人狼物語 三日月国


80 【身内】とある天使の温泉旅行【R18】

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極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 とある書物


 
 
      [これはある日常の一幕]


  
(0) master 2021/06/25(Fri) 10:44:06
村の設定が変更されました。

きぐるみ ピギーが参加しました。

【人】 きぐるみ ピギー


コンニチハ!
ボク ピギーダヨ!!

[大通りでは着ぐるみが道行く人に風船を配っている**]
(1) gunon 2021/06/25(Fri) 11:02:06
櫛田三四子が参加しました。

【人】 櫛田三四子



[痴話喧嘩 【ちわ-げんか】

男女の間で行われる喧嘩。
主に恋人や夫婦などの関係にある者同士がする
色恋絡みのたあいない喧嘩を指す。]

 
(2) guno 2021/06/25(Fri) 17:38:48

【人】 櫛田三四子

[大学を卒業し、社会人になって早1年。

編プロでの仕事にも少しずつ慣れ、
ちょこちょこと先輩のお零れを貰いながら
要領を掴み始めてきた頃合い。

同時期に付き合い始め、
そのまま同棲・婚約と相成った
恋人との交際も頗る順調であり―――
まさに人生の春と言ってもいいだろう。

ふつうの人間とは言い難い身ではあるものの
それなりに人並みの幸せを享受し生活を送っていた。]
(3) guno 2021/06/25(Fri) 17:43:43

【人】 櫛田三四子

[休みを合わせて温泉に行こう、と言うのは
どちらが言い出したんだっけか。

一つ屋根の下で過ごしはじめて数ヶ月
お互いのこともそれなりに知り
やや慣れが出てきたとはいえ、
恋人になってからは初めての旅行。

うきうきと指折り数えて楽しみにしていたし
それはもう記念すべき思い出になる

……………… 筈だったんだけどなあ]
(4) guno 2021/06/25(Fri) 17:45:34

【人】 櫛田三四子


………ふぅ。


[ぶすっとした顔で、小さくため息をついた。

外は憎らしい程に快晴で、絶好の旅行日和である。
宿泊予定の旅館もレトロな風情があり、
夜はきっと幻想的な風景になるのだろうなと感じさせた。
(当然だ、だって私が選んだんだからね!)

にも拘わらず互いの間には
何とも言えない微妙な空気が漂っていて。

何でこんなことになったんだっけな、
なんて本日何回目かの文句を心の中で零しつつ
受付でチェックインを済ませる。]
(5) guno 2021/06/25(Fri) 17:47:29

【人】 櫛田三四子

[荷物を部屋まで運んで貰い、
女給さんに笑顔で礼を言った後。

畳の個室。
せっかく奮発して内風呂つきの部屋にしたのに
何となく今ははしゃぐ感じにもなれなくて、
もくもくと簡単に荷ほどきをする。]

大浴場。
さっそく入って来ようと思うんだけど、
宙どうする?

[まだ日は高いが、明るいうちの風呂もオツなものだ。
……というのは口実で、空気に耐えかねただけだけど。
ちらりと様子を窺って尋ねる。**]
(6) guno 2021/06/25(Fri) 18:02:13
倉科 宙が参加しました。

【人】 倉科 宙

 

[合コン 【ごう‐コン】

「合同コンパ」の略。
出会いを求める男女数人が集まって行われる
コンパ(飲み会)。】

 
(7) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:33:54

【人】 倉科 宙

[なんて、今更辞書を引くまでもなく知っている。
大学時代、どうしてもと頼みこまれて頭数合わせに数回、顔を出したこともあったな程度。
今や結婚も視野にいれて同棲している恋人がいる俺には、まったく、これっぽっちも、興味なんてない集まりだ。

だから。

日頃世話になってる職場の先輩に、「飲みに行くぞ」と。
同僚数人と共に連れてかれた店内、同人数の女性陣が集まっているテーブルに案内されたのは、完全に不可抗力だった。]
(8) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:34:08

【人】 倉科 宙

[騙された、とすぐに気づいて抗議しようとした口は、先輩の手に塞がれ「これも付き合いだ」と、笑顔の圧を受け。
絶賛恋人募集中の同僚らからの頼みこむような視線に、場の空気を壊すのも憚られて。
しぶしぶ、俺もテーブルにつくことになってしまった。

