人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「座ってていいぞお。 
 まあその様子なら、
いいな


もしかして用が済んだのかもしれない。
といいつつも流石に呼びつけておいて何も言わないのはまずいかと、話題を探すように携帯を取り出した。

「……お前、黒眼鏡の旦那に何か欲しい物言えるか」

視線は携帯に向いたままだ。
(-322) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:21:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「そうですね……。
 僕ら警察であっても見張りが立つ可能性もあります」

その場合突っ込んだ話は出来ないかも知れない。
それでも、牢の中で不安ばかりであろう二人のことを考えると、会うくらいはしてやりたいと思うのだ。

警察が、国が民を守らないというのなら。
その時は、個人が動くしかない。
とはいえこの男は、全部を守るなどという殊勝な思想は持ち合わせておらず、ただ、手の届く友人を自分勝手に救おうとするのだけども。

「まぁ……僕はもう少し調べてみます。
 何かあったらその時は……よろしくお願いします、先輩」
(-323) eve_1224 2023/09/19(Tue) 8:33:25

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「あれかあ、あれはなあ。カンターミネかネロだった」

何がとはすぐには言わなかったが、猫の件もある。丁度その分の借りを返そうか。

「法案に関わってる人間を調べていてなあ。
 どちらにするか決めあぐねたから、お前に決めさせた。
 お陰で大分視界が開けたし、内部犯が居るかの目星もついた」

「どうもありがとう」

殴られてもおかしくないなと思いながら正直に告げた。
(-324) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:34:31

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

海外のルートを潜って社会の裏側に潜り込み、通信は調査局の難を逃れる。
ともすれば直接顔を合わせるよりも安全な一般の電話は、平時とは別の意味で男を驚かせた。
電話越しの声はわずかばかりの焦らすような間を持って、『いい警官』が語るよりも些か低い声で返った。

「……そういう親切なお前はどこの誰だかな。
 それとも嘲るのが目的だったか?
 予見していたよりかは、随分若い声をしているな。
 俺のことを知ってるならてっきりもっと年寄り連中かと思ったよ」

電話越しの応答は市民に向ける其れよりもずっと冷たい。或いは、此れが素顔なのかもしれない。
姿の見えぬ連絡主とは、お互いに知らぬ顔だろうから誰と聞いて見知ったわけでもないが、
直接会う必要性を感じるかどうかは貴方の自由だろう。
誰とも知らぬ人間に声ばかりで伝えられることは少ない。
(-325) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:47:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

壊れる、という事が。
初恋を歪に変質させた情をかかえて、人一人の人生を左右させるような、自分勝手で傲慢な幸を与える思想に至った事も含むのだとしたら。
この男はもうとっくに壊れてしまっていることだろう。

「どうですかね……、まぁ。でも……これは個人的に報復を考えてるから犯人を探してるだけです。
 幼馴染の家族が殺された事件も調べてますし……」
「彼女には、ただ、施設を出ても人として生きるだけのものを与えようと思っています」

養育院にいたのだから、女には身寄りがない。
施設を出ても、重度の精神疾患と動かぬ体を抱えていては、死ぬしか道はないだろう。
男の行動は、やること成すこと彼女と幼馴染の事に直結しているが、内情をあまり話すことをしてこなかったため、これを知るものは極端に少ない。
それでも自分の身さえどうでもよく、手段をあまり選ばない思考を除けば、優しいだけの男に見えてしまう。
生活態度の件がなければ、相当の優等生に見えていたかもしれない。

「……あ、はい。
 見回りに行く時間になったら返します」

鍵を、手の中でしっかりと握り直した。
(-326) eve_1224 2023/09/19(Tue) 8:50:29

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「そうなの?オレから見たら頭良さそうだけれど……
 意外だな、騙されてるロメオさんってあんまり想像できない」

こちらからすれば遊ぶときはいつだって頼り甲斐があって、世の中を多く知っていそうに思えたから。
とはいえ年下だからこそ思うのかもしれない、と思った辺りでぐりぐり頭を撫でられていた。
「わ」と声が落ちて、それからきゅっと目を瞑った。

