人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


【秘】 内緒の恋 アイシャ → 灯屋 レイ

その光景を見るまでは、この街にいられたら良いなと思うのです。きっとすごく幻想的なはずですから。

「彼女の嫉妬も、正しく想いの形だったはずなのです。
 行き過ぎなければ、報われなくとも……」

少しだけ寂しくて、それでも彼女の抱いた想いが甘い香りとなったのでしょう。

「さて、あまり長居するのも良くないのです。
 また明日、酒場にお花を持っていくのです。暫くは造花の提供になるとは思うのですけれど」

椅子から降りて、一度頭を下げてから扉の方へ向かうでしょう。
しかし部屋を出る直前、貴方を振り返り。

「……レイ様、
アイシャわたしは、クリティになると思いますか?それとも、アポロンに想いを注がれる王女になれるでしょうか
(-295) otomizu 2021/12/18(Sat) 18:02:50

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「きっと一度でも振り向いてもらいたかったのでしょう。
……そのままでは、いられなかったのでしょうね」

貴女の言葉にこくりと頷いて、扉を開けようと席を立つ。
そして、再び視線を向けた貴女を見下ろした。

「―――
貴女は、貴女アイシャです


はっきりと、言い切る。

クリティ愛に殉じた精霊でも太陽に見つめられた乙女想われ妬まれた王女でもない。

アイシャ良き生を送る者
ヘリオトロープにまつわる話に出てくる女性はどちらも悲劇的です。
貴女はどちらにもならなくていい」

自分がこの小さい手を取るなら。
簡単にめでたしめでたしを得られただろうか。

「……私は貴女の幸福を祈ります。
 そして、良き隣人でいられる事を祈ります」
(-314) sym 2021/12/18(Sat) 20:04:52

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット

痛み止めがまだ少し効果を残していたのか、注射の痛みはほとんど感じません。
傷口の痛みに紛れてしまっているのかもしれないですけれど。

「それはちょっと、分かるような気がするのです。
 どうしても、下に見てくるような人は……いるもの、なのですよ」

女だから、子供だから、異種族だから。
何かと理由をつけて、邪魔をする人は出るもので。

「……私が、シュゼット様のお力に?
 この街に来たばかりの時は、必死で……そんな風に思われていたなんて、知らなかったのです。
 少ししたころには、シュゼット様は…もう、しっかりしておられましたから」

麻酔でぼんやりするけれど、掛けられる言葉に 少しだけ緩んだ空気を纏います。
(-315) otomizu 2021/12/18(Sat) 20:07:00

【秘】 私の太陽 アイシャ → 灯屋 レイ

「はい、きっと」

そうして、少女は貴方の答えを静かに聞いていました。
その顔はかすかな笑みを浮かべて。

「……私はきっと、どちらにもそぐわない。
 幸せな人生を歩んできたわけでも、信じてきたわけでもなくて。
 
 太陽ひかりに惹かれた ただの女なのです。

ですから―――太陽がどこかに行ってしまうまでは、想うことを許してほしいのです」

手を取ってもらえることは、初めから期待してなどいないのです。
アイシャは、拒絶されないのなら。
それはちょっとだけ苦しいことかもしれないけれど。

ほんの少し眉を下げるだけで済むのです。

少女はぺこりともう一度頭を下げて、今度こそお部屋を後にすることでしょう。
(-318) otomizu 2021/12/18(Sat) 20:20:23
アイシャは、それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。
(c74) otomizu 2021/12/18(Sat) 20:21:25

【独】 羽無し妖精 アイシャ

恋なのか吊橋効果なのか。
経験のない少女には判断がつかないけれど。

明日の花は、きっとミモザ。
(-322) otomizu 2021/12/18(Sat) 20:36:17

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「……貴女が信じなくても、私が信じます。
そしてそれは、わざわざ許す事でもありません」

突き放したのはこちらだ。
いつものように。いつものように。
灯りの消えたカンテラを背に、
これは貴女を見下ろしている。

「……」

唇を開きかけて、何も言えないまま閉じて。
貴女の背を見送ったでしょう。
(-326) sym 2021/12/18(Sat) 20:46:58
アイシャは、きっと大道芸をいつもの席から見ていました。
(c75) otomizu 2021/12/18(Sat) 20:52:53