人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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視点:


説教:ポルクスサルガス

【教】 灯火売り ポルクス

「ああ……負けてますね。
 まあ盗られたけど戻って来ただけ嬉しいですね、うん!」
(/0) Rurux_is_me 2022/03/29(Tue) 1:12:21
ポルクスは、空にひらいた大きな光に、目を輝かせました。
(a12) Rurux_is_me 2022/03/29(Tue) 6:47:28

【独】 灯火売り ポルクス

「お絵描きかぁ……」

*ポルクスのお絵描き力は?
*32ぐらいですよ。
(-15) Rurux_is_me 2022/03/29(Tue) 7:49:34

【独】 灯火売り ポルクス

*ポルクスとカストルは、
*占い屋コルポサントのふたり息子。
*やんちゃなカストルと、おとなしいポルクス。
*似てないふたりのふたごは、
*いつみても一緒にいるふたりでした。

*カストルがいつもポルクスを振り回してるようでも
*ポルクスがいつもカストルに
ついて回ってるようでもありました。
*それでもケンカなんてほとんどしたことないふたりです。

*魔法が使えるようになったのは、8歳のとき。
*占い師の母が得意としていた魔法です。
*ひとを温かいきもちにする、それだけの魔法の光。
*お祭りで売ってみようと言ったのは、カストルです。
*大人にあこがれる時期だったものですから。

*魔法の練習になるだろうからって、
*母に許可をもらって、売り歩くようになりました。

*カストルの金色のひかり
*ポルクスの銀色のひかり

*コルポサントの灯火、くらやみのみちしるべ。
*祭りのともに、指先のとも。
*それから毎年、ふたりでお祭りで売り歩いていました。

*さて、でもそれは去年までのおはなしです。
(-61) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 20:44:30

【独】 灯火売り ポルクス

*カストルはむかしっからやんちゃっこ。
*街の外、山の向こう、川の先
*いろんなものが気になってたものです。

*いつか旅に出るなんて、何度も聞いてましたし
*その時は僕も着いてくなんて、ポルクスも言ってました。

*ずっと未来のことだって、ポルクスは思ってましたけど
*でも、それはあんまりに急なことだったんです。

*花祭りの一週間前、ポルクスとカストルの16歳の誕生日。
*なんとカストルは急に、
『旅に出る』
と言い出したのです。
*ポルクスはもちろんびっくりしましたし、
*父もびっくりして、引き留めたんですけど

*母はカードをめくって言うのです。
*『決めた事はやり通すべし』ってね。
(-62) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 20:49:07

【独】 灯火売り ポルクス

*だから結局、カストルは旅に出ました。
*ポルクスはついていくかどうか、とっても悩みました。
*でも、カストルはポルクスに言いました。
*『それじゃあ、またな!』って。

*だってそれは、
*ついてくるなってことじゃないですか。

*もちろん、こっちが強く言えば
*ついていくことはできたでしょうけど
*長く居付いた街を離れることも
*まだ通ってる学校を急に休むことも
*いっしょに待ってようと言った父のことばを振り切るのも
*ポルクスにはできませんでした。

*ポルクスにとってカストルは
*いちばん近くにあった、導きのともしびでした。
*けれどもそれが、自分を置いていってしまった。

*離れてすぐは分からなかったきもちが
*ポルクスには湧いて来て、わかってきました。
(-63) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 20:51:43

【独】 灯火売り ポルクス

*おいてったカストルに対して、ポルクスはおこってます。
*ついてきてと言われなかったことを、かなしいと思ってます。

*でもそれよりなにより
*一人というのは、とってもさみしいのだと

*ポルクスははじめて知りました。

*……はやく帰ってきて欲しい。
*はやく戻って来て欲しい。
*そして次こそ、一緒にいくんだ。


*そうやって僕が思うってことは
*カストルだってきっと、そう思ってる。

*だからもうちょっとだけ、待つことにします。
(-64) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 20:57:43
ポルクスは、この機会にきょうだい離れをすることも考えたけれど
(a16) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:04:56

ポルクスは、やっぱりそれはちょっと早かったみたい。
(a17) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:05:19

ポルクスは、だから、終わろうとする祭りの向こう側に金色の灯火を見つけた時
(a18) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:06:00

ポルクスは、走り出さずにはいられませんでした。
(a19) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:06:17

【独】 灯火売り ポルクス

 

     
「───カストル、
       おかえり!」


 
(-65) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:30:36

【独】 灯火売り ポルクス

「しばらく帰ってこないんじゃなかったの?」


        
「ポルクス〜〜〜!一人旅寂しすぎるよ〜〜〜!!」


「そらあそうでしょ、寂しくなかったらどうしようかと思ったよ」


        
「いいもの見っけてポルクスに教えたげようと思ったのに、
 何も見つけないで帰って来ちゃった……」


「そっか、……ばかだなあ、カストルは。
 いいよ、次は一緒に探しにいこ。

 お金稼いで、ラキ兄のランタン買って、
 大人になって、それからにしようよ。」


        
「先が長いなあ……、また飛び出したら?」


「首根っこ捕まえて引き留めてあげるよ、次は。」

(-66) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:37:57
ポルクスは、きょうだいと一緒にゆっくり大人になろうと思いました。
(a20) Rurux_is_me 2022/04/01(Fri) 21:40:28