とはいえ、愛想を振りまく気なんて最初からなく。
無愛想な顔で、ちびちび酒を飲んで料理をつまんで。
いい感じに酔って声を掛けてくる女性陣や同僚の声に、適当に相槌をうって。
ただ時間が過ぎてくのを必死に辛抱していた最中。


 『今日、職場の飲み会いってくる』


そう、事前に連絡しておいた恋人から。
かかってきた電話に、無性に彼女の声が聞きたくなって。
さりげなく席を外し通話をしてしまった、その結果──── ]
(9) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:34:56

【人】 倉科 宙


[──現在。]


 ……三四子?
 部屋まで荷物運んでくれるってさ。


[聞こえたため息に振り返るけど、視線が合わない。>>5
ここまできてその顔かよ、と少しむっとしつつも。
旅館の受付なのもあり、何も言えず案内された部屋へ向かった。

そして、通された畳部屋。
窓の外に広がる風景が、ネットの口コミ写真で見たよりも鮮やかに感じるのは天気に恵まれたからだろうか。
夜の風景も素敵なのだと、予約の時にはしゃいでいた彼女を思い出して、振り返るけど。>>4
そこにあるのは、あの日とまったく違う表情だった。]
(10) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:35:59

【人】 倉科 宙

[職種が違えば、休日も違う。
だから、前々から休みを合わせて計画した初温泉旅行。
この連休の為に俺は、予め仕事を前倒しにしたり、終わらない同僚の分まで作業を手伝ったりと、数週間前から忙しく。
家に帰っても彼女と擦れ違い気味で、最後にちゃんと顔を合わせて会話したのはいつだろう。

それでも、きっと旅行を楽しみにしてくれてるって。
そう思って頑張ってたのだけど。]


 …………はぁ。


[小さくため息をつき。
女給さんが下がった部屋に二人きりで、落ちる沈黙。
微妙な距離をとったまま、俺も荷ほどきをしつつ。
気配だけは彼女を追いながら、どうしたもんかと弱り切ってしまう。]
(11) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:41:58

【人】 倉科 宙

[道中、並んで乗った電車の中。
心地いい揺れとここ数日の疲れもあって寝落ちてしまい、彼女の仏頂面がいつからだったか気づくのが遅れたのも、きっと不味かった。
どうせ旅館を見たらいつもの調子に戻るんじゃないかなんて、都合のいい期待でしかなかったわけで。]


 じゃあ、俺も行く。
 でもその前に、三四子。


[呼ばれた声に、振り返り。>>6
部屋に備え付けられてる男物の浴衣を手に取りながら。
どう言ったものか、少しだけ悩んで。]
(12) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:44:37

【人】 倉科 宙


 ……その、
 あの日のこと、まだ怒ってるのか?

 一度説明したけど、
 ただの飲み会だと思って行った先が
 合コンだったのは、先輩に騙されたからだし。
 そもそも俺らは自分から恋ができないから、
 三四子が心配するようなことは何もなかった。

 それはわかってくれたと思ったけど、違ってたか?


[ゆっくりと彼女との距離を縮め。
さっきから視線の合わない顔を、覗きこもうと。**]
(13) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:44:47

【独】 倉科 宙

/*
ひさしぶりのみよこに、ふふってなってる……
ぶすっとしてる顔もかわいいなぁ!
でもさすがにこの状況で宙はそんなこと言える余裕ないね……

仲直りしてイチャイチャめざすぞ!
(-0) SUZU 2021/06/25(Fri) 22:52:16

【独】 櫛田三四子

/*
わーいわーい宙だ!!!
痴話喧嘩しよって話だったからぎくしゃくしてみたけど
すぐ絆されちゃう予感しかしない!!!わたしは!!!!
ちょろいから!!!!!!
(-1) guno 2021/06/25(Fri) 23:26:33

【人】 櫛田三四子

[―――話は少し前に遡る。

お互い最近仕事が忙しく、
職種が違うのもあり、
なかなか共に過ごす時間が取れずにいた。
休みがあっても家でだらだらして終わってしまうことが多く…

それはそれで嫌なわけではないけれど、
「宙、温泉に行こう!」と
いつもの突飛さで言い出したのは
リフレッシュがてら偶には新鮮な気持ちで
デート気分を味わいたいなと
そう思っての事だったのだ。

