人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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【人】 空腹な迷い人 レックス

  
  
  『あはははははははははは!!!!
 
   いいぞいいぞ! その調子だ!!
   そのまま、一人くらい、
   喰ってから戻ってくればいい!!』


  
(217) kasuga_2jp 2020/09/14(Mon) 21:02:04

【人】 空腹な迷い人 レックス


 
 
[ 耳障りな嗤い声は、聞こえないふりをした**]
 
 
 
(218) kasuga_2jp 2020/09/14(Mon) 21:02:06

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
相変わらず長い!!!
(-69) kasuga_2jp 2020/09/14(Mon) 21:03:29

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
人狼の少女は、フィグネリア
僕のずっとずっと前の前世。
(-70) kasuga_2jp 2020/09/14(Mon) 21:04:24

【人】 かみさま 尊龍

[ざあぁと強い風が吹く。
 私を包むように、愛おしむように――、

 花弁が涙のようにはらはら舞っては空に昇る]


  
ああ………、



[私はその風に心奪われしばし風の吹く先を見つめた。

 エリサが戸惑う様子を横目に見つつ。
 幸せを胸に抱き、安堵したように微笑んで、
 その風に口付けるよう目を閉じた。

 目元を掠めた花弁が私の涙のように流れゆく]
(219) ゆき@青葱帯 2020/09/14(Mon) 21:44:06

【秘】 かみさま 尊龍 →   月森 瑛莉咲

 
  
 私も愛していたよ。 お菊。
 
  お前の不自由な生を儚む前に、
  お前の最期の笑みを信じるべきだったな。

 お前は……、不自由ではあった。
 だがそれでも、私を望み、幸福に生きてくれた。

 それに気付くのがすっかり遅くなってしまったな。

   ……すまない。


[風に指を絡めるように手を伸ばし、柔く絡め。
 ああ、お菊は幸福だったと、
 祝いの風に心の枷が外れたような気がした]
(-71) ゆき@青葱帯 2020/09/14(Mon) 21:45:11

【雲】 かみさま 尊龍

[お菊、お前はいつも他人の幸福の為に生きすぎたのだ。
 最期くらい己の願いを言っても罰は当たるまい。

 その願い。
 他ならぬ私も願った事。

 里の繁栄も、安寧も、案外と神抜きでもなんとかなるものだ。
 人とはそうした強かなもの。
 私の力が弱まったとて、世に在り続けられるなら構わない。


 本当に幸せにしたいと願う人間はただ一人。
 ならば、私はその人間の事だけ考え生きればいいのだ。
 ――そう、最初から簡単な事だったのだ]
(D25) ゆき@青葱帯 2020/09/14(Mon) 21:45:42

【人】 かみさま 尊龍

[――、幾重もの輪廻の果てのように永く短い一時。
 過ぎ去った風を遠く見送り、
 視線を私を見つめるエリサへと向ける。

 他人行儀に慌てるエリサがおかしくてクスと笑み。
 混乱し、口走るその言葉――、


  「連れ去ってくれるのですか?」


 耳にすれば、稚児を見守る笑みはふっと消え、
 エリサのほうへと一歩、歩を進め]


 ……ああ、そうだよ。 月森 瑛莉咲。
 私はお前を遥か昔からずっと待っていた。
 会いたかったよ、私の愛しい子。


[ふっと万感の想いを込め愛し気に微笑み目を細め]
(220) ゆき@青葱帯 2020/09/14(Mon) 21:46:33

【人】 かみさま 尊龍

[今すぐにでも駆け寄り抱きしめたい。
 だが、混乱しているエリサを怯えさせてもいけない。

 だから、私からはそれ以上歩を進めず。
 代わりにエリサへ手を伸ばし、エリサを乞う]


 おいで、一緒に神域へ行こう。
 そうして夫婦となり共に過ごそう。
 これからはずっと一緒だ。


[”エリサ”には性急すぎる話だったか、とも思うが。
 答えは彼女の”魂”が知る事だ、と。
 涼やかな目を優しく細め、与えた謎かけを稚児がどう解こうとするか――、見守る大人のような風情で見守っている。**]
(221) ゆき@青葱帯 2020/09/14(Mon) 21:47:45

【人】   希壱

[雨の降る道を急いで走る。
雨に濡れた髪が視界を遮って。
水たまりに突っ込んだ靴に水が浸水してきて。
泥が跳ねてズボンの裾がグチャグチャになっても、尚。

突如、都会の空を覆った雨雲は、
容赦なく地面に向かって雨を落とした。]


 
───洗、濯っ、物おおおっっ!!



[今朝見た天気予報では晴れだと言っていた。
快晴で、雲ひとつない青空が広がるでしょうなんて、
どこのお天気キャスターの言葉だったか。

それを信じてしまったが故に、
いつもよりも多めに洗濯物を干してきてしまったのだ。
講義が午後からで、朝に余裕があるからと
シーツまで干してきてしまったのだから尚更である。

…まぁ、急いだところで
もう一度洗い直すことになるのだけれど。
それでも急いで帰らなくてはいけない事に変わりはない。]
(222) motugami 2020/09/14(Mon) 22:32:31

【人】   希壱


 
あっ!やべっ、

 
なずな、傘持ってってねぇ!



