よし、今日は沢山笑った顔見るぞ。

　　　

[>>0:17結果的に長い付き合いになった訳だけど
私が嫌な顔をしなかったのは、彼が飽きると思っていたから。
まぁどうせなぁなぁで終わると思っていたから
特に深く考えずに付き合っていたのだけど
それが1ヶ月、2ヶ月、半年、1年……

気付いたのは意外と居心地が良いということで
だからそのままずっと恋人を続けて来た。
本当の意味で恋人になったのは高３ぐらいだろうか。
あるいは初夜を迎えた日だろう。
どこからが恋人なのかと言われると、私も分からないからだ。]


　　ん。
　　起きたわよ。

[首元に口づけをされたから、ゆっくり目を開けて
それから彼の頬に軽くキスをして
彼のバグからノロノロ抜け出すと
ベッド脇のタバコを手に取る。]
　　

[普段は私は電子タバコ。
吸い殻を捨てるのが面倒だからだ。

とはいえ、よくこうして彼の紙のタバコを貰ったりもする。
紙の方が味は濃い感じがする。

じっ、とライターで火をつけて
ベッドに腰をかけながら、タバコをゆっくり吸う。
気流によって煙草が燃えて、先端が赤く灯る。
すぅ、っと肺に煙を吸い込んで
ふぅ、っ、とゆっくり口から吐いた。]

　　おはよ、優斗。
　　まだ眠い？

[と後ろの彼に聞くだろう]*