人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 女子高生 渡辺 入矢

 
    
── 自宅 ──




    りんらん らんら もえぴったん♪



[私を差し置いて
 親友と同じクラスになった叔父さんを
 ゲームで倒すイメトレはばっちり。

 歌いながら今日の夕飯の支度を済ませていた。
 お野菜とお肉をテキトーに切って
 電気圧力鍋に放り込んでスイッチを入れるだけで
 渡辺家のゴハンは大体出来上がる。

 科学の力ってすげー! のよ。]
 
(218) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:03

【人】 女子高生 渡辺 入矢

 
[多めに作って余らせて
 明日のお弁当にも入れるんだ。

 なお、味の保証はない。
 私もはるおじも、料理は得意じゃない。
 お腹に入れば何でもいいよねって感覚だ。

 これでも世界中を旅する根無し草の母さんよりは
 ずっとマシなもの食べられてるとは思う。]



    (チカ、一緒にお昼食べてくれるかな……)



[クラスの中で寂しくないように
 新しい友達、出来てて欲しいけど……、
 自分より仲良しの子は
 出来ないで欲しい、なんて思っちゃう。

 私って嫌なやつだ。]
 
(219) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:08

【人】 女子高生 渡辺 入矢

 
[はるおじが帰ってくるのは自分より遅い。

 お米を研いで炊飯機のスイッチも入れたら
 自分の部屋に行ってノートを広げる。

 最低1ページ埋めなきゃいけない学習ノート。]



    んー、これでいっかぁ



[苦手なものって、やる気になんない。
 比較的好きな教科・英語の
 配られたばかりでぴかぴかの教科書を取って
 文章を写して、訳を並べて行った。

 小賢しく行間をとって空白多く1ページ埋めたら
 シャーペンを放り捨てる。
 イヤー、ヨク頑張ッタヨネー私。]
 
(220) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:12

【人】 女子高生 渡辺 入矢

 
[あとは、はるおじが帰ってくるまでゲーム三昧だ。

 上機嫌に袖机から取り出すのは
 
あつまる!にゃんこの森
、略して
あに森

 根強い人気を誇るゲームの最新作、らしい。

 これまで触れたことがなかったんだけど
 親友がやるらしいと聞いてから
 はるおじに頼みに頼んで、買ってもらった。
 出世払いだ。

 無人島を自分好みに開発して、
 可愛らしいねこの住民と共生するゲーム。
 ネットで繋いで、それぞれの島は行き来ができるらしい。

 雑草まみれで如何にも未開の地! という有様を
 見せたくはないから(誰もが通る道とは言え、ね)
 頑張って島を綺麗にしたら、チカと一緒に遊ぶの。]
 
(221) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:23

【人】 女子高生 渡辺 入矢

 


    あ、これかわいい 絶対チカに似合う〜



[風船を落としてゲットしたリボンが
 お互いがリアルで付けてるのに似ていて
 思わずふふ、と顔が綻ぶ。
 私が彼女を真似して付けるようになったんだけどね。]
 
(222) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:31

【人】 女子高生 渡辺 入矢

 


    チカの子にプレゼントしよっと♪



[私のキャラは男の子だから、付けても合わないし。
 ランダムドロップで手に入れたものだから、
 先にプレイしてるチカでもまだ持ってないかも。
 ゲームの外も中も、私のチカは可愛いに決まってる。
 綺麗にラッピングして、彼女と遊べるときに備えた。*]
 
(223) nagaren 2020/05/19(Tue) 23:51:43

【人】 楊 宇静



[用事があるわけでもなかったし、門の前までは行ったこともないので、もっと距離がありそうな気がしていた学校は、案外近くから入れたようで。>>172]


  へー、ここから入れるのか
  どこから入ってるんだろうと
  いつも気になってたよ

  わたしはここはまだ公園と思ってた


[物珍しげに門の造りや、周りの風景を落ち着きなく眺めながら、そんな感想をもらして。

いよいよ敷地の中に入れば、やはり宇静にとっては未知の領域。読めないながらもポスターに目を奪われたり、見たことのあるような気はするものの、それが何だったかまでは思い出せないような肖像画に首を捻ったり。>>174]