[そこで思い出す今朝の言葉。

 『きょうは晴れるんだって!
  だからね、お気に入りのクツ、はいてくの!』

無邪気に笑って、靴箱の奥に大切に仕舞われていた
水色の靴を引っ張り出していた。
今日は体育もないから履いても大丈夫なんだと、そう言って。

チラ、と腕の時計を確認すればもう17時を過ぎていた。
急いで走って小学校へ行ったとしても
きっと、すれ違いになってしまうだろう。

そもそも、俺も傘もってなくてずぶ濡れだし。
新しい傘を買う思考は、
洗濯物で頭がいっぱいだったが為に思いつかなかったし。

…てか、今買ったって遅すぎるし。]
(223) motugami 2020/09/14(Mon) 22:33:16

【人】   希壱



 ………はぁ。

 
(224) motugami 2020/09/14(Mon) 22:33:48

【人】   希壱


[いい加減走ることにも疲れてきて、
バシャバシャと地面を蹴っていた足をゆっくり止め始める。

今まで色々上手くいっていた気がするけれど、
やっぱり俺はどう足掻いたって変わることはできないのかと
雨でどんよりとした空を見て、気持ちまで沈んできてしまう。

…思えば、昔からそうだった。
誰かに認めて欲しいなんて気持ちで頑張っても
いつも空回りばかりしていた。

結局どれだけ頑張ったって、
その頑張りを誰にも認めて貰えないのに。

優しさに見返りを求めてはいけない。

なんて、誰が言った言葉かしれないけれど。
ありがとうの言葉くらい、くれたって言いじゃないか。

…たった五文字を求めるくらい。
したって、いいじゃないか…]
(225) motugami 2020/09/14(Mon) 22:34:12

【人】   希壱



 ………………………………、

   
(226) motugami 2020/09/14(Mon) 22:39:11

【人】   希壱


[…なんて、ただの自己嫌悪だ。

土砂降りの中。赤信号で足を止める。

周りには、しっかり天気予報を見ていた人で溢れていて
頭からつま先までずぶ濡れになった俺を
なんだか笑っているようにも見えて。

そんな事ないってわかってるのに。
そんな気持ちで支配された心では、
どうやったって前向きにはなれない。

だから、早く青になれなんて心の中で叫んだ。]
(227) motugami 2020/09/14(Mon) 22:39:29

【人】   希壱


[家に帰って、早く、おかえりを言う準備をしないと。

シーツだって取り込まないと。

今日は、あの子の好きな晩御飯にするんだから
仕込みだって、午前のうちに終わらせたんだ。

お気に入りの靴が濡れて落ち込んでるだろうから
慰める為に、言葉だって考えて。

あぁ、でもその前に。
風邪を引かないようにお風呂にも入れてあげないと…

その後に洗濯機を回して。それから…]
(228) motugami 2020/09/14(Mon) 22:41:24

【人】   希壱


 『あ、おにいちゃんだ!』


[そんな声が、走る車の騒音の中、聞こえてくる。
そちらに目を向ければ、黄色い傘を差した妹がいて。

幻想かと一瞬思うものの、
黄色い傘のその子は、真っ直ぐこちらに向かってくる。

前髪からぼたぼた垂れる雫を掻き分けて、
しっかりとその姿を見留めた。]
(229) motugami 2020/09/14(Mon) 22:41:44

【人】   希壱


 ──なずな!
 よかった、傘、持ってたんだな


[近づいてくる黄色い影に、
こちらも数歩走り出して迎え入れる。

先程止まっていた赤信号の横断歩道は、
通りゃんせのメロディを流しながら、
いつの間にか青に切り替わっていた。

パシャ、と水が跳ねる。
あの子のすぐ側まで行くと、
視線を合わせるようにしゃがみこむ。

水色の靴は濡れてしまっていたけれど、
それでも全身がずぶ濡れになっているよりはマシだ。

よくよく見れば、合羽も着ていて
ランドセルカバーまでついていた。]


 『おねーちゃんがね、前にわたしてくれてたの。
  もしものときにつかいなさいって!』


[そう言うと、ニコ、と妹は笑う。]
(230) motugami 2020/09/14(Mon) 22:43:12

【人】   希壱

[そうか、姉貴の入れ知恵か。
こうなる日を見越して、置き傘をさせていたのだろう。
用意周到に。きっと、俺がやらかした時の為に。

そう考えて、気分が沈み出す。
いつも以上に気分が落ち込むのは、
きっと、雨のせいだ。

ほら。この子だって。
何も言わない俺を不安そうな顔で見てる。
直ぐに笑顔で対応しなくちゃ。
俺が不安にさせてどうするんだ。

大丈夫だよ、帰ろうって。
余計なことも言わずに。
苦しい気持ちを吐き出せずに。
]