「う、うん……」

それでも瞳を開けると何やらぱちぱち、瞬き。
追加で頼んでもらった水にそろっと口をつけつつも、飲めば撫でてくれたあなたの手を指先でつつこうとしている。謎の行動。

「せんぱい? パン屋の?」

誰かいたっけ、と思いつつ。

「へえ〜じゃあロメオさんから何か誘われたときは、うれしくなっていいんだな」
(-327) mspn 2023/09/19(Tue) 8:51:19

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方が例えその腑を曝け出すことで大多数の他に指差されるような人間であってしても、
この男は今と変わらない態度を向け続けることだろう。
それが絶対評価たる上司としての務めだ。情のためではない。
そういう類いの寛容を含む目は、貴方からの返答を聞いて微笑むように細められる。

「いつも通り、忙しくならないうちにやるべきことを終わらせて息抜きしてしまいなさい。
 常通りのコンディションでいられるのが一番いいことだ、我々はね」

今も、そして日が経って混乱が彼らに忍び寄ろうとしてもそれは変わらない。
手袋に包んだ手が貴方の腕を軽く叩いて送り出す。
その日ばかりははっきりと、何事もなく過ぎていったことだろう。
(-328) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:59:27

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

肩をすくめ、ほんのちょっぴりだけわらう。店の経営は趣味……道楽のようなものだとは聞いたことがあっただろうか。少なくとも、金銭的な利益を求めて経営しているわけでないことは、店の形態から窺えているはずだ。

「うちも同じ不払いだが……さてな。
 今は何を口にしても理由になる。
 生憎と、この耳でそうした話を聞くことはない」

酒瓶に手をやりつつ、そんなことを返す。耳によってでなければそれなりに把握していることはあるらしい。とは言えその内容を教えてくれはしないだろうが。

並べられた瓶は三つ。ビアンコサルティ、ベルモットの白、ドライ・ジン。氷入りのグラスに注がれた中身が混ぜられる。
さっぱりとした味わいのホワイトネグローニの中でも、ハーブがよく香る爽やかな取り合わせだ。

確かなそれに全く気付かない程、彼女は鈍くもない。それでも彼女の見てくれは至っていつも通り。彼女はここで、彼女の思ういつも通りを送るだけ。いつも通りを提供するだけ。その視野をもってして知り得る情報で、誰ぞに何ぞを説くこともないのだ。


 コトン

最後に皮結びをした輪切りレモンを添えて、
グラスはあなたに差し出された。
(-329) 66111 2023/09/19(Tue) 9:02:15
エリカは、グラスを差し出した。いつも通りに。
(c8) 66111 2023/09/19(Tue) 9:02:55

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ

或いは、商売熱心な働き者による市場調査にも思えなくはない。
問われればそう返すくらいの余長を引いた上で、男は悠々と過ごしている。
ふ、と。貴方の所作に目を向けて。瞬きがふたつ。
それから、僅かに自分に対してそうするように緩く首を振って、よく手入れのされた髪を振るった。
或いは。施行されつつある過激な法案を振るえるだけの手を他の警官たち同様に持ちつつも、
愚直にそれに従うことの馬鹿馬鹿しさを、再確認しにきたのかもしれない。

「もうじきぶどうの収穫時期になる。酒に関わることは何かと目をつけられがちだ。
 何事もなく季節が過ぎたなら良いのだけどな」

酒精を纏った鮮やかな香りを口元に運びつつ、商売人めいた愚痴が一つ。
貴方の元を生身で訪れた警官の用事は、有耶無耶に過ぎた。おそらくは、きっと。
(-330) redhaguki 2023/09/19(Tue) 9:10:51

【独】 マスター エリカ

/*
!!?!? レス早???????????
(-331) 66111 2023/09/19(Tue) 9:14:22

【独】 マスター エリカ

/*
ジンをベースに使ったイタリア生まれのカクテル「ネグローニ」
フィレンツェのレストランでネグローニ伯爵がアペリティフ(食前酒)として飲んでいたことから、1962年にその名がついたとされています。

えっっイタリアだ〜〜〜〜〜〜〜!!!! このあとフランスでホワイトが誕生してイタリアに帰ってきたらしい。歴史〜〜〜〜〜!!!

とか書いていたらレスきてて飛び跳ねちゃったねぇ。
(-332) 66111 2023/09/19(Tue) 9:16:16

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
わ、猫ちゃんだったにゃん!