向こうだって何だかんだ言いながらも
乗り気でいてくれていた、と思う。多分。]
(14) guno 2021/06/26(Sat) 11:03:43

【人】 櫛田三四子

[休みを捻出するために根を詰めた恋人の帰りが
益々遅くなって顔を合わせなくなったことも、

弥子から聞いた流行の情報を元に
旅行プランをあれこれ相談しても
(6割くらいは脱線して、親友とどこそこに遊びに行った話になってたかもしれないけど)
どことなく気のない返事をされることも、

帳尻合わせの為には仕方のないことだ。
そう思っていたのに。]
(15) guno 2021/06/26(Sat) 11:07:25

【人】 櫛田三四子

…………ああ、宙?

先々週録画してたドラマだけどさあ、
これってもう消しても ……―――?


[今日は職場の飲み会で遅くなるって
あらかじめ聞いていた日。>>9

夕食を1人で先に済ませ、
(余談ではあるが同棲を始めて以来
 ある程度食生活は改善されていた。
 家事は当番制のため、
 最初は酷い物だった自炊の腕も
 それなりにちゃんとしたものが作れるようにはなった
 ―――閑話休題。)

珈琲を入れて映画でも見ようかな、というタイミング。
あまり帰りが遅くなるようなら心配なのもあって、
ちょっとしたことで電話を掛けた。
それだけだったのだ。]
(16) guno 2021/06/26(Sat) 11:07:57

【人】 櫛田三四子

『宙く〜ん、何してるの〜?こっち来て飲もうよぉ』


[携帯越し、すぐ近くで甘ったるい女の声がして一瞬固まった。

詳しく問い詰める前に通話は切れてしまい、
その後何時間か悶々と過ごすことになる。

………帰って来た彼曰く
ただの飲み会だと騙されて連れて行かれたこと。
電話の向こうの女性とは初対面でありなんでもないこと、
その弁明は受け、一応は納得したものの……]
(17) guno 2021/06/26(Sat) 11:14:30

【人】 櫛田三四子

[その後もすれ違いは解消されず、
微妙にぎくしゃくしたまま今に至ると言うわけだ。

距離を保ったまま声をかければ
ゆっくりと彼が距離を詰める。>>13

顔を覗き込まれれば
ドキリと心臓が跳ねるのが分かって
慌てて目を逸らした。]


…………それは分かってるし。怒ってないし。
宙がまじで浮気するとは思ってないし。


[言葉とは裏腹につっけんどんな言い方になってしまう。

そう、分かってるとも。
そもそも我々は自然に恋が出来ない種族であるし、
それを差し引いても彼が不貞を働くような
不誠実な奴じゃないってことくらい。

そりゃ最初はどういうこと!?
って怒りをあらわにしたけれど、
今は別に本気で疑ってるわけでもない。

頭では分かっているのだ、]
(18) guno 2021/06/26(Sat) 11:18:16

【人】 櫛田三四子


   
          
………でも、




[言葉を区切り、口を引き結んだままじっと彼の方を見つめる。]
(19) guno 2021/06/26(Sat) 11:19:12

【人】 櫛田三四子

[

(でも、仲良さそうだったじゃん。名前で呼んじゃってさ。
 恋が出来なくてもセックスは出来るんでしょ?
 男女が飲みに行って何があるかなんてわかんないし)


   ―――違う。


(大体誤解されるようなことする方が悪いんじゃないか。
 私が分からずやみたいな言い方してさ)


   ―――これも違う。


(行きだって話しかけても寝てるしさ。
 楽しみにしてたのは私だけみたいじゃないか)


    ……………                   ]
(20) guno 2021/06/26(Sat) 11:23:52

【秘】 櫛田三四子 → 倉科 宙




(………もっと、構ってくれてもいいのに)


 
(-2) guno 2021/06/26(Sat) 11:40:04

【人】 櫛田三四子

[――――駄目だ。
碌な台詞が出てこない。
余計喧嘩になってしまいそうだ。

もにょもにょと口元を蠢かせた挙句
ふう、とまたひとつ溜息を吐いて、
諦めたように首を横に振った。]


………なんでもない。行ってくる。


[備え付けの浴衣とタオル、
自前のお風呂セットを持って
身体をすり抜け、そのまま部屋を出ていこうと**]
(21) guno 2021/06/26(Sat) 11:40:26