人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「……そうよね。やっぱり、
 何としても皆が捕まらないようにしないと。
 もっと、もっと、何か情報でも握れればいいのに……」

貴方が素直に肯定してくれたことで、それ以上大きく騒ぐことはなかった。
そうして零すのは情報への渇望。待つしかない。けれど待つ時間を少しでも短くできないかと言うもの。

「うん、ありがとうヴィットーレ。同じ気持ちよ。
 きっと貴方が消えたらわたし、平静を装える自信がないから、きっと署でわんわん泣いちゃうかもしれないわ」

だから、絶対捕まらないでね。
本当は"絶対"なんてないなんて知っていて。
それでも貴方にそう言わずにはいられなかった。

「あ。それじゃあわたし、モヒートで」
「……わたし、ヴィットーレがマフィアになった理由、
 そう言えば知らない気がする。孤児院の皆のため?」

看板をひっくり返すあなたの背にそう問いかける。
こうは言ったものの昔から気になっていたのは事実で、こんな話題の中じゃないと切り出せないと言う所があったから。
(-323) poru 2023/09/16(Sat) 21:45:20

【人】 渡りに船 ロメオ

「困ったな」

困っている事、その一。
今回の騒ぎで怖がっていないかと思い、
非番であるがバイト先を尋ねた。
怖い事ァ何もねえと袋いっぱいのパンの耳を持たされた。

困っている事、その二。
先程から足に黒猫が纏わりついて離れない。

公園。
徒歩で用足しついで、疲れたので
花壇脇のベンチに座っていた。
時はそろそろ日も落ちてこようかという頃。

こんな騒ぎがあってもマア子供は元気に遊ぶし、
秋の花は咲いているし、鳥は鳴いている。
あんな法律これらにはあんまり関係なくて、
それを感じたくてぶらりと立ち寄ったのに。

「マジ……」「なにがそんなに気に入ったわけ」

変に懐かれてしまったから、変に動けなくなってしまった。
流石に蹴り飛ばして歩いていく訳にもあるまいし。
ナアナア鳴いている野良猫を眺めながら、
パンの耳の処遇についてぼんやり考えていた。

#公園
(66) susuya 2023/09/16(Sat) 21:47:25

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


わかりやすく上がった不服の声。
してやったり、と笑ってチーズを口に放り込んだ。

「そうそう、まあ結局
 陰で糸引いてやがったのは余所者だったそうだが。
 だからってもないが、俺ぁノッテの事を恨んじゃいないけどな」

「俺と同じような奴もいくらでも居るだろうし、
 結局んとこ、ガキの頃から世話になってる人も居れば
 同期の連中も居る。俺にとってはノッテここも家みたいなもんだ」

遠くの神より近くの人、それは同じことらしく。
ぐ、とまたグラスを傾ける。
そろそろ水も飲めと怒られる頃だろうか。

「結局のとこ、昔の話より今の身内だ。
 目に見える範囲がいつも通りならそれでよし。
 それが一番ってやつだよなあ」

あんま昇進はしたくないもんだが、とぼやきつつ。
とはいえそれもこれも酒片手の他愛ない話といった調子で。
(-324) unforg00 2023/09/16(Sat) 21:51:55

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
アッ かしこまりました!
メールと忘れ物でもしや?とは思いましたが…
それではN.N.は今回パスにセットしておきますね

別行動、あるいは今回は留守番役ということで

Alberoの行動についてはお任せします
あくまでN.N.のセットがパスという形で…
我々が一気に落ちることはなさそうですが念の為!

運営ちゃんにもパス連絡しておきます
樹木子と猫又に恐れているN.N.PLより…
(*22) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:57:12

【教】 pasticciona アリーチェ

 
「裏切者……」
「組織内での裏切者なんて考えたくないわね……
 最も、今の警察は裏切りどころか分裂状態だけど……」

公僕である以上、上が水は赤いと言えば赤くなるのだ。
新法案に反発している人は少なくはなくなくとも、
それに表から批判できる人はいないし、"いなくなる"。

「……ノッテに裏切者がいない事、私も祈ってるわ。
 どこでどんな利権が発生しているかわからないだけに、
 いないと言い切れないのが複雑だけれどね」
(/19) poru 2023/09/16(Sat) 22:00:08