今回、凶狼2人いますが襲撃するのはニコロのみで
相方にはパスして貰う予定でおりますワン。

なので情報ばら撒かれるのはニコロになると思います。
情報類は是非是非ばら撒いて欲しいので
後程まとめてお渡しさせていただきます!

そしてニコロは実は現在波魔に摘発される予定もあります。
多分聞かれて摘発されたかな、と想像が出来ますね。
(運営ちゃんに確認したところブッキングの問題はないそうです)
(-333) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 9:17:07

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「天才に金が渡るととんでもないものを生み出すんだなあ。
 ……本当にやらかした時には黙って受け入れるが冤罪はごめんだ」

そこは腐っても色男を自称する男、貴方の逆鱗に触れたのならば逃げ切れると思っていない。

「向こうが見せてくるんだよ……! まったく」

随分と潔いのは本来の性根もあるのか、プライドがあるのは最低限の女性の扱いだけのようだ。
元々粗雑な部分は誰かさんをまねしたものだ、本音は丁寧な暮らしをして眠って暮らしたい。
しかしこんな仲間たちに囲まれてしまっていれば穏やかな暮らしなど夢のまた夢である。

「金はいくらでも欲しいが、あんたとなら食事の方が嬉しいね。
 いつになるかわからんが約束をしてくれるか。
 今日にでもどちらが連れていかれるってんなら退所祝いだ」

退所祝いに金を払わせる可能性があるがそれはそれ。
無事に帰ってくるつもりでもあり、帰ってこさせるつもりでもある。
(-334) toumi_ 2023/09/19(Tue) 9:18:18

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
此方こそ遅くなって申し訳なかったのでお気になさらず!

そして襲撃内容ですが
実は実は、今回此方
凶狼
でして
此方側の襲撃相手が猫又さんだと言う事が判明しました。
ニコロ、道連れ食らいます。

運営ちゃんには確認しましたが、問題ないとのことです
(同窓の他の人はパスして貰っているため確定)


ニコロの色んな情報を最後っ屁でばら撒いてくれるそうなので
それを聞いた波魔さんが逮捕、という形は如何でしょうか?
(-335) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 9:27:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

さてどこまで、いや、直接会いに行ったほうが伝えられることは多い。
その上通信は短ければ短い程リスクが無いのを知っている。

「……ルチアーノ、黒眼鏡の元部下だ」

少なくともその術で誰かを救いたいと願ったのなら、苦々しくも手の内を明かすしかなかった。
貴方達がどこまで仲がいいかも知らなければ協力体制を敷いているかもわからないが身分としては一番身近だろうと。

「あんたが良ければ直接会えるが、このご時世。
 無理にとはいえん、だが」

逃げてくれというには随分年上であることとその声の威圧感だけでも憚られる。

「……無罪の輩が放り込まれるのが見過ごせんのだ」

そういえば。誰かが貴方を“怖いおじさん”と言っていたことを思い出して苦笑いをした。
(-336) toumi_ 2023/09/19(Tue) 9:36:49

【人】 渡りに船 ロメオ

>>11 ヴィンセンツィオ

「アハハ。ま、働いてみたかったすね」

背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、
もしくはそれよりも子供っぽいかだ。
ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。

「あ、褒められた。あざす」
「オレを引き抜くなら高くつきますよ。
 それかオレを惚れさせるか」

なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。
緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、
どんな疑りにも慣れている。
ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。
なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。

「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」

ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。
そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、
またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、
店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。
まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。
(22) susuya 2023/09/19(Tue) 9:54:21

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

うぇ!?

 え、あ、はい……」

すとん、と素直に座り直す。
その様子?どの様子だったんだろう。
疑問が頭を巡るが口に出すわけにもいかない。
はてなを頭上に増やしているうちに、貴方の口から出た人物の名にきゅっと眉尻を下げた。

「欲しいもの……ですか。
 今欲しいものなんて、無事に帰ってきてくださいって……
 それくらいで」

この返答であっているんだろうか。
もしかして今連絡がつくのか?という意味だったんだろうか。
または今まで甘え過ぎたことを暗に戒められてたらしたらどうしよう。
はてなの代わりにどんよりとしてきた。
(-337) NineN 2023/09/19(Tue) 10:13:35

