人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘


「あ〜なんかあるよね?
 言っても言わなくても怒られるなら言わない方が楽みたいな?
 俺には全く理解できない考え方だけどね?
 だって言っても言わなくても同じなら、
 言った方が断然お得じゃん?」

言うだけでも気が楽になる〜なんてよく言うし?
なんで我慢してやらなきゃならないわけ?とでも言いたげだ。

どうにも事なかれ主義のあなたとはまったくの真逆らしい。
先程も平気で人の神経を逆撫でしかねない発言をした辺り、
それは火を見るよりも明らかな事だけど。

「へえ喜んでるように見える?
 彰弘ちゃんがそう思いたいならそれでもいいけどね?
 俺としては面白がってるだけのつもりなんだけど」

反論や疑問には誂うような返答しか返らない。
だってこういうのは生殺しでジタバタさせるのが一番面白い。
とはいえ教えた方が面白そうならその限りではないね。

「なーんか自分で自分の首絞めるの好きみたいだし?
 案外いじめられるの好きなんじゃないの〜?ってこと!」

言いたい事だけ言ってぺいっと放した。
どこまでも自分本位な上に言い掛かりもいいとこだ。
(-117) unforg00 2022/01/30(Sun) 13:40:10

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


深夜。

草木も眠る何とやら、というほどではないかもしれないけど。

まあそれなりに遅い時間の事だから。
当然廊下に人気は無く、しんと静まり返っている。

冷たい冬の夜の空気の中、キッチンの手前。
そこまで行けば、こんな時間に似付かわしくなく人の姿が見えた。
白髪の目立つ風貌の二年生が僅かに開いた窓の外を眺めている。
それだけならきっと、ああ眠れないのだなと解釈できたはずで。

「……ん〜?」

それは不意に聞こえたくしゃみの音に振り向いて。

「あ〜。どーもこんばんは、要ちゃん先輩?
 ここだけの話、あんま夜中に出歩かない方がいいらしいっすよ?
 見ない方が良いもんとか見ちゃうんで〜…」

一度自分の腕の辺りに視線をやって。
それからいつも通り、いい加減な調子でそう投げ掛けた。

ほんの一瞬向けた視線の先。
その裾を、
生白い子どもの手が、縋るように掴んでいる

幸か不幸か、それはあなたにも見えてしまうもので。

「……見なかった事にしません〜?色々。」
(-123) unforg00 2022/01/30(Sun) 14:25:28

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 夜川 鷗助


「おっす鷗助ちゃん。
 何さ改まっちゃって。そんなに俺の事知りたい?
 実は俺も鷗助ちゃんの事が知りたいらしいぜ」

俺達相思相愛じゃんね?などと適当な事を抜かしている。
当然これらは1から10まで冗談なので、真に受けなくて大丈夫。
誘いを掛けられればいいよ〜と二つ返事でついて来た。
お構いなく。
(-127) unforg00 2022/01/30(Sun) 14:38:05

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


「ふは、そんなこと!
 そりゃ阿門ちゃん先輩からしたら
そんなこと
かもだけどさ?
 ああでも俺も大事な用じゃないとか言っちゃったな?
 じゃどっちもどっちかあ〜」

そっけないあなたの物言いを大して気にしたふうでも無く。
からからと笑いながら盆を運ぶ後ろをついて回った。

「訂正させる気も阿門ちゃん先輩には無かったとしてもさ?
 俺にはまあちょっとは改善の意思があったり無かったりして?
 んでもなんであそこまで嫌がるのかよくわかんなくて、
 何処をどう反省したらいいかわかんなくてさあ。

 ほら人と噛み合わないままで一番困るのは結局自分っしょ?
 他人に直せって言われる筋合いは無くたってさあ。
 ずっとそういうふうに生きてきたんだからって
 端から諦めて掛かられるってのも残酷じゃない?」

あそこまで、という言葉が指すのは身勝手な解釈へのそれよりも
あなたが先程示した秘密が暴き立てられる事への拒絶感の方。
聞かれても求められてもない事をべらべらとよく喋る。
それも問いを投げ掛けられれば一度中断された。

