人狼物語 三日月国


79 【身内】初めてを溟渤の片隅に【R18】

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プロローグ

【人】 とある書物



   はじめての物語を
   たいせつな想い出を

   紡いで、頁の片隅に

 
(0) master 2021/06/17(Thu) 15:37:34
到着: 飴湯

【人】 飴湯



   わたしのはじめてのおもいで?

   おつかいだよー!

 
(1) ゆき3 2021/06/17(Thu) 15:45:21
飴湯は、メモを貼った。
(a0) ゆき3 2021/06/17(Thu) 15:47:21

到着: 雨宮 健斗

【人】 雨宮 健斗


[ は、と気付けば机に突っ伏したまま寝落ちて
いたらしく、スマホの時計はAM3:00という
恐ろしい時間を表示している。

やべえ、と呟いて身体を起こせば
分厚いコンクリートに囲まれた防音室は
静寂が耳に痛い。

固まった身体を伸ばして息を吸う。
生理的な耳鳴りが聞こえる。 ]
 
(2) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 19:42:41

【人】 雨宮 健斗


   ─── 耳音響放射、だっけ。


[ 単調な音が不快な夜更け。
やりかけの課題を雑多に纏めながらスマホを弄る。
この時間にでも癒してくれる音はFMにあって、
アプリを立ち上げれば柔らかな声が鼓膜を撫でた。]


   『みなさんこんばんは、いい夜ですね。』
 
(3) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 19:44:29

【人】 雨宮 健斗


[ ごくごく小さな音に設定しているスマホから、
しっとりしたジャズのメロディ。
とん、とん、とひとりでに動く指。
主旋律を拾ってばかりだった耳がいつのまにか
太く柔い低音を追うようになっていることに
ふと、気付く。
うは、と笑って。 ]


   ─── 顔見てェな。


[ 閉まっていた蓋を開けて。
そっと、鍵盤に指を乗せる。
ピアノ弾きの端くれの自分から見ても羨ましく思う、
その手を思う。

触れたい
なんて、
夜更けにはやけに素直。 ]
 
(4) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 19:46:26

【人】 雨宮 健斗


***

   『おつかれ。今日って練習?
    メシ食わねぇ?』


[ 滅法朝に弱い恋人が、どうにか目覚めているであろう
時間を待って、
待った割には愛想のないメッセージを送った。

夜更けには素直だったからと言って
顔が見てぇとか会いたいだとかなんとか、
思ってる通りの可愛いことはなかなか
口には出しづらい。

まぁ言ったところでまじまじと、
熱でもあるんじゃね?と返されそうな気は
しないでもない。]
 
(5) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 19:47:51

【人】 雨宮 健斗


[ 高校時代の親友、という肩書きが
恋人、に昇格して暫し。

超がつくほど過保護な母親が用意したマンションで
送る大学生活は、まぁわりに慌ただしい。

酷使を余儀なくされる左手はガチガチに
強張っていて推定握力5程度。
いででで、と唸りながら反対の手でぐにぐにと
押して解して。
ちょっと考えてメッセージを付け足せば、
さて返信はあっただろうか。 ]


   『会えるんならそっち向いて出てくし、
    うちでもいいなら今日小夜子(母)が
    持ってきたカレーがある。』 *
 
(6) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 19:49:30
到着: 矢川 誠壱

【人】 矢川 誠壱



[朝が弱いのは、昔からだった。
 スマートフォンのアラームの音は聞こえない。
 電話の着信音だって、聞こえない。
 ただ、ひとつ、メッセージの着信音。
 鳴ったそれに、瞼が薄く開いた。]

 
(7) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:20

【人】 矢川 誠壱



[ぱちぱちと瞬きを繰り返して、
 ぼんやりとした視界を鮮明にすれば、
 手に取ったスマホの画面に表示された
 スヌーズの文字をキャンセルして、通知の確認。
 そこに表示された名前を見れば、
 ふにゃりとそれはそれは緩んだ笑みを浮かべ、
 うつ伏せのまま、頬を枕につけていた体勢を
 仰向けに変えて、顔の目の前に画面を持ってくる。
 スライドして開ければ、そこに表示される
 大切な親友───そして、今は、恋人となった
 その人の名前に目を細めるのだ。

 憂鬱な朝も、そんな些細なことひとつで、
 こんなにも幸福感を感じられる。
 それが、うれしくて。]


 「おはよ」


[きっと、己の目覚める時間にあわせて
 くれたのであろう、愛おしい彼に、
 まずは朝一番の挨拶を。]
 
(8) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:39

【人】 矢川 誠壱




 「今日は休み」


[大学に入って、一人暮らしを始めた恋人。
 ちょうどいいから、と己もはじめようと
 思ったのだけれど、いずれは離れるのだから
 もうすこし実家にいたら、と母の声に
 仕方なく今はまだ実家暮らし。

 ───実家とは言っても、転勤族だから、
 父と母はまた、己が大学生活を送る途中で
 また別の土地へと引っ越すだろうから、
 本当に、いずれは離れる住処、だ。]

 
(9) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:58

【人】 矢川 誠壱



[『会えるんなら』という言い回しに、
 ふ、と眦を下げる。

 それって会いたいってこと?って
 そう聞きたくなるのを抑える。
 恥ずかしがり屋の恋人の赤の差した頬は、
 会って見るほうが、いい。]


 「小夜子さんのカレー好き。
  じゃー雨宮んち行っていい?」


[そう、打って送って、それから、
 思案して、5秒。]
 
