人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【人】 遊蕩 ディルク

「…………なに、そんなに見て」
「可哀想な僕とデートしてくれるの?」

視線に手を振り、笑みを浮かべる。
昨日とは違って堂々と街を歩いているようだ。

更なる祝福を受けた人間が誰か。

そんなことはもう、どうだってよくて。
(1) sinorit 2024/02/11(Sun) 21:36:05

【神】 遊蕩 ディルク

「聖女様ってやつは意地が悪いね」
「ここまで来るならいっそ全員捕まえればいいのに」

人波抜けて最初の、花冠が被せられた像の下。
見上げて一人、気だるげに。

「……ま、そういうのも魅力なのかな」
(G0) sinorit 2024/02/11(Sun) 21:45:44

【神】 遊蕩 ディルク

「……でもさ」

「これじゃどっちが晒し者か分かんないよね」

更なる祝福を受けた者。受けられない者。
最初は前者が注目の的で、今も変わらずではあるが。

気の毒そうな視線は増して、どこに行くにもついてくる。
(G1) sinorit 2024/02/11(Sun) 21:48:20

【神】 遊蕩 ディルク

「こんなことなら熱心に祈っとくんだったかな」

「……結果は、変わらないかもしれないけど」

光らない痣を撫で、像の前から身を翻す。
自室に引きこもるのは性に合わないようで、
なんでもないような表情を浮かべ、街を歩き続けた。
(G2) sinorit 2024/02/11(Sun) 22:02:51

【人】 遊蕩 ディルク

>>5:18 エミール(5日目続き)

「勿論、いい暇つぶしになったよ。
 それに僕、危険な外も嫌いじゃないからさ」

蟲達を自由に飛ばせてあげられるし、
人よりも素直な動物達も嫌いじゃないから。
実はいつかに森の中ですれ違っていたのかもしれない。

「へえ、それじゃあ今の生活慣れなさそうだね。
 人の目も多いし、今はほら……こんな状況だしさ」

「緊張とは違うかもしれないけど、どっと疲れが来そう」

大変だねと他人事のように言って、
ようやく飲み物へと口をつけた。

「……因みにさ、孤児院はどういう繋がりでの縁?」
(3) sinorit 2024/02/11(Sun) 22:20:03

【独】 遊蕩 ディルク

/*

使わない差分でお送りしまして

5日目の夜、エミールを主として認めた。


面白すぎるよ 僕達吊りじゃなきゃ死ねないから……
もうこんなの、こんなの……生き残りじゃん
主様 エミールPL元気ですか?一緒に晒し者になろうね

まさか妖精陣営なると思わなかった
(-2) sinorit 2024/02/11(Sun) 22:31:43

【人】 遊蕩 ディルク

>>4 エミール(5日目続き)

「……見えるものが違うから、余計に疲れるんだろうね。
 痣持ち僕達民衆彼らでは」

もっと割り切れたなら楽だろうに。
感情を置いていけたなら楽だろうに。

自分達は更なる祝福を受ける側ではないけれど、
受けた者が幸福であるかもまた、その者にしか分からない。
ただ、それぞれに思うことがあるのは確かなこと。

「ふぅん?僕は好かれるタイプじゃないから凄いね。
 なんていうか、人柄なんだろうな」

繋ぎ続けるというのも簡単なことではないのだから。

「………これからも、そうありたいなって思う?」

「例え僕達はこのまま光らなくて、外に出た時、
 これから先の人の目が今と同じように憐れむものであったとしても」
(5) sinorit 2024/02/12(Mon) 0:28:08

【神】 遊蕩 ディルク

残された者達に得る権利がないとするのなら、
初めから痣を持たせ、期待させるべきではない。

「……なんて言っても、意味ないけどさ」

「祈ったところで変わらないなら祈らない方がマシ?」
「どちらの方がより心が救われるかはその人次第」

「僕は、」
(G4) sinorit 2024/02/12(Mon) 0:38:13
ディルクは、…ディルクにも、分からなかった。
(a0) sinorit 2024/02/12(Mon) 0:38:25