 ……そう、か。
 姉貴が持たせてくれてたんだな。
 なずなが濡れてなくてよかったよ。

 さ、帰ろう。
 兄ちゃんずぶ濡れだから、手は繋げないけど
 ……ごめんな。
(231) motugami 2020/09/14(Mon) 22:43:54

【人】   希壱


[そっと立ち上がって、横断歩道を見る。
さっきまで流れていたメロディは止んでいて、
信号機は再び赤になっていた。]


 ………ついてないなあ。


[そんな言葉を漏らした直後。
耳を劈くような音が辺りに響いた。]
(232) motugami 2020/09/14(Mon) 22:44:17

【独】 マリィ  

/*
>>225
ママのとこ来なさい、抱き締めてあげる
(-72) シュレッダー 2020/09/14(Mon) 22:44:24

【人】   希壱

[瞬間、世界がスローモーションに見えた。

雨の中、スリップしたトラックが横倒しになっていく。
そのトラックに巻き込まれた赤い車が、
いやに鮮明な色を保ったまま、こちらへと突っ込んでくる。

クラクションが街中に響いて。
叫び超えが鼓膜に響いて。

すぐ隣にいたあの子を突き飛ばす。
俺と同じ、タレ目で猫目な瞳が大きく見開かれる。

紫の瞳が揺れて、俺を呼ぶ。


 あぁ、そんな顔すんなよ。
 大丈夫だから。
 なずなが無事ならそれでいいんだ。


そう思って、ニコ、と小さく微笑んだ。]
(233) motugami 2020/09/14(Mon) 22:44:51

【人】   希壱


[
グシャ
、と嫌な音が響く。

ギシ
、と嫌に骨が鳴る。

視界が歪んで、赤に染って。

何が起きたかを理解する頃には。
もう、俺はこの世にいないんだろう。]
(234) motugami 2020/09/14(Mon) 22:45:21

【人】   希壱


[世界の進む速度が元に戻って。

泣き叫ぶなずなの声だけが鮮明に聞こえて。]


 …ごめんな、


[そのまま、意識を手放した。]**
(235) motugami 2020/09/14(Mon) 22:45:40

【独】 空腹な迷い人 レックス

/*
希壱くん!!!!!!
そんな、まさか……
(-73) kasuga_2jp 2020/09/14(Mon) 22:49:14

【独】   月森 瑛莉咲

/*おおおおう希壱くううううん?!!!

かみさま……かみさまそこにいる!
たける!希壱くんたすけてええええ
(-74) あさき 2020/09/14(Mon) 22:49:20

【独】 マリィ  

/*
ちょっとそこのトラックの運ちゃん、ケツだしな


え、急にシリアス展開……
どきどき……
(-75) シュレッダー 2020/09/14(Mon) 22:53:03

【人】 マリィ  



  そりゃあ、アタシは“ママ”だもの。


[隣から聞こえた褒め言葉に>>182
 当たり前よ、と肩を竦めるの。]


  年齢も性別もセクシャリティも関係ない、
  話聞いて欲しいとか、誰かに甘えたいとか
  誰もが持ってる欲望の受け止め先。

  明日を向いて生きるためにね。


[そのくせ、自分が自分であるための場所を
 見つけるのに必死で、由人に嘘を吐き続けてる。
 聖母なんかじゃない、ただの汚い男。

 
でもあんたをアタシのママにしたいんじゃない、
 絞り出すみたいに寂しさを吐き出した
 あんたの隣にいたいんだよ。
(236) シュレッダー 2020/09/14(Mon) 22:53:19

【人】 マリィ  

[楽しかった、って言葉に
 そうね、って返すくせに
 どっちも「また来よう」を言わないまんま。
 少し歪な空気のまま、車は芸術村へ
 するりと滑り込むでしょう。

 いよいよ日も陰り、夜の時間の近付く頃。
 人影もまばらな美術館へ入れば
 途端に、眩しい色彩が目を焼いた。]


  ………………、


[四面を取り囲むように聳え立つ
 天使や聖なる御子、聖母を象ったステンドグラス。
 正面にどんと構えていたのは、
 磔刑に処されるキリスト像だった。]
(237) シュレッダー 2020/09/14(Mon) 22:53:50

【人】 マリィ  

[ステンドグラスとは、識字率が低かった昔
 阿呆んダラでも分かるように、聖書の内容を
 噛み砕いて図にしたもの……
 そう、ガイドブックに書いてあった。

 アタシは神様仏様を信じてないけど
 流石に聖書のあらすじくらいは知ってる。
 聖母マリアから生まれたイエス・キリストは
 人の咎を負って磔刑に処されるの。
 聖書には、同性愛も罪のひとつとして
 数えられているのも、知ってる。

 隣で聴こえた吐息と正反対に、
 アタシは、もう息が出来なくなった。

 荘厳な雰囲気の中、死んだ目をしたキリストが
 じっとアタシを見下ろしている。
 「美味しい」の代わりの軽口に
 笑ってみせてくれる由人より厳格な
 全部お見通しの顔をして。

 怖い。怖い。もう、逃げ出したい。
 全部かなぐり捨てて、ひれ伏して、
 泣きながら地に頭を擦り付けて謝りたい。]
(238) シュレッダー 2020/09/14(Mon) 22:54:37