【教】 pasticciona アリーチェ

 
「……えっ?」

「……やだ、ペネロペ。
 わたしが幾らドジだからって、性別を間違えたりは……
 間違えたりは……
しない……
はず……」


またからかおうとして〜。くらいの軽い笑みを最初は浮かべていた物の、徐々にその表情が固くなって。

「…………
うそ
(/20) poru 2023/09/16(Sat) 22:01:09

【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ

/*
運営チャン!ご連絡遅くなりました!
本日の能力行使ですがリヴィオは「パス」にセットしています
さっきまで全体でしたが相談した結果…

遅く!なって!すみませんーーー!!!!
これ以降変更はないのでご安心くださいませ
次回以降はもう少し早めに連絡出来るようにガンバリマス
(-325) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:01:45

【教】 コピーキャット ペネロペ


「俺のツラが良すぎて勘違いさせたのは悪いと思うが…」


傲慢。

「まあ夢を抱いたままでも結構だけどよ。
 そういう相談にはあんま期待すんなよって事。」
(/21) unforg00 2023/09/16(Sat) 22:11:41

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

 
「もう。テオ相手だから怖いはないわよ。
 お世辞、言わないのもあるけど一番は安心できるから」
 
優しい、優しくないは各人色々差はあるけれど。
同い年で恐怖も共有した大切な幼馴染に勝る安心度はない。
例えお世辞の有無にかかわらず、貴方であればそう。

「本当?よかった!
 それじゃあ、今度のお休みに作って待ってるね」

相手が面倒臭がっていても多少押す気は満々だったのだが、今回は割と乗り気の部類らしい。
下手な事をやってその気を逸らしてはいけないからと、その場は大人しく元通りに正面に向きなおした。
(-326) poru 2023/09/16(Sat) 22:12:29

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
Ciao! 運営です、追加で役職的な確認事項を持ってきました。
魔術師様がヴィンセンツィオ様を占おうと思っているそうです。ヴィンセンツィオ様が妖精陣営であることをお知らせしても大丈夫ですか?
(占うとシステム的な死亡が起こる=逮捕が起こることを通知しても構いませんか?)

実際に占うまでのおたのしみでもOKです。し、占いの実行を一日遅らせてほしいなど、伝えたいことががあれば持ち帰って伝えます。どうしましょう?
(-327) 66111 2023/09/16(Sat) 22:15:10

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*

こんばんは、おさとうかえでです。
よき余生をお過ごしいただけているでしょうか。
…言っておいて苦しくなりましたので、本題にさっさと移ります。

確認は、襲撃ロールの内容についてです。
先日お伝えしましたように、お手伝い権を用いて罠にはめるような予定です。
内容について運営Mさんと共にうんうん悩ませて頂きましたこととその感謝をここに色濃く残しておきます。

そこでこちらから出ました案は、
・ダニエラが大量の食べ物を用意してニーノくんに処理の『お手伝い』を頼む
・警察はダニエラが配るからニーノくんは他のお知り合い(村のメンバー上マフィア)に配ることに
・(マフィアに食べ物をお裾分けしたあと)マフィアとの密会の疑いで拘留、逮捕
上記のような形になります。

仲のいいマフィアの方がいらっしゃることが前提になりますので、まずは提案として。
墓落ち後にも墓落ち前時空でお裾分けロールなどできそうですし、どうかな〜と。…どうでしょう?
(-328) oO832mk 2023/09/16(Sat) 22:16:24

【教】 pasticciona アリーチェ

 
「夢、一瞬で儚く砕け散ったわよ……
 ううん、まだ夢の中ではあるんだけど」

「絶対女の子だと思ってたのになぁ…………」

完全に女性の先輩と思って慕う気満々だった女は、ショックのあまり机に顔を押し付けるように突っ伏した。暫くは起き上がってこない事だろう。

「じゃあどうして女の子に見える格好を?
 ……女の方が有利なこととか、やっぱりあるのかしら」
(/22) poru 2023/09/16(Sat) 22:17:23

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「………。」

また少しだけ、考える間があっただろう。
けれど、それはそう長くなくて。

「いや、行かせて貰うぜ。
折角だし、な。」

話せるうちに話さなければ
何があるかなんて分からないから。

「ところでお前の家ってどこにあるんだ?」

如何に同僚と言ったって家の場所まで知っている訳もなくて
首を傾げる貴方に合わせて、此方も首を傾げただろう。
(-329) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:17:56

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「頼りにしてるわ」

でも今はあんまり説得力がないわね、なんてくすくす笑って。

「また、突然ね。いがみ合ってるって言っても、警察が突然踏み入ってくるわけでもないでしょう?
 何年とそうだったから、ずっとそうであるとも限らないっていうのは分かってるつもりだけど…」
「昔は、いつもの場所が突然ごろつきにめちゃくちゃにされて……力がなかったから、小さい子を吊れて一緒に逃げたものだわ」

