人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【独】 二年生 蓮見 朱鷺也

/*
狐のおにいさんの「はわわっ」が最高に可愛い
(-99) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 10:49:37

【人】 三年生 神田 京平

── 少し前:明菜ちゃんと ──

  
ツンデレさんや〜〜


[ぽそりと返ってきた言葉が聞こえてしまい>>100
いてもたってもいられないこの思いを叫び出したい気持ちになった。
いや、
実際叫んでしまっている。
これが
後の祭り
ってやつだ。]

 ほ〜う? 明菜ちゃんの保証があれば完璧やね
 明日が待ち遠しくなってきよったで

[お腹の空いた時に聞いてさらにペコペコ状態。
明日の楽しみが増えて喜ばしく思う。
だがその話を聞いてお腹は今すぐ食べたいと鳴り出しそうで抑えるのに必死だ。

願い事の話を聞くと>>102
ツンデレの感動がまたぶり返して
ワッ!と顔を覆うジェスチャーを大げさにしてしまう。

そんなやりとりがあり、尊いものを見たと
思わず手を合わせて拝みそうになってしまう程であったが
こちらの瞳を見つめてくる彼女の目と視線が合う寸前で
にっこりと笑い掛けその目から自分を逸らす。
避けようとした訳ではないけれど
真っ直ぐな視線を受け止めるのは今の自分には難しかった。
お面を取り払って己を見ようとする意志の強い目は自分には強烈すぎたのだ。*]
(211) kogeneko 2021/07/22(Thu) 10:53:21

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 幼い日のこと ―

 えっ。

 ひ、ひとちがいです。


[ある夏の日、真っ青な空の下で。

見つけた!と勢いよく探し出されてしまった私は、>>208
一体、何がなんだかわからなくて。
暑い夏に流すにしては、冷たい汗を滴らせながら、
とりあえずそれだけを言って、じりじりと後退った。

だって。何も悪い事していないし。
(私は。>>207

思い当たる事もなかったので、
知らない男の子を前に、
じゃ、そういうことで……と逃げようとしたら、
なぜか止められて。]
 
(212) chiyo 2021/07/22(Thu) 11:28:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 ……なーんだ、最初に言ってよ!
 すごい勢いで、びっくりしたじゃない。


[男の子に指名手配(?)された理由がわかれば、
ほっと胸を撫で下ろしながら、文句を言って。

おどおどした態度がすぐに引っ込んだのは、
私が男兄弟に挟まれて育ったからとか、
元気いっぱいな男の子の雰囲気が話しやすそうに感じたとか、
そんな理由もあったけれど。
一番はやっぱり、
お気に入りの真新しい自転車を褒められたから。

そう。
私の自転車は、褒められて然るべき逸品。

誰彼構わず自慢したかったというのが、本当のところ。
聞けばあのお店の息子さんだと言う彼に、
さすが、自転車屋さんの子はわかってるなあ。
なんて感想を抱いて。]
 
(213) chiyo 2021/07/22(Thu) 11:29:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 うん、すっごくかっこいい!
 一目ぼれしちゃった!


[と。かっこいいよね!!>>208に全力で同意したけれど、
実はいいないいなと自転車を狙っていた彼は、
一目で横から掻っ攫った私を、どんな風に思ったのだろう。

やっぱり、いいなあという視線が自転車に向かうなら、]


 ……乗ってみる?


[なんて。

上機嫌だった私は、
ちょっとだけ貸してあげてもいいなと思って、
そう尋ねてみたはずだ。]
 
(214) chiyo 2021/07/22(Thu) 11:30:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、彼は自分の自転車に乗って来ていただろうか。
もしそうなら、自転車屋さんの子供は、
どんな自転車に乗ってるのかなと、
私の目が向くのは自然な流れだったと思う。

もしそうなら。]


 ……………
 ……………


[塗装が剥げていたか、型落ちしていたか……>>206
は、関係なく。

私の視線が釘付けになるのは、そこにあるべき補助輪が、
きれいさっぱり取り払われているその部分。

同じ年くらいだと思ったのに……
裏切られた……


なんて感想を、抱いてしまったかもしれない。

私の自転車に、彼が乗ってみるという話になっていたなら、
代わりに彼の自転車を借りて、
補助輪なしを試させて貰えたりもしただろうか?

背の高い私にも、背伸びしたいお年頃はあったのだ。]*
 
(215) chiyo 2021/07/22(Thu) 11:33:08
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a61) chiyo 2021/07/22(Thu) 11:35:39

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 よし、ビニール袋もちゃんと被せてテープで固定もした、と。


[ゴミ箱設置が満足いく出来になって一人得意気にふふん、と満足しているのよ。
 ごみのポイ捨て反対です。]


 さて、まだ作業はあるかしら?