(10) ななと 2021/06/17(Thu) 20:54:19

【人】 矢川 誠壱





  「会いたい」



[まずは己から、素直になってみたけれど、
 ───なんとなく、このメッセージを
 見た雨宮の顔もみたかったなって、
 そんなことを思ってしまうのだ。]*

 
(11) ななと 2021/06/17(Thu) 20:54:38

【独】 矢川 誠壱

/*
わーい!初夜村だー!
五億年ぶりくらいに左をやるので緊張するね!
え?左だよ?左ですよ?はい
これは決定事項ですよろしくおねがいします!
(-0) ななと 2021/06/17(Thu) 20:56:28

【独】 雨宮 健斗

/*
はーーーーーだめだ
毎回のことですけどプロで死ぬ
プロどころじゃねぇ初手で死ぬ
(-1) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 21:52:45

【独】 雨宮 健斗

/*
ろるを何回も読んで噛み締めてを繰り返すからすすみません

は!
ななとさんこのたびはほんとなはありがとうございます
わたしの夢を叶えてくださって
村まで建ててしまったよ
杏さんも、色々支えてくれてありがとうございました
よろしくお願いします
(-2) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 21:57:36
到着: 忽那 潤

【人】 忽那 潤




    今度の週末は……
    美鶴さんの作った飯食べたいわぁ。



[ 付き合って少しした頃。
  会社のデスクでデスクトップとお友達の奴。
  頭の中で考えていたことが
  奴の口から吐き出され、風に乗って
  どこか遠くに行ってしまった。

  可愛い恋人が金土日と泊まってくれるので
  いつも奴が彼女に食事を作る。
  美味しそうに食べてくれるから、
  作ることも苦ではない。
  それに加えて、朝ご飯を勝手に作り
  隣人特権として彼女と食べることもある。

  けれども、彼女が作るものも
  偶に恋しくなってしまうのである。   ]



(12) anzu_kin_ 2021/06/17(Thu) 22:18:46

【人】 忽那 潤



   『忽那、仕事しろ』

    …………

   『おい、忽那ー。週末予定あんのかー』

    あ、週末は予定あるので無理っす。


[ 仲のいい先輩。通称パンケーキ先輩。
  彼女と付き合う前まではよく
  彼のメイドカフェに同伴していた。
  スイーツ目当てであってメイドは全く。

  会社の作り上土日祝は基本休み。
  故によく行っていたのだけれど、
  恋人ができてからは遠慮していた。
  誤解されるのが嫌だったから。

  先輩の声かけのおかげで
  現実に戻ってきてしまったので
  ひとまずは仕事をすることに。   ]*



(13) anzu_kin_ 2021/06/17(Thu) 22:27:43

【人】 忽那 潤




    今度、うち来た時

    最初の日だけでいいから

    晩御飯作ってくれません?



(14) anzu_kin_ 2021/06/17(Thu) 22:29:08
忽那 潤は、メモを貼った。
(a1) anzu_kin_ 2021/06/17(Thu) 22:29:48

【人】 雨宮 健斗


[ 思っていたよりずっと早くスマホが震えた。

自分はすっ飛ばした挨拶が、短くもきちんと並ぶ。
『おはよ』の三文字に唇の端が上がった。

今日は休み、と続くメッセージ。
高校時代から続いている彼のバンド。
ライブがあるとか近いとかそんな話があれば
聞いていたかも知れないから、
うまく休みが合ったことがラッキーで、

嬉しいと思った。 ]
 
(15) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:51:19

【人】 雨宮 健斗


[ 小夜子のカレーに寄せてくれた好意と
付随する回答にまた表情が緩む。 


わかった、待ってる。
そう文字を打ちかけたら、わか、くらいのとこで
まるで遮るように、言葉が画面に落ちてきて>>11 ]
 
(16) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:53:06

【人】 雨宮 健斗


   ─── ……っ


[ くっそ、と呟いて思わずスマホを握ったままの
腕で顔を覆った。

飾らない、剥き出しの感情は
たった四文字のくせに破壊力がある。
自分もそう言えればいい、とわかっていて、
なかなか素直になるのは照れ臭いし
勇気がいるものだ。 ]
 
(17) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:54:06

【人】 雨宮 健斗


   ─── ッ……この天然人タラシめ……


[ 負け惜しみを口にしながら、
情け無く熱を持つ顔で。

短い言葉を、スマホの画面がいい加減にしてくれと
言い出しそうなくらいには打っては消して、
消しては打ってを繰り返し、 ]


   うわ、


[ 最終的にやっぱり消そうと思った指が滑って、
送信ボタンを押していた。 ]
 
(18) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:56:25

【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱




   『おれも』


 
(-3) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:56:49

【人】 雨宮 健斗


[ 焦ったけれど。
送信を取り消すようなことはしなくて。


  『待ってる』


と付け足した。

送ったあと、やっぱり少し頭を抱えた。 ]
 
(19) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:57:31

【人】 雨宮 健斗

***

[ サボってきたツケが回って第一志望には
縁がなく、それでもなんとか引っかかった音大に
喜んだのは俺以上に母小夜子で。

寮でいいって言ってんのに張り切って
探してきたマンション。
防音室にはグランド置かれてました。
マジかよ、過保護半端ねぇ。

ちょいちょいやってきては食事を持ってきたり
掃除をしていく母親に辟易しつつ感謝しつつ。

おかげで今日は部屋は綺麗。
タッパーに入れられたカレーを冷蔵庫から取り出して。
換気扇の下で、ようやく煙草に火をつけた。]*
 
(20) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:59:55