理解は出来る。そう言っておいてもらえたから、あなたの部下は問題なく逃げられるはずだ。
まるで何かが起こる、とでも言いたげな口ぶりには 流石の彼女も怪訝そうな様子を見せてはいたけれど。

「うん」
「ファミリーの外にも仲良しの人はいるし、いざとなれば行きずりの人でも捕まえられるわ。
 一日だけなら、どうにでも出来る」

「別のところにお部屋を持ってはおきたいかも。お金を用意してくれるっていうなら甘えちゃおうかしら」

言葉の裏を読めるほど賢くはなかったから、飲み込んだ言葉を察することはなかった。
それに、ファミリーのことを掛け値なしに信頼しているから。
疑う事なんて出来なかったのだ。
(-330) otomizu 2023/09/16(Sat) 22:23:31

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

「ふふふ、駄目よそんな露骨に悲しがっちゃ。
 泣くならせめてお手洗いの中にしなさいな。」

ちゃぁんと努力するわよ♡と貴方を安心づけるために
笑ったヴィットーレは────しかし、
明日には捕まる運命だ。まだ誰も知る由はないけれど。

場末のバーは開店してもすぐにお客が来るようなことはない。
注文通りにモヒートを貴方に差し出して、
問われた言葉には、一度何かを片付けるようなしぐさで
背中を向けて。……表情は見て取れない。

「………う〜ん、どちらかというと自分の為ね。
 知りたい事があったの。その為に、マフィアになるのが
 一番都合がよかったのよ。それに………」

「……孤児院で過ごすのが、辛くなってしまって。逃げたのね。」


「……昔、アリーチェを助けた時………
 一緒に居た子供達を覚えてる?
 アメリータ、レオニタ、トール…皆貴方と遊んだことがあるのだけれど。」
(-331) arenda 2023/09/16(Sat) 22:26:49

【教】 コピーキャット ペネロペ


「まあ夢の中で夢が砕け散る事もあらあな」

テーブルに突っ伏す様子を見ながら適当言っている。カス。

「ん〜……まあ女の方が懐には入り込みやすいからな。
 弱そうだと思わせておいた方が得な事も多いし。
 女の方が入りやすい場所も多いし…」

夢のない話がどんどん出てくる。
(/23) unforg00 2023/09/16(Sat) 22:27:57

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*なるほど…
であれば此方も今回はパスとしておきましょう。

此処で2人も捕まるのはヤバそうですし…
運営ちゃんにもその体で報告しておきます!
(*23) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:31:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → マスター エリカ

/*大変お待たせしました、凶狼です。
協議の結果、今回此方は『パス』で行きたいと思います。
(-332) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:34:37

【人】 コピーキャット ペネロペ

「お客さん、普段あんまりお酒は飲まれない方ですか?
 なるほど!では甘いものと炭酸は?苦手ではない?
 じゃあ……こういうのはどうでしょう」

「スパークリングワインに、
 ピーチネクターで作ったカクテルですっ!
 甘くて飲み口が良いって評判のお酒なんですよ!」

しとしとと雨の降る夜。
本日もきっと #バー:アマラント は通常営業中。
私と同じ名前のカクテルなんですよ、
なんて笑う店員もいつもと変わりなく。

とはいえ、件の法は多少なり話題に上りはしたことだろう。

#バー:アマラント
(67) unforg00 2023/09/16(Sat) 22:42:12

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ


モヒートを受け取りながら、一口飲みほす。
果実の酸味とラムの甘い香りの液体が乾いた喉に染み渡る。

「知りたい事があるから、マフィアに……」

一度そこで口を開いたのは、自分にも思い当たる何かがあったのかもしれない。

表情が見えない事に少し不安も覚えるけれど、本当に話したくなければきっと話を流してくれただろうと受け取り、続く貴方の話を神妙な顔で頷きながら聞いて。

辛くなって逃げた。
いつもの貴方からはとても想像できない動機で、それだけにそれ程の何かがあったのかと途端に心配そうに表情を歪める。

「……ええ、勿論覚えているわ。
 あの日の事を忘れたことは一日足りともないから、
 誰が一緒にいたかは記憶にしっかり残っているよ」

あの日。貴方に助けられたあの日。
不審な男に絡まれて恐怖で身も竦んだ時、貴方の姿が見えた時、自分がどれ程救われた事か。
きっと貴方に伝えたくても伝わり切らないその心を思い出していた。
(-333) poru 2023/09/16(Sat) 22:46:17