[周りを見渡しつつ、ぶら下がった提灯を見ればお祭りらしい景色の象徴にそれは思えてふふ、と笑みが浮かんだのよ。

 脚立を運ぶ人背の高い先輩が目に入れば、大丈夫かしら。と心配になるの。>>169


 お手伝いはいりますか?


[なんて声をかけてみたわ。

 私の方はその先輩に見覚えがあったわ。田邊先輩。学校入りたての時、部活動の仮入部で書道部に行った事があるの。
 その時私の事を見てもらった覚えがあるわ。
 少し丸みを帯びた字で、格好いい字が書ける気が全くしなかったのよね。
お菓子につられて
最終的には茶道部にしたのだけれど。でもいい先輩だったなって印象は残っているのよ。

 向こうが覚えているかはわからないけれどね。]**
 
(216) もやむ 2021/07/22(Thu) 12:11:59

【人】 数学教師 長尾 浩明


  教師を目指したのはどうして?なんて聞かれれば
  作業の合間に答えた。>>167
  作業ははかどっていたけど
  口だって動かしたくなるものだ。


   「 そんな大層なことでもないよ。
     でもそうだな、
     分からないことがあったらいつでも
     質問は歓迎。頼ってくれると嬉しいかな。 」


  実際大層なことではなかったりする。
  手に職つけたいなんて普通の理由も付属しているし。

  花一高校に来てそんなに経ってないのもあって
  質問に来る生徒は多くない。もし来る人がいれば
  顔と名前を覚えられるくらいには。
  だから、質問は歓迎だと伝えておこう。
  
たまにいるんだよな、面倒くさがって

  
質問を厭う教師が。それに遠慮する生徒も。
(217) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:16:14

【人】 数学教師 長尾 浩明


  そうして、提灯の飾りつけがひと段落ついて
  搬入待ちの荷物のある入口の方へと向かっていると
  女子生徒に声をかけられた。>>174


   「 こんにちは。
     そう、手伝いに… 」


  当たり前のように返事をして。
  女生徒の顔を見て、どこか既視感を覚えた。
  ……別におかしくないはず。
  だって、教え子ならどこかで見た顔であるのは
  当然のことなのだから。

  でも何故だろう、こんな生徒いただろうか。
  そんな違和感を持ってしまうのは。
  
            
―――何故だろうな?
(218) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:16:59

【人】 数学教師 長尾 浩明


   「 準備お疲れ様。
     夕方とはいえ暑いし、
     水分補給を忘れずにな。 」


  彼女の名前がぱっと思い出せず、
  でもわざわざ聞くのもなんとなく忍びなくて。
  笑みを浮かべて先生らしく注意をしてみせた。

  
もし名前を覚えていないのを相手が察して

  
万が一名乗るようなことがあればその時は――
(219) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:17:32

【人】 数学教師 長尾 浩明

――回想:元同僚について――

           ・・・・・
  神崎紅葉。元同僚が轢き殺した女子。
  あぁ、その事故のことは記憶にある。
  名前を覚えているのはもちろんの事、
  新聞などで写真を見る機会だってあったかも。

  元同僚は、良くも悪くも人間らしい人だった。
  目上の人間には適度にお世辞を言って。
  生徒には厳しすぎず緩すぎず。
  人当たりがいいと言えば聞こえはいいが
  悪く言えば八方美人。

  そんな彼はやっぱりというべきか。
  他の教員からあまりよくは思われておらず
  不満のはけ口として悪口の対象に…
  なっているだけならよかったのだが。

  
彼が大事な書類を紛失したりすることが

  
増えたのはきっと彼の責任では

  
なかったのだろう。
(220) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:18:56

【人】 数学教師 長尾 浩明


  ストレスをためる環境だったのは確かで。
  仮病に飲酒運転なんて普段ならしないような
  行動をとってしまうのも
  無理のないことだったのかもしれない。


  報道陣が詰めかけたとき、
  学校側は男性教師の問題であり
  学内では何の問題もなかったと、言い張った。

 
  あくまで保身しか考えない学校の態度も、
  男性教師が思い悩んでいることを知っていながら
  小心者故に何もしなかった自分のことも


  
――――反吐が出るほど嫌いだと思ったっけ。*
(221) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:20:44

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
田んぼ三きょうだいの妹が!私に会いに!!

会いたい人が会いに来てくれて嬉しい
丁度行こうと思ってたとこだった、この縁故も投げたいなー
うまくミックスできるだろうか、捏ね捏ねしてみよう

蓮見くんも花札の絵柄お揃いだねってずっと見てたから
話しかけてもらえて嬉しい…でも私返事遅くてごめんなさい…(時間を見て震えた)
(-100) chiyo 2021/07/22(Thu) 12:25:03
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。
(a62) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:25:26

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
そして先生の闇が…!!
結構みなさん闇深そうな雰囲気ですね…ドキドキしちゃうな…!