「ええ〜そこ俺に聞くかなあ〜。
 まあ案外今にも死ぬ〜!!って感じじゃーないとは思うけど?
 なんか秘密バラされた奴同士で友情も芽生えたっぽいし?
 心配するほどでもないんじゃない、今のとこ」
(-135) unforg00 2022/01/30(Sun) 15:33:48

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


残念ながら目をこすってもばっちり見えている。
夏の心霊番組によくあるあれっぽい。

「ああ平気平気。
何故なら俺の方が強いから

 これを知られたからには生きて返せん…ってわけじゃないけど
 ここまで見ちゃうとやっぱ知りたい?
 知りたいよな〜。人のさがだもんな?」

「カサネ〜。お前のせいでバレたんだから反省してな?」

しっしと追い払うように腕を振れば、
生白い手はすごすごと窓の外へ引っ込んでいった。
そののち窓はぴしゃりと閉められた。寒いからね。

「俺の秘密、知ったらちょ〜っと寝付けなくなるかもだけど
 元々寝付けないってなら今更だし気にしないでしょ?」

勝手に知りたい方向で話を進めてキッチンの方へと歩き出した。
たとえ依然フリーズ中だろうとお構いなしだ。
(-142) unforg00 2022/01/30(Sun) 16:19:52

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘


「どうした?変身しないのか?」


言葉に詰まるあなたをよそに、
なんともお決まりの悪役のような台詞を投げ掛けた。
神、エンタメ精神には理解があるので。

「ああもしかして同情とか歩み寄れるとか思ってる?
 人間様ってのは楽観的で傲慢だからなあ。
 俺にも案外何らかの仕方ないような事情があって、
 ちゃんと話せばわかり合えるとか共存できるとか?
 無理無理、諦めた方がいいぜ?」

確かにきっと、変身さえすれば。
逃げられるかと言えば否だけれど、足くらいは自由になる。
だってこれはただの人間の手だ。
生きているとは言い難いけど。

「一度良い暮らしした奴は清貧には戻れないのさあ。
 俺がこうして人間のフリして紛れ込んでるのも、
 元はと言えば獲物を探しに来たようなものだし?
 今でもぜーんぜん人間に手出してるんだぜ?」
(-155) unforg00 2022/01/30(Sun) 17:36:37

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘


「次に取って食われるのは誰だろうな?
 俺に限らず神だの何だのって気まぐれだからさあ。
 気が向いてここに居る奴らを連れて行くかもしれないし?
 もしかしたら彰弘ちゃんにとって身近な誰かかもしれないし?
 逆に彰弘ちゃんとは何も関係無い奴かもな〜?」

不気味なほどに愉しげな笑顔のままじりじりとにじり寄る。
こういう時に自分さえ犠牲になれば、と考える人間は多い。
だから敢えて他人ばかりを挙げて、まあそれはそれとして。

「ほらほら頑張れ〜?
 頑張って抵抗しないと彰弘ちゃんから食べちゃうぞ〜」

これは所謂、デザートは別腹というやつ。
追い詰められた時がお前の命日だ。
(-156) unforg00 2022/01/30(Sun) 17:37:01

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


ともすれば自分なりに考えた上での申し出だったかもしれないし、
ただ気まぐれに思い付きを口にしただけかもしれない。
胡乱げな瞳からは、考えのほどを読む事は少し難しい。

そうして同じように足を止め、あなたの考えを待ったのち。
丁寧に筋道立てて言語化された言葉や行動のわけに
ふうん、だとか不釣り合いな相槌を打って。
別段真面目に受け止めていないわけではないのだ。
あなたが誰にも冷たくしているつもりは無いのと同じように。

「秘密ってそんなに知られたくないもの?」

それから提案された改善策に、じゃあ、と問いを投げ掛けた。

「俺の秘密はまあ、知られないに越した事はないし。
 公然の秘密になっても困るし苦労が水の泡になるしで嫌だけど?
 数日もしたら別れるような奴に知られるくらいなら
 もう生きていけないってわけじゃないし。
 全員バラされる可能性があるなら痛み分けだし?
 周りもそれくらいのもんだと思ってたんだけどさあ」

