うよ。
 だからよく一人で……って、デートのお誘い?」

「勿論僕は構わないよ。
 人に何かを思われるの確かに慣れてるけど、
 誰かと組まない一匹狼って訳でもないしね」

そうでなければ今の振る舞いはないだろう。
空になった器から手を放し、「ご馳走様」と店主へ告げた。
(-29) sinorit 2024/02/03(Sat) 8:24:52

【人】 遊蕩 ディルク

いつも通りの振る舞いを続けながら流れてきた噂。
それを耳にしても表情は変わらない。

そもそも、2人のことは深く知らないから。
あの場にいたその人なんだろうと想像して、
近くにいた名前も知らない誰かに声をかける。

…結果、勿論振られた。
(1) sinorit 2024/02/03(Sat) 8:35:07

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「あはは……そういうことにしてもらっても構わないけど。
 あたしも普段は一人でこなすことが多いんだけどね、
 やっぱり頼れるアテは作っても損はないかなって」

こちらもいつの間にか空にしていた器に匙を下ろし、
ご馳走様でした、と両手を合わせて。

「普通であろうと、そうでなかろうと些細なことだわ。
 その人が満足していれば周りが言えることは少ないもの!

 あたしは……まあ、ちょっと物好きな自覚はあります。
 この状況が正にそれを表してる気がするし。
 世が世なら火刑に処されでもしているかしら」

聖女様が寛容で本当に良かった、と苦笑を挟む。
それが幸いだったかどうかはさておいて。


「さて、あたしはこれから色々お祭りを回るけど、
 あなたはどうする?解散しても、
 ついてきちゃっても構いませんけど。

 どの道あまり気に掛けないと思うから、そのつもりでね」
(-48) backador 2024/02/04(Sun) 1:23:58

【秘】 遊蕩 ディルク → 栄枯 プリシラ

「…へえ?いいんだ」

それじゃあポジティブに捉えようかと男は笑みを浮かべた。
互いに一人でこなすことが多いなら、
確かに、パーティーを組むのも悪くはないだろう。

頼れるアテであるのかは、ともかくとして。

「僕も物好きだから貴女と同じさ。
 物好き同士きっと今以上に仲良くなれるよ」

「ああでも、どんな形でも火刑は勘弁だけどね」

本当に聖女様様だ。
そんな世界であれば男もまた、魔とされていたかもしれない。

会計を済ませ、席から立ち上がる。
貴女の分も払ってしまおうと考えるものの、
念の為「どうする?」と尋ねたことだろう。

約束ではないが、勝手に払うのもなんなので。

「そうだね、今日のところは一旦帰るとするよ。
 また後日……お誘いしても構わないかな」

パーティーを組む日でも、あるいは再度の食事でも。
(-88) sinorit 2024/02/05(Mon) 1:33:08

【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク

「ええ、是非誘ってちょうだいな。
 先ずは友人付き合いとして、だけどね」

やはり線を引くところは引きつつ、
話を楽しんだ故に好意的であることには違いない。
改めて聞かれても、自分の分は払うと固辞しつつ。

「またね。お互いに聖女祭りを楽しみましょう。
 次はそれに関する土産話とかも期待してますね!」

そうして、その場は別れることになるのだろう。
立ち去る際も、魔女はどことなく上機嫌でいた。
(-98) backador 2024/02/05(Mon) 17:22:16