関係ないけど田鶴の赤チップ、肉球(の絵)可愛くないですか
かわいい、イケメン顔だけどかわいい
(-101) chiyo 2021/07/22(Thu) 12:29:04

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
この顔もめっちゃ可愛い

イケメン美女どっちもいけそうなチップなのでボーイッシュ枠目指すつもりだったんですが、あまり出来てる感じがしない(PL力のせいで…
(-102) chiyo 2021/07/22(Thu) 12:32:05

【独】 数学教師 長尾 浩明

/*

PLの目標は、アオハルしてる生徒をニヤニヤしながら眺めることです(長尾先生そんなひとじゃない)
(-103) alice0327 2021/07/22(Thu) 12:38:30

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── かつて・ゆづるちゃん ──


[補助輪なしでブイブイ言わせてた頃だったので
 その子のおうちまでも自転車で行ったはずで
 そのせいで裏切られたって思ってるなんて>>215
 いやあ、さすがに思わなかったんだけど。

 人違いです、って逃げようとするその子を呼び止めて
 なんとか呼び止めた理由をわかってもらえたら
 あ〜よかったぁ、って俺も胸をなでおろしたはず

 
       ……ところでちょっと
       女の子みたいな喋り方の子だな?


 
(222) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:17:19

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[補助輪つきとはいえ、憧れのカッコイイ自転車。]


  乗ってみる!


[って食い気味に言うくらいにはまだ幼くて。>>214
 代わりに乗ってみる?って
 補助輪なしの自転車を差し出した。あ、でも]


  ……乗れる?


[だって、その子の自転車には補助輪がついてたから。
 練習したかったら広場、あそびにいこ!って
 強引に連れ出したのかもしれない。
 草むらのほうが、きっと練習しやすいでしょう?]
 
(223) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:17:30

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[たぶんそれはその1日だけじゃあなくって
 翌日も、その翌日も、
 もしその子が練習するって言うなら、
 広場に連れてって、一緒に自転車漕いだはず。

 当時から背は高かったのかな…
 まだ小さな俺は、そこまで背は高くなくって
 中学の後半から急激に伸びたたちだから。
 もしかしたら自分より背、高かったのかも。]

 
(224) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:17:51

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  そういえば、なんてなまえ?
  俺は、トキヤ!


[ゆづる、という名前を聞いたなら
 多分俺の第一声は「ゆづるくん」。

 くん付けした俺を正してくれたら気づいただろうし
 そうじゃないならいつ俺は、
 きみが女の子なんだって気づけたんだろうね

 それからきみがあの家の子じゃないってことも
 夏休みにしか会えないってことも、
 ……いつ、俺は知ることができたんだろうね。


       知ることは、できたのかな。 ]*
 
(225) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:18:06
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。
(a63) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:19:00

【独】 三年生 堂本 明菜

/*
弟は中学1年生
母親は他界
(-104) zyawa 2021/07/22(Thu) 13:25:33

【独】 三年生 堂本 明菜

/*
おかーちゃん他界してた(/ω\)
(-105) zyawa 2021/07/22(Thu) 13:26:51

【独】 二年生 蓮見 朱鷺也

/*
だめだ俺はもう少し発言数を抑えるんだ…
(-106) ししゃもん 2021/07/22(Thu) 13:26:55

【人】 二年生 鳳 凛

〜小牧さんと〜


[相手の良い部分を見つめて交わす会話は暖かい。>>191
その行為をお世辞だ、おべんちゃらだと非難する人もいるけれど、例えば苦手な人のことでも、ひとつでも良いところを見つけて褒めることが出来る人はきっと、自身が好意を示すことで相手がその感情を受け止め、それを返してくれることを知っている。
計算や知識としてではなく、経験でそのことを知っている人は、呼吸をするように自然に人を褒めることが出来る。
目の前の小牧も、それがわかっているひとなのだと褒められながら凛は思う。
素敵なひとだと心から、嘘偽りなく思った。]


ありがとうございます。
名前を奇麗と言って頂けたのは初めてですわ。
名前は、私が生まれて最初に両親から貰ったプレゼントですから、そう言って頂けると嬉しいです。

小牧さんのお名前も、響きが可愛らしいと思います。

ええ、篠田屋さんの端切れはどれも模様が素敵で、重ねたり繋げたりして色々活用させて貰ってますわ。
(226) springkraut 2021/07/22(Thu) 13:32:39