【秘】 宝石集め カリナ → 遊蕩 ディルク

「ディルク」

女はどうやらあなたの宿を調べて待ち伏せをしていたらしい。
不満げな顔を隠さずに一通の手紙を差し出してそっぽを向く。

「ごめんなさい?
 デートに忙しくてあなたに会いにいくのが遅れたわ。
 ……痣が光ってない所申し訳ないんだけど、渡すものがあったから」

「私の姉さん……覚えてるわよね。彼女からラブレターよ。
 要件はそれだけ、迷惑なら返していいわ」

どうやらあなたへの用事は、付き合っている人がいるかどうか聞いて欲しいというお遣いらしい。
(-4) toumi_ 2024/02/12(Mon) 0:42:52

【神】 遊蕩 ディルク

>>G3 アンジュ

「だけどさ」
「どうせならもっと女の子には優しくしてあげるべきだよ」

「あ、エミールもう1人にもね」

誰に向かってか分からない言葉を語り続け、
歩く途中で見かけた貴女の前に一輪の花を差し出した。

「……アンジュちゃん、だよね」

「折角のアクセサリーが壊れちゃうよ」
「握るならこっちにしておきなよ」

ね、と馴れ馴れしい態度とともに少ししゃがみ、
笑顔を見せて周囲の視線を跳ね除ける。
(G5) sinorit 2024/02/12(Mon) 0:48:30

【秘】 遊蕩 ディルク → 宝石集め カリナ

周りの視線など気にせず歩き続け、ようやく宿に帰る頃。
自らでは向かえなかったその1人の姿が目に入り、

立ち止まった。

「………ああ、君は素敵な人だからね」

「デートの誘いが沢山あるのも頷ける。
 引く手数多だろうからなかなか僕からも行けなくてね」

ごめんね、と謝罪を返しおつかいには目をぱちくりと。

「…うん。勿論、君のお姉さんのこと忘れてないよ」
「でも驚いたな、今になって聞かれるなんてさ。
 ……まあ、残念ながら今もフリーさ」

「1人を選ぶには魅力的な子が沢山いてね」

本気か冗談かも分からぬいつも通りの姿。
そう言って、止めていた足を貴女に近付くため動かした。
(-5) sinorit 2024/02/12(Mon) 0:56:10

【神】 遊蕩 ディルク

>>G6 アンジュ

「うん、ディルクであってるよ」

呼ばれた名に頷き、己の手から離れた花を見送る。
貴女の髪のように柔らかな色の花。
よく似合うと男は笑みを深め屈めた体を元に戻した。

「知り合いの花屋から買うようせがまれてね。
 縁もあって断れなかったから一輪だけ」

それでも男には不要なもので。
そんな時に貴女の姿を見かけた、という訳だった。

「……さっきのアクセサリー、自分で作ったの?」
(G7) sinorit 2024/02/12(Mon) 1:15:35

【神】 遊蕩 ディルク

>>G8 アンジュ

「そこまで大切にしてもらえるならその花も幸せ者だね。
 どうせならもう1輪買って君の髪にでも飾るんだったな」

柔らかな色は手に、鮮やかな色は髪に。
きっとよく似合っていただろう、惜しいことをした。

「……へえ、器用なんだね。売り物、……っていうと」

「僕も買えるの?それ」

それとももう、その1つ限りだろうか。
貴女の手の上、ペンダントを眺め綺麗だねと呟く。

折角作ったものが壊れず済んで良かったなと再度の思いも込めて。
(G9) sinorit 2024/02/12(Mon) 7:26:48

【人】 遊蕩 ディルク

>>6 エミール

「無愛想だから嫌われるって訳でもないでしょ。
 僕みたいな人間こそそちら側だよ」

子供や動物は鋭い。故に貴方が優しい人間と気づける訳だ。
素直さも、気付く力も、人全てに備わるものではない。
それが貴方という人間の良さの一部なのだろう。

返事を待つ間、すっかり空になった手元の飲み物の缶を握り、
意味もなく音を鳴らす。

「……そっか、まぁ」「難しいよね、納得のいく答えって」

互いの事情は知らない。互いの思いは知らない。
ただ、似ているのかもしれないと感じることは出来た。

「選択には後悔が付き物だ。…見つかるといいね、答え」
「僕は、………そういうの、苦手だからさ」
(7) sinorit 2024/02/12(Mon) 7:42:05

【神】 遊蕩 ディルク

>>G10 アンジュ

「おや、それは今までの君の傍に居た人間が見る目ないとか?」

嬉しいと口にする貴女はとても可愛らしいというのに。
ひとつひとつの言葉が素直に、思いやりでいっぱいだというのに。
花に水をあげるようにこれから沢山振り注げばいいな、なんて。

差し出されたペンダントを受け取り、指先で撫でる。

「………ありがとう、大切にする」
「僕には高い宝石よりも輝いて見えるよ」

提示された値よりも上、を払おうとしたが、
結局それは貴女に気を遣わせるだけかと添えたのは
男がいつも持ち歩いている2本の棒付きキャンディ。
(G11) sinorit 2024/02/12(Mon) 13:45:15
ディルクは、「……ああ、そうだ」
(a1) sinorit 2024/02/12(Mon) 13:45:29