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君が考える間、男は黙って翠眼を向け続ける。
しかし答えを聞けば、笑顔で頷いて。

「OK、それじゃあ近々……今夜でも構わない」

また明日、その明日が来るかなんて、
今の状況では何も言えない。
それなら早めにどうだろうと誘いをひとつ増やした。

「家はここからそう遠くない。
 出社しやすいように近くを選んだんだ」

徒歩で通勤出来るくらいの距離。
口で説明するのもなんだからと一緒に帰りに向かうか。
あるいは君の連絡先に住所を送るかの二択。
家へ招待するのは君が初めてだから、
どの方法が楽なのかあまり思い付かなかった。
(-334) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:52:20

【秘】 陽光の元で ニーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

「やった、ありがとうございます!
 じゃあよろしくお願いして……」

応えてくれた貴方の表情に陰りは見えないから、こちらはこちらで内心ほっと息を吐きつつ。
指摘を受ければぽくぽくぽく、と沈黙の後に「あ」と声をあげた。

「……そうじゃん!
 あっいや、オレの非番がじゃなくて!
 せんぱいの見回り時間を邪魔しちゃってる……!」

自分の時間はどれくらい使っても何の問題もないのだけれど、貴方の仕事時間はそうではないとはこちらの認識。

「えっと、じゃあこれぐらいで!
 色々……話してくれてありがとうございました。
 またチェスも教えてくださいね!いっつも楽しいから!」

なので最後にはその一声と、いつかのシエスタの時間での対戦を心待ちにする笑顔を向けた。
特に呼び止められることがなければぶんぶんと手を振りつつ、その場を後にすることだろう。
どうかこの先、貴方の心の憂いが少しでも晴れる日が来ることを祈りながら。
(-335) mspn 2023/09/16(Sat) 22:53:15

【教】 pasticciona アリーチェ

「諜報するには女の方が有利なのはよくわかったわ。
 いざとなれば、男の力で抵抗もできるし……
 ちょっと羨ましいかもしれないわね、ペネロペのそれ」

夢のない話に更に潰されて机に突っ伏していた顔がようやく上がる。

「……今、やっぱりペネロペの所、忙しい?
 よかったら様子を見るだけでもいいから、
 ちょっと、ある人をサポートして貰ったりは……」

ごにょごにょ。
自分でも、余りいい提案じゃないのは理解していたのだろう。
声が小さく潰れて行って、目線は逸らされる。

普通は多忙なら、誰かひとりじゃなく身内全体の利になるように動く筈だ。
それを夢で出会ったどこの馬の骨か知らない女の要望を聞いてくれることなんてまずないと思うけれど、言わずにはいられなかった。
(/24) poru 2023/09/16(Sat) 22:55:32

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

重ね絡めた指の先。
控えめに艷めく、マリーゴールドの色をしたエナメル。

「…えー。」
「知ってたよお。」

くすりくすりと、喉を鳴らして。
そう言ってしまえば恥ずかしがってくれるかなとか。
そこまで深くは考えなくとも、自分にしか見せないあなたの姿をつよく望む。
するりと素肌に滑らせたもうひとつの指先もまた同じように。
誰も知らないあなたを求めて。自分を求めるあなたを求めて。

「…うん。約束。」
「あたしも、ずっと」「ミネの傍に、いるよお」

「だから」「ミネも。」

落とす言葉に、吐息を混ぜて。
時折2人の吐息も交ぜて。

「そばに、」

ぱちんと頭の中が白んで震えて。
それでももっと、もっとと、あなたを求む。
(-336) oO832mk 2023/09/16(Sat) 22:57:33

【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ

ねだった甘味が箱に詰められるのをにこにこと眺め、楽しみですね、と店の扉を開けてエスコートする。
その動作はとても自然で、染みついたものだろう。

*

「任せてくださいよ。
 鍛えてるって……言いましたからね!ワッ 重てっ」

そんなことを宣いながら、両手いっぱいに袋を持つ。
偏らないように、崩れないようにと慎重に持てば、幾度か往復を繰り返さないと到底無理な量だ。

「……いざという時が来ないといいんですけど。
 ありがとうございます。どうしようもなくなれば、
 泣きつきに行きますよ」

続く貴方の言葉に手を止め、じっと貴方の顔を見る。
わがまま放題ですっきりした子供は、取り乱しこそなかったが拗ねたような顔をしていた。

「それを本気で言ったんだとしたら、結構悲しいですよ。
 貴方と、アレさんが助けてくれたんだ。
 俺の命は貴方達のものなんだ」

いざとなったら切り捨てられる覚悟もしている。
嘘でも自白でもなんでも吐いて、身代わりになったっていい。
帰りたい場所に、貴方達がいてくれるなら、何度汚れたっていい。
(-337) NineN 2023/09/16(Sat) 23:06:05

