人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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視点:


【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いやぁ、ほんと素敵だったね。
 あたしに録画録音機能とかあればなぁ。
 こんど搭載してもらおうかな。
 死ぬかと思うギリギリを見極めるために、
 バイタルも取れるようにして──」

ものすごく開き直っている。


「とにかくありがとう、咲花ちゃん。
 とってもたくさんお勉強できたよ。
 ──だいじょうぶ?」

やっと心配が出た。
(-260) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:22:33

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「──」

ぼんやりと話を聞いていた。
今の自分にとっては、
想像もつかない世界のお話だ。

「──すごいなぁ、凛乃さん。
 あたし、全然わかんないや。
 いろんなこと、勉強していかなきゃな──」
(102) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:27:04
水銀 莉桜は、ちらりと早乙女 咲花を見た。
(a42) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:28:31

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「え────


さぁ、と表情が青ざめます。
いいえ、顔色なんてひとつも変わっていません。
だって、そんなことはできないのだから。


慌てて身体を覆い隠して、
視線を彷徨わせます。

「えと──あの──
 あたし──その、  た、
 体温とか──  変わりづら、くて──」

途切れ途切れになることば。
呼吸が早くなって、
いや。
そう見せているだけだ。
それは、ただの『間』でしかない。

水銀莉桜は呼吸をしていない。


「──あ、」

硝子玉のような瞳が。

翡翠色の硝子玉が。


すがるように、あなたを見つめる。
(-264) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:37:10

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「えぇー、折角お友だちになれたのに」

にたぁ。
お友だちに向ける表情ではありません。

「──でも、うん。
 ちょっぴり勇気付けられたのは本当。
 ひょっとしたら──なんて、
 夢物語を描ける程度にはね。

 ありがとう、咲花ちゃん」
(-266) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:50:49
調律 水銀 莉桜は、メモを貼った。
(a47) Rindo17 2022/02/02(Wed) 18:41:38

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「あとは──あたし次第、か」

きゅ、と唇を結ぶ。
莉桜が自身の秘密を明かされるのを
ひどく恐れていることは、
恐らく今回の参加者には
周知の事実だろう。

偶然というべきか、あなたには受け入れられたが、
次もうまくいく保障はない。

「──うん。
 ありがとう、咲花ちゃん。
 また、相談とかするかも。
 その時は、よろしくね」
(-301) Rindo17 2022/02/02(Wed) 19:03:00

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「ぅ、──あ、」

抵抗などできるはずもない。
ただ柔く抱きしめられて。
その肢体は、どうしようもないほどに
人と変わりなく、ほのかに温かかった。
ただ、お風呂上りだとは思えないほど、
その体温が一定であるだけだ。

「──凛乃さん、あたし、」

もう、きっと分かられているというのに。
それでも、言葉が出ない。

「──ごめん、ごめん、ね。
 あたし、──凛乃さんには、
 ちゃんと、ちゃんと話すから。
 きっと、あたしの言葉で、伝えるから──」


「──今だけ、もうちょっと、このままで──」
(-302) Rindo17 2022/02/02(Wed) 19:05:32

【置】 調律 水銀 莉桜

(あれ──)

女子会のさなかに、何かしらの用事で部屋を抜け出して。
その旋律を、聞きました。

(──偉智、さん?
 ピアノ、弾けたんだ)

そうっと、そうっと、
邪魔をしないように、ちらりと覗き込んで。

(──すてきな音色)

「─ああ、いいな。いいな。
 やっぱり、──いいな。
 
 あたしと違って、」


つぶやいて、その場を離れました。
外の空気を感じたい気分でした。
(L11) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:29:04
公開: 2022/02/02(Wed) 20:30:00

【置】 調律 水銀 莉桜

バルコニーで星を見上げます。
ちかちかと瞬くきれいな夜空。

思い起こす、先刻の音色。

「──やっぱり、いいな。
 あたしと違って、」



「ただの再生じゃない、音は」



大きく溜息を吐くしぐさをして。
その息はこれっぽっちも白くない。


いいや。



水銀莉桜は、呼吸をしていない。
(L12) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:31:27
公開: 2022/02/02(Wed) 20:55:00

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん」


呼吸を整える──ようなしぐさ。

「──泣きたいって、こんなきもちなんだろうな。
 あたし、涙、出ないから、──」


ぽつりと、
雨しずくのように零した言葉は、
きっと、少女の本音で。

ややあって、身を離す。

「──ありがと、凛乃さん。
 あたし、きっと、勇気を出すから。
 だから、もうちょっとだけ──待っててね──」

淡い微笑み。
その瞳は無機質でも、
確かに宿っているものがある。
そうしてきっと、夜は更けて、

そんな小さな決意すら、戯れに砕かれるのだろう。
(-326) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:46:02