【神】 遊蕩 ディルク

>>G10 >>G11 アンジュ

「例え僕らに更なる祝福がなくても、」
「例え僕らはこのままでも、」

「楽しむ権利はめいっぱいあるんだ」

「俯いてちゃ勿体ないし」
「もしも気が向いたらさ、気が向いたらでいいと思うけどさ」

魔女からの招待状(>> c1)を懐から取り出し、差し出す。

きっとあの魔女は皆に届けているのだろうから、
貴女にも届いているのかもしれないが。

「……行ってみなよ、広場に」

「だってほら、別に"痣持ち"は僕達もだからね」
(G12) sinorit 2024/02/12(Mon) 13:53:03

【置】 遊蕩 ディルク

 
視線は面倒だし苛立ちがないかといえば嘘になるが、
それを感じて楽しまないのも損をしているようで腹が立つ。

だから、らしさをもって楽しむことにした。


昨日と今日の違いは、ただ、それだけ。
(L0) sinorit 2024/02/12(Mon) 14:00:14
公開: 2024/02/12(Mon) 14:00:00

【秘】 宝石集め カリナ → 遊蕩 ディルク

「言い過ぎよ、褒めたって何もでないわ。
 ……あ、ありがとうね! 気遣ってもらって」

アポもなく来たことを今更気付けば、その物腰に何度も食って掛かったことが響いてきた。
体に染み付く記憶と感情が少しちぐはぐして、こほんと息を吐く。

「それにしても相変わらずの遊び人。
 ……でも今になってその気持わかったわ、私」

手紙の中はシンプルなラブレターだ。
といっても成人した女性からとなるとある種重たいと感じるほどには愛のある文章。
忘れられない、また会いたい、などアイドルのファンレターにも見えるようなそれ。

あなたが来るのを待ちながら耳飾りをを揺らす彼女から見える痣の光は鈍い。
首の後ろ項の辺り、髪に隠れて見えにくいがたしかにそこにあり存在を主張していた。

「もしかして誰か好きだった人でもいた? なんて。
 勝手に言っちゃってもいいのならそう言うわよ」
(-21) toumi_ 2024/02/12(Mon) 23:22:03

【秘】 遊蕩 ディルク → 宝石集め カリナ

「僕は本当のことしか言わないよ」

気遣うだとか、礼を言われるようなことは何も。
食ってかかる貴女の態度の理由を理解してはいたからこそ。

「……おや、気持ちが分かるなんて君も遊びを覚えた?」
「でもあんまり遊んでると軽く見られるから気を付けてね」

女の子が軽く見られるのは宜しくない。
冗談か本気かも分からない口調でそう言って、
受け取った手紙に静かに目を通し始める。

「……………ん?ああ、いや」

「……特に、好きな人はいないし作る気もないんだ。
 遊んでる方が楽だし、……………それに」
(-29) sinorit 2024/02/12(Mon) 23:47:59

【秘】 遊蕩 ディルク → 宝石集め カリナ

「──遠くにも行きやすいからね」
「心を、誰かの傍に置いていかなければさ」

「……どこにだって行けるだろう」

「旅がしやすくて、身軽で、気楽だ」

だから、求められても応えられない。
求められないようただの遊びで終わらせる。

その方が、互いのためになるのだから。


…逸れた視線は、どこか遠くを見ていた。
(-30) sinorit 2024/02/12(Mon) 23:51:03

【秘】 宝石集め カリナ → 遊蕩 ディルク

「人であらわさないで、似てるけど、私の場合は土地!
 いろんな場所を回っていろんな人に会いたいけど、
 ……一つを選べって言われたら、悩んじゃったのよ」

家族も、好きな人だ。友達も、好きな人だ。あなたも好きな人だ。
それでも、望んでいたその果てにはあなた達は居ない。

変でしょ、誰とも付き合ってないのに浮気している気分になったのよ。


無事に渡ったその手紙を眺めて、眉を下げる、あなたに押し付けたみたいで申し訳ないから。
お姉さんの恋心の理由なんてただの一目ぼれ、可愛い理由だ。いつか諦めて他の人を好きになるんだろうと思ってた。
でも案外続いて、あの頃の嫉妬していた気持ちが今になって変わった。いつまでも変わらないシステムメッセージだったらなんて思ったらなんだか少し怖い。