 
(224) redegg 2020/05/20(Wed) 0:12:18

【人】 楊 宇静



[それでも穂村から離れて迷子にならないように、少し間が空くたび、少し歩調を早めては詰めての繰り返し。

やがて、色んな音が混じり始めた>>175なら、ほう。と息を吐き出して、目を見開いた。]


  すごいね、音の波みたいだ
  いっぱいの違う波が来たり、来なかったり

  でも、いっぱいで楽しいね


[明らかに聴覚を刺激して脳に入ってくるには情報過多で、統一感のない、ともすれば雑音とも呼べるものたち。

それでも、その一つ一つに耳を傾ければ俄に輝く何かを感じ取れて、興奮してしまう。]

 
(225) redegg 2020/05/20(Wed) 0:13:33

【人】 楊 宇静



  わたし楽器はギターだけだけど
  他の楽器の音も好きよ

  もちろん人の歌うのも


[と、更に聴こえてくる音の根源に辿り着こうと、惹かれるままに或る部屋に近付こうとしたなら制止の声。>>176

いまいち彼の言うことを想像できなかったが、そういうものなのだろうか。慣れている人間が言うならきっと間違いではないのだろう。なんて解釈して。
残念。と呟いたなら、すごすごと彼の後ろに戻る。]

 
(226) redegg 2020/05/20(Wed) 0:14:14

【人】 楊 宇静



  わたしここで待ってたら良いのか
  わかったよ、いいこにしてる


[そしてやがて、目的地に辿り着いたらしい穂村にステイと言われてしまえば>>179、流石にアウェイで勝手は出来ないと素直に指された椅子に行儀良く座って待機の姿勢。

ここでだって詳しくは解らないが弦楽器の低い音も高い音もやはり波状に重なって、様々聴こえてくるのだし。

と、見送ってから。
多分それはそんなに時間も経たない頃の話。
スマホが震えて着信を告げたのに気付いて、取り出してみたなら、穂村の名前がそこに見えて。

ふ、と目元を緩めてそれを見た。]

 
(227) redegg 2020/05/20(Wed) 0:14:52

【墓】 楊 宇静



  『私はとても良い子です
   まだ椅子に座って音を聞いています

   ここはたくさんの音があって
   楽しいところと思います


   でも、穂村がいないのは
   ちょっと寂しいくて怖いですので
   なるべく早く帰ってきてください』

 
(+2) redegg 2020/05/20(Wed) 0:15:52

【人】 楊 宇静



[暇潰しがてら、そんな長文を打ってから。
また、意識は壁の向こうでくぐもって聴こえる音に集中してみようか。

それでも時折、自分の前を通る人が物珍しげにこちらを見れば、愛想良く笑って、手を振ってみたりなんてこともしただろうけれど。]

 
(228) redegg 2020/05/20(Wed) 0:16:32

【人】 部隊長 シュゼット

― 外壁の外へ ―

[今日の『検査』が終わった今。
僕は外壁の『外』に、ルークと共に向かっている。

今日の検査はつつがなく終わって。
今日寝る前に飲むよう処方された薬も、
昨日よりはだいぶ量も種類も少なかった。
薬を減らしてもらえたことについては
素直に「副作用が減るのは嬉しい」と伝えた。
できれば検査は毎回ルークがいいとも思ったけど
それは僕が希望しても叶うものではないので、黙っておく。

次の見張り当番は明日の夜だったし、
今日これから何もないのは本当だったから、
彼の頼みについては、一つ返事で頷いた。
次に天から怪物が降ってくるまでには時間があるが、
この辺りは少ないとはいえ、周辺には野生生物も居るのだ。
外壁の外に行くなら、護衛は必要である。
武器の大剣を背中に背負って、同行しただろう。

(護衛の意味もあったが。殴られて平然としている彼は、
 とても危なっかしく見えてしまって。
 一人で外に行かせるのは、とてもできなかった。)]
(229) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:28:19