先程秘密を暴かれた生徒達も、各々動揺を示しはすれども。
暫くすれば平時の通りに戻っていたくらいのものだった。
けれどどうにも皆がその限りではないらしい。
そのギャップが無用な軋轢を生んでいるのは自明だった。
(-165) unforg00 2022/01/30(Sun) 18:34:22

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


「言いたくないなら『言いたくない』が答えでいいけどね?
 そういう事もあるんだな〜と思ってちょ〜っと気を遣うだけ。
 空回ってもご愛嬌、だけどまあ善処はするつもり」

気の利かない後輩は特に手伝う素振りも見せないまま、
あなたの手によって盆はきちんと返却された頃。
一言『言いたくない』と返せば、この話はここで終わり。
(-166) unforg00 2022/01/30(Sun) 18:34:48

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


「無理?べっつに〜?
 俺は一人二人に知られるくらいならどうってことないし?
 そもそもここに居る人らに知られるってだけなら
 数日もしたらお別れだしね?
 ていうかなんか要ちゃん先輩の方が無理してない?」

戯けた調子でへらへら笑いながら前を歩いていく。
何かあったかい飲み物を用意するならセルフサービスだ。
なぜならこの後輩は悲しいくらいに気が利かない。

「要ちゃん先輩ってさあ。
 『神隠し』って知ってる?」

あなたがキッチンに立って何か飲み物を用意するなら、
何処か近くの邪魔にならないところ。
適当な席に着いて話をするならやっぱり近くの適当な所。
これはそのあたりに陣取って、それから唐突にそう切り出した。
(-170) unforg00 2022/01/30(Sun) 18:54:43

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 夜川 鷗助


「ウケる。マジで突拍子もない事言うじゃん。
 まあそういうとこから聞いてくのが早いよね?
 ウミガメのスープだっけ?ああいうのもさ、
 そうやってざっくり不確定要素潰していくイメージあるし?
 んでそうだな〜。」

適当な事を言いながら適当な部屋の適当な所に座って、
行儀悪く頬杖つきながら質問に答える構えだ。

雑司ヶ谷 累は人間だよ?


「まあ
俺は人間じゃない
けどね?
 雑司ヶ谷 累の名前とカタチを借りてるだけの別モノってとこ。
 はいここで問題、中身はさて何でしょう?」
(-173) unforg00 2022/01/30(Sun) 19:26:15

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


「悲観的だね」

痛みを押し殺すように語られた言葉への返答は。
やっぱり無神経で、何処までも主観的な解釈による感想だった。

「怖いんだ?周りの反応が。
 秘密を知った人が、何気なくした反応が自分を傷付けて
 すぐには消えない傷を残すんじゃないかと思ってる。
 そうじゃない可能性だって十二分にあるのに、
 それに対する期待より怯えの方がずっと強いんだね」

きっと誰しも、あなただって。
まったく誰の事も信用していないというわけではないはずだ。
この林間学校に集められた、同じく秘密を抱える生徒達の事を。

実際の所、自身の抱える秘密故かもしれないけれど。
他者を笑わず色眼鏡で見る事もせず居た者も少なからず居る。
それでも、もしかしたら、という怯えを打ち払えないでいる。
何も特別な事も無い、きっと誰もが抱き得るような恐れ。

なんてのは、やっぱり他人のした勝手な解釈なわけだけど。
(-187) unforg00 2022/01/30(Sun) 21:14:25

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


「意外だな〜。我が強くて理屈で割り切るのも得意そうなのに
 そういう所では結構雁字搦めになるタイプなんだ?
 勿論だからって馬鹿にするつもりも無いけどさ?
 案外かわいいとこあるねってくらい?