一人の女の人のはずなのに。
あなたもただの一人の男の人のはずなのに。

「それこの間聞いた。
 私の一番近くに居た女の子もあなたみたいな遊び人に告白したのよ」

「ね、その旅の先に何が」

両手の指をつんと合わせながら、さも分かった風に。それでも確信はないので伺うように細心の注意を払って言葉を言い換えた。

「何をしたい?
 女の子としっかり付き合うよりもやりたいことあるから旅をしてるのよね、姉さんへの返事に付け加えるわ」
(-34) toumi_ 2024/02/13(Tue) 1:26:03

【秘】 遊蕩 ディルク → 宝石集め カリナ

「これは失礼。君に限って僕と同じはないよね」

この反応は揶揄いのつもりだったのかもしれない。
貴女の言葉に頷き、手紙片手に笑っている。

「まあでも、選択の難しさなら分かるよ。
 僕は選ぶのが苦手だからね。出来る限りそれをしたくない」

だからディルクという男はこうだった。
それは貴女が見てきた中でも理解出来ることだろうし、
その裏にもしかすると、他の意味も添えているのかもしれないが。

視線を戻し、貴女の光る痣へと向ける。

「……何、か。そうだね」
「…………何も、ないのかもしれない」

「それでも、理由なんて些細でもいいんだ」

"旅"の中に理由を見い出す形でも、構わないだろうと。
ほんの少しの、例えば、見たこともない空が見たいだとか。
例えば、いつかに本で見た花を直接見たいだとか。
それくらい些細な理由をつけて、旅をしたいと願う。

「幸い僕には兄がいて、家にも縛られていないしね」
「……どこへ行っても、変わらないから」
(-36) sinorit 2024/02/13(Tue) 1:55:07

【神】 遊蕩 ディルク

>>G13 >>G14 アンジュ

「可愛がる、か。…気持ちは分からなくもないかな。
 1年、2年もすればその印象も変化するかもしれないけど」

今でも磨けば光る、水をあげれば綺麗に育つ。
そんな要素を秘めていると考えられるのだが。

「勿論、楽しんじゃダメなんて他人が決めるものでもないし」
「それにほら、祭りの時間には限りがある。
 この祭りの思い出を作るには今しかないんだから」

手から離れた3つを、君の元にあるそれらを暫し眺め、
笑みを深めた男はようやく、ペンダントを懐へと仕舞い。

「……こちらこそ。それと、行ってらっしゃい」
(G15) sinorit 2024/02/13(Tue) 11:57:48
ディルクは、アンジュを見送り、自らは広場に向かうことなくまたどこかへと歩き出した。
(a2) sinorit 2024/02/13(Tue) 11:59:07

【独】 遊蕩 ディルク

「……それにしても、」

本当にパーティを開くなんて実行力の塊だな。
きっと素敵な装飾だとか、用意が成されているんだろう。

「まぁ、でも」
「人を送り出して直ぐに向かうのもね」

どこに行こうかな、なんて足を適当に動かす。

行き先は特に、決まらないまま。
(-49) sinorit 2024/02/13(Tue) 12:05:42

【人】 遊蕩 ディルク

>>9 エミール

「ああ、そういうこと。…誰にでもいい顔はするけどね。
 それを好ましく思わないやつはちゃんといるよ」

好感度は目に見えないから理解し難いのは確かに。
しかも普段は別の場所で暮らしているなら尚のこと。
だからこそ素直でいられるのかも。

「……ふぅん?随分と難しい約束したんだね。
 まあすぐに出さなきゃいけないわけでもないんでしょ?」

それならもう少しくらいは時間があるし。
悩めるだけ悩んで最後に答えを出せばいい。
…人のこととなると簡単に考えられるのだがどうにも。

決断という行為から逃げてきた代償というやつだろう。

「…んー、いやなお互い様だ」
「けど、そうだね。お互い後悔少なめにいられるといいね」
(10) sinorit 2024/02/13(Tue) 22:48:41

【秘】 宝石集め カリナ → 遊蕩 ディルク


「……ディルク」
「ねぇ私は何をしたいって聞いたのよ」

「何もしたくないの? 穏やかに生きたいなら家を持つとか、
 冒険者してるならちょっとは野望があるとおもったんだけど。
 些細なものってなんか年寄りみたいなこと言うのね……」

ため息を吐いてよくわからないな、と眉を顰める。

「このままじゃあんなつまらない男やめておきなさいって私言うことになるわ。
 アタックされててもいいわけ?
 私は姉さんを振って欲しいのよ、キープしたいならいいけどね!」
(-81) toumi_ 2024/02/14(Wed) 17:21:06