【人】 二年生 鳳 凛


[小牧が抱えていたゴミ箱を一旦地面に下ろすと、これからも宜しくお願いします、と微笑んで、少しの雑談。>>192
ところどころ、話が嚙み合っていない部分もあったけれど、それは小牧のせいではなく、多分に凛にあると言える。
そうして最後の『半分こ、』『駄目です。』のやり取りは先に行動に出た小牧に軍配が上がったのだった。]


…もう、


[負担の少ない近い場所を凛に指示して、彼女はさっさと歩いていく。>>193
それはきっとわざと凛に有無を言わせなくするため。]


小牧さんったら意外に強引なのですね。


[遠くなっていく背中に柔らかくそう零すと凛はマークに従い、ゴミ箱を設置するのだった。]**
(227) springkraut 2021/07/22(Thu) 13:32:41
二年生 鳳 凛は、メモを貼った。
(a64) springkraut 2021/07/22(Thu) 13:36:49

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
どうしよう、とんでもね〜長さになっちった
まとめるのが下手…小牧ちゃん引かないかな…どうしよう…
(-107) chiyo 2021/07/22(Thu) 13:45:12

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 続・提灯の飾り付け ―

[脚立を運ぶ最中に、掛けられた声に振り向けば。>>216]


 あ、篠田さん。
 篠田さんも手伝いに来てたんだね。


[そうか、そういえば名前があったような。
社務所でちらりと見た名簿の中身を思い出しながら、
改めて、お疲れ様、と挨拶をした。]


 手伝ってくれるの?
 ありがとう。

 高い所のは大体終わらせたと思うんだけど、
 まだ提灯残っていたはずだから、
 そっちもやっちゃおうかと思って。

 手が空いてるなら、一緒にやってくれたら助かるな。


[脚立運びは、戻しに行くだけだから大丈夫だよ。
と、そう伝えるけれど。他の仕事でも構わないのなら、
それじゃあ、一緒に提灯取りに行こうか。
と言って、提灯置き場に案内しよう。]
 
(228) chiyo 2021/07/22(Thu) 13:47:02

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな感じで、私としてはすっかり顔見知りの反応だ。

仮入部に来てくれた事は勿論、
部員一同大歓迎した事もしっかり覚えている。
入部して貰えなかったのは残念だけれど、
見学に来てくれただけでもありがたいくらいなので、
特にしこりなどが残るわけもなく。

大体、とても行儀の良い仮部員だったように記憶している。
試しに書いて貰った書にも、真面目に取り組んでくれて。
丸みのある文字を覗き込みながら、]


 可愛い字だね。花びらみたい。
 篠田さんの雰囲気にぴったり。


[と感想を述べたのだけれど、篠田さんの反応はどうだったか。
もし、格好良い字を目指していた?ような事を聞いたなら、
可愛い字だって個性だし、私は好きだよ。
というような事を伝えていたはず。]
 
(229) chiyo 2021/07/22(Thu) 13:48:24

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それにしても、しっかりした後輩である。
今だって、上級生に自ら手伝いを申し出て。
やはりお店の手伝いをしているからなのだろうか?
と、篠田屋さんの事を思い浮かべる。

仮入部に来た新入生の
実家まで知っているのには、理由があって。
お店の屋号でわかるって?そうなんだけど、どうか最後まで聞いて欲しい。


あれは確か、篠田屋さんの店先に
浴衣が並んですぐの事だったはず。]


「ねえねえ、あそこの服屋さん、
 和服も扱ってるんだって!」


[と言って、書道部の先輩が部室に駆け込んで来たのは。]
 
(230) chiyo 2021/07/22(Thu) 13:50:21

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ここで一旦、話は遡るのだけれど。
時はユニフォーム戦国時代。
新入部員獲得に各部がしのぎを削る中、
今の三年が抜ければ廃部寸前の我が書道部は、
春の部活動紹介において、袴姿にたすきを掛けて、
華やかな書道パフォーマンスを披露する事で
ぜひとも我が部に、と一年生を勧誘していた。

うちに入れば、こんな事できますよ、の他に。
こんな格好ができますよ、というのは、
動機としては少々不純かもしれないけれど。
あの部もその部もこの部だって、
しっかりアピールしているわけで。

つまりどういう事かというと。
通販で購入した洗いやすさが取り得の上下セットは、
和装という物珍しさはあっても、
華やかさなんてちっともなくて。
運動部と変わらない……どころか、
防具を着けた弓道部員と比べると、格好良さでは数段劣る。

これではいけない!と頭を悩ませた先輩部員達は、
文化部ならではの、何かこう……
文化的なユニフォーム用の袴セットを欲していた。]

 
(231) chiyo 2021/07/22(Thu) 13:51:53