 ああよく考えたらこれって俺の勝手な解釈に過ぎないし、
 間違ってたらまたごめんなさいをしないとね?」

歩みをやや緩慢なものにしたあなたの数歩先。
そちらの表情を窺うためか一度振り向きはすれど、
やっぱり他者の問題を過度に深刻に扱うつもりはないようで。
特に気遣わしげな様子も無く、歩調も緩めず歩いて行った。
(-188) unforg00 2022/01/30(Sun) 21:14:50

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


寂しいではなく、寒い。
つくづく不思議な言葉選びをする人だと思う。
まあ今それに突っ込むと盛大に話が脱線しかねない。
一先ずコップを受け取ってどうも〜と気の抜けた礼を述べた後。

「そ?無理してないって言うなら俺はいいんだけど。
 んでそうそう、テレビとかフィクションで大人気のあれ。
 事前知識があるってのは話が早くていいね」

「ざっくり10年くらい前だったかな〜。
 累はその神隠しに遭ったんだ」

俺は、ではなく、累は。
自分の事のはずなのに、語り口は何処か他人事のようだった。
(-199) unforg00 2022/01/30(Sun) 22:00:41

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


「んで1年ちょっと後に戻って来た。
 信じられる?山の中で一瞬目を離した隙に居なくなったのが
 1年も経ってからふらっと戻って来たなんてさ!」

自分の『秘密』に関する事だというのに、
それはあいも変わらずへらへらと笑って話すのだ。
ともすれば、ちょっとした怪談噺でも披露するように愉しげに。

「普通信じられないじゃん?
 誘拐とか遭難、とにかくぱっと考え付く現実的な要因なら
 戻って来るわけないよな?タイミングもちょっと変だよな?
 だから『神隠し』に違いないって事になったわけ。
 まあ実際そうだったわけなんだけどさ?」

テレビ、雑誌、フィクション。
昔から神隠しという現象は様々な媒体で取り上げられて来た。
けれど神隠しに遭った者が
帰ってきた
という話は数少ない。
神隠しから帰ってきた者のその後が語られる事は殆ど無い。

「その場合さ、
帰ってきた累はまともな奴だと思う?
(-200) unforg00 2022/01/30(Sun) 22:01:24

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 夜川 鷗助


「何処にって」

ずっとそこにいるじゃん
。」

そこに、と指差した先。

家具と家具の隙間、扉の隙間、何某かの暗がりから。

生白い子どもの指が覗いている。
(-205) unforg00 2022/01/30(Sun) 22:21:56

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 夜川 鷗助


「なんつってドッキリ大成功〜」

何もドッキリじゃ、ないけど。
今も手めっちゃそこにあるけど。
ホラーばっかやる雰囲気でもなかったので雑に切り上げた。

「んで正解はー…惜しいな〜。
 人間が言う所では俺って神様らしいぜ?
 つっても人間より先にその土地に居たってだけで
 ご利益とかな〜んも無いけどさ?」

いわゆる自然霊、に近いもの。
恐らく居着いた土地を離れているのはまあ色々とあったのだ。

「で、そういう鷗助ちゃんは人間なわけ〜?」
(-207) unforg00 2022/01/30(Sun) 22:22:37

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門


「ふうん?悩み多きお年頃ってやつだ?
 阿門ちゃん先輩の年相応でかわいい一面知っちゃったな〜
 と思っておく事にしようかな」

振り返った先の表情は思ったよりかは穏やかなものだった。
そこに居るのは案外年相応の、等身大の一人の人間だったらしい。
一先ずそんなふうに認識を改めて、
後は特に何を言うでもなく人気の疎らな廊下を歩いて行った。

その別れ際、ふと何の気なしに呟いた一言は。

あなたに聞こえていたかもしれないし、聞こえていなかったかも。

「人間ってのは大変だね」
(-216) unforg00 2022/01/30(Sun) 23:08:07

【赤】 悪々戯 雑司ヶ谷 累

/*
PL連絡は狼です!襲撃します!襲撃ロールどうしますか!
くらいしか言ってません……
(*27) unforg00 2022/01/30(Sun) 23:17:46

【赤】 悪々戯 雑司ヶ谷 累

/*
(*29) unforg00 2022/01/30(Sun) 23:25:57

【独】 悪々戯 雑司ヶ谷 累

/*
やべえマジで秘話の自転車操業状態じゃん かかってこいや
(-229) unforg00 2022/01/30(Sun) 23:33:09

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


「むもももも……」

頭に触れるのも顔に触れるのもされるがままにされている。
普通に触れる。ちょっと冷たいのは気温のせい?多分そう。

「んー……そうだな〜。質問を変えようか
 
神隠しに遭う前の累と帰ってきた後の累は同じものだと思う?