【人】 部隊長 シュゼット

[まさか、ルークが同じようにしているとは思わずに。
外に出て、周囲を見回し、天を見上げた時には、
つい、草花の放つ輝きを目で追ってしまったりして。

……彼が歩き始めたのに気づけばすぐに、後を追った。
普通に歩けば僕の方が歩幅が広く早そうだったから
ランタンを手に持ち、彼に合わせてゆっくりと歩く。]

  残しているもの、……通信機、
  …………うん。何度あったか、数えてないけど。
  今までのは全部、解析を進めてるとは、聞いてるよ。
  
[ゆっくりと歩く僕たちの周囲では
青や赤、黄色など、色取り取りの淡い輝きがある。
頭上高くには大きな『月』が、昼間の『太陽』よりも
遥かに控えめに、黄色く輝いていた。

周囲を警戒しながら歩くけれど、
幸い、危険そうな獣はいなくて。
植物の影で小動物が寝ていたりするぐらい。

普段は、解析結果は文書に纏められて
軍内部で順番に回ってくるから
こうして、解析に関わった者から、
直接見解を聞くことが出来るのは稀なことで。
危険がないかにだけ気を払いながらも、
僕は、ルークの言葉に耳を傾けていた。]
(230) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:29:26

【人】 部隊長 シュゼット

  あぁ。それは、僕も聞いている。
  なんで爆発したかまでは、伝わって無かったけど……
  あれは、機械の怪物が、原因だったのか。

[原因については、あり得る話だと思った。
あれだけ銃器を積んでいる機械の塊だ。
取り扱いを一歩間違えば、爆発するようなものだって
もしかしたらあるかもしれない―――と。]
(231) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:33:12

【人】 部隊長 シュゼット

[でも、ルークが語るのは、僕の予想とは違う話で。
>>146驚いて、彼の方を見ただろう。]

  遠隔で……爆破された、と?
  でも、そうだ。
  怪物……機獣と呼べばいいか。
  機獣を操作する者がどこかにいるなら、
  あり得ない話では……無いと思う。

[ふむ、と考えながら進んでいれば。
いつの間にか、同じペースで歩いていたはずが、
彼は数歩後ろで立ち止まってしまっていた。
何かに耐えるように、顔を顰めている。

殴られた痕が痛むのだろうか。
それとも、何か、辛いことがあったのだろうか。
どう声をかけようか、悩んで。
力には自信があるからおぶっていこうかと
そう声をかける案を思いついたが一瞬で却下する。

何事もなかったかのように歩き始めてほっとしたが、
心配の種が自分の胸に芽生え、ざわついてしまう。
元気づける……とは違うかもしれないけれど、
彼に何かできないか、とまた考えながら、
>>147先になんていかない、との意で、首を振る。]
(232) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:34:19

【人】 部隊長 シュゼット

  ルークの話を聞きながら行くのは、楽しいし。
  僕は、急ぐ性格じゃあ、無いから。
  
  うん、……そういうこと、なら。
  四つ足が、大きく破損したのはあっちだ。
  
[襲撃の当日に、戦った場所ならよく覚えている。
何か遺されているとすれば、大破の際に飛び散った破片に
含まれている可能性が高いと思った。

僕は、あっち。と、ランタンをその方向へ掲げて。
付かず離れずの距離を先導して歩く。

―――そうだ。と、一つ思いつき。
一緒に来ていたペンギンの方を見て、
もしその子と目が合えば、
ポケットから包みを取り出し、口元を緩めた。
>>142本当は、診察が終わった後に一緒に、と思ったけど
色々あって、そんな余裕はなくなってしまっていたから。
確か、ペンギン君もまだ食べずに持っているはずで。]
(233) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:35:57

【人】 部隊長 シュゼット

[その紫の包みを、ルークの方へと軽く放り投げる。]

  甘いもの、頭を動かすにもいいらしいよ。
  体を動かすエネルギーにも、なるから。
  
  探し始める前に、皆で食べないか?