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「転んで顔をぶつけてね」

チャオ、なんて掌を見せながら、おどけて言う。
それはいつだったかのはるか昔、
珍しく喧嘩に負けた時のアレッサンドロが悔し紛れに発していた言葉だ。
だがその時とはまるで違い、まったくもってどうでもよさそう・・・・・・・・な態度は剥がれない。

「旦那、今怪しげなことしないほうがいいぜ。
 俺と話しただけでしょっぴかれたやつがいるらしいじゃねえか?
 トシなんだから、大人しくチェスでもしてな」

ごろり、と再び横になり。

「こんな悪ふざけ・・・・、すぐに終るさ」

からからと口元が笑う。
(-338) gt 2023/09/19(Tue) 10:17:45

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「いいでしょ。おねーさんも働く?」

いつでも歓迎してますよぉ、と何とも軽い勧誘。
つまみ食いの為にバイトをするとはこれいかに、なのだが。

「ああ、そういう。良いんじゃないすかね、猫カフェ。
 可愛がるんなら人んちの猫が一番ですからね」
「飼ってるオレが言う事じゃないけど」

本来は自分はそういう考えで……飼わないかと言われたので。
猫はかわいいので是非撫でて欲しいとは思った。
ロメオは猫好きだった。

「…………」
「ま、オレは捕まんないでしょー。流石に」

「捕まったら何しようかな。なかなか無い体験ですからね」
「それはそれで楽しくやるんで心配しなくていいですよ。
 オレ、タフなんで」

へら、と苦笑いに眉を下げた気の抜けた笑顔を返す。
一般人が叩くにしては大口だが、
返ってそれで冗談だと思ってくれればそれでいい。

それに、言っていること自体は本当なのだ。
(-339) susuya 2023/09/19(Tue) 10:20:17

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「……エル」

貴方に観察されていたのには気づいていなかったのだろう、少しだけ意外そうにして、それも一瞬だけ。

「いいんだよ、これぐらいは。俺は金だけはあんだから」

金しかない。それしか残されなかった。
いつかとも違うまた気怠そうな態度は酷く色んな気力を無くしているように見えた。

「なあ、エル。男の恋人を考えたことはあるか?」
「その時抱かれたいか抱きたいか言ってみろ」

突拍子もないそれは、あなたに尋ねているようで何処か宙に浮いている。
(_6) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:23:56

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「え?」
「あぶねー……」

「え?本当に大事な事じゃないすか?それ。怖……」

いい方向に動いて本当に良かった……と、
改めて胸を撫で降ろした。
殴りはしないが顔をくしゃ……とさせていた。

「どういたしまして……?」
「てか内部犯とか居るんすか。やっぱいなかったんすか」

それからハッとして、
聞き捨てならないことについても質問する。
(-340) susuya 2023/09/19(Tue) 10:26:55

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「だよなあ……。それぐらいしか言えんよな」
「もう少しあいつに関わる人間が我儘な方がからかえて面白いんだが、そうさせないんだよな旦那は。
 金や物ばっか何でも寄越してくる」

連絡は出来ないから直接会いに行け、と言いたかったが。
流石に警察の知り合いは少なかったかと顔を上げる。

「会いに行きたいんなら向こうのサツと融通利かせてやるぞ。
 俺は顔も見たくねえからな」

「それとついさっきまでお前が内通者じゃないかと疑ってたんだ。
 もうよくなった、だからビビらなくていいぞ」
(-341) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:38:52

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「んーいるなら……一人、
だった
なあ」
「……お前は違うだろ?」

その瞳は信用もしていないが疑ってもいない顔だ。
何も調べていないのに分かり切っているというように。

「そいつ以外は警察の人間が動いてるよ、俺の推測通りならな。
 後黒眼鏡の旦那は絶対自分から勝手に捕まりやがったし、
 この先も俺たちと警察の奴らが一人か二人ずつ連れていかれるだろうよ」

「まあ、ロメオはもう少し平気だろうがなあ」
(-342) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:44:29

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「一から物事考えんのが苦手なんだよ……
 考えは出来っけどいつも不正解だからな」