 誰そ彼時なんてよく言うけどさ。夕暮れ時に隣に居るものが
 日没前と同一人物である保証すら無いわけじゃん?」

これにとって、"まとも"の定義は人様にとって都合が良い否か。
そういうものだと解釈している。
だからその定義に則るならば、きっとまともではない都合が悪いのだ。

「さっきのが本来の雑司ヶ谷 累。
 子どもの頃に俺の気まぐれで引き込まれてそれっきり。
 かわいそうだね?
 そんで俺はその名前とカタチだけ借りて成りすましてる何か。
 "何"かって言われたら俺もちょっと困るけど、まあ」
(-251) unforg00 2022/01/31(Mon) 0:47:12

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


「人間達の言う所じゃ俺って神様の一種らしいぜ?」

平然と宣うのは突拍子も無い、嘘のような話。

「つっても人間より先にその土地に居たってだけのもんで
 気の利いたご利益なんぞな〜んにも無いし?
 する事と言えばまあ、
 気まぐれに人間にちょっかい掛けたり祟ったりするくらい。
 万人がイメージするような都合の良い神様じゃないのさあ」

強いて言うなら、自然霊だとか土地神だとか。
恐らく人間の言う所ではそういう区分になる、はず。

「んでも近頃は誰も来ないもんだからつまんなくなってさあ?
 ふと思い立って攫った人間のフリして外に出て行って
 そのままここ10年くらい楽しく人間ごっこしてるってわけ。
 ま、そんだけ長いこと名前とカタチと借りてたもんだからさあ。
 もう今となっちゃ俺こそが雑司ヶ谷 累ってわけ?」

一般的に、自然霊には感情が無い。と、されている。
ゆえにアイデンティティなんかの悩みも無いのだろう。
だからかやっぱり平然と、いっそ傲慢にそう言い放った。

「理解が及ばないだろ?寝付けなくなるだろ?
 こういう余計な事も知るはめになるからさ〜。
 夜中に出歩いたり変に詮索するのはやめといた方がいいぜ?」
(-253) unforg00 2022/01/31(Mon) 0:48:13

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


【秘密開示】

雑司ヶ谷 累は、実は過去に人外と擦り替わっている。

雑司ヶ谷 累は幼少期に山で『神隠し』に遭い、
そしてそれから約1年ほど経った頃、唐突に帰ってきた。

けれど帰ってきたものは雑司ヶ谷 累ではない。
その名前とカタチを拝借して、この10年ほど成り済まし続けていた。
当時子供であった事、それから『神隠し』に遭った精神的なショック。
それらを隠れ蓑に家族の目すらも欺いて。

今ここに居るものは、雑司ヶ谷 累を攫った名も無き山の神そのものだ。
(-254) unforg00 2022/01/31(Mon) 0:49:23

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 夜川 鷗助


「雑司ヶ谷 累は俺!俺俺俺俺〜!!!」


うるさい。この自称神が騒ぎ始めた辺りで
かわいそうな子どもの手はスン…と引っ込んでしまった。

「あれ?もしかしてこれ俺ちょっかい掛けられるとこだった?
 神でよかったのかよくなかったのかわかんなくてウケる。
 まあ神も悪魔も人間が勝手に呼んでるだけだと思うけどね?」

ものすごく身も蓋もない。
宗教観によっては他教の神が悪魔で悪魔が神なのは、わりとそう。
人間の勝手な区分分けに付き合わされる神の身になってほしいね。

「んで便宜上かもだけどそうやって悪魔って言い方する辺り
 若干人間くさいな〜って思うわけなんだけど。
 でも正直なとこ鷗助ちゃんと彗ちゃんってさあ?
 俺的にはどっちも人間だった方がびっくりなんだよね。
 単純に鷗助ちゃんが人間ごっこ上手いだけかもだし〜?