[ルークの手元には、紫色の飴玉が一つ。
味は勿論、ペンギンに上げたのと同じブドウ味だ。
甘すぎず、それでいて癖になる美味しさの飴。
今回、基地の売店に久しぶりに入荷していて、
数個手に入れるのにも苦労したのだ。

入手した四個の内一個は見張りの時に食べてしまったから
残りはここにある三個だけ。
僕は最後にポケットに残った自分の分を口へ入れると。
へらりと笑って、言ったのだった。]

  最初から、今日は三つ持ってきてた。
  だからそれは、ルークの分だ。
  
[周囲を探すと言うなら、本来夜行性である兎の
夜によく利く赤眼は役に立つはずだ。]**
(234) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:39:18
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a22) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:41:50

【独】 部隊長 シュゼット

/*
ほんっっとお手紙嬉しくてねーー!!
読んだときの反応のロルとかニコニコして何度も読み返したし、お父さんの話してくれたりとか、
あとはほんと、>>$7「わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、そう思ったから。」ここちょっと泣きそうになった。お返ししたいけどな…!表もう少し進んでからにしようかな…ってのもあるし、あとは単純に時間がない(>x<)<時間が無限にほしい!!
(-54) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:50:17
ミアは、メモを貼った。
(a23) mayam 2020/05/20(Wed) 0:50:52

【独】 部隊長 シュゼット

/*
どう色々思い出してくか悩むんだよな…まだ1dだろーって思ってたらあと1日したら2dになっちゃうでしょ。でそんなことしてたらすぐ3dになっちゃうし。
一応、臨機応変にできるようにしてる部分の設定は勿論あるんだけど。こいつ何者なの???を、ストレスがない範囲で少しずつわかるように出していきたい
(-55) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:52:33

【独】 部隊長 シュゼット

/*
うおお!?ルークさんもしかしているの???
寝ていいのよ?(>x<)?
しつつ、お返事は楽しみにします…!!(私はこれからご飯食べてお風呂る)
(-56) kaomozi 2020/05/20(Wed) 0:53:15

【独】 神置 穂村

/*
母校に関するワードを拾ってたら
パイプオルガンのパイプが
めっちゃ武器にしか見えなくなってた件

>>パイプオルガンがめっちゃ武器<<
(-57) Arianrhod 2020/05/20(Wed) 2:04:11

【独】 神置 穂村

/*
あとな、ユージンの返しが

何この可愛い生き物過ぎてやばい


うㅅ)中身丸ごと尊死!!
(-58) Arianrhod 2020/05/20(Wed) 2:08:22

【人】 軍医 ルーク

 ―― 
医務室にて
 ――

[ 名を呼ばれ、噤まれた言葉の先を追うことはしなかった。>>215
 何が言いたかったのだろうと、軽く首を傾げただけ。
 薬のことで他の医者を阿呆と呼んだところだったから、
 口が悪いとかそういうところだろうか? などと
 見当付けて置く。
 けれど、それを今このうさぎが口にするようにも思えなくて。
 考えても分からなかったし、
 分からないなりに、話が先に進んでしまう。]


  少しでも早く最初の襲撃の情報を、か。
  わたしも、そういうことだとは
  聞かされているけれど。


[ けれど、自分に与えられている情報は制限されている。
 此処に来る前の研究所で起きた“出来事”を思えば、
 当然のことだ。]
(235) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:08:27

【人】 軍医 ルーク

[ さて、痣のことに気付かれてからは大変だった。
 検査があったから冷やせなかったというわけでもないし、
 問題がなければ放っておこうと思っていたというか――
 などと、反論する間もなく、
 医務室に響いた大声に、ただ不思議そうに首を傾ける。
 このうさぎも声を荒げることがあったのか……という、
 奇妙な感心だった。
 言っていることを三回ほど繰り返して考えた後、
 不思議そうに口を開く。
 “なぜ心配するのか”とは言わなかった。]


  わたしの勘違いじゃなければ、君、
  その言い方だと、
  わたしがいない方がいいとは思っていないように、
  聞こえてしまうのだけれど。


[ やっぱり聞き違いだよなあ、と眉を顰める。
 返答を聞いてようやく、
 自分が“心配”されているのだと理解した。
 その怒りが、自分を殴った相手に向いているということも。
 たっぷり五秒ほど押し黙り、]


   ええ…?