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「マジか。えー…じゃあ、お言葉に甘えて。
今晩でも邪魔させて貰おうかね…」

珈琲を煽り切って、缶を軽く潰す。
そうしてくずカゴに捨てるまでは一連の動作で。

「案内は頼むぜ。
住所見ながらでも行けそうだけど、迷ったら困るしさ。」

多分楽なのは貴方についていくこと。
迷う事がないからだ。
(-338) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 23:09:18

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

「あの時は本当に驚いたわ。
 貴方が無事でよかった。
 大切な家族が襲われたとなったら、
 アタシも冷静じゃいられなかったもの。」

あの時のヴィットーレたるや否や。
元々スラム育ち故の喧嘩慣れした体術は荒々しく卑劣で、
その頃から変わらなかった普段のやんわりとしたイメージを
払拭してしまうには十分すぎるくらいの姿を君に見せていた事だろう。
ヴィットーレにとって、家族を助けるのは当たり前の事。
だからきっと貴方にどれだけの感謝を伝えられようと、
気にしないで、の一言で軽く流してしまって。

「…………うちの孤児院、経営が厳しかったの。
 前の院長が大往生でお亡くなりになって、後継ぎもいなくて
 アタシが継いで………まぁ、まだ16だったから、
 お金のあてなんてないし………当たり前よね。」

依然として背中を向けたまま語る。
確かに裕福そうではなかった孤児院ではあるが、
貴方の記憶では、そこまで貧困にあえいでいた、というほどの
困窮具合でもなかったはずだ。

「最初は色々売ってたのよ。まだ使える家財とか、
 皆で内職したものとか………まぁ、それでも
 子供たち全員を養うには全然足りなくて……
 売れるものだってどんどんなくなっていって……」

客は未だに誰も来ない。
今ここには、貴方とヴィットーレの二人だけ。
(-339) arenda 2023/09/16(Sat) 23:09:47

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ



「───孤児院に必要最低限の家具しかなくなった頃。」

「子供しかいないうちの孤児院に、
 あと売れるものは
一つしか
残っていなかった。」




アメリータも、レオニタも、トールも。
あの日以降の交流会で、貴方が見た覚えはないはずだ。
ヴィットーレは背中を向け続けている。顔は見えない。
(-340) arenda 2023/09/16(Sat) 23:13:00

【人】 陽光の元で ニーノ

>>54 ニコロ

貴方が視線を向けた先、その墓石に刻まれている名は無く。
こちらはといえば、語る貴方を見上げてじっと視線を注いでいた。
自分よりずっと長い間、正義の肩書を背負って生きてきた人の言葉。
それを一つ一つ真剣に受け止めるようにしてから、最後。
冗談めかした言葉にはきょんと呆けた表情を浮かべ……それでも。

「……そっか」


何か納得したかのような小さな声を落とした。
それからようやくだ、普段通りににへらと笑って。

「その、ニコロせんぱいの首が飛んだら困る人がいっぱいいるし!
 オレだってそんなのいやなので……いやだからちゃんと、ここだけの内緒にします」

人差し指を立ててまずは内緒のポーズ。
しっかりきっかり誓いを立ててから、言を続けた。

「でも味方につけるまではいかなくても、なんていうか。
 いま、オレの中でとりあえずの……したいことは見えた気がするから」

「――だからありがとうございます、せんぱい!
 オレ、朝より元気が出ました!」
(68) mspn 2023/09/16(Sat) 23:13:01

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「捕まらんで欲しい奴かあ……。
 俺の部下に一人可愛いやつがいてなあ、
 そいつは一人寂しいと泣くんで無事で居て欲しいね」

「それ以外はー、あんたぐらいだ」

それは偽りなく、心から。特に深い意味も無く告げられる。
どちらも女性であるが、そこに自分の所属している陣営は甘味されて居ない。

「こちとら周りは覚悟が決まった連中が多いんでな、心配はしてない。
 だが、協力している身からすればあんたみたいにやりたい事がある人間が志し半ばで折られるのは忍びないねえ」

「男なんてそんなもんだ」

心配しすぎた方が嫌な顔をされる。
まあ、捕まった情けない姿を見たいわけではない人間はいるが。
(!10) toumi_ 2023/09/16(Sat) 23:15:46