 けど結局のとこ俺って人間にあんま理解無いからさあ〜
 もうなんかよくわかんないんだよね?
 人間だろうと俺達よりとんでもない事する奴も
 たまーに居るしさあ〜」

べらべらと思考をそのまま口に出した末に思考放棄した。
深く考えるのはお好きでないらしい。授業サボるくらいだし。
(-267) unforg00 2022/01/31(Mon) 1:22:47

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 無彩 戸森 夢彩


「え?火遊び?山火事はマジでヤバいよ」

雑絡みには雑返事。
ナチュラルにお外で火遊び(物理)する事になってる。
冬だしよく燃えるだろうなあ。

「ここは一つ穏便に死体遺棄ごっことかにしとこうぜ?
 俺埋める役するからさ…」

平然と、人を埋められる役にしようとしてる。
(-273) unforg00 2022/01/31(Mon) 1:38:45

【独】 悪々戯 雑司ヶ谷 累

/*
おい!バカどもが 秘話が返した先から増殖するんだが!?
(-282) unforg00 2022/01/31(Mon) 2:13:32

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘


「え?全身に雪を?
 内臓全部抜いて代わりに雪詰めるって事?
 意外とエグい事言うね彰弘ちゃん。俺もドン引き」

違う、そうじゃない。
発想の根幹が深夜枠の生き物なのはまったくもってそう。
人の心は上げて落とした方が効果的なのもよく知っています。
だから変身シーンの間は攻撃しないんだね。

と、いうよりも。
(-293) unforg00 2022/01/31(Mon) 2:41:23

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘


「ンッフフフ……
フ、フフッ
 
いや…

 あれマジで言って 
たん
 フッフフ、
アハハハハハ!!!!


単に指差して笑ってるだけだった。

「はあ〜一生分笑ったな。一生もクソも無いけど。
 あっそうだ。あーあ乱暴されてかわいそうにな〜カサネ〜。
 子供殴る魔法少女って正義の味方的にどうなんだ〜?」

あなたの痴態を一頻り笑い終えた後。
取って付けたように心にも無い憐憫を向けたのは。
カサネ、と呼び掛けた先は、手が引っ込んで行った辺り。
形ばかりのそれは結局すぐに「まあいいや」と切り上げられて。

「んでそんだけ?
 別にあれ俺のじゃないから俺には何もダメージないよ?
 やり返してくれとは言われてるけどね?
 そんなとこでじっとしてていいわけ〜?」

先ほどあなたを掴んだ冷たい手は。
雑司ヶ谷 累を名乗る何かのものではない。
神の気まぐれで連れ去られ引き込まれた人間達の手だ。
それは生白く冷たい、子どもの手だった。


「それとももう好きにして良いってこと?」

そして、気付けば愉悦の声は存外にすぐ近くから降っていた。
あなたが声に気付いて顔を上げれば、それはすぐ目の前に居る。
(-294) unforg00 2022/01/31(Mon) 2:41:55

【秘】 悪々戯 雑司ヶ谷 累 → 3年 偉智 要


「へえ?別によそでもいくらでも会えるけどね?
 俺のとこ来てくれるんなら嬉しくなって連れ去っちゃうかも?
 沢山引き込んだ方がカサネも他の奴も喜ぶし?」

今はそう、本当にただの人間のようにそこにある。
けれど得てして神というものは気まぐれなもの。
その上人間とは異なる価値観を持っている。
だからいつあなた達に害を及ぼすかなんて予測できはしない。

「冗談だと思ってくれてもいいけどさ?
 俺はやる時はやるよ。だって
そういうものだから

 これも『生きて帰さない』の内に入る感じ?入るよなあ〜」

けらけら笑って平然とそんな事をのたまった。

今は取って食いやしないけど、気まぐれ次第で帰さない事もある。
きっとあたたかいばかりでもない生き物だ。
そういう存在だ。そういう生き物だ。
だから付き合い方はもう少し考えた方がいいのかも。

「運悪くこういうのに出会すからどんな事情があったって
 こんな時間には出歩かない方がいいのさあ。
 ご存知の通りこの時間帯って俺達の時間だからさあ?」

「ま、どうしても出歩かなきゃならないってなら?
 次からは菓子の一つでも持ち歩く事をおすすめするね。
 案外俺達って餌付けできちゃうもんだからな〜」
(-299) unforg00 2022/01/31(Mon) 3:37:47