そして人の言う事を聞くのでたまに騙される。
困った事だった。
ぐりぐりわしゃわしゃと撫でて気が済めば、
今度はつつかれるままに手をつつかれている。

「どした……?」
「手だよ」

当たり前のことも思わず言った。

「ん〜ん。……学校の」

嘘だ。学校は途中からまともに通っていない。
交友関係が続くはずもない。

「そう思いなよ。オレも誘える相手少ないから」
「誘えるの、嬉しいよ……あ。来た」

ありがとうございます、とグラスを受け取る。
XYZの白い表面が揺れて、二人の前へと置かれた。
(-343) susuya 2023/09/19(Tue) 10:45:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「悪い悪い。
可愛げがあるからついな。」

今まで隠されていた中身を垣間見るのが
楽しくて、愛おしくなっていて。
つい頭を撫でようとしてしまう。

弟妹たちに昔、やっていたように。

「俺も縁起悪い事は言いたくねえが嫌な予感はするもんでな。
此方こそ、会えることを願ってるさ、リヴィ。」

何せカンターミネという女は情報に敏い。
検挙を出来たとしてもただで捕まる女ではないだろう事は
多少付き合いがある己だからこそ分かる。
(-344) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 10:57:24

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「だった……はあ。なるほど」
「まさか。自分で縄張り潰す様な面倒しません」

ぱ、と両の手のひらを上げて貴方に見せた。
ホールドアップ、手の内明かし。
そこには何も握られていない。当たり前だ。

「……旦那も無茶しますね。
 トロイの木馬の真似事でもしようってつもりなんすか?」
「本当になんの為の法案なんだか……、
 あんたも自分から行く気はしてないでしょうね」

ジト、とその瞳を見つめて。

「道具は一人で動けませんよ」
「使い手がいなきゃあオレぁ独活の大木なんで……」

だーれも減らないでほしいなあ、と億劫な顔をした。
(-345) susuya 2023/09/19(Tue) 11:04:26

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「いつかサングラスも似合うようになりたいなあ……
 今買うとからかわれそうで買えないんですよ」

かっこいいよ、という言葉に肘をついてぽやんとする。
例えば20年後、己が黒眼鏡を掛けて仕事を仕切っている姿なんてとても想像がつかない。
あの人は今それを現実にしている。

「じゃあ今日は……今晩は?ゆっくり休んでくださいね。
 ……は〜……」

甘いホットミルクを飲んで一息。
貴方の買ってきてくれたおやつをひとくち。
顔中でにこにこと笑って、幸せだなあと思う。
小さなおやつはそこそこに食べ切ってしまうし、ホットミルクもマグカップ一杯は時間をかける量ではない。

「そういえばロメオさん、寝る前にシャワーは浴びます?
 俺は掃除終わってから浴びたのでこのままですけど……」
(-346) NineN 2023/09/19(Tue) 11:06:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

最初よりも余程、真っ直ぐ前を向いた弟分。
見違える、とはこの事かもしれない。

「…そういう事なら止めねえよ。
文句も言わねえ。自分でやり切ってみろ。
俺も、俺の為すべき事を為す。」

弟の進む道と、自分の道。
恐らくは両者とも、ただでは済まない。

「先に、謝っておく。
何を、とは今は言えねえけどさ。」
(-347) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 11:17:50

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

「よく分からないものとか……珈琲淹れてくれたりとか?
 この前は車渡されそうになりましたよ」

まだ免許も取れない年齢なのにと苦笑する。
ねだれば際限がなさそうだから周囲の人間が自制を効かせてしまう、不思議なものだ。

「本当、ですか。
 …‥お願いします。あの人に会わせてください」

男には頭を下げることしかできない。
事情も詳しくは知らない。拳を振るうことはできても、本質的には狭い世界で生きる子どもであるからだ。

続く言葉には何も言わなかった。
近しい場所にいたのは本当で、疑われるのは当然だと心のどこかで思っていたから。それは痛みを感じないことにはならないが、それでも。

直接伝えてくれる分、貴方は優しい人なのだと思った。
(-348) NineN 2023/09/19(Tue) 11:22:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。
 お前はまだ……似合わないな」

髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と
なんとなくの感想を話す。
自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと
高をくくっているが。

「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。
 久々にホットミルクなんか飲んだな……」

足を伸ばして、温かいカップを傾ける。
少し涼しくなってきたから、
温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。
おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、
サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。

「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。
 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」
(-349) susuya 2023/09/19(Tue) 11:23:54