[ 思わず変な声が出た。]
(236) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:11:57

【人】 軍医 ルーク

[ なんだこのうさぎ。
 部下の事だとか、ひとのことを気遣ってばかりだと
 思っていたら、
 まさかの相手にまでその対象が向いている。
 恐らく自分は今、驚きを感じているに違いない。]


  驚いた。


[ 礼を言うべきだったのだろうか、と気づいたのは、
 それから随分後になって、検査も終わり、
 タイミングをすっかり逃してからの事だった。]
(237) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:14:24

【人】 軍医 ルーク

[ 検査を終えて頼みごとをして医務室を出ようというとき、
 応えそびれていた問いがあったことを、思い出す。
 言葉を返そうとしたところで、
 相手が絡まったぺんぎんを見かねて手を出して、
 返事をする機会を失ってしまっていたからだ。>>216]


  そういえば、さっきの話。
  君が忘れている記憶の事だけれど、
  それが最初の襲撃の情報、という意味なら、
  ……知りたいと思っていることは、あるよ。

  けれど、それは、君の記憶だ。
  最初の襲撃の話しだけじゃない、
  すべてをひっくるめて、ね。  
  ひとが何かを忘れることには、理由があるんだ。
  逆さにして振れば
  記憶が降って来るというわけじゃない。
  上の方は、相応の理由があると言うのだろうけれど、
  本人の心身を無視してまで、
  引きずり出そうとしてどうする。
(238) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:15:52

【人】 軍医 ルーク

[ 例えば、耐えられないと思うほどの衝撃を受けたとき。
 痛みが身体を守るように、忘却が心を守ることがある。

 本人が望むよりも先んじて、無理に暴いてまで
 何かを知りたいかと言われれば、
 戦局をつかさどる上層部は、イエスと答えるのだろう。
 けれど自分はそうではなく、医者だ。
 患者に無理を強いる状況に異を唱えるのは当然のこと。

 その答えで、間違いはないはずなのだ。
 他の誰が患者の立場であったとしても、
 自分は同じことを主張する。

 けれど、いま目の前にいるのは“他の誰か”ではなくて、
 自身がこのような目に遭いながら、
 誰かのために身を投げ出すような、
 あろうことか、目の前の“葬儀屋”にまで
 心配の対象を広げてしまうような、
 とびきり莫迦のうさぎだ。

 『患者』ではなくて、このうさぎの記憶のことを、
 検査のことを考えたとき、
 ペンを握る指先に力が入った理由も、
 自分がそうしたことさえも、知らない。

 ――けれど、]
(239) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:17:40

【人】 軍医 ルーク



   君に、そうしたいとも思えない。


[ ぱちり、と。
 医務室の明かりを落とし、外に出る。]
(240) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:18:04

【人】 軍医 ルーク

   ―― 
外壁の外で
 ――

[ 外壁から遠ざかり、大穴の下へと歩く。
 元々はひとが住んでいた場所だが、
 度重なる機獣との戦闘でひどく荒れている。 
 それでも、道なりに視線を巡らせ、耳をすませば、
 植物の影にある小動物の姿だとか、虫の声が聞こえてくる。

 普段外壁の外まではあまり出ない自分は、
 彼の身に着けている武器が、護衛のためのものだとは
 最初気付かずに、
 外に出るなら装備は身につけるものか、と、
 疑問に思うことはなかったけれど。

 周囲に視線を向けながら、
 警戒を忘れずに歩いている様子を見れば、
 そういうことか――と、気づきもする。

 脚の痛みに歩みを止めたことを案じてくれているとは、
 やはり、気付けないままであったけれど。>>232]
(241) zelkova 2020/05/20(Wed) 2:19:48