【鳴】 志隈……あれ…ドアの枠で……懸垂してた…元気なお兄さん……ですか…? お久しぶりです…… [ぎらぎらと照りつける太陽、砂埃の舞った地、 この国の様式とは違うような発展性の低い古びた住居の前に、 10代前半の表情の乏しい子供が立っている。 そちらに気付いたら、目に警戒の色を僅かに滲ませながら、 ぺこりと頭を下げて。 ──日差しがあっても暑さを感じる事はなく、 空気は清浄そのもので、息苦しさを感じる事もない。 違和感を覚えるのは容易だろうか。 顔を上げて、一つゆっくりと瞬きすれば、 作った警戒の色は消え。] ……ごめんなさい…冗談です。 ここは月の届かない奥底。 貴方にとってはただの夢なのかもしれません。 何か、俺について知りたい事はありますか? [あの時出会ったものとも、 それ以上に本来のものとも違うように、 怯えもない少年は話しかける。] (=0) louz 2020/09/29(Tue) 7:40:22 |
【鳴】 志隈[質問があってもなくても、 暫くすると辺りには球体が幾つか現れた。 地面から吸い付いて離れない鈍色の重そうな球体と ふわりと浮いていて空高くまで飛んでいきそうな淡色の球体。 少年は視線を落とし手慣れた様子で鈍色の球体を磨き始める。 試しに1つと少年は淡色の球体を彼の方へと押しやった。 触れた感触はなくも球体にぶつかったと認識した時、 『見る』『見ない』と文字が浮かび上がり、 見るを選択をすれば彼の脳内に別の光景を見せただろう。]* (=1) louz 2020/09/29(Tue) 7:40:27 |
志隈は、メモを貼った。 (a1) louz 2020/09/29(Tue) 7:46:31 |
【人】 在原 治人[素知らぬ顔を崩してやりたくて 髪を整えようとしていた その指で、もう1本針を手に取った。] お前が納得いくまで 俺が美しく仕上げてやるよ [無視できない痛みを ただ与えたいだけじゃない。 己が感じている美を否定されたのも 気に食わない。 ぎゅっとキツく左胸の尖りを摘みあげ そして─────…]* (7) YA'ABURNEE 2020/09/29(Tue) 8:05:21 |